門倉貴史のレビュー一覧

  • イスラム金融入門 世界マネーの新潮流

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    イスラム金融入門
    著:門倉 貴史
    幻冬舎新書

    イスラムに金利がないとは聞いていたが、イスラム金融という体系があるのは本書で知りました。

    イスラム金融というのは、シャリーアというイスラム法の規則に従った金融取引のことである

    ヒヤルという方法がある。ヒヤルとは実質的には利子を伴う金融取引を、物の取引に見せかける行為である
    ヒヤルの1つに、モハトラ契約というのがある。商品を掛けで高く売って、それを安い価格でただちに買い戻す行為を指す

    イスラム教の教義に反することがないように、利子のつかない当座預金にお金を預けたり、普通預金で預金する場合であっても、元本についてる金利の部分を寄付に回していたり

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    2023年12月21日
  • 人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?

    購入済み

    面白い!

    表の健全な職業から地下のグレーな職業までお金の流れをリアルに書かれていて参考になります。
    所得税に代わる支出税のくだりも、とても興味深く面白かったです。
    最後おまけのランキングその時代を思い返せて良かったと思います。

    #ダーク #タメになる

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    2023年09月14日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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    経済統計や平均寿命など、サンプリングや調査の前提条件に思いを巡らすと、確かに様々な制約が課され、その結果実態と多少なりとも乖離してしまうことが起こるということを気に留めておきたい。

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    2023年05月19日
  • イスラム金融入門 世界マネーの新潮流

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    イスラム金融に対して各国がどういったアプローチをしているかが分かる。同時にオイルマネーの大きさを感じるし、宗教がビジネスに占める割合がこんなにも大きいんだと思う。イスラム金融だとバブルが起こりにくいという話はなるほどと思った。

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    2019年11月28日
  • 本当は嘘つきな統計数字

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    世に出回る統計のバイアス、ミスリードを具体的に学べた。

    ベイズ統計学、主観確率

    アメリカの雇用統計は誤差が大きい、基準改定や調整の影響が大きい→週間失業保険新規申請件数の方が雇用動向を把握するには良い

    「経済効果」のレポートは結論ありき。マイナスの効果を考慮していない。

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    2019年03月03日
  • イスラム金融入門 世界マネーの新潮流

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    イスラム金融といっても、グラミン銀行位で、一般の金融と大した違いはないと思っていたが、大違いだった。利子を取らないイスラム金融が商売として成り立つ4つの仕組みが分かりやすく解説されている。また、ドバイを始めとするUAEの状況も、中々得られえない情報で面白かった。

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    2018年11月12日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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    新聞やテレビ、インターネットで発表される数字が必ずしも真実を反映したものだとは限らない。それが意図的であるにせよないにせよ、歪んだ意味を持って我々に送られてくることがある。
    本書では様々な統計データがどのような癖をもっていて、そのために真実とどのように違った結論が出てしまうのか、実例を豊富に挙げて説明されている。
    発行が2006年とやや古く、内容が現在の社会と必ずしも一致していないが、数字との付き合い方を考える上で非常に参考になった。

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    2017年03月29日
  • 「夜のオンナ」はいくら稼ぐか?

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    さすが門倉先生、といった感じでしょうか。
    高級クラブのホステスは給料を投資に、キャバクラ嬢は給料を消費に使うというのはなかなか面白いです。どっちにしても経済の循環になっているんだと再認識させられます。

    気になるのが一点。
    そもそも『夜のオンナ』の仕事を無くさなくても良いのかという議論がありません。著者は需要と供給があるからそういった議論はしていませんが、こういった形の女性の社会進出は違うような気がします。他の健全な産業に代替した方が良いのではないか……性の搾取という観点から考えれば、ある程度の規制や環境を整備等、落とし所を決めなくてはいけないと思います。
    水商売だけが女性の働く場所になる

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    2016年04月08日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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    合計特殊出生率は、晩婚化と高齢出産化が進んでいる状態では、低くブレる。

    有効求人倍率は、求人方法の多様化で、上振れしやすい。

    刑務所の過剰収容は、高齢者障害者のホームレス化が原因。

    検挙率の低下は、受理数の増加も原因。

    年末商戦には消費の平準化で下方バイアスがかかっている。

    経済効果は新規需要に生産誘発額の二次的液状までを足す。産業連関表を使う。

    産業連関表の限界。在庫があるため経済連関がストップしてしまう現象を把握できない。

    シンクタンクの調査部は、金融機関の広告塔。名前をたくさん出すことに意味があるので、一般ウケしやすい経済効果が発表される。プラスの経済効果のみ強調されやすい

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    2015年09月26日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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    普通に暮らしているだけでは気付くことのない、統計数字をそのまま鵜呑みにしてしまう間違いに気付くことができました。

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    2015年05月04日
  • 貧困ビジネス

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    一時期、TVでも良く取り上げられていた貧困ビジネスについて、ホンマでっか!?でも御馴染みの門倉貴史さんが判り易く解説されています。世の中には弱者をカモにして儲けようとする悪徳業者がいるので、その様な業者に騙されない様、気を付けなければなりません。生活保護については本当に考えさせられます。

