為末大のレビュー一覧

  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    この書籍は言語学者今井むつみ氏とアスリート為末大氏の心温まる対話を通じて、学びの本質に深く迫っています。為末氏の博学ぶりと今井氏の平易な説明は、まさに心を打ち、教育者やコーチにとっては非常に有益な洞察に満ち溢れていました。特に、「オノマトペ」の話や運動と言葉の関係、そして読書の重要性についての議論は、目を見張るものがあり、教育現場での応用に大いに期待が寄せられます。言葉と身体の相互作用を深く理解し、それを教育や指導に生かすヒントが得られることは、まさに感動的でした。さらに、学びのプロセスを多角的に考察し、知識のアウトプットの重要性を強調する点も、学び手と教え手双方にとって非常に刺激的で、心に残

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    2023年10月23日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    走る哲学者の極み。
    少々難解すぎて心が折れそうになるところもあったが、読み終えてみると、「学びとは、結局自分と向き合い続けること」なのかもしれないと思った。僕らの思う考えや感じ方にも経験からくる前提があって、それはすべて過去の体験でしかない。
    結局熟達への道は終わりはないんだけど、そのプロセスを可視化してもらった感覚。
    遊びから入って、型を手に入れ、構造を理解し、中心を知ることで自在になり、最後は全てから解き放たれ、また遊びに戻る。
    人生って、そんなもの。
    難しく、生きづらく、楽しい。

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    2023年09月30日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    自分の持っているスキルの棚卸しの考え方としてとても興味深い内容だった。
    アンラーンという考え方についても、スポーツ選手の癖を例題にして説明してもらったのでイメージしやすかった。
    定期的に読み直したい。

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    2023年04月12日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    組織には、自分の守備範囲を限定したがる人や過去の前例を踏襲したがる人がいる。この本は、固定化した思考に気付き、変えることで、変化の著しい時代に適応することを目指す。
    今まで最適だと思っていたやり方が、いつの間にか陳腐化していた、ということは意外にある。無意識・無批判にこなしていることを折に触れて振り返ることの重要性を改めて教えられる。

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    2023年03月31日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    為末さんが気になり出したのと自分を見つめ直したくて買った一冊でした。
    何が大事だと思っていることに自覚的になる、他者からの評価を大切にする、などなど考え方が豊富に示されており、理解を深めた。
    海外の選手との練習量の比較の話が一番刺さった。

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    2023年02月04日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    変化の激しい時代、過去の成功体験がもう一度同じように通用することがほとんどない。

    そんな中で、無意識な自身の思考や言動のクセや、いつの間にか当たり前(べき論)だと思っている事を認識し、その必要性を見直したり、理由を省みる。

    その結果、どんな変化にも対応できる柔軟性を持つことができる。

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    2022年12月08日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    自分の癖を知る
    成功者(勝利者)にある体験は、過去の成功経験から固定概念が邪魔となり、実は思った以上に成功しない(レベルが上がっていない)現象をよく観る。よって固定概念を捨て、解放し、見直す事が一歩前に進めることに繋がる、と言う。「アンラーン」(癖・思い込みを捨てる)という概念は、その状況、一時スランプ状態からの突破する「技」と言うことだ。世の中は常に変化しており「このままでいい」、「慣れている」、「今更覚えたくない」をやめること。バイアス(思い込み・偏り)は成長を阻害し、それは実は「時代遅れの人間」になると言うことを知っておくべきなのだ。

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    2022年11月07日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    自分が何を求めているかを常に観察し、戦えるフィールドを選んで生きていくことを肯定する内容。
    諦めるということを、断念というネガティヴな見方ではなく、別の道を選ぶだけ、という見方をしていくのが新鮮。

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    2022年09月30日
  • ウィニング・アローン――自己理解のパフォーマンス論

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    陸上競技の中の一競技である400mハードルを通じて、これだけ広い分野をこんなにも深く考察できるのかと、「考える技術」の学びになる。

    楽しむことという章があるが、筆者はまさに考えることを楽しんでいる。

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    2022年09月27日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    アンラーンとは何か?どういうメリットがあるのかを分かりやすくまとめた本。
    学習しない、忘れるとか言うものでは無く、無意識のうちに身についてしまった自分の癖を、自分なりに確認し、一度元に戻して考えてみるというもの。また一旦頭の中に隙間(余白)を作って新しいものが入る様にして置くのも良いと。
    非常に納得出来る考え方だった。

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    2022年08月20日
  • 負けを生かす技術

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    なぜ努力するのか?報われないかもしれない。でも、少なくとも、明確な目標に向かって、日々をいきいきと生きるという報酬がすでにある。

    自分がいいな、と思う瞬間を集める。それが志を作ることにつながる?

