飯田泰之のレビュー一覧

  • NHKラジオビジネス塾 日本がわかる経済学
    ビジネスをする、始めるという視点で景気の動きなどを解説するマクロ経済の本だった。
    起業したい人には内容が一般的過ぎるかもしれない。経済ニュースをより理解できるようになりたい、という方にもおすすめだと思う。
    財政政策の例として定額給付金の目的や効果の話があり、コロナの給付金を正しく使おうと思った。
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  • ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策のつくり方
    学んだこと。

    経済政策の三つの分野。
    経済成長政策、安定化政策、再配分政策。

    創造的破壊の理論は、一国の経済ではなく、特定の産業分野に体して有効である。

    日本の年金制度は再配分政策になっていない。

    電力の上下分離は、成長政策である。
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    意欲的な対談集。

    個人的には、内容というよりも、
    やったことに意義ありと感じる。

    赤木智弘氏、湯浅誠氏の反応が一々興味深い。

    ともあれ、がんばっている若手の存在に刺激を受ける。
  • 地域再生の失敗学
    タイトル通り失敗から学ぶ内容。対談を中心に本来ならこうすべきなのにという話が展開される。批判に終始したり、具体性に欠ける理想論になったりしそうなテーマであるが、経済学者の一歩引いた視点があることで首肯しやすい。最後を締めくくる千葉市長 熊谷氏との対談は自分の住む地域に置き換えて考える示唆を与えてくれ...続きを読む
  • 新版 ダメな議論
    とても単純な5つのルールで、最近の政策形成のダメなところや、「国民的議論」が必要な題材でドタバタがいる理由に、説明がつきます。

    ・定義の誤解・失敗はないか
    「日本は環境対策先進国である」とか。

    ・単純なデータ観察で、否定されないか。
    「ある都市のここ数年の同じ時期の気温」とか。

    ・無内容または...続きを読む
  • 思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント
    経済に近い問題の解決のために使う技術を一つづつ紹介する本
    いろんなポイントが述べられているからこれらを意識しておくと良い。
    ひとつひとつは簡単で知ってることだけど、いざ使おうとすると抜けが出ててそこが弱点になることが多いから、こういう本で体系的に身に着けておきたい。

    ゼロからの発想は、基本が十二分...続きを読む
  • 地域再生の失敗学
    奇跡のようなまちづくりだけではなく、失敗したまちづくりもたくさんある。
    その失敗の理由や、目指すべきビジョン・方法論を様々な分野の専門家が語り合い深める。現実的で、夢のない話も多いが、勉強になる一冊
  • ダメな議論――論理思考で見抜く
    論理的におかしい、内容のない議論は結構多い。政治の世界の議論はほとんどが突っ込みどころ満載だ。会社で行われている会議も結構当てはまる。本書では、そうした「ダメな議論」を解説し、それを見抜くためのチェックポイントを紹介している。また、後半では、実際に「ダメな議論」を挙げ、そのどこがどうダメなのか解説し...続きを読む
  • もうダマされないための「科学」講義
    5人の科学者、サイエンスライターがそれぞれの立場から「科学」について語ります。
    これを読んだから騙されないようにはならないですが、近年の「科学」周辺のトピックや考え方に触れる事ができて、面白く読めました。

    それぞれ、印象に残ったことを覚書。

    1.科学と科学でないもの(菊池誠)
    ・疫学的思考の重要...続きを読む
  • 世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで
    日本の経済の苦境をわかりやすく解説してくれる本。2010年の書だが、現在でも通用する。この本でも提唱する、財政、金融政策がようやく日銀によって実施されているのだから。

    注目点
    ・自分で考える力を身につけるには、論理的に整理し、理解し、適切なアクションを取る。
    ・ネットに時間を費やす人は機会費用の低...続きを読む
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    若干刊行から時が立ってしまったが、今だに現状把握になくてはならない一冊。貧困側と経済学者とのまともな対談は期待してもなかなか実のあるものにはしにくそうだが、コーディネーターの手腕か、うまく噛み合っている。

    以下注目点
    ・70年代のはじめに先進国のキャッチアップが終わりと地方の余剰労働力の供給が途絶...続きを読む
  • 歴史が教えるマネーの理論
    貨幣の存在は経済活動の当たり前の前提になりすぎていて、その本質について考察するのは経済学の素人からすると言語を使って言語を考察するような難しさがある。そこで本書のように、今とは貨幣を取り巻く状況や性質が異なる歴史上の事件を使って経済について考えるのは面白い。

    本筋からは外れるのだが、現代のような継...続きを読む
  • 経済ってこうなってるんだ教室
    小学校の算数と国語の力があればわかる、という触れ込み通り、一つ一つの説明は、とてもわかりやすい。

    しかし、経済・金融に疎い僕にとっては、それを頭の中に収納していくことが本当に大変。というか、理解するまでは至らなかった。

    じっくり時間をかけて、理解したいと思う。
  • 日本を変える「知」~「21世紀の教養」を身に付ける~
    献本PRで当選し、頂いたもの。,,これはセミナーの議事録に近い。そのセミナーに参加しているような感覚でスイスイ読み進められる。ただ、専門用語がわからない…。普段なじみのない分野だからだろう。一番おもしろかったのは教育の話。
  • 思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント
    久し振りに読み応えのある本に当たりました。
    経済学での考え方を日常でも使ってみましょう、ということで、言っていることは当たり前なのですが、今まで知らなかった経済用語がたくさんあって、まだまだ勉強不足だなぁと痛感させられました。
    特に目から鱗という内容があったわけではないのですが、要所要所で『なるほど...続きを読む
  • 地域再生の失敗学
    結構前に読んだので内容はうる覚えだが、なんにせよ中央集権的な国家体制のまま地域を再生するのは無理筋、ということがよく分かる本だと思う。
    補助金の裏負担ができず、破綻という話しが大変具体的。
    地方自治体で仕事をしていてもこれはとても実感する。
  • 地域再生の失敗学
    飯田泰之氏のファシリテートが適切で、対談者から多面的な視点での「地域再生」へのヒントが開陳されています。“失敗”の例示も「ゆるキャラ」や「B級グルメ」等を題材にせず、政策・施策ベースの検証・論考を行っているところが大いに参考になりました。
  • ダメな議論――論理思考で見抜く
     苦手な議論の追い方、やり方について技を得るべく読む。5つの視点は有効そうだ。定義づけ、今何を話しているのか?への注意、等基本ながらつい外す点を、丁寧に記していた。
  • 地域再生の失敗学
    過去のばらまき的な地方再生術がなんでうまくいかないのか、と言うことが書いてあり、うまくいくにはこんなアイデアがあるよ、という事が丁寧に書いてある本。著者が複数で視点も多岐にわたり、海外の都市との連携が必要だという話や、人が集まって知恵を出し合うカフェがあると良い等々、具体的なアイデアがたくさん書いて...続きを読む
  • 地域再生の失敗学
    序盤は辛口な批判が続いて読んでて不快でしたが、辛口なのは最初だけで、全体的には良書に感じました。
    普通は成功事例とかを載せて、『ウチはこのやり方で成功しました!他の地域の皆さんも是非試してみて!』みたいな喧伝が一般的ですが、本書は逆のアプローチで、今までのまちづくりの失敗から今後にどう活かすべきかを...続きを読む