為末大のレビュー一覧

  • 仕事人生のリセットボタン ──転機のレッスン

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    人生100年時代、っていうフレーズをよく聞くようになったけど、じゃあ、その中でどう自分のキャリアをデザインしていくのか、どこで自分の「引き際」「賞味期限」を見極めて、次のステップに進むのか、そのつなぎ目のつくり方ってまだまだ分からないことが多いように思う。

    本書は、一般のビジネスパーソンよりもセカンドキャリアを考えるタイミングが早いアスリートである為末大さんのこれまでの人生を振り返りながら、その節目節目はどういう転機だったのか、どうやって次に進むための「リセットボタン」を押したのか、中原先生との対談の中で明らかにしていくもの。

    アスリートだから選手生命は短いというのはあるけど、あんまりそう

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    2018年01月06日
  • 仕事人生のリセットボタン ──転機のレッスン

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    スポーツ選手はまだ若いうちに引退やそのあとの”第二の人生”への決断をせざるを得ない。多くのスポーツ選手がどういうふうにそのキャリアチェンジをしているのかにとても興味はあった。この本は、為末大選手のケーススタディといった趣き。
    これからの時代、一社を勤め上げて年金生活、というわけにはいかなさそうなので、誰もがこうしたキャリアチェンジという課題に向き合わなければならない。そのためのとっかかりとして参考になる本。

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    2017年07月19日
  • 逃げる自由 〈諦める力2〉

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    逃げる自由の「逃げる」とは、目的に向かう前に、縛られているものを避けること。自分の本当にしたいことを認識することで、「こうしなければいけない」という束縛から逃げることができる。QA方式なので悩みが身近に感じてわかりやすかった。みうらじゅんとの対談は、視点を変えてみれる人代表との話と受け取ってなかなか面白かった。

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    2016年08月23日
  • 走りながら考える

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    読めば読むほど、考え方が自分に近かった。
    自分が共感できる方向で、世界で戦って来た人(自分の上位互換?)の言葉だから、受け入れやすいし役に立つ。
    とりあえず、何点か引用して覚えておこう。

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    2015年08月04日
  • 走りながら考える

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    自分にとってとても大切な、
    宝物のような言葉がちりばめられている本。
    普段の生活の中で、
    自分がとかく忘れがちな美しい理念に出会える本。
    同じ為末大さんの「諦める力」を推される方も多いけど、
    自分にとってはこちらの著作のほうが
    自分の心に響いてくる。
    間違いなく、この本は
    自分にとって大切な本になると思う。

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    2019年11月06日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

    購入済み

    とても心に沁みる

    今まさに自分の人生における大切な言葉をたくさんいただきました。
    ありがとうございました。

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    2014年08月23日
  • 走りながら考える

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    著者は2001年エドモントン世界選手権で、男子400mハードル日本人初となる銅メダルを獲得。さらに、2005年ヘルシンキ世界選手権でも銅メダルと、トラック種目で初めて日本人が世界大会で二度メダルを獲得するという快挙を達成。侍ハードラーの異名を持つトップアスリート。

    著書に「走る哲学」「決断という技術」等多数。

    もがき苦しむ中で、見えてきたものもある。
    競技人生には「限界」がある。限界があるからこそ、今日という瞬間を駆け抜けることができた。夢は叶わないこともある。
    だからこそ、夢を追い続けることの尊さや喜びを知り得た。
    何かが終わるということは、何かが始まるということでもある。

    本書は著者

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    2013年12月31日
  • 走りながら考える

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    トラック種目の世界大会で日本人としては初めて
    2度のメダリストとなった著者の思想書。

    どこまで行っても競技スポーツは、急こう配のピラミッドの頂を
    目指すことを強いられる。
    地区大会で勝てば市大会、県大会、エリア大会、全国大会、
    アジア大会、ユーラシア大陸、世界大会・・・。
    甲子園が分かりやすいだろうか。

    そして、プレイヤーはどこかのタイミングで、圧倒的に負ける。
    その敗北に、「惜しい」とか「もう少しで」とかいうものは介在しない。
    もはや住む領域の違う完敗だけが待つ。

    理解や形象化が不可能な完敗や圧倒的挫折を経た時にだけ得られる
    「精神」と「身体」の行き来の原体験を
    日常生活や仕事、更には

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    2013年03月25日
  • 走りながら考える

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    ネタバレ

    名前は知っていたが、とりわけ注目したこともないし、おそらく競技をしているところも見たことがない。
    普通に書店で見たら間違いなく買わなかった本の一つ。
    何かのレビューに乗っていたのだと思うが、予想をいい意味で裏切ってくれた。
    成功しているスポーツ選手には、単に圧倒的な運動能力でやってきた人と、プラス頭を使っている人、運動能力はそこそこでアタマを使っている人の3種類がいると思うが、その3番目にあたる。
    そういう人の話は素人にもわかる具体性があり、言語化しながらやってきていたと窺え、読んでいて面白い。
    変に熱く、「あきらめなければ何でもできる」とか「夢を持って老い続けるのだ」とか言うのではなく、一見

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    2013年03月11日
  • 走りながら考える

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    漠然とした不安や焦りというネガティブな思考をどうコントロールするのか。自分の身体や思考と闘ってきたアスリートの感覚を、とてもわかりやすく言葉にしてくれている。自分の身体や思考ともっと真剣に向き合わないといけないと考えさせられた一冊。

