山岡洋一のレビュー一覧
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書かれている分析やデータをそのまま活用できるかはわからないし、実はそこが本質ではない。企業活動という不確かなものを本理的に説明しようとした事が画期的。Posted by ブクログ
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有名な本なので昔から存在は知ってましたが、分厚さや、タイトルがピンと来ず、何となく敬遠してました。
感想。
読んでよかったです。どうやったら偉大な企業になれるのか、偉大な企業の分析結果から語られている本。
備忘録。
・第五水準のリーダーシップ。飛躍を指導した企業は、万事に控えめで、物静かで、内気...続きを読むPosted by ブクログ -
ビジョナリー・カンパニーとは、ビジョンを持っている企業、未来志向の企業、先見的な企業であり、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与えてきた企業と定義されている
そんな企業に必要なのは、いつ、いかなる状況においても不変の理念を持つこと、そして、それに対して一貫性...続きを読むPosted by ブクログ -
偉大な企業が衰退に至るまでを5段階で分析。その全ての段階が衰退に至る必然に感じられ、小さなボタンの掛け違いが取り返しのつかないことに進んでいくのかと思う。本の詳細にはいくつも唸らされるような記述があるが、その中でも、「不適切な人材と適切な人材の違いでとくに目立つ点の一つは、不適切な人材が自分はこれこ...続きを読むPosted by ブクログ
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第5水準のリーダーシップ、誰をバスに乗せるか、針鼠の概念など、経営の名著であるが故に多くの気づきと学びがあるが、中でも最も印象深いのは、誰をバスから降ろすかという考え方だった。残酷なように感じるが、これが結局はお互いのためなのだと思う。
以下、備忘しておきたい一文。
・このバスでどこに行くべきかは...続きを読むPosted by ブクログ -
真に優れた会社とは何か、を論理的に突き詰めた伝説的ビジネス書。長く売れている本というのはやはり安定して面白い。
結局ビジョナリーカンパニーってのは「長く大当たりをしている会社」なんだよな。そういう意味で「卓越した指導者」というのは必要ないし、むしろ邪魔になってしまう。大事なのは一つの方向に進め続け...続きを読むPosted by ブクログ -
第5水準のリーダーシップ。謙虚であり職人としての意志の強さを持つ。
最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。とにかく適切な人から選ぶ。不適切な人を適切な人にするのは難しい。
厳しい現実を直視する。問題から目を逸らしたり、すり替えたりせず、真っ向から取り組む。
針鼠の概念。世界一になれる部分、情熱をもって...続きを読むPosted by ブクログ -
侵してはならない個人の自由、言論の自由の大切さ、社会が個人に行使する権力の性質と限界について説く。明治日本の自由民権運動にも大きな影響を与えた、自由論の古典的名著。
言論を統制する権力は不当である。その害は人類全体に及び、後の世代も被害を受ける。そして、意見の発表を禁じられた人以上に、意見に反対す...続きを読むPosted by ブクログ -
【メモ】
第5章
商品の真の価格と名目価格、労働価格と貨幣価格
人が豊かだとか貧しいとかいうとき、どれだけものを手に入れる力があるのかを意味する
↓
どれだけの量の他人の労働を支配可能か
※分業の確立に伴い自分の労働で生産可能なのはごく一部となる(他人の労働の成果)
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偉大な企業はなぜ偉大なのか?を大きく7つの要素で説明した1冊。
分析対象企業は米国の株式市場より11社が明確な基準で選出されており、これらを膨大な労力をかけて研究した結果がまとめられている。
誰をバスに乗せるかが重要、とはよく聞くが、行き先(ビジョン)を決めることよりも先であるというのは意外な点だっ...続きを読むPosted by ブクログ -
400ページ近い大著であるが、ビジネス書でもあり、誰でも知っている大企業を例に挙げているので、また訳も良いのだろうが、サクッと読める。ビジョナリーカンパニーの定義として業界で卓越した企業、私たちが暮らす社会に消えることのない足跡を残しているなど、があげられているが、長い間、繁栄している企業と考えられ...続きを読むPosted by ブクログ
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ほんやくWebzineで公開されている、追悼10周年の企画で初めて著者の山岡さんについて知りました。
そこから辿るように、山岡さんが手掛けられていた翻訳通信なども拝見し、とても感銘を受けたのは翻訳というものに対する山岡さんの並々ならぬ情熱でした。
本書が、出版から20年経っていても、今なお後進の...続きを読むPosted by ブクログ -
「人材は最重要の資産ではない。適切な人材こそがもっとも重要な資産なのだ。」という一文に心がスッキリした。労働力不足やら働き方改革やらで、従業員が優遇される傾向にあるが、無条件に人財扱いされるわけがないと思う。
「従業員の動機付けは、弾み車を押し続けることで、みんなが確認できるような実績を示せれば十...続きを読むPosted by ブクログ -
私は経営者ではないけれど、基本理念と目的を持ち、細部まで徹底して一貫させるというのは、生き方や家庭にも生かせる法則だと思う。カルト的な信者をもつというところで、全く意図せず人を信者にしてしまう父のことを思い出す。Posted by ブクログ
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ビジョナリー・カンパニーの傾向の1つとして「カルトではないがカルト『のようだ』」と書かれた文章を見た際は、思わず笑ってしまった(カルトは悪い意味ではなく、事実として忠誠心などを表す表現)。
本書でも述べられているように、だからといって個人崇拝のカルト会社を作れという訳でなく、基本理念を熱心に維持する...続きを読むPosted by ブクログ -
内容がいずれも実際に結果を上げている会社の分析から成り立っており説得力がある。また、独自の内容が多く、筆者自身もそう考えていなかったことが、結果として導かれる点は面白かった。第5水準のリーダーの特徴、最適な人をバスに乗せると言った点は特に印象的。Posted by ブクログ
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「七つの習慣」の企業版みたいな感じ。
多くの調査を元にビジョナリーカンパニーと対象企業を比較し、その違いを説明している。
ソニー以外海外の会社で、ほとんどが名前を知ってる様な大きな会社なので、正直そんなに差があるとは思って無かった。というより、一般的に見たら差は感じないと思う。
従業員の多い会社の...続きを読むPosted by ブクログ -
長かった。
読み終わるのに5年。
しかし、最後の1/3は2週間ほどで読み切った。
うちの会社もこれぐらいの気概を持って人事にあたってくれれば・・・Posted by ブクログ -
ドラッカーの本と同様に読みやすく感動する本である。企業のことを書いているが、人生の指針にしやすい。
しかし、紹介されている企業は、倒産している企業や、サププライムショック時に、倒れかけた企業もある。
カーネマンが、批判しているように、成功の因果関係に、多分にバイアスがかかっているのであろう。
だが、...続きを読むPosted by ブクログ -
シンプルで読みやすい。
章ごと一つだけテーマを扱っていてその具体例を上げているので分かりやすい構成。
本書は偉大な会社に共通する性質から、成功の法則を導くことを目指している。
会社を題材にしているが、個人の生き方に当てはめることが出来るため、経営者で無くとも読む価値のある一冊だと思った。
自分の...続きを読むPosted by ブクログ