ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

2,420円 (税込)

12pt

「成功から生まれる傲慢」「規律なき拡大路線」「リスクと問題の否認」「一発逆転策の追及」「屈服と凡庸な企業への転落か消滅」――。
企業は、いつかは衰退する。それは偉大であった企業も例外ではない。本書は、『ビジョナリー・カンパニー』『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』で膨大な調査データから「時代を超える生存の法則」と「良好な企業から偉大な企業への飛躍の法則」を導き出した在野の経営学者、ジェームズ・C・コリンズが、一転して「衰退の法則」に着目、「衰退の5段階」としてまとめた。

取り上げられたのは、前記2冊で言及された60社の大企業のなかから、「衰退の五段階」を歩んだヒューレット・パッカード(HP)、メルク、モトローラ、ラバーメイド、スコット・ペーパー、ゼニスなどの11社。

この11社を現時点で衰退していない同業の比較対象企業と比較し、どこが岐路となったのかを分析した。衰退企業11社を選んだのが2008年の金融危機以前であったため、『ビジョナリー・カンパニー2』で飛躍企業として取り上げられ、経済危機で国有化されたファニーメイ(連邦抵当金庫)は入っていないが、付録に「ファニーメイと2008年の金融危機」として言及されている。

卓越したリーダーによって衰退パターンを逃れたケースもある。ルイス・ガースナーによって再建されたIBMや、ニューコア、ノードストロームのケースが付録として収録されている。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ビジョナリー・カンパニー のシリーズ作品

1~5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則
    2,136円 (税込)
    「時代を超え、際立った存在であり続ける企業(ビジョナリー・カンパニー)」の源泉を解き明かした米国のロングセラー。徹底した調査とライバル企業との比較対象などから、これまでの経営神話(すばらしいアイデアの必要性、カリスマ的指導者の存在、……)を次々と看破、時の試練に耐え変わることのない「基本理念」こそ、ビジョナリー・カンパニーに最も必要なものであると説く。
  • ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則
    2,420円 (税込)
    良い企業は多いが、偉大な企業はきわめて少ない。株式の平均運用成績の観点から、大きな飛躍を経験し、以後15年間にわたってその実績を維持したジレットやフィリップモリスをはじめとする11社を偉大な企業として選び、各社をそれぞれの競合企業と比較する。一見すると地味なこれら11社が、GEやインテルを上回る実績を残した要因をリーダーシップ、人材戦略、企業文化等から分析し、良好な企業が偉大な企業へと変貌するために必要な条件を明らかにする。
  • ビジョナリー・カンパニー【特別編】
    1,100円 (税込)
    本書は、「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」の補遺にあたる内容。「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」で分析した「偉大な存在となった企業の条件」は、営利企業だけではなく、さまざまな社会組織(Social Sectors)にまで押し広げて適用できると著者のジム・コリンズは主張する。 本書のなかで実際に取り上げられている社会組織は、ニューヨーク市警、クリーブランド管弦楽団、ガールスカウト、公立学校、大学、病院など広い範囲に及んでいる。 「営利」「非営利」という範疇を超えて真に「偉大な組織」となる条件は、理性的な選択と規律であると説く。
  • ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階
    2,420円 (税込)
    「成功から生まれる傲慢」「規律なき拡大路線」「リスクと問題の否認」「一発逆転策の追及」「屈服と凡庸な企業への転落か消滅」――。 企業は、いつかは衰退する。それは偉大であった企業も例外ではない。本書は、『ビジョナリー・カンパニー』『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』で膨大な調査データから「時代を超える生存の法則」と「良好な企業から偉大な企業への飛躍の法則」を導き出した在野の経営学者、ジェームズ・C・コリンズが、一転して「衰退の法則」に着目、「衰退の5段階」としてまとめた。 取り上げられたのは、前記2冊で言及された60社の大企業のなかから、「衰退の五段階」を歩んだヒューレット・パッカード(HP)、メルク、モトローラ、ラバーメイド、スコット・ペーパー、ゼニスなどの11社。 この11社を現時点で衰退していない同業の比較対象企業と比較し、どこが岐路となったのかを分析した。衰退企業11社を選んだのが2008年の金融危機以前であったため、『ビジョナリー・カンパニー2』で飛躍企業として取り上げられ、経済危機で国有化されたファニーメイ(連邦抵当金庫)は入っていないが、付録に「ファニーメイと2008年の金融危機」として言及されている。 卓越したリーダーによって衰退パターンを逃れたケースもある。ルイス・ガースナーによって再建されたIBMや、ニューコア、ノードストロームのケースが付録として収録されている。
  • ビジョナリー・カンパニー4 自分の意志で偉大になる
    2,420円 (税込)
    ピーター・ドラッカーの後継者とされるジム・コリンズ。コロラドの山中に研究ラボを設け、これまでに長い年月をかけて「偉大な企業」「偉大な指導者」の条件を追究してきた。 今回は初めて外部環境を変数に入れ、不確実でカオスのような時代に他を圧倒して成長している偉大な企業7社を導き出した。 10X型企業がそれだ。10X型企業とは同業よりも最低10倍以上のパフォーマンスを上げているスーパー・エクセレント・カンパニーのことだ。 その10X型企業の特徴を同業の有力企業と比較する「一対比較法」で鮮明に描き出した。 10X型企業は次の通り。カッコ内は比較対象企業。 ●アムジェン(ジェネンテック) ●バイオメット(キルシュナー) ●インテル(アドバンスト・マイクロ・デバイス=AMD) ●マイクロソフト(アップル) ●フログレッシブ保険(セーフコ保険) ●サウスウエスト航空(パシフィック・サウスウエスト航空=PSA) ●ストライカー(米国外科コーポレーション=USSC) 調査期間が創業時から2002年までであったため、ジョブズ復帰後急回復したアップルは、マイクロソフトの比較対象企業となっているが、第4章「銃撃に続いて大砲発射」で「アップルの復活」を補足している。 加えて、全米屈指のロッククライマーであるコリンズらしく、南極征服を争ったアムンゼンとスコットの物語やエベレスト登頂なども題材に、厳しい環境にも負けない10X型リーダーの姿を生き生きと描いている。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    実はシリーズ読み通すのは初めて。特定の企業だけに焦点を当てているわけではなく、後半に記述のあるように企業が選別されていることもあってどの企業のエピソードも興味深かった。衰退して消滅してしまった企業だけではなく、衰退からの復活もありそれこそが価値のある内容だと思う。付録の「IBMの衰退と回復」は202

