DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部のレビュー一覧
-
経営者がどのようなことに注目しているのかを知りたく、手に取った本。
要するに、業績をどのようにあげるかがキーなのだが、組織を扱う以上、多くの要素が存在する。一つ一つ丁寧にフォローしていく必要があると思った。
・目標を達成する方法(ストラテジック・インテント=奮起が必要。挑戦を設定し、社員のモチベー
...続きを読むションを上げる)
・売上の成長があるか
・CEOを含め、自分を成長させる潜在能力があるのか
・できる社員の引き止めができているか(給料を多く与え、タスクを与え、チームを与え、タイムを与え、テクニックを与える)
・5分以内で説明できるビジョンがあるか
Posted by ブクログ
-
それなりに価値のある話もあったが、短く、興味も感じられない話もあった。これで1400円なら買わないなぁ。
Posted by ブクログ
-
感情的知性(EI)の論文集。自己認識を持つことの重要性を説いているが、特にリーダーシップの側面でなぜ自己認識が重要であるかという面で論が展開されている。有効性だけでなくネガティブな側面――やり方が間違っているため、よくない結果になってしまうという論調であるが――も述べられている。
Posted by ブクログ
-
企業変革を推進するリーダーが、知っておくべきこは?『ハーバード・ビジネス・レビュー』編集部が厳選した企業変革に関する論文集。
■説得が変革の土壌をつくる
・変革を成功させるには、社員が変革を受け入れるよう「説得作戦」を立て、これを実践する必要がある。
・説得作戦は
①変革を受け入れる下地を整える
...続きを読む
②情報やメッセージを解釈するフレームワークを提供する
③社内の雰囲気を盛り上げる
④望ましい習慣を徹底させる
という4つのプロセスから成る。
■個から始まるしなやかな組織改善
・組織内の旧態依然としたやり方に穏やかに異を唱え、社風に変化が起こるよう静かに働きかける。このように改善を促す人材を「静かなる改革者」と呼ぶ。
・彼らは、自らの行動を変えることで組織内の改善を促す。また、不愉快な言葉が発せられても、それを逆手にとって変革の好機に変える。
・静かなる改革者は、改善を声高に叫ぶのでなく、まず対話から始める。そして、いつしか周囲を1つにまとめる。
■ティッピング・ポイント・リーダーシップ
・組織において、信念や内的エネルギーの強い人の数が一定の臨界点を超えると、組織全体に新しい考えが急速に広がり、短期間で抜本的な変化が起こる。「ティッピング・ポイ
ント・リーダーシップ」とは、こうした現象を起こすこと。
・数字を挙げて改革の必要性を訴えても、人々にメッセージは伝わらない。問題点と現実を突き付けることが肝心だ。
・資源不足の問題に直面した時、大切なのは、大きな見返りが期待できるところに資源を重点的に投入すること。
Posted by ブクログ
-
自分的には星4つ。
流行り物という見方もあるけど共通言語として知っておく必要もあるし仕事上でちょっとした転換が欲しい時に使えるし、何より15分ぐらいで読めるし、この本けっこう良かった
Posted by ブクログ
-
禅と聞いて得体の知れないスピリチュアルなものと考えるのは安直で、ハーバードビジネスレビューが一冊の本としてまとめて出版している事実に着目したほうが良い。自分に役立つかどうか、とりあえずこの本を読んでから考えたほうが良い。
Posted by ブクログ
-
サクッと読める。
でもサクッと読めるが故、書き留めとかないと、忘れちゃう。
サクッと読めるから、サクッと読み返したらいいんかもですね。
Posted by ブクログ
-
自分の行動や感情が、結果にどう結びつくのか客観的に見る視点は大切。トラブルを起こす生徒ほど、話を聞くと意図がない。
Posted by ブクログ
-
■「自分らしさ」を貫くリーダーシップ
・「オーセンティック(自分らしさ)」を貫くリーダーは、自分自身をよく知っている。ゆえに自らの価値観をぶれることなく実践し、感情の面から人々を引っ張る。
・こうしたリーダーになる方法には、次のようなものがある。
- 自分史に学ぶ:自分の半生における様々な経験を理
...続きを読む解し、意味を与えることで、なすべきことを見つける。
- 自己認識力を伸ばす:本当の自分を知るため、自らの過去を調べる。すると、自分の弱さを認められるようになる。
- 価値観を体現する:自らの信念から生まれた価値観を、行動によって表す。
