門倉貴史のレビュー一覧

  • 中国経済の正体

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    最近の中国について、薄く広く触れている本です。
    中国の生産年齢人口が2015年にピークを迎え、そこからは人口ボーナスを受けられなくなるため、早い段階で社会保障制度やインフラの整備をどれだけ進められるかが大きな課題である、という話はとても興味深かったです(第4章人口ボーナスと中国経済より)。

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    2011年02月11日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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    「ホンマでっか?TV」ではいい味を出してる門倉先生だが、本書は硬派に統計学を綴っている。

    前半はなんとかついていけたが、後半はささっと読み飛ばしながら読んでしまった。

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    2011年01月29日
  • 本当は嘘つきな統計数字

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    最近怪しいと思っているのは就職氷河期に関する統計。
    採用が厳しいという意見、大学生が増えすぎという意見。正確な数字を使って正確な実態を伝えてくれる発言が少なすぎだと思う。
    たいていどちらかに軸足を置いて、都合のいい統計資料を持ち出してくる。実態はどうなんだろう。

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    2011年01月04日
  • ホワイトカラーは給料ドロボーか?

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    結論として、給料ドロボーなのか否なのかわからなかった。

    終身雇用制が崩壊した今、一人一人が自分の能力を客観的に把握し、目標とする能力とのギャップを埋めていくことが大事であり、また、企業も、個人が転職してもやっていける能力を身につけさせていく事が当然の義務である。

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    2010年12月18日
  • ホワイトカラーは給料ドロボーか?

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    「日本のホワイトカラーは生産が低い」
    最近そんな言葉をよく聞くが、それは本当のことなのだろうか?
    実際の統計数値や著者の推定値を基に、ホワイトカラーの生産性を検討する。

    予想以上にがっつり、経済学の本。
    どれをどうやって何を計算して……等の説明がしっかりしてあって、それをいちいち考えていくと、最初に何の話をしてたのか、すぐに忘れてしまいました。
    著者自身の推定値もよく使われていて、その信頼度がどれくらいか分からなくて、しかも説明されたらもっと分からないだろうという予測がつく。

    ホワイトカラーの生産性は本当に低いと言えるのか、そもそも低いと言われている根拠は何なのか、他国のホワイトカラーの生

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    2010年12月18日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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    ★一読すれば十分か★ずば抜けて面白いわけではないが、「みせかけの相関にだまされない」とCPIの特徴は参考になった。CPIはラスパイレス型(基準時点の数量ウェイトを用いる)で、安いものに代替する効果が働かないため、時間がたつにつれて本来よりも上ブレしやすい。GDPデフレータはパーシェ型(測定時点の数量ウェイト)なので下ブレしやすい。それからこの本に地下経済を無理やり入れるとは、このテーマが本当に好きなんだな。

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    2010年11月28日
  • 世界不況を生き抜く新・企業戦略

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    日本も韓国のように戦略をもって産業の振興にのぞんでほしい。
    国が内向きのことばっかやってて、自分たちの利益ばっかり追いすぎて、結局国民の利益を減らしてしまっている。世界の中でやっていかれなくなる。
    大局を見通せるスケールの大きな官僚や政治家を期待したい。

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    2010年11月07日
  • 中国経済の正体

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    人口ボーナスの反対:人口オーナス。
    中国は2015年からオーナスになる。
    インドは2040年からなので余裕がある。

    チベット駐屯で売春ビジネスが流行、HIVも。
    米国とのG2・
    地域GDPが公務員の給与に反映で過大推計される。
    国土の18%が砂漠に。北京から数十キロのところにもさばく。
    預金準備率よりも政策金利が重要。
    インフレ懸念時のみ利上げ。

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    2010年10月16日
  • イスラム金融入門 世界マネーの新潮流

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    シャリーアの考え方を含むイスラム金融システムについて若干の説明のあと、各イスラム国家またはイスラム系の人たちが多い国の紹介。総じて言えることは、イスラムは、三大宗教の一つでもあり、人口が今でも多い。が、教義で避妊を禁じているのでその意味でも今後の増加が見込める。金融を言うものをイスラムに取り込みやっと「お金」を使いはじめてきたので、イスラム金融に今後取り組むべきである。という本。

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    2010年09月15日
  • 世界不況を生き抜く新・企業戦略

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    新興国市場へのアプローチ手法が書かれているが、事例としてあげられている企業が元来海外競争力を持つ大企業ばかりで、当然だが全ての企業に当てはまるわけでは無い。ただBRICs,VISTA各国の市場現状、特徴が纏められているので勉強になった。韓国企業のブルーオーシャン戦略についても理解することが出来た。

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    2010年05月19日
  • 「夜のオンナ」の経済白書 ──世界同時不況と「夜のビジネス」

