「ドラゴンころし」という大剣を持つ「黒の剣士」ガッツの壮大なる冒険。連載期間は30年を越え、アニメ化も何度もされているダークファンタジーの超大作です。
夜になるとあらゆる魔物や霊に命を狙われる宿命にあるガッツ、恐ろしい惨劇に襲われ、心を閉ざした最愛の女性キャスカ、そして、神々しいまでの美しさとカリスマ性を持った旧友にして最大の敵グリフィス。その3人が中心となって、騎士ありエルフあり魔女あり怪物ありというファンタジーの王道を描きながら、唯一無二の重厚な世界観で濃密な人間ドラマが展開します。
苦しみを背負いながらの闘いが続くシリアスな作品ですが、時折差しはさまれるコミカルなシーンも大きな魅力です。
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匿名
傷つき絶望するグリフィスやガッツやみんな、しかも魔王とか贄とかでグリフィスまで喰われてしまうしもう話についていけないくらいです。
Posted by ブクログ
6~12巻再読
遂に触が始まった…「大いなる祝福の刻!彼なりし亜の刻、亜なりし彼の地へよくぞ集った、人の造りし神ならざる神の子羊達よ!」作者がこの一編を描くために、悪魔に、いやゴッドハンドに魂を売っていたとしても、僕は全く不思議に思わない。
圧倒的、とにかく圧倒的。ゴヤ、ボス、ブリューゲルらが夢見た、悪夢に見た、暗黒妄想の世界が、それら史上の偉人らの作品を超えるクオリティで現代に現出している。魔女っ子編までは将に、最強。