あらすじ
良い企業は多いが、偉大な企業はきわめて少ない。株式の平均運用成績の観点から、大きな飛躍を経験し、以後15年間にわたってその実績を維持したジレットやフィリップモリスをはじめとする11社を偉大な企業として選び、各社をそれぞれの競合企業と比較する。一見すると地味なこれら11社が、GEやインテルを上回る実績を残した要因をリーダーシップ、人材戦略、企業文化等から分析し、良好な企業が偉大な企業へと変貌するために必要な条件を明らかにする。
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Posted by ブクログ
2024/08/19読破
一言 組織(組織人)としての目指す方向が分かる。
感想 全ては、人によって支えられており、会社を生かすも潰すも、経営者次第。
採用に関しては、第一水準を満たしている人を採用すべき。
管理者に関しては、第三水準となるような教育を行うべき。
それを共通認識として持ってもらう仕組みづくりが大切であると学びました
下記は印象に残った点
良い人を集める。第五人格者を形成する。
困難には立ち向かい、考え、直視して対策する。
ハリネズミの概念(重要な点)を見つけ出し、貫く。
組織として、規律を作りぐるぐる回していく。
p31
第5水準の経営者
「個人としての謙虚と職業人としての意思の強さと言う矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる」
第4水準の経営者 有能な経営者
「明確で説得力のあるビジョンへの指示とビジョンの実現に向けた努力を生み出し、これまでより高い水準の業績を達成するよう組織に刺激を与える」
第3水準 有能な管理者
人と資源を組織化し、決められた目標を効率的に効果的に追求する
第2水準 組織に寄与する個人
組織目標の達成のために、自分の能力を発揮し、組織の中で他の人たちとうまく協力する
第1水準 有能な個人
才能、知識、スキル、勤勉さによって生産的な仕事をする
p93
スタッフをバスから降ろすか考えた時、
①その人物をもう一度雇うか?
②その人物が辞める時、胸を撫で下ろすか、喜ぶか
p168
財務諸表の分母にするもの
p180
ハリネズミとキツネ
ハリネズミの概念は形成するまでに平均4年かかる
Posted by ブクログ
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1.この本を選んだ目的
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学校の授業で必読となったので読みました。
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2.概要
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筆者のチームが、成功した企業と、偉大な企業を比較した結果を分析して、偉大な企業になるためにリーダーはどのような行動をしなければいけないのかを伝えていきます。
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3.感想
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むか~し、友達に、何かをやるなら、「世界一にならないとね」と言われて、常に世界一になれるものをさがしていた時がありました。ある程度の知識や経験がついてくると、毎回、「これは世界一なんて、ぜったい無理」となりました(´;ω;`)ウゥゥ
そんな私ですが、あらためて、高みを目指して、取り組みを変えていきたいなと、思える作品でした。
出だしから、
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良好(グッド)は偉大(グレート)の敵である。
偉大な企業がめったにないのはまさに、ほとんどの企業がそこそこ良い企業になるから。
ーーー
という始まりで、なかなかに面白かったです。グッドでいいですよね、ほんと、そう思ってました。
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4.具体的にどのような点を学習したか?
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・第五水準のリーダーシップとはどんなものか
・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
・厳しい現実を直視する
・厳格さをどのように確立するか
・従業員や幹部の動機付けに努力するのは、大部分、時間の無駄
・答えではなく、質問によって指導する
・三つの円
①情報をもって取り組めるもの
②経済的原動力になるもの
③自社が世界一になれる部分
などなど、、、
なかなか面白いです。
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5.具体的にどのような行動をするか?