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    2024/08/26読破 

    一言 衰退していった企業の備忘録。

    感想 一撃のチャンスよりも、ダメージを負いながら長期的に改善するのがいちばんの近道。

    0
    2024年08月28日

    Posted by ブクログ

    偉大な企業が衰退に至るまでを5段階で分析。その全ての段階が衰退に至る必然に感じられ、小さなボタンの掛け違いが取り返しのつかないことに進んでいくのかと思う。本の詳細にはいくつも唸らされるような記述があるが、その中でも、「不適切な人材と適切な人材の違いでとくに目立つ点の一つは、不適切な人材が自分はこれこ

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    決して屈服してはならない!
    衰退の五段階
    成功から生まれる傲慢
    規律なき拡大路線
    リスクと問題の否認
    一発逆転策の追求
    くっぷくと凡庸な企業への転落か消滅

    0
    2020年10月03日

    Posted by ブクログ

    ビジョナリーカンパニー3というよりも原著のタイトルである
    "How the mighty fall"の方に惹かれた。

    繁栄を極めた企業がその後、落ちるということは多々ある。(企業に限らず国もそうであることは歴史が示している。)

    すごいと言われた企業が衰退していく過程には

    0
    2019年01月16日

    Posted by ブクログ

    ②まではエクセレントカンパニーを対象に考察していたように記憶しているけど、この本は企業の衰退がテーマ。

    個人的に一番印象に残ったのは、
    「下り坂の企業の経営陣」と「上り坂の企業の経営陣」の比較。
    ただ、これはその渦中で内部にいる人ではないと判別できなさそうなことが多く、第三者の投資家としてはその兆

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    相変わらずの読みやすさと事実分析に基づく理論であったが、今回は前の2作に比べると内容が薄いような。偉大な企業の一部が衰退したため、その後付けをしたような印象もあった。

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    シリーズ3冊目。
    飛躍した企業が衰退するのはどう言った要因なのかが調査されたもの。
    目次から拾うと、1.成功から生まれる傲慢 2.規律なき拡大路線 3.リスクと問題の否認 4.一発逆転策の追求 5.屈服と凡庸な企業への転落か消滅
    つまりは偉大になる真逆をすると衰退に向かうわけだが、それが困難だから偉

    0
    2024年07月31日

    Posted by ブクログ

    衰退の五段階は、企業人なら常に念頭におくべき、忘れてはならない原則。定期的に見直すべき本。多分、不思議の衰退はないのだろう。一連のビジョナリー・カンパニーシリーズで最も重要ば巻だと思う。

    0
    2021年01月01日

    Posted by ブクログ

    衰退の5段階

    1.成功から生まれる傲慢
    2.規律なき拡大路線
    3.リスクと問題の否認
    4.一発逆転策の追求
    5.屈服と凡庸な起業への転落か消滅

    ビジョナリー・カンパニーの前2作が重厚な傑作だったのに対し、本書は分量はあまり多くない。

    役に立つ話であると思う反面、
    時代の流れを読むことの難しさを

    0
    2020年04月03日

ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

作者のこれもおすすめ

ビジョナリー・カンパニー に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す