■「自分らしさ」を保つ工夫
・リーダーが自分らしさを保ち、自らの人生を管理する方法として「マインドフル・リーダーシップ」の訓練がある。これは、目の前の瞬間に注意を向け、自分の感情を認識し、コントロールするための訓練である。
・内省の訓練法には、瞑想や日記の執筆など様々ある。重要なのは、リーダーとしてのプレッシャーから身を離し、起きていることを振り返るための時間を毎日設けること。
■オーセンティック・リーダーシップの弊害
・真に自分らしく行動することは、リーダーの大切な資質。だが、リーダーの資質に欠ける者が、自分に正直であることを間違った行動の言い訳にするなど、弊害も生じている。
・正直さ重視の罠に陥らないためには、同僚に話を聞くなどして、自分がどんな人間であるかを見つめることが大切。【メタ認知】
Posted by ブクログ
-
自分らしさを首尾一貫して発揮するリーダーシップに関する論文集。論文の著者によって若干主張が異なるように見えるが、それだけ唯一の正解は存在しない分野なのだと思う。
自分が実際の現場でどうするかということが最重要であり、これからも悩んで行動し続けたい。
Posted by ブクログ
-
現代においても、地理的要因は企業にとって極めて重要である。かつては安い人件費やインフラの整備状況といった比較優位をもたらす要素が重要だったが、現代は、イノベーションを促す良好な競争環境が重要であり、競合の存在、先進的なニーズを持った市場の存在、関連産業と支援産業の充実が揃った地域において事業活動のコ
...続きを読むアな部分を展開することが、競争優位の確立に不可欠になってきている。
産業ごとに、適した地域が存在し、産業クラスターが形成され、地域の経済発展の原動力にもなる。
企業は、競争を忌避して規制強化を求めるロビー活動を行うよりも適切な競争の中に身を置くことで競争優位の獲得につながり、地方政府も、主力企業を保護する政策をとるよりも、競争を促進する誘致に力を入れる方が経済成長を実現できる。
グローバルに活動する企業でも、優位の源泉は経営資源を地理的に集中させることで確立するものである。
Posted by ブクログ
-
■意思決定をゆがめる心理的な落とし穴
・人は、第一印象など、最初に得た情報にこだわり、次に続く思考や判断を鈍らせてしまう(アンカリングの罠)。
・人には、行動を起こすことによって生じる批判や後悔などのダメージから自分を守るため「現状維持を選択する強い傾向」がある。(現状維持バイアスの罠)
・こうした
...続きを読む心理的な罠に陥らないためには、罠が存在することを常に意識する必要がある。そうすれば、判断ミスを犯す前に、思考回路の間違いに気づける。
■意思決定のRAPIDモデル
・組織が意思決定を行う際に、ボトルネックを生じさせないためには、役割と責任を明確に割り振ることが大事。
・意思決定プロセスにおいて役割と責任を明確に割り振る手法に「RAPID」がある。
「提案」(R:recommend)
「同意」(A:agree)
「実行」(P:perform)
「助言」(I:input)
「意思決定」(D:decide)
で構成される。
■脳科学が解明する意思決定リスク
・人は脳に備わる、2つの意思決定プロセスに縛られている。
【パターン認識】
見知らぬ状況に遭遇した時、過去の経験や判断に基づいて推論する。
【感情タグ】
記憶された経験などに基づき、注意を払うべきか否か、どのように行動すべきかを判断する。
・2つの意思決定プロセスは、時に判断ミスを犯し、我々を誤った方向に導く。それは、精神作業の大半が無意識になされるから。そのため、意思決定においてどんなデータや論理が用いられたのか、チェックするのは難しい。
Posted by ブクログ
-
自己認識の重要性とそのエビデンスを研究していた著書の説明という印象
本のページ数から仕方がない事だが、内容を吟味してポイントを伝えることがやっとだったのだと感じた。
内容はエビデンスに則った良書であるので、読むに値する本だと思うが、満足度から星3つの評価とした。
自己認識を浅く知り、きっかけにするに
...続きを読むは良い本だと私は感じたが、少し物足りなさを感じる。
印象に残った点は
ターシャ・ユーリックのインサイトの自分の感情、価値観を知ることの重要性に関すること
ジェイムズ・ウィルソンの数値化と見えるかの重要性とそれを使うための工夫について
シーラ・ヒーン、ダグラス・ストーンのフィードバックの受け止め方について
デクラン・フィッツシモンズの成長の条件について
のはなしであった。
そして、最も印象的な言葉は、
