山岡洋一のレビュー一覧
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復刊されていたということで、読んでみました。
NTというと、当時 Windows 95の、次がNT4.0という長いつきあいです。
気がつけば、Windows 2000/XP/Vista とNTを基盤をするWindowsにシフトしていったことを思うと、
NTはマイクロソフトにとっては最大のプロジェクトだったんだなと思います。
ただ、その道のりは厳しかったようです、この本から当時の状況が伺えます。
技術書と言うより読み物としての側面が強いで、読みやすくなっていますが、
現実は、ここで書かれている以上に大変だったんだろうなと思います。
3年ぐらい同じプロジェクトでデスマーチをした経験から、そのすさまじさが目に浮かびます。
しかしデスマーチが死の行進というタイトルがついているのには笑いました。
そう、死の行進なんですよね。 -
Posted by ブクログ
第一章「翻訳とは何か」:過去の哲学書翻訳二種を中心に、翻訳とは何の為に為されるかが語られる。
第二章「歴史のなかの翻訳家」:三蔵法師、フナイン・イブン・イスハーク、ウィリアム・ティンダル、村田蔵六(大村益次郎)といった、歴史に残る翻訳家を紹介。
第三章「翻訳の技術」:翻訳の過程である「読む」「理解する」「調べる」「書く」を個別に詳しく解説。
第四章「翻訳の市場」
第五章「翻訳者への道」
第六章「職業としての翻訳」
第四章以下は、章別に感想をメモする事を失念した。
とにかく、翻訳の厳しさ・難しさ・割に合わなさがこれでもかと繰り返されていた。
この本を読んだ後に、それでも翻訳を志したいという人が居たら本物だと思う。 -
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会社という組織は往々にして利益追従傾倒や時代という変革に適応できずに衰退するか、適応した会社は反映するのかを一つの視点と解釈をを実践という形で提供する内容である。
本著は指すカリスマ経営者では時代を超えて活躍出来る企業にはならないと主張する。淘汰という言葉がある。不要なものを排するという意味だ。会社組織も同じで社会から不要になれば淘汰され、吸収または倒産するという形で消えていく。それはスタートアップだろうが、ベンチャーだろうが、中小企業、大企業や世界企業でも同様に言える。今、正に世界の最先端にいるメガカンパニーだろうが、100年持つかは誰にもわからない。もしかしたら、10年後には無いかもしれないからだ。
さて、本著ではその時代毎の流行に惑わされることなく、自社が主張する核心部分を核としながらも、時代という大きな変化に適応し、自社を更新しせよと強く主張する。この言葉はどの業界業種にも言える。別に時代に無理して合わせなくても良い。ただ、何故、それを今やる必要があるのかという問いを磨き続けて行動しながら修正していくことが必須だろう。
単なる利益や株主価値の最大化を目的にせず、時代が変わっても揺るがない「核となる理念」を持ち続け、その理念を軸に経営判断や組織作りが重要である。
本著は企業や組織作りについて様々な視点と思索を提供するものだ。だが、これは家庭内や副業レベルでも応用は充分に利く。巨大企業も家族という単位でも組織作りは重要なことだ。
自社が掲げる、個人が掲げる大きな目標と同時に、提示して社員や社会の心を惹きつけることが革新と成長を生む。そして、普遍的な基本理念を土台に、変化への柔軟性も持ちつつ、組織自体が永続性を獲得できる仕組み作り――これが「ビジョナリー・カンパニー」(時代を超える企業)の条件であり、何十年にもわたる成功の根本理由だろう。
時代を超えて活躍したい人に向けて読み継がれる良書であるといえよう。 -
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ビジョナリーカンパニーシリーズ3作目。
私はこの3作目から読んでしまったが、おそらくシリーズの最初から順に読んでいった方が良いのではないかと感じた。
本の構成は、
①衰退の5段階を列挙→②それぞれの段階毎に豊富な事例を記載→③それらの事例の共通点を記載(まとめ)
という感じ。
最初は、全て読んでいたが、後半では事例を飛ばしてまとめだけ読んでもある程度、理解できると感じた。(逆に、事例とまとめが上手く自分の頭の中で結びつかないこともあって、まとめを読んだ時にそういうことが言いたかったのねと感じることもあった。)
ただ、書かれていることはすごく納得がいくことで、自分が務めている会社に当てはめながら考えていくと読むのがとても面白い。 -
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◆衰退の5段階
第1段階 : 成功から生まれる傲慢
第2段階 : 規律なき拡大路線
第3段階 : リスクと問題の否認
第4段階 : 一発逆転策の追求
第5段階 : 屈服と凡庸な企業への転落か消滅
◆成功から生まれる傲慢