    本当は、メダルを獲るまでが幸せだった。これは人生の切なさ。向かっている最中は苦しいけど。あとから振り返って、きつかったけど幸せだったな、とわかる人生の切なさ。

    結局、人はどこまで行っても日常しかない。何かに向かって、日常が染まっている状態が、幸せ。自分が醒めずに何かに向かって真剣にやれていることが幸せ。

    選択肢はできるだけ広い方がいい。

    ほっとする瞬間。夜、次の日が休みでゆっくりダラダラして

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    2022年08月13日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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     学者と元アスリートによる「学習棄却」をテーマにした本。想定読者は、ジュニアよりもシニアなビジネスパーソン向けに見える。

     環境変化が激しく進行する一方で「100年も生きなくてはいけない」という状況におかれた我々は、学び直し、生涯学習の必要性を問われている。実際、どうも今までやりかただと通用しないのでは、と「違和感」を感じている向きは増えているのだろう。

     「アンラーン」とは、「これまで身につけた思考のクセを取り除く」ということである。「思考のクセ」というのは、環境に適応してパターン化した思考のことであり、これを取り除いて「ニュートラル」な状態までまずもっていくのが、「インプット」以上に大

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    2022年08月02日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    変化の激しい時代に、新たな学び方として「アンラーン」という概念を説明し、その方法を解説した一冊。
    アンラーンという言葉をそのまま理解しようとすると、学びの否定のようにも感じますが、著者は、「学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すプロセス」と定義しています。
    これだけを聞くと、これまで既出のリスキリング、意識改革といったものの焼き直しのような印象があり、読み始めた当初は、そのような印象でした。その中で、個人的にいいアクセントになったのは、元陸上選手である為末大さんの経験を活かした部分です。ビジネス的な内容になりがちな所を、ス

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    2022年07月23日
  • 限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法

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    トップアスリートならではの境地にいた人だからこそ、経験する「限界」。それを一般人にもわかりやすく解説していて、かつ、その「限界」の檻から抜け出すためのノウハウやケースが記されており、限界突破したい方にはおすすめの本。自分が檻に入っているなと思ったら、一時的にパフォーマンス力が落ちても、新たな挑戦を試み、アップデートすることに力を注ぎたい。

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    2022年06月14日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    「諦める」とは「明らめる」ということ。
    自分にとって何が選ぶべき道かを判断して、その道に行き先を変えることを諦めるだと表現して良いのではという内容。
    人に優劣はないけれど能力には優劣がある、ことなど、みんな仲良くの世の中においては、かなり辛辣な現実的な意見が書かれているが、なるほどと思わされるものばかり。

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    2022年01月20日
  • ウィニング・アローン――自己理解のパフォーマンス論

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    とても勉強になった。
    為末さんが世界で戦うために、いかに自分を客観的に見ていたかがわかった。

    ・コントロールできるものとできないものを区別する

    これが一番心に残っている。これは天候などだけじゃなく、能力などもそう。どんな強みや苦手分野が自分にあって、なにを伸ばすとよいか。

    いかに周りの人に流されずに、自分自身と向き合っていくかが世界で通用する人材を作り上げるかがわかる本だった。

    僕自身も日々日記を書いたり、内省する習慣はできているので、今後も続けていこうと思った。

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    2021年12月14日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    諦めることは選択することであり、悪いイメージではないことに同感した。自分はどのように考えて行動するのかが大事であり、軸を持つことの重要性あらためて感じた。

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    2021年09月21日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    スポーツをする人でたまに「努力は必ず報われる」という信念を持つ方がいるけど、それを真っ向から否定する本。ただ努力を否定している訳ではなく、正しい努力の仕方を教えてくれる。

    スポーツ以外にも、ゴールに達する為に何を選んで何を捨てるべきか、そんなことについて考えさせてくれた。

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    2021年07月03日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    読みやすい文章で、あっという間に読みきることができた。
    自分の選択肢についても考えるが、無意識に他人の選択肢を狭めていることを痛感した。

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    2021年06月25日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    「努力してもムリなものはムリ!」
    諦めなければ、やり続ければ、夢は叶う!と言う幻想を真っ向から否定してくれます。

    「手段は諦めてもいいが、目的は諦めるな!」
    そうは言っても、全てを投げやりにするのではない。
    為末さんの言葉は、腑に落ちる事が多く読んでいて納得させられました。

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    2021年05月28日