DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部のレビュー一覧
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ネタバレマインドフルネス=瞑想ではない。まずは、マインドフルネスの状態、反対にマインドレスの状態にあるとはどいう状態なのか。自身の捉えている状態は、水が静かにピンと澄んだ状態にあるということ。マインドレスな状態とは、雑念がいっぱい、解決できない検討事項があり、悶々としている状態。マインドフルネスを手段として捉えている論文と、マインドフルネスを目的として捉えている論文があることに気がつく。マインドルフネスの感覚がない人にとっては、おそらくどっちかに決めたいんだろうと思う。日本人の多くに備わっている感覚とは、マインドフルネスそのものであって、自省、またはセルフコンパッションと表現される自己を慈しむ心、そして無になることの意味を知っていることである。無の境地という言葉もあるが、海外では全く理解されない。ある意味で薄い理解ではあるが、悩みのない状態とか、何も考えていない状態を指す。日本人がマインドフルネスに興味を持たない理由がそこにある。Googleやゴールドマンは、雑念でいっぱいすぎるのでなんとか軽減したいという思いなはずだ。だが、トヨタもパナも、商社でさえも、マインドフルネスを会社で動員することはない。当たり前なんだろうけども。自分の時間を確保して、音楽の中に身を委ねたり、自然の中で自然と一体感を持ってみたり、温泉に浸かってみたり、全てが日本人にとってのマインドフルネスである。メンタルヘルス管理のようなレベル感で捉えていると勘違いするこのマインドフルネスについては、海外で戦う上での自身の優位性を認識しておくことが大事。まずは、内省を行い、自分を客観的に、深く息をしてから見てみると、自分が何かの一部であること、悩んでいたことがとるに足らないことなどに気付かされる。
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HBS 戦略の教科書
HBSの戦略論の名著をまとめたもの。
やはり第1章のマイケル・ポーターの論文が際立って良い。もちろん、第2章~第10章も極めて良いのだが、第1章の「戦略の本質」はまさしく本質であり、他の論文とは抽象度が1段上がっているように感じる。
ポーターは、戦略について、「≠業務改善」と最初に定義する。多くの仕事は、最初はスケールメリットなど、業務改善フェーズから始まる。単純な話で、原価や管理コストを下げれば利益が生まれるから、まずはどのように効率化・省力化し、利益を増大させるかという点が企業の命題となる。しかし、業務改善には限界がある。ある一定レベルまで行くと、大幅な技術革新でもない限り、これ以上効率化できない領域が発生する。そのフェーズでは必ず、トレードオフの関係が生じる。そこで初めて、戦略が登場するのである。
トレードオフの関係性がそこに生じたとき、「何をやらないか」を決めることが戦略そのものである。よく例に挙げられるサウスウェスト航空は、機内サービスを「やらない」ことで、安価なサービスや効率的な運営を行っている。一見、アメリカでも有数の客数が見込める空港でも、一定の効率性が実現できないところでは、参入しない/参入しても撤退するのである。
そして、一度、「何をやらないか」を決めた場合、その後は規律と継続性が重要になる。誰でも長時間労働さえすれば、「全部やる」ことはできるのである。「全部やる」ことは、実は簡単である。単一の評価軸で評価してしまえば、他への説明が簡単だし、外野からの見た目もよい。しかし、それを押し切ってまで、時には外野から批判されてもそれを続ける規律と継続性が重要になってくる。多くの企業は、自社の戦略を策定しても、継続できずに終わる。