・成功は当然だとする傲慢
・主要な弾み車の無視
→指導者が外部にある脅威や冒険、機会に関心を奪われ、当初に偉大な業績をあげるようになったときと同じ徹底した創造性を発揮して若返りをはかろうとはしない。
・『何』から『なぜ』への移行
→ 成功すると、企業は『何』に意識が向く。本来は『なぜ』何を提供するか、が大切。
・学習意欲の低下
・運の役割の軽視
◆ 不適切な人材と適切な人材の違い
不適切な人材が自分はこれこれの「肩書き」をもっていると考えるのに対して、適切な人材が自分はこれこれに「責任」を負っていると考えることである。主要なポストにある人はみな、「どのような仕事をしているのですか」と質問されたとき、肩書きをあげるのではなく、個人として負っている責任をあげて答えられなければならない。 -
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◆すばらしい意図を持ち、気持ちを奮い立たせるようなビジョンを持っているが、その意図を活かす具体的な仕組みをつくるという不可欠な手段をとっていない組織が少なくない。
ex.ディズニー大学生
◆カルトのような文化
・先見性(ビジョナリー)とは、やさしさではなく、自由放を許すことでもなかった。事実はまったく逆であった。ビジョナリー・カンパニーは自分たちの性格、存在意義、達成すべきことをはっきりさせているので、自社の厳しい基準に合わない社員や合わせようとしない社員が働ける余地は少なくなる傾向がある。
《カルトと共通する点》
* 理念への熱狂
* 教化への努力
* 同質性の追求
* エリート主義
・個人崇拝のカルトをつくるべきだということではない。それは、絶対にやってはならないことである。学ぶべき点は、基本理念を熱心に維持するしっかりした仕組みを持った”組織をつくる”ことである。
・カルトのような文化は、基本理念を維持するものであり、これとパランスを取るものとして、進歩を促す強烈な文化がなければならない。 -
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飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった
とあるが、現在では存在する企業もあると思われる。
その点を踏まえて、新しい作品を読んでみたい。
また、人材を集めてから動くことは、なるほどと思う。
ベストセラー『ビジョナリーカンパニー』の著者が7年ぶりに書き下ろす 飛躍企業11社の秘密!!
ごく普通の会社が、世界有数の経営者に率いられた超一流企業に勝るめざましい業績をあげるまでに変身した。全米1435社の中から選ばれた傑出した業績を長期間持続させることに成功したジレット、フィリップ・モリス、キンバリー・クラーク、ウェルズ・ファーゴ等の飛躍を遂げた企業11社をそれぞれの業種で競合関係にある企業と詳細に比較・分析した結果、飛躍したこれらの企業には共通した以下のような特徴があった。
●飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった。その一方で勝利への核心を持ち続ける不屈の意思を備えており、カエサルやパットン将軍というよりは、リンカーンやソクラテスに似た思索する経営者であった。
●飛躍を導いた経営者は、最初に優秀な人材を選び、その後に経営目標を定める。目標にあわせた人材を選ぶのではない。
●飛躍を導いた経営者は、自社が世界一になれる部分はどこか、経済的原動力は何か、そして情熱を持って取り組めるものは何かを深く考え、必要とあればそれまでの中核事業を切り捨てる判断さえ下す。
●劇的な改革や痛みを伴う大リストラに取り組む経営者は、ほぼ例外なく継続した飛躍を達成できない。飛躍を導いた経営者は、結果的に劇的な転換にみえる改革を、社内に規律を重視した文化を築きながら、じっくりと時間をかけて実行する。
飛躍した企業と比較対象企業の例 ジレット vs ワーナーランバート フィリップ・モリス vs R.J.レイノルズ キンバリー・クラーク vs スコットペーパー ウェルズ・ファーゴ vs バンク・オブ・アメリカ -
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概念として4つ
①時を告げる予言者になるな。時計をつくる設計者になれ。
②ANDの才能を重視しよう。
③基本理念を維持し、進歩を促す。
④一貫性を追求しよう。
かなり古いものではあるが、確かに同じようなことをしていた日本企業もある。理念をつくるなど。
ただ、現在では時を告げる予言者がトップの企業も多く、カリスマ性に溢れる経営者もいる。
少し時代のズレがあるため、シリーズを読んでみたくなった。
そのような経営者たちに、どのような考えを持っているのだろうか。
説明
