山岡洋一のレビュー一覧
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なかなかに読み応えのある本です。
どんな事柄も捉え方は様々なんだなと改めて感じた。
「新・日本の経営」
その名のとおり、終身雇用や年功序列をはじめ、日本の経営について書かれた本です。
これを読んで思ったことは、自分の考えは、一般的に言われていることに流されていただけだったのかなっていうこと。
それは、一般に言われていることが間違っていて、この本に書かれていることが正しいというわけではなくて。
違う捉え方に出会ったことで、そういう考え方もあるのかぁって、物事の見方が広がったというか、そこから新たに自分の考えを見つけていくきっかけになるのかなって言うか、そんな発見ができた本です。
・失わ -
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ビジョナリーカンパニー3というよりも原著のタイトルである
"How the mighty fall"の方に惹かれた。
繁栄を極めた企業がその後、落ちるということは多々ある。(企業に限らず国もそうであることは歴史が示している。)
すごいと言われた企業が衰退していく過程には何か特徴があるのではないか?という問いから企画されたのが本書である。
調査の結果、以下のの5点を経て衰退もしくは倒産することことが分かった。
1. 成功から生まれる傲慢
2. 規律なき拡大路線
3. リスクと問題の否認
4. 一発逆転の追求
5. 屈服と凡庸な企業への転落か消滅
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いまさら?という感じですが読みました。Windows NTの開発物語ということですが、古さは感じませんでした。今と違うのはスケールだけであり、同じような光景はきっとあちこちで繰り広げられているのでしょう。それは進化がないということを意味するのではなく、進化を凌駕する複雑さの爆発的拡大を意味するのだろうとぼんやり考えてしまいます。
ということで、ソフトウェア開発に少しでも関わっている人にはおすすめです。
個人的に興味深かったのは、テストをする人がコードを読み込み、コードの間違いまで含めてバグを報告すると言うことと、100%ではないということの許容の仕方です。私は、テスターさんの役割について、バ -
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Built to lastという原題で、日本語版は1995年に出版された。偉大で永続する企業の特長に触れながら、基本理念の維持と進歩を促す仕組みの陰陽道的な共存が重要と説く。基本理念の欠落あるいは軽視が経営の迷走に繋がる、という主張は直観的に理解できる。
また、基本理念が会社の事業内容や人事・報酬といった実務体系と乖離する場合、基本理念はただの綺麗事に堕していまい、社員の間に冷ややかな雰囲気が蔓延する、という洞察も頷ける。言葉だけでなく、仕組みそのものが理念を語らなければならない。
一方で、本書で先見性があるとされたヒューレット・パッカードの分裂や、ボーイングやソニーの苦境は永続の難しさを -
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学生時代になんとなく習った気がするけど、よく思い出せない代表例がアダム・スミス『国富論』であろう。国富論といえば「神の見えざる手」という表現が有名であり、マーケットメカニズムよって国民が欲するあらゆるサービスが提供されるので、国家の権限は治安維持や国防、司法に限定すべきであるといった新自由主義的文脈に援用されることが多い。
しかし、アダム・スミスはそんなことは一言も言っていない。自由放任主義によって個人の利己的な行動が市場の調整機能によって全体の経済を豊かにするという内容は出てくるものの、むしろ主題にしているのは道徳経済論という理性や責任に基づいた経済活動の重要性である。
そしてこのような -
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グッドな会社とグレートな会社を比較分析し、その違いを述べた本。25年前に出されて本であり、研究の対象となっている企業や情報は古いのだが、出された数々の結論は、今でも適用できると思われる。「弾み車」の考え方が肝といえる。参考になった。
「「人材こそがもっとも重要な資産だ」という格言は間違っていた。人材が最重要の資産なのではない。適切な人材こそがもっとも重要な資産なのだ」p19
「中核事業で世界一になれないのであれば、中核事業が飛躍の基礎になることは絶対にありえない」p19
「革命や、劇的な改革や、痛みを伴う大リストラに取り組む指導者は、ほぼ例外なく偉大な企業への飛躍を達成できない。偉大な企業へ