為末大のレビュー一覧

  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    「できるようになる」ということについて言葉・言語の専門家である今井むつみさんと、アスリートという身体の学びの専門家である為末さんの対談書。身体の学びには言葉が、言葉をはじめ学問的な学びには身体がそれぞれどのように関わっているのか、お互いの専門領域や経験を踏まえた解説、比喩、そして問いかけが絶妙なバランスで知的刺激が大変心地良い対談でした。為末さんの『熟達論』も続けて読むつもりですが、私が考えたいのは「コンサルティングなどの組織支援、組織開発等を適切にできるようになる・育成する」であり(アスリート的な文脈とは異なる仕方だが)身体もことばも両方使う職種なので、本書の横断的な視点が重要なのかなと思う

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    2025年05月27日
  • スポーツは人生に必要ですか

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    スポーツは人生に必要か。

    スポーツを通して学べることは、人生において非常に大切なことがたくさんあることがわかる。
    それはスポーツを真剣に取り組むことによって、身体だけでなく、勝ち負けや失敗など、人生のリアリティを心から経験できることだ。
    もちろん心を育てるのに有効なのはスポーツだけだいうわけではないが、自分に向き合って取り組んだスポーツからは多くのものを得られるだろう。

    また、教育的な視点からも指導者がそれぞれの選手に与える影響がその選手たちの今後の人生を左右すると思う。

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    2025年05月11日
  • スポーツは人生に必要ですか

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    タイトルにひかれて。対話形式で読みやすかった。
    自身がずっとプレーヤーだったけどこんな色々考えてなかったしどちらかというと思考停止で嫌々プレーしてたことのほうが多かったなあと色々思い出した。

    ありきたりな感想っぽいけど幼い頃から客観視、俯瞰できるスポーツ選手が活躍できるし伸びるんだな
    高校生という大人と子どもの狭間の監督をする大変さもよくわかった。
    どんなスポーツでも、軍隊のように統一されてるチームが勝てるかというと必ずしもそうでもないし、その枠から放り出された元隊員は生きづらさを感じるんだろうなあとよく思うことがあったけど、この本にはよくそういうことが書かれてた。主体性や考える力とことばに

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    2025年03月29日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    為末さんの実践経験に基づく疑問を、今井さんが学問的に表現していく。対談形式は読みやすくわかりやすい。
    人的資本と言われ、人財に注目が集まる昨今。わかる、熟練するということはどういうことで、そこを目指すためには何をどうすればよいのか、考えている組織が多いと思います。この本、とても示唆的です。
    リスキリングとして、野放図に雑多な動画コンテンツを揃える。これはだめだと確信しました。役割期待と目指すべき到達点を明示し、必要となるスキルを可視化し一覧性を高める。一方で、情報が多くなりすぎないようスキルは絞る。実践を前提として。実践は、復習要素も入れて段階的に高度化していき、目指すべき水準まで様々に経験さ

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    2025年03月24日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    過去の学びや経験にとらわれず、新しい考えを取り入れることが大切であり、それらを取り入れるために必要なノウハウが紹介されている。

    自分も固定観念に縛られがちなので、共感する部分が多く、アンラーンを意識したいと思った。


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    2025年03月15日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    一生一つのことをやればいい時代は終わり、頭を柔らかくして、また新しい面白いことを見つけていくことが必要ということがよくわかる。
    為末さん柳川さんの立場の違いから出てくる例も結構面白い。


    ・「どこで」「何をして」「どんな体験をして」「誰と会う」とモチベーションが上がるのかを実践する

    自分のアンテナを高く張っておきたい。

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    2025年03月05日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    かなりいい本でした。基本的には守破離をより解像度高く説明している感じでしょうか。あとがきにもあるようにスポーツの文脈は強めですが、あらゆる学習、習熟に通ずるところ大。話の流れがなんとなく読めちゃう感じがなきにしもあらず、個人的には読み進めるワクワク感が100%ではなかったです(あくまで個人の感想です)。とはいえ、繰り返しですが間違いなくいい本です。

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    2025年01月18日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    ネタバレ

    身体化。何かを理解すること。学ぶということ。
    学び方を学ぶ。わかったつもりを脱却する。
    認知科学の今井むつみと元陸上選手の為末大。この2人の考えが違うレイヤーだけど同じことを言っている。
    自分の問題意識にすごく共通していて読んでいて楽しかった。

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    2024年11月21日
  • 走りながら考える

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    ハードラー、という目で見るとびっくりな思想家の為末さん。アスリートは選手として一度一生を終えているという見方がなるほどなぁと思った。夢は叶うから!と伝えるのではなく、夢を持つことでその目標に向かって頑張る事で輝かしい経験ができるって見方も好きだなぁ。他の言葉も読んだり聞いたりしてみたい。

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    2024年11月05日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    為末大氏による、スポーツの世界に喩えた言語化にハマっている。熟達論を読んで、他にも読みたいと思って手に取ったのが本書。アンラーンって何?という所からスタート。

    アンラーンとは、思考の癖を取り除くこと。悪い癖を直すこと。いきなり炸裂する為末氏。スポーツで言えば、身体化された悪い癖を意識することにより直す事だと。身体の事に当て嵌めると、何故こんなに分かりやすいのだろう。スッと理解できる。無意識でできるようになった自転車のペダリングを変えていく場合、意識的に、無意識の動きを1回忘れる必要がある。

