飯田泰之のレビュー一覧

  • 地域再生の失敗学

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    マクロ経済学の専門家が、今注目を浴びる5人の事業家・研究者・政治家たちと地域再生について徹底討論したものをまとめた本。各章、基本的に対談相手の講義を受けた後、対談に入るというスタイルになっている。

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    2022年02月27日
  • 地域再生の失敗学

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    いつもラジオで聴いている飯田泰之さんの本。サラッとした話しぶりが好感持てたが、この本もそう。
    地域活性化というワードが経済面と福祉面がごっちゃになっている。分けて考える。
    東京の劣化コピーでは無く、そこでしかないものを求めていく。
    限界集落に、消滅しかない のではなく、集団移転も含めた選択肢を提示し対話していく

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    2021年07月04日
  • 経済学講義

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    ミクロ
    とても分かりやすく初学者にもスッと入ってくる。
    個人的に頭の整理に丁度良かった。
    マクロ
    少し飲み込み辛かった。自分のマクロに対する理解が及んでいないという認識にもなった。再度復習。
    統計学
    基礎的な内容を説明してくれていてわかりやすい。
    ただ理解を深めるには他の書籍を読む必要がある。

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    2020年08月06日
  • 経済ってこうなってるんだ教室

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    小学生の算数と国語の力があればわかる金融・経済の超入門書!と謳っているだけにとても分かりやすく説明されていた。
    金融業界に勤めながら経済新聞を読んでも表面的な事しか理解が出来ていないことに反省し、まずは基本レベルを理解し経済の仕組みが分かれば市場を先読みしお客様にお役立て出来る事が増えると考え読んでみました。

    経済の教科書に載っていたあの言葉の意味はそう言う事だったのねと!といくつも理解が進んだ気がします!なるほど経済は面白い!!

    完全に腹入りするまで何度も読み返したいと思います。そして、定期的にこの解説レベルで(笑)時事情報を更新した関連本を出して欲しいです‼️

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    2020年07月24日
  • NHKラジオビジネス塾 日本がわかる経済学

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    ビジネスをする、始めるという視点で景気の動きなどを解説するマクロ経済の本だった。
    起業したい人には内容が一般的過ぎるかもしれない。経済ニュースをより理解できるようになりたい、という方にもおすすめだと思う。
    財政政策の例として定額給付金の目的や効果の話があり、コロナの給付金を正しく使おうと思った。
    ミクロ経済についての姉妹本(思考をみがく経済学)もあり、そちらが前著だったので読んでみたい。

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    2020年06月22日
  • ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策のつくり方

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    学んだこと。

    経済政策の三つの分野。
    経済成長政策、安定化政策、再配分政策。

    創造的破壊の理論は、一国の経済ではなく、特定の産業分野に体して有効である。

    日本の年金制度は再配分政策になっていない。

    電力の上下分離は、成長政策である。

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    2020年04月03日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    意欲的な対談集。

    個人的には、内容というよりも、
    やったことに意義ありと感じる。

    赤木智弘氏、湯浅誠氏の反応が一々興味深い。

    ともあれ、がんばっている若手の存在に刺激を受ける。

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    2020年04月03日
  • 地域再生の失敗学

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    タイトル通り失敗から学ぶ内容。対談を中心に本来ならこうすべきなのにという話が展開される。批判に終始したり、具体性に欠ける理想論になったりしそうなテーマであるが、経済学者の一歩引いた視点があることで首肯しやすい。最後を締めくくる千葉市長 熊谷氏との対談は自分の住む地域に置き換えて考える示唆を与えてくれる。

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    2019年12月01日
  • 新版 ダメな議論

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    とても単純な5つのルールで、最近の政策形成のダメなところや、「国民的議論」が必要な題材でドタバタがいる理由に、説明がつきます。

    ・定義の誤解・失敗はないか
    「日本は環境対策先進国である」とか。

    ・単純なデータ観察で、否定されないか。
    「ある都市のここ数年の同じ時期の気温」とか。

    ・無内容または反証不可能な言説
    「メリハリのある予算編成」とか。

    ・比喩と例話で構成された主張
    「プレムアムフライデーでちょっと豊かな週末を」とか。

    ・難解な理論の不安定な結論
    「小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」とか。

    自分の身の回りで、自分でパワーをもっ

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    2019年11月09日
  • 思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント

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    経済に近い問題の解決のために使う技術を一つづつ紹介する本
    いろんなポイントが述べられているからこれらを意識しておくと良い。
    ひとつひとつは簡単で知ってることだけど、いざ使おうとすると抜けが出ててそこが弱点になることが多いから、こういう本で体系的に身に着けておきたい。

    ゼロからの発想は、基本が十二分に身についてからで良い。
    物事を多面的に考えるためにまず、一面だけを観察して個別的に判断する

    否定できない主張は意味がない。
    権限が強い管理職:オープンシステム、権限が弱い管理職:クローズドシステム
    演繹法:正しさを保証→情報の整理、帰納法:新しい発見の可能性→志向の前提探索
    必要条件を重ねて、十

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    2019年04月21日
  • 地域再生の失敗学

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    奇跡のようなまちづくりだけではなく、失敗したまちづくりもたくさんある。
    その失敗の理由や、目指すべきビジョン・方法論を様々な分野の専門家が語り合い深める。現実的で、夢のない話も多いが、勉強になる一冊

