あらすじ
シャルル=アルボー率いるベルトラム王国騎士団からの追っ手がかかるクリスティーナ王女一行を、ロダニアまで護衛することになったリオ。一騎当千の力を持つサラたちの協力もあり、一行は順調に追跡者たちから距離を稼いでいく。そんな中、クリスティーナは過去の自分を振り返りながら、正体を隠すリオに対して謝ることも出来ず、密かに胸を痛めていた。一方、リオたちをシャルルとは別経由で追うレイスは手駒を動かしながら、確実に包囲網を敷くべく謀略を巡らせていく――。
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[2021年10月読了・再読]
前巻でのレイスの発言、ハルトがリオである事を疑いようが無くなった際の反応が、クリスティーナ第一王女とフローラ第二王女とでほぼ同じなんですね。
その上クリスティーナはリオに対して強い罪悪感はありつつ、立場的に意思表明も出来ず、でも料理の際には妙に距離が近かったり…。
ロダニアへの逃走劇、レイスの介入さえ無ければスムーズに行きそうでしたが…。
勇者・瑠衣が何を考えて、王の剣アルフレッドと共にシャルルに従ったのか…。
クリスティーナの後悔は、余程の先見の妙が無いと回避は困難だった気も…。
ところで、国軍を国境近くまで旅団規模で展開したシャルル、それを打ち払ったアマカワ卿、ガルアーク王国側からの見え方は相当違ったモノになるのでしょう…。
最高
レイスの悪巧みが働いた展開が多く、あわやという場面が多い巻でした。
オーフィアやセリアの危機に、感情に怒りを乗せて、ぶつかっていくリオのなんとカッコイイことか!
アルフレッドやルイを退け、五千の騎士を物ともしないリオの無双ぶりには今後も期待します。
ついに復讐の時間がやってくる…
取材不足?
敵がどうやって軍隊を主人公の目的地に先回りしているのかなどの描写がありません。
ご都合主義的な主人公の凡ミスも多いです。
専門知識が必要なの部分で取材して欲しかったです。