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本書では、偉大な企業のリーダーは、「第五水準のリーダーシップ」を保持していると定義しています。
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飛躍を指導したリーダーは、万事に控えめで、物静かで、内気で、恥ずかしがり屋ですらある。個人としてはの謙虚さと、職業人としての意思の強さという一見矛盾した組み合わせを特徴としている。
ーーー
そうですね、まずは、謙虚さをもっと意識していきます。一人では何もできないことを理解するところからですね。
視座を高くは、何度も言われ続けていますが、もっと、もっと、広い視点をもっていきたいと思います。
一つの判断、一つの提案、一つの対応、、、一つ一つのことを、もっと広い視点をもった上で紡ぎ出していきたいです。
Posted by ブクログ
企業運営のポイントを実例に基づき精緻に分析して示している良書。古いアメリが企業の事例に基づいているが、内容は今でもそのまま使えるように思う。現在は良い人を集めることのハードルが高くなっているが、まずは良い人を集めて、一貫性のある施策を進め、やる事とともに止めることを明確に示していきたい。
Posted by ブクログ
偉大な企業のストーリーはいつも心を奮い立たせてくれる。企業が偉大になる要素の解説だけではなく、人生において仕事の意味を考え直す、きっかけになる一冊。良書です。
Posted by ブクログ
書かれている分析やデータをそのまま活用できるかはわからないし、実はそこが本質ではない。企業活動という不確かなものを本理的に説明しようとした事が画期的。
Posted by ブクログ
有名な本なので昔から存在は知ってましたが、分厚さや、タイトルがピンと来ず、何となく敬遠してました。
感想。
読んでよかったです。どうやったら偉大な企業になれるのか、偉大な企業の分析結果から語られている本。
備忘録。
・第五水準のリーダーシップ。飛躍を指導した企業は、万事に控えめで、物静かで、内気で、恥ずかしがり屋ですらある。謙虚さと職業人としての意志の強さを併せ持つのが特徴。
・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。
・厳しい現実を直視する。だが勝利への確信を失わない。
・針鼠の概念。極めて単純な戦略で、中核事業やコアコンピタンスはなく世界一になれる分野に取り組む。戦略ではなく、分野がどこか。
・弾み車。偉大な企業への飛躍は、劇的なイベントによってなされるものではない。一瞬の幸運や、奇跡の瞬間もない。巨大で重い弾み車を一つの方向に回し続ける取り組みに似た行動が必要。
(以上が結論。読み終わってから、本書の冒頭部分の要約を読むとスッキリする。以下はキラーフレーズの備忘録)
・全ての答えは「リーダーシップ」という短慮を打破するのが本書。
・偉大な企業の経営者は、その要因を「幸運」という。謙虚なのだ。
・偉大な企業の経営者は、「まず目的地を決めて、次に共に旅をする人を決める」という手段を取らない。まずバスに乗せる人を決める。素晴らしい人をバスに乗せれば、行く先も変えられる。
・大事なのは、適切な人をバスに乗せることと、不適格な人はバスから降ろすこと。ここの厳格さが必要。
・一人の天才が最初に目的地=ビジョンを決めて、その後に実現に必要な人を選ぶのは、第四水準の経営者。偉大な企業にはならない(良い企業にはなるのだろう)。
・採用においては、疑問があれば採用せず、人材を探し続ける姿勢が有効。
・座らせている席が悪いのか、座っている席が悪いのか、その判断には時間がかかる場合がある。それでも飛躍した企業の経営者は速やかに何かしらの行動している。
・答えではなく質問によって指導する。
・危機において、乗り越えるのではなく、その機会に更に飛躍することを考える。
・偉大な企業は、新興技術に慌てない。よく考えて対処する。
・規律の「文化」に頼る。
・偉大な企業への飛躍に、魔法の瞬間などない。一撃突破などない。
・ビジョンや計画を示した後、皆が確認できる実績で方向の正しさを示す。
Posted by ブクログ
