為末大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・「アンラーン」とは、これまで身につけた思考の
クセ(パターン化した思考)を取り除くこと
・変化の多い時代だからこそ、変わり続ける勇気
と気概を持ち値づけなければならない
・「アンラーン」することにより、柔軟な発想がで
きるようにしておくことができる
・「思考のクセ」から解放される
固定化されたパターンかを一旦忘れる
一点に集中しすぎていると思ったら立ち止まる
これまでの「当たり前」や既存の概念を捨て去る
・アンラーンを阻む7つの壁
①「このままでいいんじゃないか」
②「今あるものを手放したくない」
③「せっかくここまで頑張ってきたのだから」
④「自分におやり方でやりたい」
⑤「あの人の言うことなら間違いない」
⑥「だって、これが好きだもん」
⑦「バイアス・思い込み」
↓
自分の中に「優秀なコーチ」をもつ
自分自身を再定義する
変化し続ける強さの源「コア」を知る
・頭の中に余白をつくる
・「学び」というのは、経年劣化していくので、
常に継続的に学び続けないといけない
★批判的思考のようなものと捉えてよいのではな
いか
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Posted by ブクログ
日頃ぼんやりと考えていることが、言葉として、文章としてまとめられている、という感覚。
遺伝、環境と自己。
不条理と努力。
あなたの夢はなにか。とまっすぐな目で聞いてくる人たちがいる。
今の持ち物とこれからの偶然を見据え、どこが目指すことのできる場所だろうか、と考えても、人様にお話しできるような美しい物語は語れない。
「夢は寝てみるもんだよ。」
と言いたくもなる。
夢と表現していいのかどうかわからないが、将来の自らの姿については、一人呻吟して、選びたくもない僅かな選択肢の中から、それでも選んでいくその先にほのかに見える程度のものでしかないのではないか。 -
Posted by ブクログ
この書籍は言語学者今井むつみ氏とアスリート為末大氏の心温まる対話を通じて、学びの本質に深く迫っています。為末氏の博学ぶりと今井氏の平易な説明は、まさに心を打ち、教育者やコーチにとっては非常に有益な洞察に満ち溢れていました。特に、「オノマトペ」の話や運動と言葉の関係、そして読書の重要性についての議論は、目を見張るものがあり、教育現場での応用に大いに期待が寄せられます。言葉と身体の相互作用を深く理解し、それを教育や指導に生かすヒントが得られることは、まさに感動的でした。さらに、学びのプロセスを多角的に考察し、知識のアウトプットの重要性を強調する点も、学び手と教え手双方にとって非常に刺激的で、心に残る内容でした。
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Posted by ブクログ
自分の癖を知る
成功者(勝利者)にある体験は、過去の成功経験から固定概念が邪魔となり、実は思った以上に成功しない(レベルが上がっていない)現象をよく観る。よって固定概念を捨て、解放し、見直す事が一歩前に進めることに繋がる、と言う。「アンラーン」(癖・思い込みを捨てる)という概念は、その状況、一時スランプ状態からの突破する「技」と言うことだ。世の中は常に変化しており「このままでいい」、「慣れている」、「今更覚えたくない」をやめること。バイアス(思い込み・偏り)は成長を阻害し、それは実は「時代遅れの人間」になると言うことを知っておくべきなのだ。 -
Posted by ブクログ
なぜ努力するのか?報われないかもしれない。でも、少なくとも、明確な目標に向かって、日々をいきいきと生きるという報酬がすでにある。
自分がいいな、と思う瞬間を集める。それが志を作ることにつながる?
