飯田泰之のレビュー一覧
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新書形式の経済学の入門書です。
著者はすでに『飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1』(2012年、光文社新書)および『マクロ経済学の核心』(2017年、光文社新書)を刊行していますが、本書はミクロ経済学、マクロ経済学に計量経済学を加えた三部構成になっているところに特色があるように思います。
本書では、説明することがらを絞り込んで、具体的に経済学的な考え方がどのように活かされるのかという点に読者の興味を向けようとしています。たんに経済学がどのような学問なのかということを簡潔に示すだけにとどまらず、経済学を学んでみたいという意欲を喚起することにも成功しており、入門書としての役割は十分に果たしている本だといえるのではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
著者は「この本の最終目標」として、「「経済学思考」を身につけそれに基づく経済原則を知り自分の手で現実の経済・ビジネスを考える実践力を身につける」と述べています。
第一章では、ロジカル・シンキングについての解説がなされています。つづく諸章では、問題解決のための方法として経済学的な考え方をどのように使いこなせばよいのかということに焦点をあてつつ、経済学の基礎的な考え方が解説されます。とくに第四章では、平成の大不況の原因を突き止め、その処方箋について著者自身の考えが示されています。
2003年に刊行された本で、デフレからの脱却という読者に身近なテーマに対して、基本的な経済学の考え方がどのように有効利用できるのかということがわかりやすく説明されています。経済学にかんしてどこかつかみどころがないように感じている読者には、アクチュアルな問題の解決につながる本書の議論は啓発的な意義があるのではないかと思います。 -
Posted by ブクログ
地方再生に関しての本。クマモンやB級グルメの意味のなさを語ってる点は面白かった。
クマモンについては、わざわざ東京からくまもんに会いにいく人は少ないわけで、基本は県内の人たちの盛り上がりとなる。同じ区域内で消費が行われる事は悪い事ではないが、大事なのは区域外からのお金を入れる事。
商売でも何でもそうだけど、人のポケットから自分のポケットにお金を入れる事が構造で、それを自分のポケット内でやっても意味がない。
つまり、全て国内消費だとすれば、日本国内でのお金をどれだけ自分のところに集められるか?というのが、地方再生には大事という事だ。
B級グルメについては、県外からの人を集めて開催しても、収支でプラスになるのか不明だし、食材を県外で購入して持ち込んでいたら、購入してキャッシュが落ちるのは県外なので意味がないという事なのだ。
人口も結局、国内の人の取り合いなので、どこかが増えれば、どこか減る。ましてや人口減少国なので、確実に減るのである。
人もお金も外から取ってくるしかないのであり、その頭でやらないと衰退するよっていう話をしてくれている。人口なんて基本は増えないし、お金だって勝手には増えない。
それでも交付金とかっていう麻薬があるので金銭感覚が狂ってくるのだ。
行政もビジネスだと橋下さんが言ってたけど、収支で黒になる方法を必死に考えていかないと先は暗いよって話なんだろうな。
国の制度もあるだろうけど、いかに頼らずにやれるか?を考えておいた方が、国に左右されずに行政運営ができる気がする。 -
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占い師のような感覚で話すのではない、正しい議論に必要なものを解説する本
個人的にはこの本にあるような感じで話したいと思いつつも
コールドリーディング的な説得術が現実問題うまくいく例も多いので難しいところ。
でもまあ自分だけでもチェックポイントを意識して議論に望むようにはしよう
裕福・高い地位にいる人ほど「成功するかどうかは才能・努力によって決まる」と信じやすい。
占い師のコールドリーディング
ラポールを築く、ストックスピールで信頼を深める。悩みのカテゴリを探る、悩みの核心に迫る、未来の出来事を予測する。
議論のチェックポイント
単純なデータ観察で否定されないか:イメージとデータが違う時がある、少年犯罪件数
定義の誤解、失敗はないか:定義が曖昧では結論も曖昧になる
無内容または反証不可能な言説:抽象的な文は無内容になりやすい
比喩と例え話に支えられた主張:その例は稀ではないか他にもできるものか気をつける
難解な理論の不安定な結論:理論の適用範囲に合っているかを確かめる
「その対策が誤りだった場合にどうなるか」を考えておく、リスクから受けるダメージを軽減する方法を考える
「本当の、真の」は答えがなく正しいか検証のできない、初めから考えるだけ無駄な問題
「自然な状態」には定義がなく発言者の思う良いものを自然と言っていて現実とも乖離している。 -
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ネタバレ地域再生について、まちづくりの第一線で活躍する面々が、各々の持論を披露し、現状の地域再生の問題点を洗い出している一冊。
以下、印象に残った点。
・地域活性化に取り組むプレーヤーも「競争」という意識が欠如していることが多い
→学生時代、まちづくりを学んでいるときに、「人から選ばれるためのまちづくり」というのもあって良いのでは。と考えていたため、「競争」というものをもっと意識した地域再生があって良いのかな。と改めて思った。
・プレーヤーには、問題意識や成長意欲、開放性が大事。
→僕は開放性(というか仲間を巻き込む意識)があまりないので、恐らくプレーヤーとしての素質はないだろう。と思った。自分が大学卒業後、まちづくりの世界に残ら(れ)なかったことに妙に納得してしまった。
・結局は「人」がいるかいないか、強力なリーダーシップと問題意識を持った人が現れて、みんなと話をして説得できるか。
→やはりまちづくりで必要なのは、問題意識、開放性そしてリーダーシップ。特に2つ目と3つ目は、各々の元々の性格的な部分も大きい。僕はリーダーシップ皆無なので、自分がまちづくりの世界で飯を食うには向いていないということに、更に納得してしまった。
・新しい発想ができる人間は、公務員試験を普通は受けない。公務員の多くが、真面目で手堅い。
→特に地方公務員だと、優等生タイプ、学級委員タイプが多いのかもなあ。という印象。公務員の仕事は法律に則って行うのが大前提である以上、真面目な人が多くなるのは仕方ないのでは。
・地方では公務員は比較的エリートなので、志が高く野心的な人もいる。
→地方だと、自分の生まれ育った町で一旗上げようとか考える人が、その手段として公務員を選ぶ、ということが割とあり得ることなのかな。と。あと地方だと優秀な人材が、地元に戻って安定して高収入を、と考えると、インフラ・地銀・公務員あたりが選択肢になるというのもあるでしょうが。
と、色々と考えてしまった。全て素人の考えですが。 -
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ロジスティック回帰分析やフェルミ推定を使って、大真面目に夜の風俗業界を分析しているのが面白い。ファクトデータが「MAN-ZOKU」ネットだというのが笑える・・経済水準で調整してもやっぱり、ススキノと中州は割安。大阪市内もやや割安らしい。。
・風俗嬢は三十万人前後、市場規模は3.6兆円。
・ロジステッィク回帰分析で分析した結果、大学の偏差値が1上がることに処女である可能性は「4.2%」上昇するが、東大女子はマイナス96%ということで、東大女子はもてまくっている。在学中は最強!でも、卒業すると彼氏をみつけるのが大幅に難しくなる(と思われる。)ので、在学中に東大彼氏と付き合って結婚するのが勝ちパターンということでした。