歴史が教えるマネーの理論

歴史が教えるマネーの理論

1,980円 (税込)

9pt

3.6

経済学は経験科学。だから歴史的な事例で語る! 「マネーと物価」「為替レート」「金融政策」の実証分析を、産業革命・江戸幕府の政策・昭和恐慌などの歴史的エピソードでわかりやすく解説した、読むだけで理論の仕組みや考え方を理解できる画期的な本。

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歴史が教えるマネーの理論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    貨幣の存在は経済活動の当たり前の前提になりすぎていて、その本質について考察するのは経済学の素人からすると言語を使って言語を考察するような難しさがある。そこで本書のように、今とは貨幣を取り巻く状況や性質が異なる歴史上の事件を使って経済について考えるのは面白い。

    本筋からは外れるのだが、現代のような継

    0
    2018年11月05日

    Posted by ブクログ

     カネの意味、モノとカネの関係がなんとなくわかるようになる本。古典的な貨幣数量説があてはまった時代から、新古典派の数量説とその限界を経て、「期待」を重視する動学的な理解へと。マネー理論の進展を、実際のヨーロッパや日本における実例をもとにしていくので、頭に入りやすいし、理解しやすい。
     第1部は、議論

    0
    2014年03月29日

    Posted by ブクログ

    本書には、現代経済学にあっての「期待」ーー将来と現在との対比によってほとんど変わらないのか、あるいは、インフレになっていくだろうという漠然とした予測ーーーーの重要性が歴史的な事象(昭和恐慌、江戸時代の各改革、幕末期の金流出な、第一次大戦後のハイパーインフレ)に照らして論じられる。歴史経済学のおもし

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    昔は金本位制が当たり前だったことから、金本位制を中心とした貨幣の関する話が殆どで、何となく思ってたイメージと違う本だった。

    "悪貨は良貨を駆逐する"という有名な言葉について、本で指摘されている通り自分も間違った意味で覚えていたので目から鱗。

    まあまあ面白かった。

    0
    2022年06月02日

    Posted by ブクログ

    経済理論、その中でもお金(マネー)に関する話を歴史的事例を中心にして解説する本。

    第一部、貨幣数量説の栄光と挫折
    第二部、為替レートの悲劇と喜劇
    第三部、金融政策

    解説は丁寧だし用いられるのが歴史的事例なだけに説得力があるはずなのだが用語などを噛み砕くことは不十分でやや硬い印象。
    体系立てた説明

    0
    2014年07月22日

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