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「IQ(知能指数)」「EQ(こころの知能指数)」から
「SQ(かかわりの知能指数)」の時代へ!
●なぜ、若者たちはお金より人の役に立つ仕事を望むのか?
●なぜ、女性たちは高級外車よりエコカーを“カッコいい”と思うのか?
●なぜ、父親たちは郊外のマイホームより職場の近くに住むことを望むのか?
TBSラジオ「文化系トークラジオLife」、NHK「青春リアル」でメインパーソナリティを務め、
若年層の圧倒的支持を集める気鋭の社会学者が10,000人の社会調査データを基に描きだす、
21世紀、日本人の「新しい幸せのかたち」。
◎ ◎ ◎
少子高齢化、地方の過疎問題、無縁社会など、課題山積のわが国において、これからの社会を考える鍵となるのは「“身近な他者”とのかかわり」である、と著者は説く。
そして本書では「SQ」というキーワードを提唱する。SQとは、「身近な他者への手助けによって、人がどのくらい幸せになるかを表す指数」。
震災後、「絆」という言葉が注目され、また、「袖振り合うも多生の縁」ともいわれるように日本では古来より大事とされてきた人間関係が、
高度経済成長期、ポスト黄金時代を経て、今後どのように変容していくのか―――
「SQが高い人は幸福な人である」
「SQが“いざというときに頼れる人”をつくる」
「クールビズが普及しないのはSQが低いから?」
「SQで考える新しい居住・通勤のかたち」
「SQ的コミュニケーションが地域社会を再編する」
などなど、具体的かつ刺激的な処方箋まで提示しつつ、さまざまなデータや社会事象をあげながら考察していく、提言の書。
特別付録:あなたのSQタイプを診断できる「SQチェックシート」つき。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「かかわり」を通じてコミュニティのありかた、これからの価値観を考えていく本。
「モノを作ったり消費したりすることによる幸福感はいまの若者にとって魅力的じゃなくなったよ、その代わりに人とのかかわりを基にした幸福感が魅力的にとられているし、そっちのほうが持続可能だよ!」といったところか(大雑把に要約)。
俺自身がまさにそういう感じで、画一化された消費物より、人間関係から生まれる一回限りのもののほうが好きですね。
お金で簡単に買えるものにそこまで魅力感じないし、それよりも考え方とかをおたがい共有して何かするほうが楽しいし。
ただ、自分の周囲を見ているとあながち昭和型の価値観も健在なのかな?と感じることも多いかも。旅行といえばドライブ!って人も少なくないし、記号的にブランド物を消費する人も多いし。
ただ、個人的にここ数年は伝統とか重んじる組織との関わりが強かったし、そのせいってのもあるのかな。
俺自身、「居場所づくり」を当面のテーマと考えているし、こういう考えを起点にして具体的な計画を練っていきたいです。
Posted by ブクログ
ソーシャルキャピタルかと思って読みましたら、ちょっと違うかった。けど概念は似ているなと思います。
人と人との関わりについてをIQならぬSQを用いて表現しており、SQが高い人は他人への貢献度や次世代思考などが高い人という風に表現されています。そもそも、これが考えだされたのは、今の時代背景は高度経済成長時代の考え方をそのまま引きずったままズルズル来てしまった日本社会をどうにかできないか、という思いも感じられます。なぜ黒のスーツで就職活動しなければならないのか、エコといってるけど、エコバッグをたくさん持っていたらエコじゃないのでは?などなど結構面白い概念。
Posted by ブクログ
今SQ(Social Quotient)の考え方が必要なのか、時代と人々の価値観の変遷を通して論じたのちに、どんな社会づくりやまちづくりが今後必要なのかということについて述べている。
最初は個人がどうやって能力を高めるかみたいな話なのかなと勝手に思っていましたが、「かかわりの知能指数」というだけあって、人との協力や家族との関係、コミュニティとの関係などと絡めていたので、とても面白かったと思います。
実は地元が名指しされていたのですが、あんまりその通りのまちづくりはできてないなぁと悲しくなったりもしました。市役所の誰かがこの本を読んでくれることを願いつつ、自分にできることから始めていきたいと思います。
Posted by ブクログ
モノやお金がある程度行き渡った社会では他者への貢献が幸せを生み出す。
こうした幸福感を生み出す他者への貢献とはいったいどのようなものなのか?
について
SQ(SocialQuontient)というtermをコアに丁寧にわかりやすく書かれています。
特に第2章「曲がり角にきたゆたかな社会」では、戦後〜高度成長時代〜ポスト黄金時代の社会の価値観の変遷が簡潔にまとめられています。
自分が生きる時代とはどういうものなのかベースとなる知識であり、学生時代にこういう本が読みたかった。
3章、4章ではSQをキーにしてコミュニティモデルや未来像について書かれるとともに、
社会学の基本思想なんかを踏まえながら見知らぬ他人との協力の大事さなんかが語られています。
震災後人との関わりについて何か思うことのある方にオススメ。
Posted by ブクログ
SQとはSoceial Quotientの略で、幸福度を高めるような他者(=社会)へのかかわりの力を表す指標のこと。知能指数を表すIQのような概念らしい。
9.11以降、世界的に消費社会からSQ型の社会へと移行する動きがある中で、3.11以降、日本においてもその傾向が顕在化してきている。ただ、日本はSQ型の社会構造がまだ整備されておらず、人々の根底にある価値観も追いついていない。そのミスマッチから様々な社会問題が起きていて、このままだと10年後取り返しのつかないことになるからSQがどうして必要なのかを説明します。というのが、この本の雑な概要。
高度成長期からバブル崩壊までの社会構造の変遷を少しクドいほど丁寧に説明しており、このあたりは社会学を学んでいる人には退屈かもしれない。でも、この変遷を過不足なく拾っているからこそ、「SQ、大事だよね」の説得力が増すのであり、最終章での著者の(衝撃の?)告白にも迷いなく頷けるのだろう。
「いい学校」「いい会社」の階級上昇が約束されていたり、モノや消費活動によってアイデンティティの構築が可能だったりした「黄金時代」が崩壊したにもかかわらず、今の日本社会の制度や多くの日本人の価値観が、旧来の「黄金時代」から抜け出せていない。という指摘は、教育や広告に関わる中でひしひしと感じていること。インフラの整備だけでなく、コンテクストの構築にまで言及しているところは、身の引き締まる話でもある。
付録のSQ診断のようなコーナーのイラストが超ステレオタイプ(アニヲタとかセレブ)なのが気になる(俯瞰的なわかりやすさは大事だが、定型からあぶれてしまった人たちまでをカバーするのがSQ型社会が目指すべき到達点ではないの?SQを広める本がステレオタイプのイメージ訴求に追従するのは、浸透しやすい一方で、かつてのエコやロハスのように消費されてしまう危険性もある)が、ぼんやりと抱えていた「SQ的なものって大事だよね」の背景の部分を丁寧にまとめてくれているので、考えるきっかけとして多くの恩恵を受けた一冊。
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ビジネス・実用
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