第5水準のリーダーシップ、誰をバスに乗せるか、針鼠の概念など、経営の名著であるが故に多くの気づきと学びがあるが、中でも最も印象深いのは、誰をバスから降ろすかという考え方だった。残酷なように感じるが、これが結局はお互いのためなのだと思う。
以下、備忘しておきたい一文。
・このバスでどこに行くべきかは分からない。しかし、分かっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ。
Posted by ブクログ
第5水準のリーダーシップ。謙虚であり職人としての意志の強さを持つ。
最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。とにかく適切な人から選ぶ。不適切な人を適切な人にするのは難しい。
厳しい現実を直視する。問題から目を逸らしたり、すり替えたりせず、真っ向から取り組む。
針鼠の概念。世界一になれる部分、情熱をもって取り組めるもの、経済的原動力になるものが重なる部分。たった一つの肝心要の点。
規律の文化。暴君による規律ではなく、自発的な規律。
弾み車。継続して行く事全てが原動力。
これらの法則は教育にも当てはまると感じた。
Posted by ブクログ
偉大な企業はなぜ偉大なのか?を大きく7つの要素で説明した1冊。
分析対象企業は米国の株式市場より11社が明確な基準で選出されており、これらを膨大な労力をかけて研究した結果がまとめられている。
誰をバスに乗せるかが重要、とはよく聞くが、行き先(ビジョン)を決めることよりも先であるというのは意外な点だった。強烈なリーダーシップを持ったリーダーがビジョンを明確に定め個の力で集団を導いていく、だけでは長期に渡る「偉大な企業」を作ることは到底できないということなのだろう。
とはいえ、どれも成功要因としては理解はできるものの、実践が難しいものばかり(偉大な企業になり得る成功要因なので当たり前だが)。
実務に引き寄せる上では巻末のFAQコーナーが役に立つ。
Posted by ブクログ
「人材は最重要の資産ではない。適切な人材こそがもっとも重要な資産なのだ。」という一文に心がスッキリした。労働力不足やら働き方改革やらで、従業員が優遇される傾向にあるが、無条件に人財扱いされるわけがないと思う。
「従業員の動機付けは、弾み車を押し続けることで、みんなが確認できるような実績を示せれば十分」といった趣旨のことが書かれていたが、これも適切な人材を集めているからこそだと思う。少し前に読んだ「V字回復の経営」という別の書籍には、従業員の意識改革に力を注いだり戦略的に仲間を増やしながら成功に導く様子が描かれており、対極的な内容で非常に興味深かった。
Posted by ブクログ
内容がいずれも実際に結果を上げている会社の分析から成り立っており説得力がある。また、独自の内容が多く、筆者自身もそう考えていなかったことが、結果として導かれる点は面白かった。第5水準のリーダーの特徴、最適な人をバスに乗せると言った点は特に印象的。
Posted by ブクログ
ドラッカーの本と同様に読みやすく感動する本である。企業のことを書いているが、人生の指針にしやすい。
しかし、紹介されている企業は、倒産している企業や、サププライムショック時に、倒れかけた企業もある。
カーネマンが、批判しているように、成功の因果関係に、多分にバイアスがかかっているのであろう。
だが、確かに勇気づけられたし、こういうふうに生きたいな、と多くの人が思ったのではないだろうか。私はそうだった。だからこの本が好きである。
Posted by ブクログ
シンプルで読みやすい。
章ごと一つだけテーマを扱っていてその具体例を上げているので分かりやすい構成。
本書は偉大な会社に共通する性質から、成功の法則を導くことを目指している。
会社を題材にしているが、個人の生き方に当てはめることが出来るため、経営者で無くとも読む価値のある一冊だと思った。
自分のことで言えば、明確でシンプルなビジョンがないまま、流行や勧められたことに手を出すから、自分の行動には持続性が無いんだなぁと実感した。
言葉にすると恥ずかしいが実際そうだったので仕方ない。
流行や勧められたものでも、ビジョンに合っているかどうかなど考えていなかった。