企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として1に顧客、2に社員、3に地域社会、最後にようやく株主という基本理念を掲げる企業がアメリカの経営者から尊敬を集めているのも事実だ。 本書は、アメリカの主要企業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から生み出されたレポート。企業を組織する人間が企業内に活力を生み出すのは、カネでは計れない動機づけにあるというシンプルな「真理」が、ライバル企業と比較された各社の資料、エピソードから浮き彫りにされる。著者の1人であるコリンズはコンサルティングも手がける大学教授であるためか、随所に抽象化された概念と企業が取るべき方策が図を合わせて示される。しかし、経営指南よりも、世界を代表する大企業の決断の歴史が斜め読みできる魅力の方が大きいだろう。(青木 明) -
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相変わらずの調査量と実例の豊富さに驚かされる。
ただ注意したいのは、衰退の五段階は確かにそうだと思うが、後知恵バイアスが多大に働いている可能性だ。
「後から第三者が見たらそうだよね」ということで、この衰退サイクルを歩んでいる中、当事者たちはそんなことに気付けなかっただろうし、じゃあ、気づくにはどうすればいいの?という解決策も特にない。この辺は経済学者っぽいなぁと思うし、集団の中で実践に移すのはかなり困難だろう。
この本の教訓を活かせるとしたらむしろ、個人のキャリアに対してだろう。リスクと問題の否認に陥っていないか等、定期的に自分に問いかけてキャリア選択をすると良い。 -
Posted by ブクログ
衰退の五段階
第一段階 成功から生まれる傲慢
・成功は当然だとする傲慢
・主要な弾み車の無視
当初に偉大な業績をあげるようになったときと同じ徹底した創造性を発揮して若返りをはかろうとはしない。
・何からなぜへの移行
成功を謳歌する見方をするようになり(我々が成功しているのは、これこれのことをしているからだ)、深い理解と見識(我々が成功を収めているのは、これこれのことをする理由と、それが通用しなくなる条件を理解しているからだ)が忘れられる
・学習意欲の低下
真に偉大な人物は好奇心と学習意欲を特徴としている
第二段階 規律なき拡大路線
・持続可能な成長の追求と、大きさと偉大さの混同
成功を収めるとさらなる成長を求める圧力が生まれ、期待の悪循環がはじまる。(拡張しすぎ)
・関連しない分野への規律なき飛躍
以下3つのうちどれかにあてはまらない分野に劇的に進出する
1.情熱をもって取り組める分野、会社の基本的価値観に一致する分野
2.その活動で世界一になれるのか
3.経済的原動力、経済資源の原動力を強化する活動なのか
・主要なポストのうち、適切な人材が配置されているものの比率の低下
・官僚制による規律の破壊
自分の仕事を責任によってではなく、肩書きで考える見方が強まる。
・組織の利害より個人の利害を優先
◼︎メルク、モトローラ、HPは基本路線をわすれ拡大することを目的としてしまった。
第三段階 リスクと問題の否認
・良いデータを強調し、悪いデータを小さくみせる傾向
悪いデータを小さくみせるか説明し、会社の何かがおかしくなっているとは想定しようとしない。
・事実の裏付けがない大きな賭けと大胆な目標
・曖昧なデータに基づいて、とてつもないリスクをおかす動き
◼︎偉大な企業は成功しない可能性もある小さなアイデアを大量に試す。
◼︎大量の事実が積み上がって、成功を収められると見られるようになってはじめて、大胆な賭けに出ている。
◼︎現実には事実が明確に判断できるとは限らない。状況は複雑でどちらにも解釈できる。
◼︎データが曖昧か矛盾している状態で高リスクの賭けか決定を行うとき、3つの問いをたてるべき。
1.良い結果になった時に何が得られるのか。
2.きわめて悪い結果になった時どのような打撃となるか
3.その打撃に耐えられるか。確かに耐えられるか。
(NASAのOリング)
・経営陣の健全な行動様式の衰退
・外部要因への責任の押し付け
・組織再編への固執
幹部は外的な条件ではなく、社内政治に注意を集中する
第四段階 一発逆転策の追求
・特効薬の追求
「ゲームを変える」買収、新戦略への一貫性のない飛躍、興奮を呼ぶ技術革新など、劇的で大きな動きによって素早く突破口を開こうとする傾向がある。失敗するたびにこれを繰り返し、一貫性のない行動をいつまでも続ける。
◼︎最優先事項はビジョンではなく、もっと基本的な活動
(主要ポストに適切な人材を配置すること、
収益性を回復すること、
キャッシュフローを増やすこと、
顧客本位の姿勢を回復すること)
◼︎一歩ずつ足元を固める堅実な方法をとり、既存の強みを活かすことを基本とするべき。
◼︎何もしなければ死ぬ。しかし第四段階の初めにはあと一歩で破綻する状態にはなっていない。
・救世主のような指導者への期待
外部からCEO招聘はうまくいかない
・抜本的な変化と「革命」の喧伝
「革命」や「抜本的」変化といった言葉が使われる
・混乱と皮肉な見方
組織の存在理由は何なのかを従業員が簡単に語ることができなくなる
第五段階 屈服と凡庸な企業への転落か消滅