山岡洋一のレビュー一覧

  • 闘うプログラマー[新装版] ビル・ゲイツの野望を担った男達

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    壮絶なソフトウェア開発の状況が鮮やかに描かれている。書中では、ブルックスの法則が引用されているように、遅れた進捗を取り戻すために単純に人的リソースを投入することは愚であることが実例により示されている。その解は、担当者による私生活の崩壊やバーンアウトに至るほどの自己犠牲に他ならないのかとさえ思えた。現在のMicrosoftにおける開発プロジェクトはここまでではないと思うが、Googleなんかはどんな感じなんだろうか。ビジネスモデルが異なっているため単純に比較することに意味は無いだろうが興味はある。

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    2014年01月15日
  • ビジョナリー・カンパニー【特別編】

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    「ビジョナリーカンパニー」「ビジョナリーカンパニー2」とは違い、社会セクターにおいて偉大な組織を築くにはどうすればよいのかが述べられている。若干の違いはあるものの、偉大な企業・社会セクターを構築するプロセスはほとんど同じであり、結局は偉大な組織を創り上げることが偉大な企業・社会セクターの必要十分条件であることが分かった。改めて思ったけど、やっぱ「ビジョナリーカンパニー」シリーズはすげぇ面白い!

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    2009年10月04日
  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

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    会社という組織は往々にして利益追従傾倒や時代という変革に適応できずに衰退するか、適応した会社は反映するのかを一つの視点と解釈をを実践という形で提供する内容である。
    本著は指すカリスマ経営者では時代を超えて活躍出来る企業にはならないと主張する。淘汰という言葉がある。不要なものを排するという意味だ。会社組織も同じで社会から不要になれば淘汰され、吸収または倒産するという形で消えていく。それはスタートアップだろうが、ベンチャーだろうが、中小企業、大企業や世界企業でも同様に言える。今、正に世界の最先端にいるメガカンパニーだろうが、100年持つかは誰にもわからない。もしかしたら、10年後には無いかもしれな

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    2025年10月15日
  • ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

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    グッドカンパニーからグレートカンパニーになるためには規律を文化まで高めることが重要。
    そして、その仕事が好きということも大事。好きだから偉大にするべきだ。

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    2025年07月01日
  • ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

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    ビジョナリーカンパニーシリーズ3作目。
    私はこの3作目から読んでしまったが、おそらくシリーズの最初から順に読んでいった方が良いのではないかと感じた。

    本の構成は、
    ①衰退の5段階を列挙→②それぞれの段階毎に豊富な事例を記載→③それらの事例の共通点を記載(まとめ)
    という感じ。
    最初は、全て読んでいたが、後半では事例を飛ばしてまとめだけ読んでもある程度、理解できると感じた。(逆に、事例とまとめが上手く自分の頭の中で結びつかないこともあって、まとめを読んだ時にそういうことが言いたかったのねと感じることもあった。)
    ただ、書かれていることはすごく納得がいくことで、自分が務めている会社に当てはめなが

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    2025年03月29日
  • 翻訳とは何か : 職業としての翻訳

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    ネタバレ

    ・翻訳の秘訣、それは完成度の高い日本語で書くようにつとめることである。(108)
    ・翻訳は、集中し没頭しなければできない仕事である。(中略)ところが自宅は生活の場として作られていて、仕事に没頭するには適していないのが通常である。(234)
    ・歴史をみていくと、どの国でもどの民族でも大きく発展するときはその前に、翻訳という形で外国のすぐれた知識や技術をとりいれる動きが活発になる時期がある。(281)

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    2024年10月06日
  • ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

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    ◆衰退の5段階
    第1段階 : 成功から生まれる傲慢
    第2段階 : 規律なき拡大路線
    第3段階 : リスクと問題の否認
    第4段階 : 一発逆転策の追求
    第5段階 : 屈服と凡庸な企業への転落か消滅

    ◆成功から生まれる傲慢
    ・成功は当然だとする傲慢
    ・主要な弾み車の無視
    →指導者が外部にある脅威や冒険、機会に関心を奪われ、当初に偉大な業績をあげるようになったときと同じ徹底した創造性を発揮して若返りをはかろうとはしない。
    ・『何』から『なぜ』への移行
    → 成功すると、企業は『何』に意識が向く。本来は『なぜ』何を提供するか、が大切。
    ・学習意欲の低下
    ・運の役割の軽視

    ◆ 不適切な人材と適切な人材

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    2024年03月26日
  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

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    ◆すばらしい意図を持ち、気持ちを奮い立たせるようなビジョンを持っているが、その意図を活かす具体的な仕組みをつくるという不可欠な手段をとっていない組織が少なくない。
    ex.ディズニー大学生

    ◆カルトのような文化
    ・先見性(ビジョナリー)とは、やさしさではなく、自由放を許すことでもなかった。事実はまったく逆であった。ビジョナリー・カンパニーは自分たちの性格、存在意義、達成すべきことをはっきりさせているので、自社の厳しい基準に合わない社員や合わせようとしない社員が働ける余地は少なくなる傾向がある。
    《カルトと共通する点》
    * 理念への熱狂
    * 教化への努力
    * 同質性の追求
    * エリート主

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    2024年02月29日
  • ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

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    傲慢、規律なき拡大路線、リスクと問題の否認、一発逆転の追求のサイクルにはまってしまうと、転落していく。
    経営者ではないが、今の仕事の基本目的を重視すること、謙虚であること、失敗や問題を直視する勇気をもつことの大切さは活かしていきたい。

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    2024年02月07日
  • ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

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    飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった
    とあるが、現在では存在する企業もあると思われる。
    その点を踏まえて、新しい作品を読んでみたい。
    また、人材を集めてから動くことは、なるほどと思う。