自分の人生で何を達成するのか、それをどう導き出すのか、考え方もわかりやすく紹介されている。
Posted by ブクログ
【要点】
本書は、世界の偉大な11社を徹底分析し、
良い(Good)企業 から 偉大な(Great)企業
へ飛躍するための7つの法則(①~⑦)につい
て説明されている。
①第五水準のリーダーシップ(★が第五水準)
・有能な個人
(スキルが高い人)
・組織に寄与する個人
(他の人と協力できる人)
・有能な管理者
(ヒト・モノ・カネを組織化して
効率的・効果的に成果を出す人)
・有能な経営者
(ビジョンへの支持し、組織を刺
激し動かす人)
★偉大な経営者
(謙虚さ・意思の強さの2面性を
持ち合わせている人)
②適切な人を選抜→行先(目標)を決める
×行先(目標)を決める→適切な人を選抜
③ストックデールの逆説
(困難にぶつかったとしても必ずやり遂げ
ること)
④ハリネズミの概念
次の3つの円の中の重なりあった部分を
攻める。
・世界一になれる部分
・経済的原動力
・情熱をもって取り組めるもの
⑤規律の文化
規律ある人材に恵まれていれば、過剰な
管理は不要。
⑥新技術に振り回されないこと
技術の流行に乗らなず、慎重に選んだ技
術の利用で先駆者になる。
⑦弾み車と悪循環(転換はゆっくりと進む)
→1.針鼠の概念に基づき前進する
→2.成果があらわれる
→3.成果を見て人が集まる(1.に戻る)
の循環で偉大な企業はゆっくりと走り
出す。
【感想】
経営者だけでなく、ビジネスパーソンにお
いても、より偉大(Great)になるための
内容が網羅されている。
必要となるビジネススキルが記されており
且つ、特に上記7つの法則の①~④は、
一個人でも意識し実践できるものであり、
全てのビジネスパーソンに一読してほしい
内容となっている。
Posted by ブクログ
グッドな会社とグレートな会社を比較分析し、その違いを述べた本。25年前に出されて本であり、研究の対象となっている企業や情報は古いのだが、出された数々の結論は、今でも適用できると思われる。「弾み車」の考え方が肝といえる。参考になった。
「「人材こそがもっとも重要な資産だ」という格言は間違っていた。人材が最重要の資産なのではない。適切な人材こそがもっとも重要な資産なのだ」p19
「中核事業で世界一になれないのであれば、中核事業が飛躍の基礎になることは絶対にありえない」p19
「革命や、劇的な改革や、痛みを伴う大リストラに取り組む指導者は、ほぼ例外なく偉大な企業への飛躍を達成できない。偉大な企業への飛躍は、結果を見ればどれほど劇的なものであっても、一挙に達成されることはない。たったひとつの決定的な行動もなければ、壮大な計画もなければ、起死回生の技術革新もなければ、一回限りの幸運もなければ、奇跡の瞬間もない。逆に、巨大で重い弾み車をひとつの方向に回し続けるのに似ている。ひたすら回し続けていると、少しずつ勢いがついていき、やがて考えられないほど回転が速くなる」p20
「最高の学生は教師から学んだことを鵜呑みをしない学生だ」p24
「まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている。要するに、こう言ったのである。「このバスでどこに行くべきかはわからない。しかし、わかっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ」」p66
「どういう人が「適切な人材」なのかを判断するにあたって、飛躍を遂げた企業は学歴や技能、専門知識、経験などより、性格を重視している。具体的な知識や技能は教育できるが、性格や労働観、基礎的な知能、目標達成の熱意、価値観はもっと根深いものだとみているのである」p81
「飛躍を達成した企業11社のうち6社は、転換点の10年前から1998年までの間に、一度もレイオフを行っていない。残りのうち4社も1回か2回しか実施していない」p86
「どの要因よりも重要な点は、適切な人びとを採用し、維持する能力である」p87
「飛躍を導いた指導者は、経営にあたって「たくさんの人を試して、うまくいった人を残す」安易な方法はとっていない。「時間を十分にかけて、はじめからAクラス上位の人を厳格に選ぼう。人選が正しければ、その人物が長くつとめてくれるように、できるかぎりのことをしよう」p91
