為末大のレビュー一覧

  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    為末さんの本はどれも好きですが、これは特に良書だと思います。少し難解さがあるからこそ再読して深く読み込みたい。

    終わりにあった一節↓が刺さりました。

    「学び」そのものが「娯楽化」するのが熟達の道だ。

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    2024年01月20日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    熟達は聞きなれない言葉
    「無」の境地になれ とはよく聞くが
    どうすればできるかはあまり聞かない

    自分には「遊」が足りないと感じている。
    面白がり、こころを動かし、主体的に行動していないという証でもあろう。

    ほかの著書も読んでみようと思う。

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    2024年01月03日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    「走る哲学者」為末大さんの学び論。世界のトップアスリートと戦う中で、自身が天才ではないと気がついたという為末さんは、天才ではない人間が戦っていくには人の何倍も学ぶしかないと考えたのだそう。競技者として引退してからも学びは続き、身体、メンタルなど数多くの著作もある。本書はその集大成といえるのだろう。遊ー型ー観ー心ー空と5段階にわかれる学びのステップ。最初は何も考えずに思い切り楽しむことが実はとても重要で、最後の段階ではまた何も考えない、いわゆるゾーンの状態に至るというのは興味深い。ご自身も語っておられるように、現代版の五輪の書ともいえる一冊なのではないか。個人的には今年のベスト3には入る一冊。

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    2023年12月23日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    本書を読んで、言葉の力を改めて実感することができました。言語になっていることで、思考や行動に変化を生み出せることや、言葉の使い方次第で体の挙動を理想の形に近づけることができることがすごく良く分かります。
    このお二人の会話は、とても興味深く、私はいつまでも聞いていたい。
    為末さんは、みなさんご存知の陸上ハードル競技で日本の代表選手として活躍した方です。アスリートの多くは専属のコーチをつけて、自らの技をより高みに押し上げるスタイルをとってますが、為末さんはコーチをつけずにセルフコーチングで自らの体を鍛錬してきた人です。言葉の選び方、使い方を意識して活用することの大切さを語ってくれています。運動ので

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    2023年12月09日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    目標に直線な生き方が、苦しい理由がわかった。
    目標を捉えた気ままさ、遊ぶことが熟達の真髄。
    なりたい理想から目をそらさずに、
    でも同時に他の興味も止めない、
    これが楽しく道を極めるコツだと思えました。
    フラフラと人生、楽しみます。

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    2023年11月25日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    動きを描写する方法でいちばんいいのはことばなのです。

    気になるのは、以下です。

    ■ことば
    ・同じことばでも、学習者のレベルによって有効である場合と、ない場合があります。
    ・コーチングのうまい人は、学習者のレベルによってどのようなことばが的確かを直観的に判断し、巧みにことばを使う人が多い。
    ・映像では情報量が多く正確すぎ、人間の処理できる能力を超えてしまっている。ことばは、いちばん大事なところをスポットライトを当てることができるので、表現方法としては、いちばん適しているのではないか。
    ・人間の認識や認知にはくせがあり、同じものを見たり、同じアドバイスを受けても、受け取り方が人によって異なると

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    2023年11月16日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    今までの延長線上で考えても発展はない雰囲気。一つ、別の視点で見てみたら、だいぶ世界が変わるのでは、というアプローチ。納得しました。

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    2023年10月14日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    それぞれの『言語の本質』と『熟達論』への読みやすいガイドになっている。為末さんの時々のちょっと間抜け目な返しが効果的でもある。学習とか向上ということに興味がある人はぜひ。

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    2023年10月03日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    ことばによって身体は作られる。
    身体によってことばは作られる。
    深遠な内容で非常に興味深かった。
    理論や理屈と身体の感覚が調和していくとものすごく研ぎ澄まされた感覚になるんだろうなと想像できる。
    自分は見えない世界が見えているのだろう。

    人間の身体とことばは深く深く繋がっていることを感じさせられる一冊。

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    2023年10月03日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    「ことば」の持つ力。
    「ことば」の使い方。

    記号接地問題。その概念は身体に設置しているか。

    「ことば」の余白。映像では情報量が多すぎるので、ことばで焦点化すること。大事なところにスポットライトを当てること。

    言葉に関するお2人の会話が胸熱!でした。
    明確で、具体的で、イメージが浮かびやすかったです。

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    2023年09月21日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    人として成長していくために大切なこととは何なのかが述べられている。
    情報が錯綜する現代において、学びを得るためにはどういったアプローチが必要であるか、本当に学んでいるとはいったい何なのかを考えさせられた。

