為末大のレビュー一覧

  • 走りながら考える

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    競技レベルも競技(陸上と競泳)も違うが同じ個人種目の選手として共感できる部分が多い。
    2001年エドモントンの世界陸上で銅メダルを取ったとき偶然TVで見ていた。
    その時は「メダルが期待できる」と言っても日本特有の超贔屓目実況だろうと思っていたが
    そこで銅メダルを取ったので、「日本でも世界で実力を発揮できる人が出てきたのか」と
    感心していた。

    その彼が現役を引退してから書いた本なので、非常に俯瞰的な視点で書かれていて納得度が高い。。

    何度も出ているエピソードで初めて出場したオリンピックで彼は転倒してその後流してゴールした。
    そのことを非常に後悔していたらしい。そして代表になれなければ引退する

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    2015年11月02日
  • 走りながら考える

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    理屈っぽい気もするけど、正論のような気がする。
    走りながらいっぱい考えてたんでしょうね。
    自分と対話するというのはアスリートならではでしょうね。
    アスリートでない僕もしますがね。
    いや、僕もアスリートなのかもしてないね。

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    2014年11月16日
  • 走りながら考える

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    犬の1年は人の7年に相当するドッグイヤー 老成 人生の予行演習 行司は軍配を間違えたときに切腹するために刀を持っている 重厚な仮面で隠しても、現実の自分は変わらない 男子的な発想 胸を張るって何なのさ 真髄に触れてみたい 自己肯定感 自分が自分を諦めた瞬間 できるできないという臨界点の領域が明確であればあるほど、ピンとくる感覚も鋭くなる そもそも正解というものもない、そこにあるのは、後から振り返って自分がつけた意味にすぎない 仮説状態で即決即断し、素早く修正しながら前に進むというスタイル=走りながら考える 諦めている他の人生の存在に気がつくかどうか その中でも今の人生を選び続けているのは何故な

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    2014年10月29日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

    ネタバレ 購入済み

    人生における選択と集中

    この本を通じて伝わってくるのは

    自分じゃない誰かにはなれないし実りは少ない
    諦める事は選ぶこと、決してマイナスじゃない
    望みを多く持ちすぎない生き方もある
    努力は勝てるフィールドでする。
    むしろ楽しめるくらいのフィールドでやる。

    ということ。

    他人の意見やランキングに惑わされやすい私にグサグサと突き刺さる本でした。為末さんありがとう。

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    2014年09月15日
  • 日本人の足を速くする

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    陸上クラブのトレメニューを考える参考にしようと積読本から取り出しましたが、やはり内容が少し古かったです。
    見直しそのものは、為末式かけっこメソッドの本やDVDで勉強します。

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    2014年05月24日
  • 走りながら考える

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    為末さん2冊め。個人的にはツイッターをまとめた「走る哲学」の方が主張がコンパクトで好きでした。人生のハードルを超えるには結局「勇気」なんだね。プチ勇気を持ってプチハードルを越えて行くと、生きている事自体が楽しくなるよっていうようなことをメッセージとして受け取りました。生きていることのゴールを何かを達成することに置いてしまうと苦しい、過程を楽しむというのは逃げではなく本質なんだ、というようなこととか。自分で自分の枠や限界を決めないでいこう、とか。読む人によってどこに惹かれるかはそれぞれなのも面白い。

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    2013年07月12日
  • 走りながら考える

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    澤さんも書いていたが、為末さんも、欠点よりも良いところを伸ばすことをすすめていた。この考えは好きだ。
    恥ずかしいと思う気持ちが成長を止める。ハッとした。人にどう思われるかを常に気にしている自分も、本当に恥なのはなんなのかに視点をかえれば、生き方は大きく変わるだろう。
    プライドも同じ。人から賢く見られるために演じているせいで、私も多くの学びの機会を失ってきていると思った。自分が大事だと思っているこだわりをどれだけ手放せるか・・・。これはツチケンさんとつながった。すべては大したことではない、この視点の切り替えが柔らかい人になりたいと改めて思った。常にニュートラルでありたい。
    挫折と努力はセットであ