    ベストセラー『ビジョナリーカンパニー』の著者が7年ぶりに書き下ろす 飛躍企業11社の秘密!!
    ごく普通の会社が、世界有数の経営者に率いられた超一流企業に勝るめざましい業績をあげるまでに変身した。全米1435社の中から選ばれた傑出した業績を長期間持続させることに成功したジレット、フィリップ・モリス、キンバリー・クラーク、ウェルズ・ファーゴ等の飛躍を遂げた企業11社をそ

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    2023年05月28日
  • ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

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    書かれている内容は普遍的でシンプルだが、完璧に理解し、実行するには奥深過ぎると感じた。
    スルメイカのような本なのかも。

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    2023年05月01日
  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

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    概念として4つ
    ①時を告げる予言者になるな。時計をつくる設計者になれ。
    ②ANDの才能を重視しよう。
    ③基本理念を維持し、進歩を促す。
    ④一貫性を追求しよう。

    かなり古いものではあるが、確かに同じようなことをしていた日本企業もある。理念をつくるなど。
    ただ、現在では時を告げる予言者がトップの企業も多く、カリスマ性に溢れる経営者もいる。
    少し時代のズレがあるため、シリーズを読んでみたくなった。
    そのような経営者たちに、どのような考えを持っているのだろうか。


    説明

    企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として

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    2022年09月25日
  • ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

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    相変わらずの調査量と実例の豊富さに驚かされる。
    ただ注意したいのは、衰退の五段階は確かにそうだと思うが、後知恵バイアスが多大に働いている可能性だ。
    「後から第三者が見たらそうだよね」ということで、この衰退サイクルを歩んでいる中、当事者たちはそんなことに気付けなかっただろうし、じゃあ、気づくにはどうすればいいの?という解決策も特にない。この辺は経済学者っぽいなぁと思うし、集団の中で実践に移すのはかなり困難だろう。
    この本の教訓を活かせるとしたらむしろ、個人のキャリアに対してだろう。リスクと問題の否認に陥っていないか等、定期的に自分に問いかけてキャリア選択をすると良い。

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    2022年03月05日
  • ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

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    【人材】
    職業人としての意思の強さ、個人としての謙虚さ、最初に人を選ぶ
    【考え】
    質問によって指導する、非難はしない
    ①情熱を持って取り組めるもの②自社が世界一になれる部分③経済的原動力になり得るもの、この3つが重なる部分がどこかを考える
    【行動】
    人ではなくシステムを管理する
    予算編成はどの活動に資金を注入するかを決める

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    2022年02月27日
  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

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    本書は、時代を超えてしなやかに生き続ける会社の共通点について考察している。経営理念が、ただのスローガンではなく、経営の判断基準、組織のDNAのレベルにまでなっている会社が、なぜ強いのかについて知ると、「企業の経営者がどこを見て、その企業を経営しているのか」について興味が湧く。

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    2021年09月23日
  • ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

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    衰退の五段階
    第一段階 成功から生まれる傲慢
    ・成功は当然だとする傲慢
    ・主要な弾み車の無視
     当初に偉大な業績をあげるようになったときと同じ徹底した創造性を発揮して若返りをはかろうとはしない。
    ・何からなぜへの移行
     成功を謳歌する見方をするようになり(我々が成功しているのは、これこれのことをしているからだ)、深い理解と見識(我々が成功を収めているのは、これこれのことをする理由と、それが通用しなくなる条件を理解しているからだ)が忘れられる
    ・学習意欲の低下
     真に偉大な人物は好奇心と学習意欲を特徴としている


    第二段階 規律なき拡大路線
    ・持続可能な成長の追求と、大きさと偉大さの混同
     

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    2020年04月25日
  • ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

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    経営者の自伝や一般的なビジネス書とは異なり、データを元に分析した内容と、その分析に至るまでの過程が書かれている。勉強になる話が多くて面白い。

    以下、本書より抜粋。
    「結果が悪かったとき、窓の外ではなく鏡をみて、責任は自分にあると考える。他人や外部要因や運の悪さのためだとは考えない。」

    「運転手には、『サーキット・シティの従業員のうち、顧客に最後に接するのが君だ。制服を支給する。髭を必ず剃り、身体をいつも清潔にしていなければいけない。プロになってほしい』と話した。」

    「バスから降ろすべきかではなく、採用すべきかが問題だと想定した場合、その人物をもう一度雇うだろうか。その人物がやってきて、素

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    2019年10月03日
  • ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

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    ・偉大な企業が衰退に向かう時、次の5段階を経ることが多い。

    ①第1段階「成功から生まれる傲慢」
    衰退への第1段階が始まるのは、企業が傲慢になった時。成功したことにより、自分たちの長所と能力を過大評価し、その結果、当初に成功をもたらした真の基礎的要
    因を見失ってしまう。

    ②第2段階「規律なき拡大路線」
    傲慢から生まれるのが、規律なき拡大路線である。規模を拡大し、成長率を高め、世間の評価を高めるなど、経営陣が「成功」の指標と見なすものは何でも貪欲に追求する。

    ③第3段階「リスクと問題の否認」
    拡大路線を続けていると、様々なリスクや問題が生じる。だが、外見的には業績が良いことから、良いデータを

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    2019年08月28日
  • 日本の経営<新訳版>

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    原著が出たのは1958年(昭和33年)と、60年以上昔の話。何だか、違う世界を見ているような気分になる。

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    2019年08月15日
  • ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

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    優秀な経営者は教えるのでなく常に学ぼうとする
    信頼できるものは肩書きでなく、何の責任を負っているかで自らを説明する
    企業はイノベーション不足より、リスクを取りすぎて転落するほうが多い
    本業への熱意と回転が不足すると危険

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    2019年04月21日