成長とはスキルの獲得での成長ではなく、大切な何かを手放して自分が何者になれるかを発見する事
という言葉である。
自分の解釈としては
プライドなど捨てて、なりたい自分を発見し、行動せよという教えなのだと感じている
Posted by ブクログ
-
人工知能も、禅と似た過程が必要。
人工知能は良く思考すれば、良い行動ができる、という前提で作られている。人間は違う。流れを感じて身を任せることも必要。
マインドフルネスは、実践的な禅のパッケージ。悟りを開くことを目的としていない。
内省を習慣的に行うこと。自分にとって大事なことを見極める。
マインド
...続きを読むフルな状態になると、結果に良いも悪いもないことに気づく。
今この瞬間、に気づくこと。
一日を始める前に、座って瞑想する。
マイクロメディテーション=一日数回、1~3分の瞑想を行う。気が散るとき、押しつぶされそうなとき、など。
マインドフルネスインアクション=行動しながら、数秒単位で集中する。
朝起きたら、二分間横になったまま、呼吸に意識を集中する。
呼吸に集中するために、呼吸の回数を数える。
マルチタスクより集中、感知を高める。
スローモーションで生きることではなく、集中と感知を高めることにある。
集中したトレーニングは、一日4時間が限度。それ以外は休息する必要がある。
マインドフルネスは集中力を高める。
Posted by ブクログ
-
第5章挫折がリーダーシップの糧となる
リーダーの資質「ネオテニー」(幼態成熟):人間で言えば、エネルギー、好奇心、自身にあふれた人々がこれに当たる。
第10章心の知能指数「EQ」トレーニング法
「仕事の技術、IQ、EQのうち好業績に及ぼす影響を比べるとEQが他の二倍の影響力を与えていた」とある。
...続きを読む
EQには①自己認識、②自己統制、③モチベーション、④共感、⑤ソーシャルの5つの因子がある。
Posted by ブクログ
-
再起力=レジリエンスだそうだ。学術的なレポートを集めた本なので、筋道を立てた考え方を得るには難しいものの、示唆に富む考え方が散見できる。帯のコピーは、ストレスフルな環境を生き抜くとなているが、「人間万事塞翁が馬」を別角度から解析。如何に生き残っていくかという、ある種の人間の本能を分解して名前をつけ認
...続きを読む識させて利用できるようにしたもの。特に「WHYから始めよ」という命題が、朧気ながら見え隠れする所を、再度読んで確かめてみたい。後半の実際のエスタブリッシュメントを追跡調査する内容は、どちらかというと自分にはほど遠い絵空事のような気がするし、そんな自分にとっては役立つのか疑問ではあるが、いつかそのを見つけられることを祈っておこう。
Posted by ブクログ
-
マインドフルネスに関する研究結果などについて、ざっと紹介し、そのビジネスへの実用度を解説しています。マインドフルネスは自律的な動機付けや、物事をニュートラルに俯瞰する視座を提供してくれます。それが結果的にビジネスという明確な目的達成に対しても有効だ、という主張ですね。また、リーダーシップのマインドフ
...続きを読むルネスとは、他者のマインドフルネスを認めるやりざまである、という点に少し触れています。比較的導入的な書籍と思いました。具体的な手法等の解説はほとんどありませんので、マインドフルネスってどんなものなんだろーという方には良いかな、と。細かくセクションが分かれていて量も少ないので読みやすいです。
Posted by ブクログ
-
最近話題のレジリエンス
単なるメンタルの強さではなく、柔軟な対応力や環境に適応する能力のことを言う。
世界のエリートたちのレジリエンスストーリーが書かれていたけどもう少し一般大衆や日常の具体例などが欲しかった。
レジリエンスの入門書としてはいいかも。
Posted by ブクログ
-
共感はゼロサムゲームという記述を読み、宮台真司氏の「誰のために何をするか」という書籍名が頭に浮かんだ。
そして宮台真司氏の唱える世界観はまさに共感であり、この本で問題とされている「共感は倫理観を蝕む」については、「法外の仲間」に読めた。
現代人は共感を失い自己利益のために動くから、倫理観を犯す行動を
...続きを読む取らない。つまり「法の奴隷」となるのだろう。
他には、
・過去に同じ状況を経験した人ほど共感力を示さない
・共感しすぎると共感疲労を起こす
あたりが新しい知見になった。
Posted by ブクログ
-
マインドフルネスに関する主要論文が新書サイズ程度でまとめられている。1つ1つの論文から気づきは得られる。
Posted by ブクログ