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    2015年04月23日
  • 貧困ビジネス

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    ○エコノミストでコメンテーターなども努める門倉氏の作品。
    ○いわゆる低所得者層が生まれる原因と、それを食いものにする(悪徳)ビジネスの実態を紹介したもの。
    ○本書では、国内外の貧困ビジネスを幅広く紹介している。そのなかには、あまり知られていない臓器売買や人身売買などの超ブラックビジネスもあり、衝撃を受ける。
    ○少し古い本であるが、現在もあまり変わっていないだろうし、むしろ、さらなる貧困ビジネスが増加しているのだろう。。。。続編を期待したい。

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    2014年08月22日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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     交通事故死亡者数は、ここ10年間で4割も減っている。なぜだろう。警察が努力したから? ドライバーが気をつけるようになったから? いやいや真実は意外なところにあった。警察庁の定義による交通事故死亡者数は、事故が発生してから24時間以内に死亡したケースのみをカウントする。救命医療の進歩によって少しでも延命できれば、最終的には死亡しても「交通事故死亡者数」は減る計算になるのだという。
     また、少子化はほんとうに急速に進んでいるのか?という疑問もおもしろかった。少子化の指標として、よく引き合いに出されるのが合計特殊出生率。15歳から49歳までの期間について、一人の女性が何人の子供を産むかを計算した数

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    2014年03月30日
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~

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    「バレンタインデーやホワイトデー、ひな祭り、五月の節句、父の日、母の日、クリスマスなどは、毎年必ず訪れるイベントであるから、経済効果など全く発生していない。」

    統計の数字を読むときに、その統計のもつくせを意識しよう、という本。統計をそこそこ勉強している者には特に面白いと思われる。少々かじっただけだと、あまり興味がないかもしれない。地下経済の話が最終章であり、それがGDPに与える影響については、なるほどー、と思った。

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    2013年12月15日
  • 本当は嘘つきな統計数字

    Posted by 読むコレ

    統計学の取っ掛かりとして読んでみました。面白かった。しかし誤解を与えるタイトルだね。売れてるのかな???

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    2013年05月18日
  • 本当は嘘つきな統計数字

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    解説が丁寧かつ親切なので読むのに苦労することはありませんでした。
    統計数字の取り扱いには注意が必要で、出された結果を鵜呑みにしてはダメですよ~と言っています。
    ただ、一般人は統計作成の過程まで踏み込んで考えるのは時間的にも知識的にも難しく、信頼の高い統計結果を出すべきであり、曖昧な結果を出すくらいなら、素直に『分かりません』と言ってくれた方が好きです。恣意的な統計数字を出していないか、また利害関係者が調査していないか、等不安材料をいちいち調べなくてはならないなんてナンセンスです。

    サクサク読めるのですぐに読破できましたが、物足りない感が否めません。本書のレベルアップ版として、『社会調査のウソ

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    2013年05月09日
  • 必ず誰かに話したくなる経済学

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    身近な出来事、現象を経済の観点から分析、難しくなく、さらりと楽しく読めた。
    面白かった点
    ・夏は男性の自動車事故率が高くなる
    薄着の女性に気をとられることが多くなるからだ。
    ・家事の価格は
    内閣府の経済社会総研が行った主婦の家事、育児をお金で評価してみると年300万円、一方米国だと900万円これは残業代が米国だとはねあがるから。
    ・愛の値段
    独身女性が結婚相手に求める理想の年収は552万円、ただし本当に愛する相手であれば270万円でも構わないと解答。両者の差額年間281万円が愛の価額。

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    2013年03月27日
  • 貧困ビジネス

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    ネタバレ

    貧困ビジネス——。
    ニュースなどでなんとなく知っていることだが、からくりを知ると寒気がする。

    詐欺における手口やお金の流れのからくり、その手口は、どれも想像の物語のような印象を受けるが、すべて現実社会の話だ。

    貧困ビジネスを通し、様々な負の連鎖が産まれ、ことは国内に留まらない。
    個人的には、中国産の安い食材の謎の断片を知り、驚愕した。
    トウモロコシの芯を粉末にし、工業用染料をまぶしてニセ唐辛子のできあがり!
    人毛からアミノ酸抽出できるから醤油作ろう!など、驚きの発想力と応用力をいい方向へ生かして欲しいと強く願うばかりだ。

    また、男性向け風俗店で、パンチラを見るのに30秒500円が相場と知

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    2013年01月16日
  • 本当は嘘つきな統計数字

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    誰でも読める統計学の読み物として。
    目からウロコ的な雑学がチラホラと。
    経済効果や平均寿命といった公式な統計情報は鵜呑みにしやすいけど、疑ってみることも大切。

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    2012年12月20日
  • ゼロ円ビジネスの罠

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    広告依存からオプションを割増にする戦略にシフトしてきた話。人が無料に飛びつく理由「返報性の原理」「保有効果」「損しない」など現在の実情の奥が覗ける興味深い話が多く面白かったです。

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    2012年11月11日