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    2019年02月02日
  • ダメな議論――論理思考で見抜く

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    論理的におかしい、内容のない議論は結構多い。政治の世界の議論はほとんどが突っ込みどころ満載だ。会社で行われている会議も結構当てはまる。本書では、そうした「ダメな議論」を解説し、それを見抜くためのチェックポイントを紹介している。また、後半では、実際に「ダメな議論」を挙げ、そのどこがどうダメなのか解説している。

    「議論」というと複数の論者がそれぞれの考えを述べ、論じ合うというイメージがあるが、本書で扱っている「議論」はむしろ「論説」に近い。

    自分が詳しい分野についての論説であれば、自然とおかしなところに気がつくが、専門外だったり知らない話だとそうもいかない。そうした場合に5つのチェックポイント

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    2019年01月03日
  • もうダマされないための「科学」講義

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    5人の科学者、サイエンスライターがそれぞれの立場から「科学」について語ります。
    これを読んだから騙されないようにはならないですが、近年の「科学」周辺のトピックや考え方に触れる事ができて、面白く読めました。

    それぞれ、印象に残ったことを覚書。

    1.科学と科学でないもの(菊池誠)
    ・疫学的思考の重要さ。
    例えば、「やった・やらない」「効果あり・効果なし」をクロスさせた場合、「やらない」×「効果なし」が、見落とされがち。
    ・道徳を決めるのは、物質の性質ではない。歴史や文化。

    2.科学の拡大と科学哲学の使い道(伊勢田哲治)
    ・科学はモード1からモード2へと移り変わつつある。環境学、情報学など。

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    2018年12月21日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    若干刊行から時が立ってしまったが、今だに現状把握になくてはならない一冊。貧困側と経済学者とのまともな対談は期待してもなかなか実のあるものにはしにくそうだが、コーディネーターの手腕か、うまく噛み合っている。

    以下注目点
    ・70年代のはじめに先進国のキャッチアップが終わりと地方の余剰労働力の供給が途絶えた。
    ・好景気になるとダメな企業が淘汰される。高給が出せる優秀な企業に人を取られてしまうから。

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    2018年11月12日
  • 世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで

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    日本の経済の苦境をわかりやすく解説してくれる本。2010年の書だが、現在でも通用する。この本でも提唱する、財政、金融政策がようやく日銀によって実施されているのだから。

    注目点
    ・自分で考える力を身につけるには、論理的に整理し、理解し、適切なアクションを取る。
    ・ネットに時間を費やす人は機会費用の低い人。バカだからではない。
    ・サンクコストは無視しなければならない。
    ・比較優位説は世界の生産力が最大になるという考えに立つ。
    ・バカな人に見える人は、あなたにとって、最高の交換相手。
    ・経営学は競争は悪い→企業の利潤を最大。経済学は競争はいい→社会全体の満足度の合計を最大にする。
    ・社会全体の満足

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    2018年11月12日
  • 歴史が教えるマネーの理論

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    貨幣の存在は経済活動の当たり前の前提になりすぎていて、その本質について考察するのは経済学の素人からすると言語を使って言語を考察するような難しさがある。そこで本書のように、今とは貨幣を取り巻く状況や性質が異なる歴史上の事件を使って経済について考えるのは面白い。

    本筋からは外れるのだが、現代のような継続的なインフレーションは歴史の中では例外的な局面であると言うのは興味深い。本書では経済成長論には触れられていないが、適切な水準での成長通貨の供給ということから、経済成長そのものと密接に関連しているのだろう。

    著者は、消費や投資のニーズがあるところへ資金が供給されやすくなるインフレに好意的である。

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    2018年11月05日
  • 経済ってこうなってるんだ教室

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    小学校の算数と国語の力があればわかる、という触れ込み通り、一つ一つの説明は、とてもわかりやすい。

    しかし、経済・金融に疎い僕にとっては、それを頭の中に収納していくことが本当に大変。というか、理解するまでは至らなかった。

    じっくり時間をかけて、理解したいと思う。

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    2018年10月14日
  • 日本を変える「知」~「21世紀の教養」を身に付ける~

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    献本PRで当選し、頂いたもの。,,これはセミナーの議事録に近い。そのセミナーに参加しているような感覚でスイスイ読み進められる。ただ、専門用語がわからない…。普段なじみのない分野だからだろう。一番おもしろかったのは教育の話。

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    2018年10月11日
  • 思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント

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    久し振りに読み応えのある本に当たりました。
    経済学での考え方を日常でも使ってみましょう、ということで、言っていることは当たり前なのですが、今まで知らなかった経済用語がたくさんあって、まだまだ勉強不足だなぁと痛感させられました。
    特に目から鱗という内容があったわけではないのですが、要所要所で『なるほど!』と思わせる部分があったので、手元に置いておいて読み返したいと思う一冊です。
    ラジオで著者のことを知ったのですが、その話し方や考え方が柔軟で多角的だったので、本書を読むのを楽しみにしていましたが、期待を裏切らない内容でした。僕の評価はA+にします。

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    2018年05月01日
  • 地域再生の失敗学

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    結構前に読んだので内容はうる覚えだが、なんにせよ中央集権的な国家体制のまま地域を再生するのは無理筋、ということがよく分かる本だと思う。
    補助金の裏負担ができず、破綻という話しが大変具体的。
    地方自治体で仕事をしていてもこれはとても実感する。

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    2018年03月03日