しかし、いざ継続すると、独自性の高いポジショニングや、模倣困難性が高いシステムが完成していく。他社は過去の経緯から「〇〇をやらない」という選択肢が取れない場合(そのことで、多くの既存顧客を失うことがわかっていたとしても)、参入できないポジショニングを構築することができる。「やる/やらない」の無数のトレードオフの関係に一つ一つ決断を下すことで、他社が一見すれば真似できないような複雑なシステム(一見、異常)が立ち上がる。そしてシステム総体として、強固な競争優位を獲得したとき、既存顧客のスイッチングコストは最大化し、そもそも狙っていない見込み客をシャットアウトできる。さらに、この構図はデータの蓄積により拡大再生産される。(ダブルハーベストでもこのような記述がある)。現代のビジネスでは、AIによるビッグデータ分析がセオリーとなっているため、先行者利益の最大のものにデータの蓄積というものがある。一度、独自のポジショニングを取り、他社が取ることができないデータが得られた場合、そのデータを活用した新たな施策により、競争優位はより強固になる。こうした無数の「やる/やらない」の集積が企業の個性となり、ブランディングにもなる。自社に有利なブランディングができれば、声がかかる前に面倒な顧客をシャットアウトすることも可能であろう。
さらに、こうした独自のポジショニングの確立は、インナーブランディングにも良い影響がある。何をやらないかという決断は1社員にとっても明確であり、社員にとっての実行しやすさが見込める。社員個人としても、無数の競合企業がある中で、なぜその企業で働いているのかという部分が明確化しやすい。戦略が明確化されている企業では、従業員エンゲージメントも高いだろう。
楠木健氏は、このような「やる/やらない」の数段階の道筋を「骨太のストーリー」と呼び、その戦略によりどのようなゴールにたどり着けるのかを語れるストーリーの重要性を発信しているが、これもまた、ポーターの言う戦略の本質というものであろう。 -
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マーケティング論の本質を学ぶことができた.
本書はセオドア・レビット(マーケティング界の巨匠)が「ハーバード・ビジネス・レビュー」に投稿した全論文およびインタビュー内容のまとめたもの.
ページ数が625ページと多く,また難解な表現も多いため,読み終えるのに時間を要した.内容は理解しやすかった.
私はマーケティング論の初学者で,
「MBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた (KADOKAWA)」
に本書が紹介されていたため,本書を読むことを決意した.
本書を通して,マーケティング界の大家だというセオドア・レビットの考えを知り,マーケティングの本質を学んだ気になれたため,非常に本書を読んでよかったと思う. -
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マインドフルネスに関しての論文が多数載せられている。ある一つの論文にマインドフルネスの確かな科学的根拠のある効用は4つしかなく、1%しか正しいものはないという文章があった。これはこの本に記載されている論文全てを疑うべきか、それともこの本に記載されてる内容は1%なのか非常に気になる。やはりエビデンスをしっかり確認するのは大切だと改めて認識させられた。
4つの効果
①集中力が高まる
②ストレス下での平静維持
③記憶力の向上
④チームワークがよくなる
マインドフルネスを日々行っている人は、行っていない人々と比べ上記が優れている。
注意点
論理的、合理的思考を深めるため行うもので、思考をなくすために行うものではない。
また他人に無理強いすることは決してしてはならない。
起床後、昼食前、就寝前に各10分マインドフルネスを行う。また1人での食事の際、食事に集中する。とにかく今ここに集中。意識が逸れても大丈夫。すぐに戻す。
新たな気付きを多く得るほど、その事象を好きになる。 -
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あの「ブルー・オーシャン戦略」をまとめ上げる中で、ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された著者たちの論文をまとめたものです。全部で10の論文が収められているので、一つ一つの論文を読んで、この考え方について一つひとつ丁寧に理解することができて有り難かったです。戦略キャンバスという主題となる考え方についても再理解することができたのではないかと思っています。また、この独特の考え方に対しては導入に様々な抵抗が考えられますが。それに対してどのように進めて行くのかを、ステップとして具体的に書かれているところが非常に参考になりました。ブルー・オーシャン戦略だけでなく、新しいことをしようというときの組織の抵抗を思い出させられます。プロジェクトを進める人間は読んでおくべきだと感じました。
