門倉貴史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ世の中には多くある統計データが実は信用ならない部分があるということを示した本。
本著では統計のデータを見る際、以下のようなことに気を付けよと言っている。
1選び出されたサンプルが母集団を反映しているか?
2調査方法がどのような方法になっているのか?
3確率にバイアスがかかっていないか?
4研究者自身が何かしらの考えに偏りを持っていないか?
個人的には2,4が重要ではないかなと思った。最近のニュース等を見ていると、こういう結論にしたいという思いで、データを集めている気がする。そりゃ、このアンケートに答えるって時点で偏りがあるよみたいな。
内容としては目新しいことはあまりなかったものの、分かり -
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Posted by ブクログ
ホワイトカラーについて知りたくて読書。
エンプロイアビリティという言葉を初めて知る。
僕は2000年社会人デビューなので景気のいい日本を知らない。学生時代の同級生でも卒業後、1度も転職していないのは公務員やマスコミ、民間企業の教師とほんの一部の業種の人に限られている。
本書でホワイトカラーが50パーセントを超えたとあるが、そそもそもホワイトカラーの概念がよく理解できていない。
労働人口が減少する日本で、今後、景気回復、持続的な経済成長をするためには、マクロ的に労働人口を増やしつつ、大量に抜けた団塊世代の分の給料を若い世代に振り分ける必要があり、派遣や契約社員の割合も減らしていった方がい -
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Posted by ブクログ
非合法ビジネスがなぜ儲かるのか、節税をはじめとした税金の話など。
面白かった。自分が働き出して、所得税が身近になったぶん、節税とか、支出税とか、面白く読めました。
支出税、この本を読む分には所得税よりいいように思えるんだけど、実際うまくうごかなかった国もあるってかいてあって、なんかどうにかうまく活用できる方法はなきのかな、とおもった。
今、仕事辞めて海外しかも消費税0の州で、税金の無い国出身の人たちも一緒に勉強してると、これ以上所得税上がったり、上がった税金がちゃんとだしく使われてるのかしらという不安がつきまとう限り、日本には戻りたくないあぁと思うわけです -
Posted by ブクログ
先日TV上であえなく振られてしまった著者、そういえば積読本に著者の本があったと思って読んだ本。
内容としては経済学の法則を日常に落とし込み、小ネタとして使えるようにされている。
・宿題を後回しにする人は借金しやすい、肥満傾向が強い
・ハーディング効果(情報カスケードにより群れを形成)
・夏は薄着の女性に気をとられるため男性の自動車事故率が高くなる
・男性下着が売れたり、売れ筋女性下着がモノトーン傾向にあると景気はよくなる
・コートジボワールの大統領選が恋@日本に通ずる
などなど単純に面白い。
少し残念だったのが、あくまで小ネタに過ぎないということ。
あくまで雑学・おばあちゃんの知識という感 -
Posted by ブクログ
「ホンマでっか!?TV」でお馴染み、地下経済の専門家である門倉貴史先生の本。
2010年9月初版。
終始、「ホンマでっか!?TV」出演中の門倉先生の顔を浮かべながら読んでしまいました。
だから本文中、「チェコのプラハには料金ゼロの売春宿がある」なんて書かれていると、
つい“チャカ チャカ チャン、チャ、チャン、チャン”とあのフレーズが浮かんでしまいました。
日本の、世界のゼロ円ビジネスとその仕組みを紹介していましたが、
なんだかホンマでっかの書籍版「門倉スペシャル」のように楽しんでしまいました。
第1章 広告依存型の「ゼロ円ビジネス」…ミクシィ、無料クーポンなどを紹介
第2章 「フリーミアム -
Posted by ブクログ
出版から数年経過していてすでにその内容も報道特集などでクローズアップされている内容とダブル印象で目新しいものが少なかったのが残念。おそらく出版当初に読めばなんて残酷なビジネスなんだ・・って驚いたんだろうなあ。
今話題のBOPビジネスと対で知っておきたい闇の部分をざっと知ることができる。といっても、この数年でこの内容も多少様変わりしたりバージョンアップしたりしている印象を受ける。ゼロゼロ物件の次は違法なシェアハウスだったり・・
紹介してくれている内容はいいんだけど、解決策が行政が悪い!に終始している印象を受けるのもどうかな・・って思う。結局需要と供給があるからこのビジネスが成り立つわけであって。