【感想・ネタバレ】十五の花板 小料理のどか屋 人情帖27のレビュー

あらすじ

上野黒門町の紅葉屋。茄子紺の作務衣の千吉、新装の見世で花板に!

女将は元味比べの女料理人。品川の店を潰され今の地に。
跡取りの丈吉はまだ十歳で修業中、行く行くは花板に。田楽と蒲焼きの店では……。

武士を捨て料理人となった磯貝徳右衛門は、神田横山町の旅籠付き小料理のどか屋の主。時吉と名を替え、おちよとの間にできた息子千吉は十五歳になった。祖父長吉の許で修業をしていた千吉に、縁あって“花板”の仕事が舞いこんだ。品川宿で田楽と蒲焼きの店を地攻めにあって潰された紅葉屋が、上野黒門町で再興できたのだ。跡取りが十歳のため、つなぎの花板の役が来たのだ。

* 本書に登場する小料理 *
・茸の炊き込みご飯 ・南瓜の印籠煮
・蛸大根 ・しめ鯖の辛子和え
・白魚と三つ葉のかき揚げ ・鮎の背越し
・鯛飯 ・銭鰹 ・山独活の三種漬け
・寒鰤の串焼き ・黒豆の長老喜添え

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福来たる。

のどか屋に関わる皆に、福が来る。子供を授かり、店に常連が増え、新しい料理が生まれる。一枚板に座って、美味しい酒と肴で一杯。仲間に入れて貰いたいねぇ。

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2021年05月03日

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