作品一覧

  • 未来を生きるスキル
    3.7
    「社会の変化は感じるが、じゃあどう対応したらいいのか?」どうしようもない不安や不遇感に苛まれている人たちへ。本書は今、伝える「希望論」であり、どのように未来に向かえばいいのかを示す1冊である。
  • <反転>するグローバリゼーション
    4.0
    1巻1,936円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 秩序が無秩序に、平等が排除に。グローバリゼーション論をアナーキズムの思想史から再読解し、裏返っていく世界の実像に迫る21世紀の新しい社会理論。
  • カーニヴァル化する社会
    3.5
    2000年代の若者達のリアルを鮮かに斬る。「やりたいこと」を探し続けるニートたち、自己確認をするデータベースとしての監視社会、そして「ケータイ依存」。これらを支える社会のメカニズムを分析する。
  • SQ “かかわり”の知能指数
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    「IQ(知能指数)」「EQ(こころの知能指数)」から 「SQ(かかわりの知能指数)」の時代へ! ●なぜ、若者たちはお金より人の役に立つ仕事を望むのか? ●なぜ、女性たちは高級外車よりエコカーを“カッコいい”と思うのか? ●なぜ、父親たちは郊外のマイホームより職場の近くに住むことを望むのか? TBSラジオ「文化系トークラジオLife」、NHK「青春リアル」でメインパーソナリティを務め、 若年層の圧倒的支持を集める気鋭の社会学者が10,000人の社会調査データを基に描きだす、 21世紀、日本人の「新しい幸せのかたち」。   ◎   ◎   ◎  少子高齢化、地方の過疎問題、無縁社会など、課題山積のわが国において、これからの社会を考える鍵となるのは「“身近な他者”とのかかわり」である、と著者は説く。 そして本書では「SQ」というキーワードを提唱する。SQとは、「身近な他者への手助けによって、人がどのくらい幸せになるかを表す指数」。 震災後、「絆」という言葉が注目され、また、「袖振り合うも多生の縁」ともいわれるように日本では古来より大事とされてきた人間関係が、 高度経済成長期、ポスト黄金時代を経て、今後どのように変容していくのか――― 「SQが高い人は幸福な人である」 「SQが“いざというときに頼れる人”をつくる」 「クールビズが普及しないのはSQが低いから?」 「SQで考える新しい居住・通勤のかたち」 「SQ的コミュニケーションが地域社会を再編する」 などなど、具体的かつ刺激的な処方箋まで提示しつつ、さまざまなデータや社会事象をあげながら考察していく、提言の書。 特別付録:あなたのSQタイプを診断できる「SQチェックシート」つき。

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  • 日本を変える「知」~「21世紀の教養」を身に付ける~
    4.5
    1巻628円 (税込)
    日本社会を支えてきた諸制度が根底から揺らいでいる。こうした混迷の時代だからこそ、しっかりとした「知」が求められるが、あふれる情報の中、適正な競争のもとで正しい情報が残るのではなく、メディアで露出度の高い者が声高に主張する空疎な意見がまかり通る。そんな危機的な状況の中、我々が生きる社会の現状あるいはその来歴をきちんと理解し、未来への展望を正しく切り開くための「知」を提供することに、本書の使命はある。

ユーザーレビュー

  • カーニヴァル化する社会

    Posted by ブクログ

    「『再魔術化』とは、ひとくちにいえば、非合理なもの、神秘的なものと、私達の生活の結びつきを強化するべきだ、あるいは今現在、そのような結びつきが強化されつつあると考える議論だ」 ー 152ページ

    本書で用いられている「再魔術化」とは若干対象が違うのだけど、このことについて最近よく考えている。

    何かに没頭しようとする(没頭しなければならない)際、そこに至るためになにかの物語を用意しなければいけない。

    たとえば昇進。たとえば社会福祉。たとえば金。たとえば何か。

    このあたりのことはとてもわかりやすくて、非常に近代的な理由付けだ。物語は外に開かれていて誰にでも理解できるし、世間的にも認められてい

    0
    2013年11月25日
  • カーニヴァル化する社会

    Posted by ブクログ

    「なぜ自分探しや自己実現を目指すのか?」という問いを、社会学者が90年代以降の社会および技術から読み解く本。
    たまたま同じ時期に読んだ速水健朗さんの『自分探しが止まらない』とは、同じ文化系トークラジオLifeメンバーということもあってか、ちょうど裏表の関係のような感じ。

    おおざっぱにまとめると
    バブル崩壊で就職しづらくなったし自己分析を通じて意欲や個性やノリをめっちゃ問われるようになったよ

    情報技術の進歩で自分の意欲や個性がデータベース化され場に応じてキャラを変えやすくなったよ

    本当の自分がわからなくなってきた、誰も本当の自分を受け入れてくれない

    よくわからないからカーニヴァル的

    0
    2013年04月25日
  • SQ “かかわり”の知能指数

    Posted by ブクログ

    面白かった。第二章の、ポスト黄金時代の説明にすごく納得できた。第三章の、つくられた地域のまつりが、地元にもあるが、20年やってると根付いた感がある。SQは結構たかかった。貧乏だからかなぁ

    0
    2013年03月11日
  • SQ “かかわり”の知能指数

    Posted by ブクログ

    「かかわり」を通じてコミュニティのありかた、これからの価値観を考えていく本。
    「モノを作ったり消費したりすることによる幸福感はいまの若者にとって魅力的じゃなくなったよ、その代わりに人とのかかわりを基にした幸福感が魅力的にとられているし、そっちのほうが持続可能だよ!」といったところか(大雑把に要約)。

    俺自身がまさにそういう感じで、画一化された消費物より、人間関係から生まれる一回限りのもののほうが好きですね。
    お金で簡単に買えるものにそこまで魅力感じないし、それよりも考え方とかをおたがい共有して何かするほうが楽しいし。

    ただ、自分の周囲を見ているとあながち昭和型の価値観も健在なのかな?と感じ

    0
    2013年03月10日
  • SQ “かかわり”の知能指数

    Posted by ブクログ

    ソーシャルキャピタルかと思って読みましたら、ちょっと違うかった。けど概念は似ているなと思います。
    人と人との関わりについてをIQならぬSQを用いて表現しており、SQが高い人は他人への貢献度や次世代思考などが高い人という風に表現されています。そもそも、これが考えだされたのは、今の時代背景は高度経済成長時代の考え方をそのまま引きずったままズルズル来てしまった日本社会をどうにかできないか、という思いも感じられます。なぜ黒のスーツで就職活動しなければならないのか、エコといってるけど、エコバッグをたくさん持っていたらエコじゃないのでは?などなど結構面白い概念。

    0
    2012年07月23日

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