作品一覧

  • 新・日本の経営
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    高齢化・人口減少といった社会構造の変化に直面しながらも、日本経済は低迷を脱して、本来の活力を取り戻しつつある。それは、多くの企業が“失われた10年”の間に、新しいビジネス環境に適合した「事業の再設計」に成功したからだ。まさに今、日本企業の前には、巨大な可能性が広がっている―。日本的経営論の原点となった名著『日本の経営』の著者で、「終身雇用」という言葉の生みの親であるアベグレンが、日本企業の過去数十年間の歩みを分析するとともに、これから進むべき方向を提言。半世紀におよぶ日本企業研究の集大成として書き下ろされた注目作。
  • 日本の経営<新訳版>
    3.3
    1巻2,420円 (税込)
    1958年に発表された本書は、終身雇用・年功序列・企業内労働組合の三本柱を軸とする「日本的経営」の特徴や利点を欧米に初めて紹介し、その後の海外の日本研究者にとってバイブル的存在となった。また、本文中のLifetime Commitmentの訳語として、「終身雇用」という言葉が初めて用いられたことでも知られている。日本の企業経営を考えるうえで基本文献となる名著、待望の復刊。

ユーザーレビュー

  • 新・日本の経営

    Posted by ブクログ

    1955年から日本の企業を分析し、ボストン・コンサルティングの初代日本代表も務めた著者が、1958年に発表した「日本の経営」に続き、高度経済成長や日本製造業の世界的な台頭、そしてバブル崩壊による不況を経た2004年に、改めて日本的経営の持つ特質とその強みを分析した一冊。

    著者は、「終身雇用・年功序列・企業内労働組合」が日本的経営の特質であることを踏まえつつ、そうした特質が古く改善すべきものとされ、株主が企業の支配者であると考えるアメリカ式経営がもてはやされる昨今の日本の企業経営に対して、警鐘を鳴らす。
    幾つもの定量的なデータから、アメリカ式経営は決して成功しているとは言えないこと、日本のよう

    0
    2014年01月11日
  • 新・日本の経営

    Posted by ブクログ

    なかなかに読み応えのある本です。

    どんな事柄も捉え方は様々なんだなと改めて感じた。

    「新・日本の経営」

    その名のとおり、終身雇用や年功序列をはじめ、日本の経営について書かれた本です。

    これを読んで思ったことは、自分の考えは、一般的に言われていることに流されていただけだったのかなっていうこと。
    それは、一般に言われていることが間違っていて、この本に書かれていることが正しいというわけではなくて。
    違う捉え方に出会ったことで、そういう考え方もあるのかぁって、物事の見方が広がったというか、そこから新たに自分の考えを見つけていくきっかけになるのかなって言うか、そんな発見ができた本です。

    ・失わ

    0
    2011年12月22日
  • 新・日本の経営

    Posted by ブクログ

    高齢化・人口減少といった社会構造の変化に直面しながらも、多くの日本企業が「失われた10年」の間に、新しいビジネス環境に適合した事業の再設計に成功したことを取り上げています。
    今、日本企業の前には巨大な可能性が広がっていることを、日本企業の過去数十年間の歩みを分析する(前半)とともに、開かれる新興国や東南アジアなどの海外市場の日本の優位性を解説する(後半)ことで、これからの日本企業の進むべき方向を提言します。

    0
    2011年11月09日
  • 新・日本の経営

    Posted by ブクログ

    日本の経済システム、経営システムがどのように育まれてきたのかがわかりやすく、網羅的に描かれている。
    今後の日本の経営を考える際に、このような事実や情報を知って置くことで、考え方に厚みを持たせることができるし、また外国人に説明する時にも役立つと思う。

    0
    2015年11月14日
  • 新・日本の経営

    Posted by ブクログ

    日本的経営、終身雇用という用語の生みの親といわれるアベグレン。しかし、アベグレン自身、日本的経営の捉え方について紆余曲折があったのも事実。

    それから数十年を経て、アベグレンは亡くなる前に、現在の日本企業の強み(日本的経営の強み)をどこに見出し、今後の方向性について何を示唆し、主張・提言しようとしているのか。

    0
    2012年04月14日

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