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    2013年03月10日
  • 走りながら考える

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    考え方に共感できる部分が多い。
    多分、大部分の人が感じているけど面と向かって言ってはくれないコトを言ってくれている本だと思う。
    大切なメッセージが沢山詰まった作品、多くの人にオススメしたい。
    自分は身近な大事な人にプレゼントしました(4冊)

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    2013年03月18日
  • 日本人の足を速くする

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    「日本人の足を速くする」
    世界を席巻するアフリカ選手、ルメートルを先頭とする欧州出身選手、小国や諸島から誕生するメダリストやファイナリスト、彼らに勝つ為近づく為に、日本人はどうするべきか。


    400mH選手と言えば、日本人として初めて世界選手権400mHのファイナリスト(1995年イエテボリ大会7位)となった山崎一彦選手、同大会の準決勝進出者でもあった苅部俊二選手、そして斎藤嘉彦選手が挙げられます。彼らが日本のハードルレベルを一気に上げてくれました。そんな彼らに続いたハードル選手が為末大、その人。


    彼は、 2001年エドモントン、2005年ヘルシンキ世界陸上で銅メダルを獲得し、日本人でも

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    2013年01月16日
  • 日本人の足を速くする

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    速く走ることよりも、
    為末大選手の目標達成までの考え方、について注目して読むとすごく良い本だと思う。

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    2012年01月21日
  • 日本人の足を速くする

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    侍ハードラー・為末大選手が自身の半生を振り返りながら陸上競技というものの魅力や展望について書いている。

    著者の世界を見る目は独特で、世間的な常識という枠に必要以上に囚われずに何事も自分の頭で考えようとする姿勢には学ぶところが多かった。

    言葉のチョイスが巧く、専門用語も皆無なので、僕のように陸上に特別な思い入れがあるわけではない者でもぐいぐい引き込まれる。

    「考える」ということに長けた人、という印象。

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    2011年01月20日
  • 日本人の足を速くする

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    プロ陸上選手が自分のために調べに調べぬいた体のことを書いた本。

    実際このとおりに動きをイメージすると走るのはもちろん歩くのも速くなる。

    絶対にコーチをつけなかった彼のやり方から、一流選手のひとつの在り方も感じる。

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    2009年10月07日
  • 日本人の足を速くする

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    自分で考え、自分の考えを信じ、繰り返し実践する。
    これを尋常でない錬度で、深く強く行っている。
    見習いたい。

    以下抜粋。(簡略抜粋もあり)
    「欧米、アフリカ人はおおむね骨盤が正面向き。日本人の骨盤はやや上向き。そのため日本人が欧米人と同じ方法で走ると、前へ進む力が斜め上へ逃げてしまいがち。」(P.26)
    →そこで「イメージとしては、滑りやすい学校の廊下を滑らないように走る、あの感じ。ある意味は、能の舞で見られる、あの摺り足のイメージです。」(P.27)

    『何万回、何十万回と着地する中で、地面に着いた足の上に骨盤が乗り込み、股関節のあたりに地面を踏んだ感触が直接に伝わってきて、体

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    2009年10月07日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    アスリートの為末大と言語学者の今井むつみによる、身体感覚の言語化についての対談集。

    身体感覚も言語化もどちらも興味ある自分にとっては、とても面白かった。

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    2025年10月25日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    ネタバレ

    「学習においてなぜ身体性がなぜ大切なのか」という問いのヒントになるかと思い本書を手に取った。読み終えて振り返ると、答えは大きく2つに整理できると思われる。

    ひとつは記号接地。抽象的な概念を生活や経験と結びつけ、実感を伴って理解することで、初めてその概念を自由に操作できるようになるという視点である。
    もうひとつは熟達のあり方。熟達とは多様な状況にほぼ無意識に対応できる力であり、熟達するためには、言語的な学びだけでなく、身体化していく必要があるからだろう。
    どちらも結局は「身体で学ぶこと」が、学びを柔軟に応用できる土台になる、という話なのかもしれない。

    今井むつみさんの著作はこれまでも読んでき

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    2025年09月23日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    ネタバレ

    諦める事について、色んな角度から考えている。ちょうど私も年齢的に仕事をリタイアする時期なのでスポーツとは違うが、共通点に共感した。「僕の現役時代最後の4年間のコンセプト「老いていく体でどう走るか」という事だった」「「どうしょうもないことをどうにかする」ではなく「どうにかしようがあることをどうにかする」という発想に切り替える」など。為末さんはトップアスリートだったけど、人としてもっと高い視座から自分人生を俯瞰している。諦める事で見える世界が変わる事を教えてもらった。

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    2025年09月15日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    ネタバレ

    とても素敵な本でした。

    人間の可能性を言葉で伝えるということにおいても。

    熟達ー「人間総体としての探求であり、技能と自分が影響しあい相互に高まること」。

    _私は熟達こそが「人間にしかできないこと」を理解するカギになると考えている。

    いろいろな度合いででも、いや、為末さんのおっしゃられているような熟達はそこまで多くの人が人生のなかで経るものではないのかもしれないけれど、

    それぞれ、自分なりに、深めていくことを持つこと、

    人間にしかできないことは何かが問われる今日、自分という未知なるものに好奇心を持つことが、生きがいにもつながるように思いました。

    そして、順序、を経ること。積み上げが

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    2025年09月15日