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    2013年06月03日
  • 走りながら考える

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    スポーツ選手の自伝として、及第点の内容だと思います。
    また、ビジネス書として読まれている点にも納得しました。

    一流の選手というのは、目標の立て方、それに向かう努力の仕方が優れていますね。
    しかも、この著者の場合には、選手としてのピークを越えた後も、目標の立て方、それに向かう努力の仕方が素晴らしいと思います。
    世界陸上で2回もメダルをとっただけのことはあります。

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    2013年05月28日
  • 走りながら考える

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    「走りながら考える」なんて、駄目な経営者の言い訳じゃないか、と思うかもしれないけど、本当に走っていた人の話、なので、それでいい。
    失敗のやり方であり、そして右肩下がりの人生を、どう生きるか。なんていうと、とても暗い後ろ向きな本に見えるかもしれないけど、でも人生はそういうもんだろう。ずっと一番だった若かりし競技生活から、敗北と恥を知って、そのあとも失敗をしながらの、ハードルの越え方。
    そして人生は必ず時間切れになる。そんな予習と復習が入り混じった本。

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    2013年03月26日
  • 走りながら考える

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    為末さんは読書家だというが、この本を読んでいるとそれが分かる。本を読んでいることが分かるというより、考えていることが良くわかる。

    誰かを説得したり議論したり、人の心を動かしたりすることは以外にも自分自身を問い詰めることで磨かれる。「自問力」がない人の言葉は、どうしても奥行きが無く深みがない。何かに対して感情を抱いても、その感情の背景にあるものを説明できなければ周りからは共感は得られない。自問できる強さがないと、人は強がるしかない。だが、強がっているだけでは自己満足だ。

    たとえば、「嫌い」からスタートしても、自問した結果、最後は自分の内側のコンプレックスに行き着くことはよくある。さらにコンプ

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    2013年03月17日
  • 日本人の足を速くする

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    陸上400メートル・ハードルの為末大(ためすえ・だい)が書いた『日本人の足を速くする』(新潮新書)に感銘を受けました。

    為末といえば、2001年の世界陸上(エドモントン)で47秒89の日本記録を出し、五輪・世界選手権を通じて日本人初の短距離種目の銅メダルを獲得したアスリート。2005年の世界陸上(ヘルシンキ)でも、雨中のデッドヒートで再び銅メダルを獲得しています。後半勝負が常道の400mハードルの世界にあって、170cmの小さな体で先行逃げ切り型の勝負を挑む"サムライ・ハードラー"として知られています。

    壮絶なレース・プラン 10台のハードルが35m間隔で並ぶ400mを

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    2013年02月21日
  • 走りながら考える

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    たぶん夢はかなわないだろうけど、その中でどうやっていくか

    余命半年なら、やりのこしたことをやりきりにいく

    いい本です

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    2013年02月19日
  • 走りながら考える

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    ネタバレ

    置かれた状況に関係なく、自分の全力を出しきっておくこと、そのことが後悔を整理することや、物事をきっぱり終わらせるためにもすごく重要な気がしている。

    結果がうまくいったかどうかは別として、大事なのは切り開こうという意志。例えば誰かに殴られて、顔が横を向いてもその顔をフット正面に戻した瞬間、その記憶が保存されて、それが自分の自信の鍵になると僕は思っている。

    若者が完璧を信じ、完璧を追い求めるのは、人生はまだまだ先が長いと思えるからだ。

    挫折を早くに味わうことは、自分の「弱さ」を早く知るという利点もある。
    自分は弱い。そのことを知らなければ本当の意味で強くはなれず、そのことから逃げれば、弱さを

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    2013年02月18日
  • 日本人の足を速くする

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    [ 内容 ]
    たとえ筋力や体格で劣っていても、日本人に合ったトレーニング法と正しい身体の動かし方をマスターすれば、世界と戦える。
    足は「技術」で速くなる―。
    400mハードルでメダリストとなった“侍ハードラー”が、試行錯誤の末に到達した「走る極意」とは何か。
    また、大舞台で勝つための集中力の高め方、精緻に計算されたレース攻略法とは。
    陸上競技の見方が一変する、日本人のための知的陸上読本。

