【感想・ネタバレ】日本人が知らない「怖いビジネス」のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年02月06日

何かと話題の裏ビジネスの勉強のために読んだ一冊。

著者は『ホンマでっか!?TV』でお馴染みのエコノミスト・門倉さん。内容は一言で言うと「ホンマでっか!?」どころか「…マジかよ…」という感想でした。とにかくエグい方法で金を取るものや、倫理観の崩壊した(ように、俺には見える)ものなど多岐に渡るビジネス...続きを読むが紹介されています。世界を見渡せば常軌を逸した商売がこんなにもあるのかと息を飲みました。

門倉さんの優しい声で脳内再生するとさらに恐ろしさが増し、何か彼が闇の世界のストーリーテラーのように感じてしまいました。

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Posted by ブクログ 2012年03月05日

門倉貴史『日本人が知らない「怖いビジネス」』(角川書店、2012年1月10日発売)は世界中の悪質なビジネスを紹介した新書である。韓国の闇市場で流通する中国産「人肉カプセル」やナイジェリアで摘発された恐怖の「赤ちゃん工場」、イタリアの環境を破壊する「エコ・マフィア」など身の毛もよだつ怖いビジネスが並ぶ...続きを読む

日本人にとっても他人事ではない。中でもゼロゼロ物件の欺瞞には恐怖を覚えた。ゼロゼロ物件は「敷金・礼金なし」で貧困層を誘い込み、僅か数日の家賃滞納で法外な違約金を請求する。追い出し屋の悪質な嫌がらせで心に傷を負った賃借人もいる。一見すると敷金や礼金がないために消費者に有利に見える分だけ悪質である。しかも他の貧困ビジネスと比べて、貧困層以外の幅広い層に応用可能なために有害性が高い。

これらの悪質なビジネスの背後には貧困や格差がある。貧困に付け込み、貧困者を一層苦しめるビジネスである。金儲け優先のグローバリズムの歪みが貧困ビジネスを拡大させている。モラルを失った業者の貧困ビジネスは日本経済・世界経済の末期症状を示している。

著者は『貧困ビジネス』(幻冬舎新書、2009年)という新書も出しており、著者の問題意識は一貫している。これは急増する貧困層を食い物にして儲ける貧困ビジネスを取り上げた。ゼロゼロ物件、リセット屋、偽装請負、人身売買、臓器売買など様々な貧困ビジネスを紹介する。

貧困ビジネスの有害性はゼロゼロ物件が象徴する。ゼロゼロ物件業者の高額な違約金請求という暴利行為や追い出し屋という暴力行為が許されないことは当然である。しかし、ゼロゼロ物件業者は自社の違法を棚に上げて、「家賃を払わない賃借人が悪い」と家賃滞納者に責任転嫁する(林田力「空知英秋『銀魂』に見るゼロゼロ物件業者への対抗価値」PJニュース2011年11月4日)。

ゼロゼロ物件のような貧困ビジネスは貧困や格差の産物であるが、それ自身も貧困や格差、社会モラルの崩壊に寄与している。「Occupy Wall Street」など世界的な反格差の抗議運動が盛り上がっている。ウォール街の資本家などの最上部に目を向けるだけでなく、ゼロゼロ物件などの身近な貧困ビジネスを撲滅することも大切である。

本書は紹介が中心で、貧困ビジネスを撲滅する政策や被害者の救済策についての記述は薄い。ゼロゼロ物件業者への提訴や宅建業法違反の告発など貧困ビジネスに対する消費者の権利回復の闘いが全国各地で起きている。それらの運動の紹介も今後は期待する。

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Posted by ブクログ 2012年02月29日

なんとなく知っていたものから、この本を読むまで全然知らなかった「怖いビジネス」が紹介されている。「怖いビジネス」を潰そうとして、強力すぎる法律を施行してしまうと、「怖いビジネス」は潰れるどころか拡大してしまうという実態はすごく興味深い。段階ごとに適切なアプローチは異なっていて、アプローチの仕方を誤っ...続きを読むてしまうと悲劇を招いてしまう失敗例としても本書は価値があると思う。

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Posted by ブクログ 2014年02月24日

テレビでおなじみの門倉さんが記述した、世界の怖いビジネスを記述した一冊。

内容は特に可もなく不可もなく。

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Posted by ブクログ 2013年04月21日

人体、クスリ、エロ、金融商品、パクリ、貧困。

ビジネス、つまりそれを儲けのネタにしてしまう、それも人間の考えることだと。

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Posted by ブクログ 2012年09月02日

 バラエティー番組ではすっかり「ゆるキャラ」が定着した門倉先生の著書でございます。あの人の本業、御存知ですか? 闇経済の専門家なんですよ。ああ見えて本当は凄い人なんです。門倉先生を書籍から知った方は、テレビでさんま師匠をはじめとする芸人やタレントにいじりまくられる姿を見て大いに抵抗を感じたことでしょ...続きを読むう。
 これまでアンダーグランド・マネーや貧困ビジネス、マフィア経済をテーマにしてきた著者が、この本では最新の地下ビジネスを世界中から集め、紹介しています。その多くは残虐性や悲惨さに目を背けたくなるようなものですが、中には思わず笑ってしまう間抜けビジネスもあります。
 お金持ちになったらぜひ試してみたいと思ったのがフランス発祥の「誘拐サービス」です。申し込むと予告なく拉致され、監禁場所から決死の脱出劇を展開する、アクション映画さながらのスリルを味わえるとのこと。オプションでヘリの追撃やモーターボートによる水上チェイスも追加可能だそうです。
 またアメリカには、ガソリンスタンドでビキニの女性が洗車をするというサービスがあるそうです。日本でも取り入れてよさそうなサービスですが、少々問題があるとか。ガソリンスタンドの周囲で、よそ見運転が原因の交通事故が急増するそうです。うん、わかるわかる。

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Posted by ブクログ 2012年05月26日

ホンマでっか?の門倉ちゃんの本業の本。

こういうのって、マニアの人が面白おかしく読むんじゃなくて、国民全体が知識として知っとくべきだよね。
是非、色々な人に読んでもらって、事件に巻き込まれないよう自分を守ってほしい。

米国の生命保険売買の仕事ってOUTだったのか。
日本でも最近、金融業者が真似し...続きを読むて手を出してるのに。

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Posted by ブクログ 2012年02月08日

スリルを求める顧客のために、ずばり「誘拐サービス」を行うフランスの会社。
シルクハットにタキシードなど目立つ恥ずかしい恰好をした借金取りがぴったりとくっ付いて取り立てる、羞恥取り立てのスペイン、など中々面白い事例があって、まあまあ楽しめます。
ルーマニアがサイバー犯罪の巣窟で、その理由がチャウシェス...続きを読むク政権が情報技術(IT)に力を入れたことで世界の第一線で活躍できるサイバー集団が出来あがっていたということも、興味深い事実でした。

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Posted by ブクログ 2012年01月17日

身の毛もよだつ怖いビジネスを紹介している本。
知らないうちに麻薬の運び屋にされているとか、恐ろしい〜。

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Posted by ブクログ 2012年01月08日

中には初めて知るものもありましたが、大半はどこかで見聞きしたような感じでした。ただ諸外国に比べてまだ日本は安全な方だという気がしました。

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