飯田泰之のレビュー一覧

  • 財政・金融政策の転換点 日本経済の再生プラン
    丁寧に解説してくださってはいますが結構な予備知識が無いと読み通すだけでも超ハードな本だと思います。しかし10回読んででも理解する価値のある内容です。伝統的な金融政策やリフレのみならずピケティやMMTなど近年のキャッチーな話題にも触れており知識の整理にもたいへん役立ちます。素晴らしい
  • NHKラジオビジネス塾 思考をみがく経済学
    経済や経営ってどういった考え方をすればいいのか、同書を読んでやっと気づいた。管理職になる前に出会いたかった。
  • 地域再生の失敗学
    第一章から強烈に耳の痛いことが並べられてたけど、地方は現状維持で緩やかに死に近づいていることに気づかないだけなんだろうな。
    まちおこしイベントの経験が豊富ってのはダイエットの経験が豊富と一緒みたいなもんだな。
  • 地域再生の失敗学

    今後
    町おこしは本当に利益を得られているか
    小さくてもいいからプラスになっているか
    →どこの誰を相手にどうやって稼ぐのか

    動かないのが得、を食い止めるための休眠事業資産への課税
    路地裏からはじめる
    行政の外注主義を見直す
    日本は巨大な内需国家

    住民ができることは自分たちで行う
    5年間で行政コス...続きを読む
  • 日本史に学ぶマネーの論理
    日本の貨幣発行の歴史から、貨幣とはどのようなものかを探求した興味深い一冊です。自分は、日本史に造詣があまり深くないので大まかな日本史としても楽しめました。日本の昔の貨幣は主として通貨発行益を得て、政府・朝廷の財政を潤すための発行が多かったということが、良く分かります。「通貨」とは、貯蓄の手段となり(...続きを読む
  • 地域再生の失敗学

    納得の内容です

    本文より

    こんなに狭い国土に1億人以上住んでいるという国は世界的にも稀有です。自然と調和した暮らしに移行するには人口が多すぎます。それを考えると、秩序ある人口減少は、悪い話ではありません。

    小さな市で働く者として実感をもって納得できました。
  • ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策のつくり方

    わかりやすくオススメです

    「ゼロから学ぶ」と題されてる通りわかりやすいです。先ず幸福の価値観は人それぞれだが、ここではそれは「経済的な幸福度を高める事」であると明確に定義し、「経済的な幸福度を高める事」=「GDPの向上」が経済政策の目標であると位置付ける。
    その為には成長政策・安定化政策・再分配政策の目標を理解し、バランスを...続きを読む
  • 経済ってこうなってるんだ教室
    経済の仕組みがとてもわかりやすく書かれていた。
    特に為替の考え方や金利の仕組みが具体的だった。
    ただ、まだ自分の口で説明できるほどにはなっていないので、読み返して説明ができるようになりたい。

    印象に残った説明
    ・国債について
    債権は、それを買った人から定期的に利息を受け取れて、その上期限がきたら当...続きを読む
  • 経済学講義
    本格的な経済学を学ぶ前に読んでみると良い。と本書にも書かれている通り、初心者にはとても分かり易く、ザックリと経済学がどのように現実に使われているのかが良く理解できます。一つ一つの経済用語はまださらに優しく具体的に書いてある本も存在するので、本書だけでなく色々な本を読むこともお勧めします。
  • 世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで
    たいへんシンプルに必要なことが書いてある。しかし私の理解力はブルくん、ベアくんにおよばないようなので復習させていただきます。
  • もうダマされないための「科学」講義
    科学と疑似科学の違いはなにか。科学とモード2科学。報道による科学のゆがみ。3.11以降の科学Communicationは科学知識の理解から対話へ。トランスサイエンス「科学に問うことはできるが、科学では答えを出せない問題群」の扱い。科学に対する態度を整理してもらった。
  • 地域再生の失敗学
    定期的に地域活性化ネタは仕入れる必要があるかと半ば義務感もありながら手にとった本でしたが、これが非常にためになるものでした。
    特に興味深かったのは、東京大学の林助教が低減する「自主再建型移転」の話で、中山間の限界集落の集団移転についてです。限界集落をどう維持するかについてはどこでも課題になっているわ...続きを読む
  • 経済ってこうなってるんだ教室
    金利について、アベノミクスや中国や日銀についてなど、本当にわかりやすく解説されている。読みやすい。ニュース見ててよくわかんなくなったときは、この本で再勉強しようと思う。
  • 経済学思考の技術―――論理・経済理論・データを使って考える
    経済学思考を身につけ、論理的に考え議論する力を手にするためには本書がよいガイドとなるだろう。
    前半は主にロジカルパート。
    論理的思考の要点から、印象バイアスなど論理的ではないが納得してしまいそうになる罠の話。
    後半は経済を軸にした話で、前半で紹介されたロジカルシンキングを駆使して経済を読みといていく...続きを読む
  • 地域再生の失敗学
    縮小していく日本にあって、日本らしさを失わない社会が、どうすれば残せるかを示す本。「頑張って働く」人に向けて書かれた、気概に満ちた本だ。

    シャッター商店街や、中山間地域、千葉市を動かしている人の考え方も分かり、「普通に」生きている私にも面白かった。
    ごく個人的には、シリコンバレーのスタバ。日本に同...続きを読む
  • 思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント
    一般教養の経済学や、経済学部の学生に「経済学の考え方」について学んでもらうのに最適。とは言いつつ・・・「合理性」についての考え方や、情報の見方について、幸福についての考え方など、身近なところに経済学的な考え方があることもわかって私も勉強させていただきました。
  • 地域再生の失敗学
    グランプリ勝利が目的化したゆるキャラとB級グルメ、裕福なシャッター商店主、増加だけ見て減少波及を考慮しない逃げ口実の経済効果試算、自治体が実態に則して基準税率を上回る設定努力をしなくても地方交付税によって補填される不足財源、居住外自治体への所得移転を促すでたらめなふるさと納税などなど。同感あり、反省...続きを読む
  • 地域再生の失敗学
    気鋭の経済学者、飯田泰之が主編者となり、5人の地方再生に取り組むスペシャリストによる講義と、飯田氏自身との対談をそれぞれ1人、1章という形でまとめたものです。
    感想として…
    人口減少という現状を前提とすれば、どこかの人口を増やせば、どこかの人口が奪われる事になる。
    その中で集積できるところはいかに集...続きを読む
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    「経済学」が、技術であり道具であるとの主張に目ウロコでした。

    刺激的な話が多く、「新自由主義」なるものの幻想。ケインズとハイエクの親和性。再分配の話。等々。また、所謂論壇に欠けているもの。メディアの無能など、まことに盛りだくさんで面白かった。

    また、自分も全く同感なのは、政治家が票にならない若年...続きを読む
  • NHKラジオビジネス塾 思考をみがく経済学
    「凡人は、思考の『型』を身に付けることが大切」という姿勢には大賛成です。

    全体的にわかりやすい本ですが、サンクコストについては、これまであまりわかりやすい説明を見たことがなかっただけに、ものすごくわかりやすく感じました。

    経済学の本ではありますが、いろいろな気づきが得られましたし、期待以上の...続きを読む