「(人を入れ換えなければならない見極め)その人をもう一度雇うだろうか。と、その人が会社を辞めると話したら、深く失望するか」p92
「意思決定の全過程にわたって厳しい現実を直視する姿勢を貫く」p110
「飛躍を遂げた企業は、無難な仕事を続けていても無難になれるだけであることを知っている。どこにも負けない事業になりうる部分だけに注力することが、偉大な企業への唯一の道である」p160
「技術面で遅れていては、偉大な企業にはなれない。しかし、技術そのものが偉大な企業への飛躍や偉大な企業の没落の主因になることはない」p253
「(弾み車)巨大で重い弾み車を回転させるのに似て、当初わずかに前進するだけでも並大抵ではない努力が必要だが、長期にわたって、一貫性を持たせてひとつの方向に押し続けていれば、弾み車に勢いがつき、やがて突破段階に入る」p295
「(医薬品は患者のためにあることを忘れない)医薬品は利益のためにあるのではない。利益は後からついてくるものであり、われわれがこの点を忘れなければ、利益は必ずついてくる」p308
Posted by ブクログ
事業の原点という表現が相応しいと思う。
特に、企業が大事にする企業の社会的意義や、トレンドよりも、その企業が大事にする価値観をいかに深掘りするかがポイント、という言葉が刺さった。
昨今、タイパ、コスパという言葉が流行り、ある一つの基準よりその企業が生産性において、どの程度優れているかが問われる時代となった。しかし、飛躍した企業は、それはあくまで手段の一つとして考え、成し遂げたい世界観に熱狂するという。
そのような集団には普通の会社では勝てない。
飛躍するべくして飛躍した会社の最高の要素が凝縮された一冊。
Posted by ブクログ
0. この本を読む目的は何か
過去の成功企業からの学びから、私が組織を率いたり、チームを率いる上で大切にしたい価値観をアップデートする。
私が特に大事だと思うことを抽象化し、実務に活かせるように引き寄せを行う。
1. この本は要するに何について伝えようとした本だと理解しましたか。また、現在の自分にとって、どのような意味があるかを考えてください。
偉大な企業というのは、特別なことをやっているわけではない。そして、ブレークスルーをもたらしたような革新的な発展があったわけではない。
むしろ、すべきことを理解しており、それに必要なことはとことん突き詰め、そうでないことは捨てるということを徹底した結果が、結果的に偉大な企業になったという
事実である。
目先の情報や周りの状況に反応するのではなく、本質的に何をしたいのか何をすべきなのかを見極めることに意識を向けることが大事。そして、それを地道に継続していくことが大切である。
2.本の中で印象に残っていることは何か?
第五水準のリーダー:謙虚だが意志が強く、控えめだが大胆
最初に誰を選ぶかを決めて、その後に何をすべきかを決める
答えではなく質問によって指導する。対話と論争を行い、強制はしない。
最先端技術の活用そのものが、偉大な企業になる条件ではない。技術の進歩に踊らされず、自社の針鼠の概念にもっとも効果がある技術を冷静に見極め、活用していくことが重要
針鼠の概念
情熱があることか、世界一になれるか、経済的原動力は何か
弾み車
3. 今後、何を意識し、どのような具体行動を励行していきたいですか
自分の意思は強く持つが、謙虚さは決して忘れない。人の話に耳を傾ける。
どんな時も、冷静に本質は何かを考える。その上で、進む上で本当に必要なことを見極め、それに集中する。必要でないことは、思い切ってやめる。やめることは、やることを増やす以上に、重要。
弾み車のイメージを持ち続け、焦らない。
Posted by ブクログ
ビジョナリーカンパニーのエピソード0的な本。本質的に正しいような気がするけど実現は相当難しい。何度か読み返すとその時その時で刺さる部分ありそう、今回は「最後には勝つと信じ続けること、ただしそれは楽観主義ではいけない」というとこ
Posted by ブクログ
まず「誰をバスに乗せるか」に至極納得すれど、バスから降りるべき人への対応とそれによって疲弊する組織は多く存在するのは確か。