    [ 目次 ]
    序章 なぜ日本人は足が遅いのか
    第1章 だれでも足は速くなる
    第2章 速くなるトレーニング
    第3章 勝てない人と勝てる人
    第4章 ハードルの上で休む
    第5章 13歩を究める
    第6章 銅から金へ

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    2011年05月21日
  • 日本人の足を速くする

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    【要旨】
     小さな頃から誰にもカケッコで負けなかった為末氏は、早熟であり、中学卒業時には体が出来上がっていた。そのため、それ以降成長せず、新たな道を探していた。そしてたどり着いたのが400mハードルだった。
     為末氏は300mまでを全力で走り、最後の100mは"根性"で走るという。つまり先行逃げ切りのレース展開となる。そこで彼が自身の強化の為に考えたのが、ハードルは飛ばず、走力を上げること、速く走れるようになること、だった。
     その試行錯誤の中で出した結論が、「外国人は体の作りが違い、真似しても意味がない。日本人は日本人の骨格に合わせた走り方がある。それで誰でも、今よ

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    2009年10月04日
  • 日本人の足を速くする

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    この夏の大阪世界陸上では惜しくも予選敗退となりましたが、400mハードル世界選手権銅メダリストの為末選手の著作です。「日本人が速く走るためには?」を模索し続けた10年とその答えとは…?この書棚の本に共通している、「常に考えながら練習する」ことが克明に語られます。東京・丸の内の路上で陸上のデモをやったりなにか「ちゃらけている」ような印象があるかもしれませんが、為末選手、これからコーチをやっても実業の世界に入ってもきっと成功すると思います。きちんと行動に考えが入っています。

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    2009年10月04日
  • 仕事人生のリセットボタン ──転機のレッスン

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    ネタバレ

    為末大さんと中原淳さんという方との対談本でした。

    中原さんは人材育成の専門家で、実務としても研究者としても取り組まれているとのことでした。為末さんが、キャリアシートを使ってこれまでの人生を振り返りながら分析していくような内容でした。

    リセットボタン、というと、とてもすっきりする響きですが、現実にはそんなことはできない中で、どんなお話になっているか気になり読みました。

    読み終えてからあらためて考えてみると、

    このリセットというのは心機一転というか、自分の想いの持ち方を改めるというような感じかなーと思いました。

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    2025年11月26日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    熟達のプロセスを五段階にわけている。「遊」「型」「観」「心」「空」。個人的には最初に遊を置いたことがとても素晴らしいと思っている。守破離を詳しく知っているわけではないが、熟達に向けてだいたいこの三つを言い渡されることが多い。型破りと型なしもよく言われる。しかし、なんかしっくりこなかったというか大事なことが抜け落ちている気がしていたのが 遊。

    二つの面から納得した。

    一つはまずは思いっきり体を動かしてみる体験を経ておくこと。型はどうしても制御になるため、遊を飛ばして型に入ることのリスクもある。

    もう一つは未来投資型(現在犠牲型)のリスク。そもそも楽しい!とか好奇心とかを飛ばして、いつか役立

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    2025年11月12日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    言葉が世界を作るのか?世界が言葉を作るのか?の問いからスタート。要は言葉があるから物事を認識できるのか、その逆なのか的な。例えば色の識別は言葉によって出来るので言語による分類なんだろうな。蛾とかも名前を付ければ別の種と認識されるわけで。
    体の動きをうまく言語化するとかの他にも学習に絡む内容とか、普段は考えないような考察が多数。

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    2025年10月30日
  • 逃げる自由 〈諦める力2〉

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    前作からのお気持ちは共感しつつ、Q&A的な内容で自分の期待とはちょっとちがった。みうらじゅんさんとの対談もちょっとかみあってないかな。

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    2025年08月30日