    仕事とか思考については?無意識・自動化された行動、ルーチン行動を紙に書き出すと良いらしい。無意識を書

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    2024年07月14日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    思ったほど難しい本ではなかった。アスリートの視点があるのがわかりやすかったのかもしれない。一度中身を「空」にしてみるのが、勇気がいるけれど大切なことなのかもしれない。

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    2024年06月17日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    ネタバレ

    抽象的な内容が多く難しかった。
    スポーツでも将棋とかでも何かを極めていくまでには、遊→型→観→心→空 という段階があるということ。

    最初は遊ぶ、自由に楽しみ失敗とかしながら改善して成長する、
    でもどっかで、型を身につけておかないと限界が来る。また、同じ分野の人を見て型の癖とか見ながら学ぶこともある。
    そこまでは何となくあり得る進め方だが、心というのは考えにはなく印象深かった。
    力を入れず脱力する部分を見つけること、それによりマラソンなら力入れない時間も増え疲れも減るし、何か別の行動を移すための準備時間も減らすことができる。合気道がまさにその考え。
    確かにウルトラマラソンとか走ってる先輩を見る

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    2024年06月08日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    諦めるとは明らめると辞書にあるが、いつの日か諦念をさす言葉になった、と。

    人生は自分のものであり、何かを決断するのは自分自身。努力をしなくてもなぜか上手くいく場所で戦うべきであり、それはできないことを削ぎ落としていったら自ずと出てくる。

    コラムのようになっていて読みやすかった。

    シンプルな考え方をされていて面白かった。
    なんか仏教の教えみたいな。

    肩肘をはらないで、ありのままに生きれればいいなと。そう思わせてもらえる本だと思います。

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    2024年06月02日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    ■評価
    ★★★✬☆

    ■感想
    ◯両著者ともファンであるので、面白く読めた。
    ◯為末氏が問いを投げかけて、それに対しての対談形式で進行。
    ◯「言葉の本質」・「熟達論」で言われている内容はベースになっており、それが深堀りされている。

    ◯時間がなく所感のみになった。再度読み返すと新しい発見があるかもしれない。

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    2024年05月12日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    ・「アンラーン」とは、これまで身につけた思考の
     クセ(パターン化した思考)を取り除くこと

    ・変化の多い時代だからこそ、変わり続ける勇気
     と気概を持ち値づけなければならない

    ・「アンラーン」することにより、柔軟な発想がで
     きるようにしておくことができる

    ・「思考のクセ」から解放される
     固定化されたパターンかを一旦忘れる
     一点に集中しすぎていると思ったら立ち止まる
     これまでの「当たり前」や既存の概念を捨て去る

    ・アンラーンを阻む7つの壁
    ①「このままでいいんじゃないか」
    ②「今あるものを手放したくない」
    ③「せっかくここまで頑張ってきたのだから」
    ④「自分におやり方でやりたい」

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    2024年03月06日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    日頃ぼんやりと考えていることが、言葉として、文章としてまとめられている、という感覚。
    遺伝、環境と自己。
    不条理と努力。

    あなたの夢はなにか。とまっすぐな目で聞いてくる人たちがいる。
    今の持ち物とこれからの偶然を見据え、どこが目指すことのできる場所だろうか、と考えても、人様にお話しできるような美しい物語は語れない。
    「夢は寝てみるもんだよ。」
    と言いたくもなる。

    夢と表現していいのかどうかわからないが、将来の自らの姿については、一人呻吟して、選びたくもない僅かな選択肢の中から、それでも選んでいくその先にほのかに見える程度のものでしかないのではないか。

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    2024年01月24日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    あとがきにも書いてあるように、例がスポーツ関連であることが多く、そちらの経験者の方がより共感する部分が多いのかなぁと思いました。

    とはいえ、スポーツ関連経験者でなくても問題なく読み進められると思います。面白かったです。

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    2024年01月18日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    人が学んでいくプロセスを「遊-型-観-心-空」というプロセスでどのような過程か解説してある。例がとてもわかりやすい。分かりやすいんだけれども、これが著書も書いているが、スポーツの例が多いので、知的作業の場合はどうなるのかイメージがつきにくかった。加えて、この本のサブタイトルである「人はいつまでも学び、成長できる」のに対応した記述がそれほど多くなかったように思えた。

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    2024年01月14日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    ネタバレ

    思いの外さらさらと読めてしまった
    1つ1つは短編で読みやすい
    もう一度メモしながら読もうかと思っている
    自身も草の根レベルでスポーツをしていることもあり、なんか、あるあるが列挙されていると感じた
    構造的な部分で言えば、あらゆる物事に転用できる感覚や自信の体験と重なることが多くて、他の人も同じように感じてることもあるんだと嬉しくなった
    量から質へ、でも、違うこともしないと凝り固まるし、軸があれば戻ってくれるけどというような感覚とかも言語化されていて気持ちよかった

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    2024年01月01日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    言葉からして忘れること?とイメージしてましたが木々がさらに茂るための剪定と説明されていてなるほど!と思いました。

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    2023年12月14日