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    2023年09月20日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    「熟達」のプロセスをものすごく精緻に記している。読んでいるだけで、体が組み替えられそうなくらいの言語化具合。
    遊→型→観→心→空の5つのプロセスのうち、この本の中でのハイライトは「空」だろうが、私にとっては、「遊」「観」のプロセスは意識したことがなかったので、目が見開かれる思いだった。
    この本の読書体験自体が気持ち良い感覚だったので、また読み直したい。

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    2023年09月09日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    熟達への道は、習慣化して長い時間をかけるしかないのだろうと思っていた。この本を読んで、何事も適切な順番で、自分の状態を客観的に見てやり方を変えながら、うまくいかないときも淡々と技能を身につけたいと思った。その先に自由に創造性を発揮して表現できる楽しみが待っていると思うと日々の練習を頑張れそうだ。哲学的で理解が難しい箇所は具体例でわかりやすく説明されていて、深く納得させられた。

    なるほど!と思ったところ
    ・うまくいった時に喜び、失敗したときに悔しがるリアクションが大きい人ほど、「諦める傾向」にある。失望は期待との落差だから、期待が大きければ失望も大きい。続けていればいつかうまくいくがすぐうまく

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    2023年09月03日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    熟達を「人間総体としての探求であり、技能と自分が影響しあい相互に高まること」と定義し、五段階の探求プロセス「遊」「型」「観」「心」「空」から考察する。
    走る哲学者による「学び」に関する中間報告。

    積み上げてきたものが最後にすべてひっくり返ることが圧巻であり、奥深く、爽快。

    砂浜の遊びが感動的。

    【まえがき・序】
    ・「自分の頭で考えることが大事」「考えるな。言われた通りやってみろ」等、一見正反対の助言が成り立つのは段階の違い。自分自身の段階を理解する。
    ・三浦梅園「枯れ木に花咲くを驚くより、生木に花咲くを驚け」熟達は全ての人に開かれている。
    ・「主観的体験」こそが人間にしかできないこと。

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    2023年09月17日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    現代の五輪の書
    力を出せる時と出しきれない時や人の解説は目から鱗。これが海外のチームスポーツの練習のインテンシティの差。遊びから入る大切さは、学びごとから入る人との差に大きく影響する。

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    2023年08月10日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    競技や自分自身などあらゆることに素直に向き合えるのが、為末さんの強みなのかと思えた。まえがきとあとがきに記された以下の二文がもっとも印象深かった。自分ももっと学んでいきたい。

    ・熟達者には共通点がいくつもある。基本となるものを持っている/迷うと基本に返っている/人生で何かに深く没頭した時期がある/感覚を大事にしている/おかしいと気づくのが早い/自然であろうとしている/自分がやっていることと距離を取る態度を身につけている/専門外の分野から学んだ経験がある。
    ・競争は必ず優劣をつけるが、「学び」自体は全ての人に開かれている。そして「学び」そのものが「娯楽化」するのが熟達の道だ。

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    2023年08月06日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    とことん自分と向き合って、競技と向き合ってきた方なんだろうなと尊敬する。
    いくつになっても学べるし、成長できるという自分に対してのワクワク感が生まれた。
    自分が今どの位置にいるのかも想像しながら読むことができた。

    考え方が深くて素晴らしかったです。

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    2023年07月31日
  • 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

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    ネタバレ

    為末大の本は基本購入して何度でも読むことにしている。この本も本屋で発見し、即購入。

    今までの為末大の本は、断片的というか、書物にしては短文が多かったが、今回は1冊を通して、色んな技術をどのような段階を踏まえてスキルアップさせていくか、まさに熟達について5章だて5段階を踏まえて書かれている。

    結構な歳になってからクライミングやランニングを始めた俺は、生来の運動音痴や積年の不摂生もあって、上達速度が非常に遅く、正直身体を動かすことには全く不向きだなと痛感することが多い。

    それでも楽しいから続けているのだが、楽しいからやっているというのはこの本では第一段階の「遊」に当たるのだ。所謂努力や練習と

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    2023年07月29日
  • 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

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    自分に適したフィールドを選択すること。
    「諦める」、改め、「明きらめる」為末さんの思考の深さが随所に垣間見える。
    人生とは選択の連続、選択とはなにかを捨てることでもある。すなわち、トレードオフの連続。
    また、どんなに努力してもたどり着けない世界があること、人生とは元々なにも何でもないものまからこそ、何かに全力で取り組み、見える世界がある。

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    2023年04月20日
  • Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」

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    リスキリングの本の中に出てきた言葉「アンラーニング」。これが気になり検索したところ、探したところ本著が見つかりすぐに入手しました。

    ちょっと難しそうですが、一部は読書から得るものがあると知ったので、引き続き読書から新しいことを学び続けようと思い直すきっかけになった本です。

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    2023年04月02日