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    日本を含む世界各国の性産業(キャバクラやホストクラブを含む)事情を詳しく紹介。売春が合法の国、セックスアカデミー、セックス税について、など現在やこれからの性産業について考えるのにもってこい。合法化することで性病やエイズの根絶につながることや性産業からの税収を見込めることには強く同意。日本にもセックス税を導入すべきと主張しているがこれはそう遠くない将来に実現するんじゃないか。

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    2010年05月19日
  • 世界一身近な世界経済入門

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    きいはあんまし賢くないので、たまには世間の常識を知らなくてはと思って、稀にこんな本を読みます。でもこれより難しいのは理解できないの。ヨヨ。投資とかする人、すごいよなー。今金融関係の会社に派遣されているので、以前よりは気になるのですが、毎月確実に金利があがってるなーっていう事しかわからん。ダメなコ…。

    この本読んで、エコノミストって世界の全ての事を知らなきゃいけないのかと感心した次第です。そりゃそうだよね、全てが関わってくるもんね。でもコレ読んだら、新聞の経済記事が少しは身近に感じられるかも…です。

    この本、時々日本の庶民夫婦が出てきます。わかりやすさを表現したかったのかもしれませんが…いや

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    2010年04月26日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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    経済統計の出し方など、今さらながら勉強になりました。上振れ・下振れしやすいデータなど、いろんなクセがあるんだなーと。

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    2024年10月18日
  • 貧困ビジネス

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    ワーキングプアだの格差社会だのと言われて久しく、一社会人として社会で起きていることを知りたくて読破。

    印象に残ったのは、年収2000万円以上の富裕層は年収150万円以下の貧困層の10分の一程度しかいないこと。そして富裕層の消費市場よりも貧困層の消費市場の方が規模が大きいということ。

    あとはだいたいどこかで聞いた話の寄せ集めだけど、日本社会の現状を整理することができた。

    実感はないが、世の中では私なんかよりはるかに経済的に苦しい立場にある人が沢山いる。

    いろいろ考えさせられる。

    100322

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    2010年03月30日
  • 「夜のオンナ」の経済白書 ──世界同時不況と「夜のビジネス」

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    日本と世界の夜のビジネスの実態が紹介されている一冊

    著者は、夜のビジネスを合法化し、セックス税を導入することで
    業界全体の透明性が向上するのではと主張している

    日本で昭和初期まであった公娼制度ではないが、公認する代わ
    りに人身売買など非人道的行為を規制するのも、一案だとは思う

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    2010年03月29日
  • 「夜のオンナ」の経済白書 ──世界同時不況と「夜のビジネス」

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    セックス産業がなくなる見込みはまずない。
    日本にも、酒税、タバコ税と並んで、セックス税を導入せよと言う著者の意見には賛同する。
    ただし、セックス税はアルコールやタバコに比して抜け道が多そうな気もするのだが。

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    2009年12月27日
  • 貧困ビジネス

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    想像通りの、また想像以上の紹介がそこにはあった。
    とくに印象深かったのは、頭髪醤油、ぞっとする。
    働かなきゃ。

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    2009年11月04日
  • 官製不況~なぜ「日本売り」が進むのか~

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    「人々の心が過度な楽観主義に傾いたり、過度な悲観主義に傾いたりするのは、元をたどれば、政策当局の経済政策の誤りが引き金になっていることが多い。」

     官製不況とは、言葉通り「官」がもたらした不況のこと。私たちの浮かれたり沈んだりは、政府のさじ加減で決まる。
    踊らされているという点で、好景気も不景気もバカらしくなる。
    じゃあ、どうすればいいのだと思うけれど、国レベルの話だからさすがにどうしようもない。
     個人レベルに落とし込んで考えてみると、ただ淡々と過ごすしかないのかなと思う。今日の10万は一年後も10万という感じで。でも、今日の時給1000円は個人レベルでも一年後の1500円にするこ

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    2009年10月22日
  • 「夜のオンナ」はいくら稼ぐか?

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    芸子・芸者からソープランドまで、お金の流れを調査した本。
    高級クラブのママさんたちに流れたお金は株に
    キャバクラのお姉さんたちに流れたお金はブランドとホストに
    という分析が面白かったです。

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    2009年10月04日
  • 人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?

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    「人にいえない仕事はなぜ儲かるのか? 」

    結論を言ってしまえば「課税されないから」だ。そんな仕事の例として、サラリーマンの副業や風俗産業・カジノなどのアングラマネー、高額所得者の所得隠しテクニックなどが紹介されている。

    さらに日本税制に著者なりの提案。所得税ではなく、「支払税」を導入しなさいと。しかし、この著者オリジナルの支払税、そんなに良いように思えないんだけど。

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    2009年12月10日