本当は、メダルを獲るまでが幸せだった。これは人生の切なさ。向かっている最中は苦しいけど。あとから振り返って、きつかったけど幸せだったな、とわかる人生の切なさ。
結局、人はどこまで行っても日常しかない。何かに向かって、日常が染まっている状態が、幸せ。自分が醒めずに何かに向かって真剣にやれていることが幸せ。
選択肢はできるだけ広い方がいい。
ほっとする瞬間。夜、次の日が休みでゆっくりダラダラしてる時が幸せかな。それを認めていい。 -
Posted by ブクログ
学者と元アスリートによる「学習棄却」をテーマにした本。想定読者は、ジュニアよりもシニアなビジネスパーソン向けに見える。
環境変化が激しく進行する一方で「100年も生きなくてはいけない」という状況におかれた我々は、学び直し、生涯学習の必要性を問われている。実際、どうも今までやりかただと通用しないのでは、と「違和感」を感じている向きは増えているのだろう。
「アンラーン」とは、「これまで身につけた思考のクセを取り除く」ということである。「思考のクセ」というのは、環境に適応してパターン化した思考のことであり、これを取り除いて「ニュートラル」な状態までまずもっていくのが、「インプット」以上に大切なことではないか、という話である。
・インプット重視になっている人は、自分が知らない間に「あれも」「これも」抱え込んでいることに気づくこと。
・何かの学びを得ていて、それなりに成功体験を持っているにこそ、「集中と思考の固定化」をしている可能性が高いので、アンラーニングが必要。
ということである。
基本的には、ビジネスパーソン向け、あるいは仕事人向けの本だが、アンラーンは、アスリートのパフォーマンス向上に有効な点が、最も説得力があるように思える。野球とハードルの例が面白い。
・王貞治の例。バットの軌道に変なクセがついていると気づいたときに、バットの代わりに日本刀を振って練習。=珠を打つというところから「振る」という行為にまで一度戻って、身体の動きをリセットした。
・為末大の例。ハードルのレベルが上がってくると、ハードルを「またぐ」ようになり、素早くハードルを越えることができても、前に進む勢いがなくなることがある。ハードルの上に「ふすま」があるというイメージを描く、あるいは、ハードルとハードルの間を近づけて、普段は4歩のところを2歩にする、などそもそもの「ゴールまで速くたどりつく」という短距離系種目本来の目的から離れないように勢いをつけさせる練習をする。
などである。
ただし、そもそもアンラーニングは、ラーニングではないかという気もする。わざわざ「アン」をつけるのは、ラーニングしてしまったヒトがターゲットだからだ。そうしたターゲットは、本当は、自分が大前提にしていることを問い直して、新たな前提のもとに既存の知見(知識、ノウハウ)を再編成するということをすべきではないか。アンラーンの仕方は、1対象の選定、2洗い出し、3なぜこれでよいのかの判断、4必要な変更といった流れをとるようだが、これは、「アトミック・ハビット」の考え方と同じに見える。習慣化しているコトを洗い直す。これが、何か新しいこととといえるのか。もっと抜本的な変化を求める向きには、物足りないかもしれない。しかし、変化対応ができにくいのは、習慣化の安定感も一定必要だからである。それをいきなり変えるのは難しいとすれば、こうした漸進的対応もありといえばありかもしれない。トヨタ的なアプローチなので、日本人向き?
総じて、サッカーのゴールキーパーのPKのポジション、つまり自由に前後左右に動ける態勢に戻るイメージというのは共感する。変化が激しい時代は、まず「ニュートラルポジション」に戻ってみたらどうだろうか、ということは本当にそのとおりだ。 -
Posted by ブクログ
変化の激しい時代に、新たな学び方として「アンラーン」という概念を説明し、その方法を解説した一冊。
アンラーンという言葉をそのまま理解しようとすると、学びの否定のようにも感じますが、著者は、「学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すプロセス」と定義しています。
これだけを聞くと、これまで既出のリスキリング、意識改革といったものの焼き直しのような印象があり、読み始めた当初は、そのような印象でした。その中で、個人的にいいアクセントになったのは、元陸上選手である為末大さんの経験を活かした部分です。ビジネス的な内容になりがちな所を、スポーツを例えて解説する部分は、分かりやすく、納得もできる内容でした。
個人的に面白かったのは、ウインドサーフィンの「二大下手くそ」の話です。1つは、「ウインドサーフィンと似たようなスポーツの経験がある人」、もう1つは「体力に自信がある人」だそうです。この例えにより、アンラーンの本質や課題が見えてくる気がします。
