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人は案外、相手の話に集中できていない。上司部下の関係、他部署とのコラボレーション、顧客やクライアントとの対話……すべてにおいて「聞く力」は欠かせないスキルである。相手がいま何を言おうとしているのか、なぜそのような話をしているのか。集中力をもって耳を傾けることからコミュニケーションは始まる。
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Posted by ブクログ
いかに自分中心の聞き方から脱却し、相手を思ったアクティブリスニングへ変化させるかがキー。 リーダーとしてのリスニングも書かれていてためになります。
自分が注意散漫なせいなのか、会議で何言っていたか忘れてしまうことがしばしばあり、ちゃんと聞くスキルを身に付けたいと思い本書を読んだ。 その結果、本書に期待していた観点とは別の観点で気づきが多く得られた。最初は集中力を保つためのコツみたいのを期待していたが、そもそも聞けない理由は何か心理的・感情的な面...続きを読むが悪さをしていることが多い、という論考がいくつかあり、自らを省みるとそれに当てはまるような節がいくつかあった、ということがわかった。また、各々の状況に対する対処法とかも書かれていたのでとても参考になった。
相手を見て、うなずいて、反復する。これが良い聞き方とされているが、「適切な提案をする」というのも良い聞き手に必要な要素だという。確かに意見を求めるために話をしているのに意見が返ってこなければ、果たして自分の話を聞いていたのか、と思われてしまう。つまり提案をすることが問題なのではなく、提案の仕方に問...続きを読む題があったということになる。また、相手の意見を変えるためにも、まず相手の話を聞くことが重要であるとの例が示されていた。ある部族の風習に罪の代償として相手に娘を差し出すというものがあったが、丁寧に話を聞くことで、実は娘は帰ってきたり、それを強いる側の当事者も実は不満に思っていること、そして宗教的には実は禁止されていることなどが判明した。その結果、賠償金での解決をしても良いことになったという。これを直接的にビジネスに活用するのは難しいかもしれないが、話を聞くことから始まることを示す好例である。 ヒーリング・リーダーとなってしまった場合の対処についても触れている。ヒーリング・リーダーとは同僚からよく相談されるような人のことで、職場の潤滑油となるため重要である。しかし、自分自身の仕事に同僚の相談がプラスされ、しかも組織の役職と定められていることはほとんどないため評価されることもない。そのため過大なストレスに晒されてしまうことになる。そうなってしまった場合にどうすればよいか、ということである。実は単純で「ノー」といえばよいのである。つまり相談に乗りすぎることで相手の成長の機会を奪っていると考えるのである。そうすることで罪悪感も薄れ、自身のことに集中できるようになる。が、それでもだめなら職場を変えるのも正しい選択となる。 聞くことの重要性が説かれるようになって久しいが、効果的な聞き方を学ぶ機会は少ない。話を聞くことは重要であるが、ヒーリング・リーダーの例から分かる通り、話を聞きすぎるのも良くない。この論文集でどう聞けばよいのか、についての示唆を得ることができた。
短時間で読め、具体的な取り組み方法の記載があり、面白かった。 仕事がら話を聞くことについては人並みにはできていると思っていた。しかし、まだ私自身の聞く力についてはまだまだ不十分だという認識であり、聞く力の向上のために勉強をしたいなと思っていた。そんな中、とある動画をみて面白そうと思い、さっそく購入...続きを読む。 これからどうすればいいかについて具体的に書かれてあり、自分がこれから何をすればいいのかが分かりやすかった。聞く力を向上させるには、筋力向上のために筋トレをするのと同じで、聞く力をトレーニングし鍛える必要があることも知ることができた。 残念なのは、私自身の本を読む力が不足している様子で、もう1度読み直して復習する必要があると感じている。
聞くことに関する10数本の論文で構成された本。論文なので、1つ1つの起承転結は短く、深く理解を伴うためには精通していないとわからない部分もあるだろう。ただいくつかの論文は内容が薄っぺらい本よりもはるかに参考になったき、そこから気になる著作物を探すことができるのもよい。テクニックだと、質問を考えておく...続きを読む、最重要と思える助言を前もって書く。もう少し深い部分だと自分が相手へ抱く感情の源泉を意識して、知覚を知覚し、導いていくことが大切。
ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された論文で、 「部下との会話について」 を特化した本。 部下や同僚、そして顧客からの話に耳を傾けることの重要性が説かれている。 どうしてもビジネスマンは顧客に対し、 こちらの主張を通して、顧客を説得し、商品を買わせる という部分にスキルを求めてしまうが...続きを読む、この本では顧客の声をじっくりと聴くことによって、お互いに良い結果を得ることができると説明している。 なるほどね。
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