飯田泰之のレビュー一覧
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初めての経済関連の書籍だった。
対話形式で非常に分かりやすく、簡潔な内容になっていた。
経済政策についても、知らないことが多かったが、状況に合わせた政策があり、今後の報道でどのような視点から読み解くべきかも理解できた。Posted by ブクログ -
読みやすさ、取っつきやすさに関して飯田さんの著作はすばらしい
今作も例外なく、
経済政策や経済について「?→!」に変えてくれる一冊となっている。Posted by ブクログ -
「物事を多方面から観察し、総合的に判断する」ための具体的な方法論は「物事の一面だけを観察し、個別的に判断をする」ことから始まる。問題を把握可能なレベルにまで落とさないと人は「考え始める」ことができない。絞り込みによって初めて意味のある思考が可能になる。
中小企業向けのコンサルタントの方にお話しを...続きを読むPosted by ブクログ -
経済学をベースに、思考するためのフレームワークを教える本。やはり経済学を勉強していないのと新書では薄いのもあり、まだまだ鍛錬が必要だと感じた。
① 「大学はその専門分野の『思考方法』を学ぶためにある」(p6)
大学こそ浮世離れしたことを教えるべきであり、それが現実で最も役立つとして、専門分野か...続きを読むPosted by ブクログ -
■思考
A.実寸大の地図は役に立たない。
問題を自分が処理可能なレベルにまで収縮しないとそもそも理解すらできない。
B.データを集める際には、「何をしたら成功した」「何%の確率で成功した」だけではなく、「しなかった際」の成功率と失敗率も調べる必要があります。
C.無駄の多い進化を遂げた哺乳類の...続きを読むPosted by ブクログ -
「経済学の教科書に書いてあることの土台にある考え方」の本。経済学入門書のお供や、入門書を読む前にもおすすめ。Posted by ブクログ
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経済政策には3つの柱がある。それは「成長政策」「安定化政策」「再分配政策」である。
本を読んで経済政策を学ぶきっかけになりました。Posted by ブクログ -
世の中に多い「ダメな議論」に付き合わされないための方法を紹介している。機械的にチェックできるポイントが5つ紹介されているので引用。
1. 定義の誤解・失敗はないか
2. 無内容または反証不可能な言説
3. 難解な理論の不安定な結論
4. 単純なデータ観察で否定されないか
5. 比喩と例話に支えられ...続きを読むPosted by ブクログ -
定義の誤解・失敗はないか、無内容または反証不可能な言説じゃないか、ということを特に気にしながら文章を読んでいこうと思った。
同時に、自分もこういう当たり障りのない無内容な文章を特段意識することもなく大量生産している気がして、読んでて少し怖くなった。Posted by ブクログ -
経済のことがわかりやすく説明されている。基本を理解させてくれた上で、景気、日本経済、政策等についても解説しているのでわかりやすい。Posted by ブクログ
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これは面白い。
経済学史やマクロ経済学という授業で習うものとは違ったケインズがそこに居る。「市場経済で完全雇用が可能」という前提を否定することからケインズが始まっているというのがよくわかる。
内容的に、(新)古典派を「計算はあっているけれど前提条件が間違ってるからそもそも駄目」と言って切り捨てる感...続きを読むPosted by ブクログ -
これは面白い。
経済学史やマクロ経済学という授業で習うものとは違ったケインズがそこに居る。「市場経済で完全雇用が可能」という前提を否定することからケインズが始まっているというのがよくわかる。
内容的に、(新)古典派を「計算はあっているけれど前提条件が間違ってるからそもそも駄目」と言って切り捨てる感...続きを読むPosted by ブクログ