飯田泰之のレビュー一覧

  • もうダマされないための「科学」講義

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    【目次】1章 科学と科学ではないもの 菊池誠/2章 科学の拡大と科学哲学の使い道 伊勢田哲治/3章 報道はどのように科学をゆがめるのか 松永和紀/4章 3・11以降の科学技術コミュニケーションの課題 平川秀幸/付録 放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち 片瀬久美子

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    2019年01月17日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    この本によると、経済成長が止まると、その場合でも経済の効率化は止まらないため、毎年2%の人が職を失うらしい。この2%の人たちに新たな職を生み出すには2%の新天地が必要であり、それは経済成長2%によってのみ達成できる。そうしないとニートや、低所得者問題はなくならない、というのが本書の主張。で、どうすりゃいいんでしょう?

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    2018年10月23日
  • 地域再生の失敗学

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    失敗学の知見を得るために本書をとったが、行政やコミュニティデザインの視点などから新しい視点を得ることができた。

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    2017年08月27日
  • ダメな議論――論理思考で見抜く

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     もっともらしい論評や議論がTVの報道・解説番組などで当たり前のように飛び交っている。「常識的」な考えや認識が実は何の根拠も理論的な裏づけのない「自分にとって都合の良い感覚」であることが多く、それに何の疑問も持たずに流されていることに気づかされる。

     仕事や会議の中にも、実は曖昧な”ダメな議論”がたくさんある。ダメな議論を避け、分析的な思考に基づく議論を行うことにが、より建設的な結論へ向かう手法であると考えさせられた1冊です。

     もっと自分の頭で考えないとダメですね。

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    2017年06月01日
  • 地域再生の失敗学

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    経済学者の飯田氏と現場のプレーヤーである事業者や政治家との対談や研究者の講義の内容をまとめた一冊。テーマは「これまでの地域経済政策の失敗からこれからの地域再生を考える」というもの。従来の大規模インフラ整備や工場・企業誘致は地域振興への特効薬にはならず、今後の地域再生は民間主導、行政はあくまでもサポート役に徹すべき。第1章の木下氏が言うとおり、行政の視点は「いかに配るか」が中心。「いかに稼ぐか」という考え方はほとんど無い。「変わらずに生き残るためには、変わらなければいけない」分かってはいるが、難しい…

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    2016年10月28日
  • 地域再生の失敗学

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    ネタバレ

     地域再生について、まちづくりの第一線で活躍する面々が、各々の持論を披露し、現状の地域再生の問題点を洗い出している一冊。
     以下、印象に残った点。
    ・地域活性化に取り組むプレーヤーも「競争」という意識が欠如していることが多い
    →学生時代、まちづくりを学んでいるときに、「人から選ばれるためのまちづくり」というのもあって良いのでは。と考えていたため、「競争」というものをもっと意識した地域再生があって良いのかな。と改めて思った。
    ・プレーヤーには、問題意識や成長意欲、開放性が大事。
    →僕は開放性(というか仲間を巻き込む意識)があまりないので、恐らくプレーヤーとしての素質はないだろう。と思った。自分が

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    2016年06月16日
  • NHKラジオビジネス塾 思考をみがく経済学

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    ネタバレ

    普段なんとなく感じていることが、明確に表現されていてわかりやすかった。自分にとっては、「自分が何を売っているのかを把握すること」というのが、特に今の自分には必要なことかと受け止めた。

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    2016年02月11日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    同じことを繰り返せば効率が上がるので成長率もあがる。当然ながら経済成長は何もしなくても上がるが、その上昇率が重要。

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    2015年12月23日
  • 飯田のミクロ~新しい経済学の教科書1~

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    個人の選択が積み上がって社会ができている。資源は希少である。入手するには対価が必要。比較優位。需要と供給。競争的な市場。競争条件と企業。外部性と公共財。

    グラフによる図示が多く、教科書というくらい、しっかり読めば理解できそうではあるけれど、大変そうなので、図を眺めて終わってしまいました。

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    2015年08月29日
  • 思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント

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    ネタバレ

    大学はその専門分野の 「思考方法 」を学ぶ
    自分は大学時代建築学を学んでいましたが、実物を作ったりではなく、コンセプトや模型作りなど、余り意味がないと感じていましたが、思考方法を学ぶという意味では非常にいい場であったと少し後悔。

    飯田さんの本でははじめに著書の目的や全体像をつかめるので、非常に読みやすいです。

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    2015年03月22日
  • 夜の経済学

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    ネタバレ

    経済学の飯田先生と社会学の荻上チキさんの著書。
    ヤバい経済学インスパイア本だけど、SPAでの連載が元となっている点でやや下世話な話題。
    なかなか世の中に公的な調査データのない分野にちょっとした切り口を入れた点は興味深い。
    分析自体は基本的に回帰分析のみだが、係数の解説などは冗長な気がして、分析結果の魅せ方が難しいという点で参考になった。
    ちょっとした暇つぶしネタかなぁという以上の感想はなかったが、まあまあ面白い。