「ストックデールの逆説」は再読したなかで自分自身に勇気を与えてくれるものであった。厳しい現実に目を背けない、しかし先の見通しは明るい(信じる、覚悟を決める)ANDの精神が胸に刺さった。
Posted by ブクログ
※以前に読んだ本の登録
ざっくりメモ
偉大な企業になる企業だけが持っている共通点について、その法則を学べる本。有名な書籍。
ポイントメモ
・第五水準のリーダーシップ
・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
・厳しい現実を直視する
・針鼠の概念
・規律の文化
・促進剤としての技術
・悪循環ではなく弾み車
Posted by ブクログ
何をやるか、なぜやるかよりも誰とやるかが何よりも大事ってのは目から鱗だった。ただ、やはりサラリーマンにとっては参考にできることが限られてくる。経営に参画するみ身じゃないとどうにもならない。
Posted by ブクログ
名を残すような偉大な企業で居続ける要素の本
いい感じでまとめられている、企業版の7つの習慣と言った感じか
①誰をバスに乗せるか②最後にかならず勝つ③単純明快な戦略④人ではなくシステムを管理⑤はずみ車と悪循環
BHAG①時を告げるのではなく時計を作る②ANDの才能③基本理念④基本理念を維持し進歩を促す
①誰をバスに乗せるか
行動を引き出すためでなく、報酬によりバスに乗り続けてもらう。疑問があれば採用しない。人を入れ替える。最高の人材は問題ではなく機会に当てる。
②最後にかならず勝つ
質問によって指導、強制ではなく対話と論争、批判ではなく解剖、情報を無視できなくする
③単純明快な戦略
世界一、情熱を持てる、経済的原動力、の3つが揃ったものに集中投資する
④人ではなくシステムを管理
枠組みの中での自由と規律の文化、規律を守る人たち・責任を果たすために努力を惜しまない人、規律を押し付けない、選択集中の概念を守る
⑤はずみ車と悪循環の違い
準備して発破する、現実を直視、選択集中、規律を持つ、適切な技術選択、動機づけに力を使わない、実績により説得、一貫性を保つ
Posted by ブクログ
アメリカの良好な企業から偉大な企業に飛躍したのは、なぜか、その理由を探る書籍。偉大な企業となるためのセオリーがあるものなら、知りたい。偉大になるために、やってはいけないことがあるのなら、知っておきたい。経営者なら、誰もがそう考えると思う。私も、そんなことを期待して、本を読み進めました。
以下は興味深かった。初めから、最後まで終始、以下の言葉に尽きると思った。
・偉大な企業への飛躍を指導したリーダーは、まずはじめに新しいビジョンと戦略を設定したのだろうと予想していたがそうではなかった。
最初に最適な人をバスに乗せて、不適切な人をバスから降ろし、適切な人がそれぞれに相応しい席に座ってから、どこに向かうべきかを決めている。「人材こそが最も重要な資産だ」という格言は間違っていた。最適な人材こそが、最も重要な資産なのだ。
Posted by ブクログ
永続的に飛躍し続ける企業とそうでない企業の差がどこにあるのか?について、膨大な研究成果をシンプルにまとめていて、とても分かりやすく読みやすい本でした。
・適切な人材を集め
・領域を絞り込み
・共通の方向性を定め
・焦らず愚直に行動する
当たり前のことのようですが、豊富な事例に基づき根拠を示しているため説得力がありました。
全てアメリカの伝統企業が対象となっているため、少々イメージが湧かないところが少し残念でした。
日本版も欲しいです。
Posted by ブクログ
グッドカンパニーからグレートカンパニーになるためには規律を文化まで高めることが重要。
そして、その仕事が好きということも大事。好きだから偉大にするべきだ。
Posted by ブクログ
飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった
とあるが、現在では存在する企業もあると思われる。
その点を踏まえて、新しい作品を読んでみたい。
また、人材を集めてから動くことは、なるほどと思う。
ベストセラー『ビジョナリーカンパニー』の著者が7年ぶりに書き下ろす 飛躍企業11社の秘密!!
