DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
再起力=レジリエンスだそうだ。学術的なレポートを集めた本なので、筋道を立てた考え方を得るには難しいものの、示唆に富む考え方が散見できる。帯のコピーは、ストレスフルな環境を生き抜くとなているが、「人間万事塞翁が馬」を別角度から解析。如何に生き残っていくかという、ある種の人間の本能を分解して名前をつけ認識させて利用できるようにしたもの。特に「WHYから始めよ」という命題が、朧気ながら見え隠れする所を、再度読んで確かめてみたい。後半の実際のエスタブリッシュメントを追跡調査する内容は、どちらかというと自分にはほど遠い絵空事のような気がするし、そんな自分にとっては役立つのか疑問ではあるが、いつかそのを見
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Posted by ブクログ
マインドフルネスに関する研究結果などについて、ざっと紹介し、そのビジネスへの実用度を解説しています。マインドフルネスは自律的な動機付けや、物事をニュートラルに俯瞰する視座を提供してくれます。それが結果的にビジネスという明確な目的達成に対しても有効だ、という主張ですね。また、リーダーシップのマインドフルネスとは、他者のマインドフルネスを認めるやりざまである、という点に少し触れています。比較的導入的な書籍と思いました。具体的な手法等の解説はほとんどありませんので、マインドフルネスってどんなものなんだろーという方には良いかな、と。細かくセクションが分かれていて量も少ないので読みやすいです。
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Posted by ブクログ
■嘘偽りのないスピーチの秘訣
・話し手の言葉によるメッセージと「非言語コミュニケーション」(目を合わせる、腕を広げるなどのボディランゲージ)が一致しないと、人は違和感を覚える。
そうなると、嘘偽りのない話し手(オーセンティック)として受け入れられるのは難しい。
・聞き手の心をつかむスピーチにするには、次の4点に留意してボディランゲージ含めてを練習する。
①聴衆に心を開く
②聴衆と心を通わせる
③熱意を持って語る
④聴衆のメッセージに耳を傾ける
■ストレスコミュニケーションの対処法
・解雇を宣告するなど、話す側も聞く側も重たい気分になる会話を「ストレスコミュニケーション」という。
・ストレスコ -
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Posted by ブクログ
■職場での幸福は重要である by アニー・マッキー
・職場で成功する上で、幸福感が重要。仕事と同僚に対して「エンゲージメント」(意欲や愛着、一体感など)
を持ち、幸福感を抱いている人ほど、有能な働き手となる。
・エンゲージメントを高める上で必要なのは次の3つ。
1.個人と組織の「将来に向けた有意義な展望」
2.自分の仕事が重要だと感じられる「意義のある目的」
3.信頼と支え合いに基づく「素晴らしい人間関係」
■「否定的な感情がない」ことが「幸福」ではない by ジェニファー・モス
・いつも陽気で、喜び、満足しているのが幸福な人だという考えは誤解。悪い事態の中に良いことを見いだし、
別の見方で -
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禅のことなのか、瞑想のことなのか、いま一つイメージがはっきりしない「マインドフルネス」について、分かりやすい言葉で表現されています。
まず、内省をすることを習慣にするために正しい「マインドフルネス」について知ることが大事なのがよくわかります。
applewatchにも「呼吸」のアプリがついていますから、一日のうち定期的に時間をとること自体は、わりとできるようになってきました。
問題は、どこで内省するか、どうやってやるか、です。
どうしても仕事場で一人になれるところ、といえばトイレの個室くらいしかありません。正直なところ、あまり快適な場所ではないので、集中できるかといえば疑問です。
強 -
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物足りなさは確かにあるけれど、トレーニング目的のビジネス書籍はこれくらいの「ハイライト集めました!」感はあるような気がするからこんなもんだと思う。
「知る」ための本ではなく、あくまでトレーニングきっかけのための本としてでしょう。
今回この本を取った理由は大体のところ2つ。
・大学卒業間際、知人の社会人(おそらく当時30前後)がブログで社会人になったら読んでおくといい本でEQ関連を勧めてたから。それから何年か経って、私が同じ位の年齢になったのでこのあたりで読んでおこうと思ったから。
・森岡さんの「マーケティングとは組織革命である」を読んで、内容捕捉のためにと。ジャンルとして似ている訳ではないけ -
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Posted by ブクログ
企業が潰れる時っていうのは、競争相手にヤラレタというよりは自らの生産力や活力の減退に起因することの方が多い・・・的な話をどこかで聞いたことがあるが、この本もそれに近い指摘をする。
要するに企業間の競争は、いかに相手を出し抜くかということもあるだろうけれども、コアコンピタンス、すなわち自身の強みを認識し、磨くことによって自ずから競争優位の境地を作り出すことにある。
その意味では、競争の敵は、外側よりむしろ(コンセンサスの齟齬だとか、足の引っ張り合いだとか、あれもこれもやりたがるとか、といった)内側にあるらしい、ということに思い至る。
なにかというと相手に「合わせる」ことしか言い出さない某ク -
Posted by ブクログ
ネタバレポーター氏の競争戦略論に関する論文をまとめたもよ。
競争要因の深堀りから始まり、戦略、特にポジショニングの確立について、衰退産業、企業戦略と幅広く書かれている。
企業が経営する中で、他社と競合関係にある場合、ポーター氏の競争戦略的な視点は有効だと思う。
ただ変化の早いIT産業では向いていない部分もあるが、ポジショニングに関しては他社動向を踏まえ刷新していく必要があるかもしれない。
参考になる部分は多い。
自社のビジネスを構成する要素をマッピングにより明確化し、各要素のフィットをクリアにすると、強みおよび取りうる戦略が明らかになると感じている。