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    2015年01月12日
  • 世界一わかりやすい 経済の教室

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    経済学について本書を読んで、学生時代に習った知識と今の世の中で起きていることが繋がった気がしました。
    アベノミクスの当初に出された一冊なので回復基調にあるところで、本書で書かれている経済の政策の提言が実現されていることなどはすごいと感じました。

    そもそも経済とはというところからなぜデフレがダメなのかといったところまで分かりやすく深く学ぶことができました。
    ただ図解が少なく、文章の羅列が続くのでその点で理解しにくい部分があるのは残念でした。

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    2014年12月13日
  • NHKラジオビジネス塾 思考をみがく経済学

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    ○明治大学准教授の飯田氏の著作。
    ○「経済学」と「経営学」の違いから具体的な経済理論の紹介、実際の社会での使われ方について、分かりやすく解説したもの。
    ○基礎的な内容が分かりやすく説明されている。分量の関係で、かなり簡略化しているため、部分的には違和感を感じるところもあった。

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    2014年09月05日
  • 夜の経済学

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    著者の言うとおり、とりあえずいろんな事実を知るってことは大切だと思う。
    断片的なデータから推論を重ねて結論を導き出す過程は、読んでいて勉強になった。
    これ、続編はあるのだろうか。あったらぜひ購入したいな。

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    2014年08月13日
  • 夜の経済学

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    ロジスティック回帰分析やフェルミ推定を使って、大真面目に夜の風俗業界を分析しているのが面白い。ファクトデータが「MAN-ZOKU」ネットだというのが笑える・・経済水準で調整してもやっぱり、ススキノと中州は割安。大阪市内もやや割安らしい。。
    ・風俗嬢は三十万人前後、市場規模は3.6兆円。
    ・ロジステッィク回帰分析で分析した結果、大学の偏差値が1上がることに処女である可能性は「4.2%」上昇するが、東大女子はマイナス96%ということで、東大女子はもてまくっている。在学中は最強!でも、卒業すると彼氏をみつけるのが大幅に難しくなる(と思われる。)ので、在学中に東大彼氏と付き合って結婚するのが勝ちパター

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    2014年08月06日
  • 歴史が教えるマネーの理論

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    経済理論、その中でもお金(マネー)に関する話を歴史的事例を中心にして解説する本。

    第一部、貨幣数量説の栄光と挫折
    第二部、為替レートの悲劇と喜劇
    第三部、金融政策

    解説は丁寧だし用いられるのが歴史的事例なだけに説得力があるはずなのだが用語などを噛み砕くことは不十分でやや硬い印象。
    体系立てた説明などではないし話もあっちこっちに飛びがちで全体像をつかみにくいのもしんどい所。
    そのせいか我田引水っぽいなーと個人的には感じた。

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    2014年07月22日
  • 思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント

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    「大学はその専門分野の思考方法を学ぶためにある」

     この意味で言うと、建築学科で学んでいた私は建築学の思考方法を学んだということになります。そう言われればコンセプトを詰めるためのロジカルシンキングとか学べたのかもしれないし、そんなことはなかったとも思います。
     なにはともあれ、建築学科に入ったことはよかったと思うけど、本書は経済学科で学ぶ基礎理論を普段の生活を例にしたりしてわかりやすくレクチャーしてくれます。ですが、理論を学んでも、その次には「行動」という大きな壁があるので、なかなか実用しづらいように思います。検証したりするのは面倒です。それよりも、この本のレクチャーを思い浮かべながら他人の

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    2014年05月08日
  • 夜の経済学

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    風俗、特に売春の職業に関するデータと観察である。データも推計であるが、何らかの精神的疾患をもっている割合が多いという結果は初耳である。橋本市長の蔑視感も問題にしている。買春者の職業、収入、学歴についても調べていることは新しい。本の後半は別のことである。

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    2014年04月09日
  • 夜の経済学

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    荻上チキ・飯田泰之のコンビが贈る、身近なようでいてよく知らない世界を掘り起こす企画。元が週刊誌のコーナーなのでそこまで深ーく、ゲンミツに、ではないけれど、手法も見えてくる内容も含めて、正直なところ「へぇー」という感じ以上でも以下でもない一冊。いや、面白かったんやで。

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    2014年02月07日
  • ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策のつくり方

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    経済政策とは、成長政策・安定化政策・再分配政策からなっているので、その観点で考えると今の経済政策に抜けているものが分かるよねということ

    アベノミクスは成長政策・安定化政策が比較的強めなのだと思う

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    2014年01月19日