ごく普通の会社が、世界有数の経営者に率いられた超一流企業に勝るめざましい業績をあげるまでに変身した。全米1435社の中から選ばれた傑出した業績を長期間持続させることに成功したジレット、フィリップ・モリス、キンバリー・クラーク、ウェルズ・ファーゴ等の飛躍を遂げた企業11社をそれぞれの業種で競合関係にある企業と詳細に比較・分析した結果、飛躍したこれらの企業には共通した以下のような特徴があった。
●飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった。その一方で勝利への核心を持ち続ける不屈の意思を備えており、カエサルやパットン将軍というよりは、リンカーンやソクラテスに似た思索する経営者であった。
●飛躍を導いた経営者は、最初に優秀な人材を選び、その後に経営目標を定める。目標にあわせた人材を選ぶのではない。
●飛躍を導いた経営者は、自社が世界一になれる部分はどこか、経済的原動力は何か、そして情熱を持って取り組めるものは何かを深く考え、必要とあればそれまでの中核事業を切り捨てる判断さえ下す。
●劇的な改革や痛みを伴う大リストラに取り組む経営者は、ほぼ例外なく継続した飛躍を達成できない。飛躍を導いた経営者は、結果的に劇的な転換にみえる改革を、社内に規律を重視した文化を築きながら、じっくりと時間をかけて実行する。
飛躍した企業と比較対象企業の例 ジレット vs ワーナーランバート フィリップ・モリス vs R.J.レイノルズ キンバリー・クラーク vs スコットペーパー ウェルズ・ファーゴ vs バンク・オブ・アメリカ
Posted by ブクログ
【人材】
職業人としての意思の強さ、個人としての謙虚さ、最初に人を選ぶ
【考え】
質問によって指導する、非難はしない
①情熱を持って取り組めるもの②自社が世界一になれる部分③経済的原動力になり得るもの、この3つが重なる部分がどこかを考える
【行動】
人ではなくシステムを管理する
予算編成はどの活動に資金を注入するかを決める
Posted by ブクログ
経営者の自伝や一般的なビジネス書とは異なり、データを元に分析した内容と、その分析に至るまでの過程が書かれている。勉強になる話が多くて面白い。
以下、本書より抜粋。
「結果が悪かったとき、窓の外ではなく鏡をみて、責任は自分にあると考える。他人や外部要因や運の悪さのためだとは考えない。」
「運転手には、『サーキット・シティの従業員のうち、顧客に最後に接するのが君だ。制服を支給する。髭を必ず剃り、身体をいつも清潔にしていなければいけない。プロになってほしい』と話した。」
「バスから降ろすべきかではなく、採用すべきかが問題だと想定した場合、その人物をもう一度雇うだろうか。その人物がやってきて、素晴らしい機会があるので会社を辞めると話したとするなら、深く失望するだろうか、それともそっと胸をなでおろすだろうか。」
「最後にはかならず勝つという確信、これを失ってはいけない。だがこの確信と、それがどんなものであれ、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視する規律とを混同してはいけない。」
「針鼠の概念と3つの円。情熱をもって取り組めるもの。自社が世界一になれる部分。経済的原動力になるもの。」
「高収益をあげた年には社内の全員が潤う。」
「ほんとうに問題なのは、『なぜ偉大さを追求するのか』ではない。『どの仕事なら、偉大さを追求せずにはいられなくなるのか』だ。『なぜ偉大さを追求しなければならなのか、そこそこの成功で十分ではないのか』と問わなければならないのであれば、おそらく、仕事の選択を間違えている。」