勉強法といった本は多数ありますが、テクニックではなく、根幹となる考え方を見直すために、興味深い1冊でした。
▼アンラーンは学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すプロセス。
学びによる知識や経験をよりよく活かし、長いスパンで活躍し続けるための、とても重要なステップ
▼「これまでに身につけた思考のクセを取り除く」
「思考のクセ」というのは、環境に適応してパターン化した思考のこと
▼過去の知識や経験は貴重な資産
アンラーンとは、そうした大切な資産を手放すことではなく、いつの間にか価値のないものに変えてしまわないように、時代から取り残された”お荷物”にしてしまわないようにするためのメンテナンス
▼学びの質が格段に上がる「アンラーンの技術」
①思考や行動、動作が無自覚のままに固定化・パターン化されていないかを自問する
②アンラーンの対象とすべき最大のものは、日常の判断や習慣に大きな影響を与えている、会社や組織におけるしきたりやルール
▼「固定化した思考」を発見し、解きほぐす方法
①無意識にやっていることを洗い出す
②「いつも」「これまでは」「通常は」の思考にとらわれていないかをチェックする
▼日々、小さなアンラーンを実践するための8つの方法
①日頃から、「これは、今の会社(環境)じゃなくても通用するだろうか?」と自問自答しておく
②今の仕事に就こうと思った理由を改めて自分に問う。その理由に対して情熱を傾ける
③中学生をはじめとする専門外・業界外の人に、仕事や熱中していることを説明する。その「伝わらなさ」から「自分のクセ」を発見する
④多様な年齢、仕事、国籍、環境の人たちの中に身を置いて、「自分にとっての当たり前」と「他人にとっての当たり前」の違いに気づく
⑤周囲の身近な人に、「あなた」について尋ねてみる。自己認識と周囲からの評価との違いを受け入れる
⑥あえて情報量をセーブして動作や仕事を言語化することで「本質」にフォーカスする
⑦本業とはなるべく遠い副業をして、本業だけに通用する「当たり前」に気づく
⑧「いかになじむか」ではなく「いかに違和感を忘れないか」を大事にする
▼大切なことは、自らの「思考の固定化」ー自分がカルチャー(環境)対応に染め上げられ、フレキシビリティ(柔軟性)がなくなっているのではないかということーに気づくことです。
▼何歳になってもアンラーンを実践し、学び続けていくにあたって重要なことがあります。それは、「人の話を最後までちゃんと聞く」ことです。
▼アンラーンできている状態を改めて整理すると、「それまで無造作に身につけた知識や技能を整理し直し、これから新しい知識や技能を身につけていくために、できるだけ余計なものを外してシンプルに整えることができている状態」といえます。
▼アンラーンを阻む7つの壁
①「このままでいいんじゃないか」
②「今あるものを手放したくない」
③「せっかくここまでがんばってきたのだから」
④「自分のやり方でやりたい」「他人には分からない」
⑤「あの人の言うことなら間違いない」
⑥「だって、これが好きなんだもん」
⑦誰の中にも潜む様々な「バイアス」
▼「早過ぎる適応」:ある条件の下での環境に適応し過ぎると、状況が変わったときにかえって阻害要因になってしまう
▼人間の特徴として、適応し過ぎると成長が止まる
<目次>
はじめに 大人にこそ不可欠な「新しい学び」―アンラーン
「古い習慣」「見直されないルーチン」が成長を妨げる理由
「結果を出したあと」に僕(為末)が直面した“難しさ”
「アンラーン」は、これから誰でも身につけていける
第1章 学びの質を高める方法―「アンラーン」とは何か?
なぜ今、「アンラーン」が必要なのか?
コロナ禍という「強制アンラーン」―あなたはどう対応したか?
変化に対応するカギ「インプット前のアンラーン」
成長の新しい武器「アンラーン」の正体
アンラーンを今すぐやったほうがいいのは、どんな人か?
コラム 柳川範之にとっての「アンラーン」
第2章 実践 アンラーンー自分を「新しく学べる状態」に整える方法
学びの質が格段に上がる「アンラーンの技術」
「固定化した思考」を発見し、解きほぐす方法
思考の固定化から脱却することで「見えてくるもの」
「小さなアンラーン」を習慣化する
日々、小さなアンラーンを実践するための8つの方法
経験や学び―財産にするか、足枷にするかは自分次第
コラム 為末大にとっての「アンラーン」
第3章 アンラーンを阻む7つの壁と、乗り越え方
「前回と同じ」「これまで通り」がもたらす“かりそめの安心感”
アンラーンを阻む7つの壁
7つの壁を乗り越えるヒント
第4章「アンラーン」を人生とキャリアの武器にする方法
アンラーンが、「活躍し続けるための武器」である圧倒的根拠
「なんだかうまくいかない」とき、アンラーンが打開策になる
チャンスは「余白がある人」のところに訪れる
あとがきにかえて 僕たちがアンラーンに「前のめり」な理由