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ネタバレ経営論で包括的なバランスを重視。
アート、サイエンス、クラフトの3つに分類、
AI時代のマネージャーの役割を重視=直感、創造性、考えるよりまず行動、
戦略とは陶芸家がろくろで作品を作るようなもの、きちんと最初から計画を立てて行動するよりも、予期せぬ出来事に修正を重ねる。実効性が高い戦略が生まれる。戦略は工芸家の粘土。
戦略は策定するものでもあり、自己形成されるものでもある。創発戦略。思いもよらぬ方法が転換を生む。
資本主義は勝利などしていない。勝利したのはバランス。民間、公共、非営利組織、諸団体のバランスが取れた活力が温存されたのが資本主義。旧共産圏はバランスを失っただけ。公共が強くても崩れるが、民間セクターの力が強まってもバランスは崩れる。組織は自由だけであってはいけない。
民間、国家組織、共同所有型の組織、非事業組織、これらを使い分ける。人を自由にすることが目的、組織を自由にすることではない。
合理的とはケチのこと。合理化を進めても利益を上昇させることはできない。人員整理による利益増は真の姿ではない。
いつ解雇されるかわからない状態でいい仕事はできない。合理化はケチ。
分権化は中央集権を強める。エンパワーメントは権限を奪う。
偉大な組織は偉大なリーダーを必要としない。
従来型のMBAプログラムでは真の経営者は育成できない。
指揮者は、ソリストレベルの楽団員と主催者との間にたつマネージャーと同じ立場にいる。
情報、人、行動のレベルでマネージャーの役割を負うことができる。
近年では、コングロマリット化よりもコアコンピタンスを重視する考え方が主流。
多くのものは変化しない。ボタンがいい例。変わりゆくものにばかり目を奪われている。
強力なリーダーシップは必要ない。むしろ縮小が必要。ほどよいリーダーシップ。
ガースナーはIBMを強力なリーダーシップでeビジネス化を引っ張ったわけではない。むしろ、言い出した若手を励ましただけ。
マッキンゼーは、シニアパートナーを無記名投票で選ぶ。英雄のいない国は不幸だ、ではなく英雄を必要とする国はもっと不幸だ、が正しい。
米国企業の生産性の上昇は、実は生産性の損失。在庫が切れたら売り上げはない。短期業績と引き換えに将来の健全性を犠牲にしているだけ。
ダウンサイジング自体が、在庫の取り崩しと同じ。
多くの人が余剰人材になるのははぜか。
コストコは従業員を大切にし、報酬を支払っている。
サブプライム問題も経営の失敗が原因。手っ取り早く利益を伸ばして賞与を手にしたかったから。 -
Posted by ブクログ
普段は小説ばかり読んでいますが、会社の研修課題図書の第1段を読みました。
今後、自分が成長していくために重要なことは、いかに自分に向き合い、なぜそうなってしまったのかではなく、何をしなければいけないのか、という前向きに行動を具体化していく必要があるということ。
そして、都度発生する負の感情に抵抗せず、受け入れるゆとりを持ち、具体的な対策に向けて取り組むことがパフォーマンスの向上に繋がるとのこと。
また、自分自身を理解するだけでなく、他者が自分をどう見ているかを知ることも成長に繋がるため、積極的にフィードバックを求めて、それに対してポジティブに受け入れることが重要。
これらを実践していきたいと思いますが、なかなか苦労しそうです…。 -
Posted by ブクログ
・経験と能力は、自己認識の妨げになる
▶︎ 経験は、自分のパフォーマンスに誤ったバイアスをかける可能性がある。権力が強いほど、自分の技量を過信する。
・リーダーが自己をより、明確に理解するには、内面と外面の認識を高めることを意識し、愛のある批評家からの率直な意見を求め、「なぜ」ではなく「何」を自問すればよい。自分についてより多くを知れば、そこから得られる恩恵も増える。
▶︎ 素直に、誠実に
・なぜ、フィードバックを受け取ることはそれほど難しいのか。そのプロセスは人間の根本的な二つの欲求学び成長したいという欲求と、あるがままの自分を受け入れてもらいたいという欲求ーの間に対立を生じさせるからだ。
▶︎ リーダーはフィードバックをする際に、どちらのバランスを取り、実施する必要がある。