新井紀子のレビュー一覧

  • シン読解力―学力と人生を決めるもうひとつの読み方

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    書いてあることを正しく読み解く力を『シン読解力』としている。
    その読み解き方は我流であったり、才能によるものではなく一定レベルであればやり方さえ理解できればマスター可能。
    故にいつでも改善は可能ということ。

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    2025年09月23日
  • シン読解力―学力と人生を決めるもうひとつの読み方

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    この本では「文章を正確に理解し、解釈する力」の重要性が書かれていました。本の読み方というより、教科書やビジネス文書を読み解く力を「シン読解力」として紹介しています。

    その力があるかどうかで学力に差が出ることが統計でも示されており、鍛えることで学力向上だけでなく、ビジネスにも役立つと書かれています。
    シン読解力はトレーニングで身につけることができ、子どもだけでなく大人にも応用できる点が印象的で納得できる内容でした。

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    2025年08月23日
  • シン読解力―学力と人生を決めるもうひとつの読み方

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    AI vs 教科書の読めない子どもたち
    が素晴らしすぎて、ちょっと期待外れ。まぁまぁ似たような話が半分くらいというかんじです。

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    2025年08月14日
  • シン読解力―学力と人生を決めるもうひとつの読み方

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    「シン読解力」とは、著者が命名した言葉で、「教科書を読み解くために必要な読解力」のこと。
    著者は、一般社団法人「教育のための科学研究所」の代表。
    大学に入ってから、数学が苦手だった原因が教科書の読み方にあったことに気づいた自らの経験をもとに、教科書を読めるようになるための手段とトレーニング法を開発した。
    それがリーディングスキルテスト(RST)という独特の手法。
    単純計算すると、30分弱で終わるテストだが、「主語と述語」、「修飾語と被修飾語」などの関係性といった文の構造を読み取る力、グラフや図形、概念図など資料を正確に読み解く力、定義を読み解く力など6つの分野に分けて能力診断する。
    新しい手法

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    2025年07月31日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    AIに出来ること、出来ないこと、AIが得意なこと、苦手なことが、具体例をもとにわかりやすく説明されていて、読みやすい本だった。
    AIにはできないけれど、人間にはできる仕事はほぼ読解力を有する仕事だと思う。
    読解力を養うためにはどのようなことが有効か、この本には明確に書かれていなかったが、読解力が低下しているという日本の状況については、様々な工夫をして改善していく必要がある。
    こんなふうに書きながらも、自分がこの本を著者が言う読解力を持って読み終えることができたのか少し不安になっている。

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    2025年07月10日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    AIの仕組みを解き明かしながら、人間はどの部分がAIには敵わなくて、逆に何が可能なのかが書かれた一冊。「AI技術を使ったロボットは、東大に入れるレベルの知能を身につけられるのか」という壮大な実験から、人間側の教育、そして危機感について書かれている。

    AIと聞くと、なんでも万全で、自分が思った答えをくれる夢の技術のように語られることが多いけれども、「一を聞いて十を知る」能力だったり、異なる文章を比較して、同義かどうか確かめたり、意味を読み取ることができないという弱点がある。とてもロジカルに書かれていて、AIがいかに数学と人間による細かい設定や教師データによって成り立っているかがわかる本だった。

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    2025年06月11日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    AIはただの計算機。数式化して枠組みを作れる対象にしか使えない。シンギュラリティは起きない。
    読解力という点で、AIは人間に遥かに及ばない。
    読解力の不足している子供が多い。
    AIに代替されない仕事ができる人と、そうでない人に分断されて恐慌が起きる恐れ。人手不足と高失業率が併発するかも。
    結局はやってくる現実に柔軟に適応するしかない。これから到来する社会の中で、不便を見つけて、それを解決するベンチャーを立ち上げるのは良い選択の一つではないかとのこと。

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    2025年02月27日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    題名に惹かれてこの本を読んだ。つい先日OECDが公表した学習到達度調査で、日本の高校1年生の読解力が低下したというニュースを見たこともあって興味深く読めた。前半は東ロボくんという東大合格を目指したAIの開発プロジェクトでわかったAIの仕組みと限界について。後半は主に子どもの読解力調査の例題と正答率の結果について。その内容は衝撃的で、子どもを持つ親として「じゃあどうすればいいのか?」と思いながら読み進めたものの答えが書かれていなかったので少し不満が残った。最近出た続編を読んでみたい。

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    2025年01月19日
  • こんどこそ! わかる数学

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    簡単過ぎたり、急に難易度が上がったり、かと思えばすぐ答えを出すのではなく、解説まで迂回を経ることになり、解説のための解説で迷いそうになったり。そういう解法が好きな人には良くて、私は好きな方だが「こんどこそ!」的な人にはどうなのか。

    例えば、有理数と無理数。幾つかの計算パターンで無理数になるのはどれ、みたいな展開。答えを解説する前に、定義から入る。当たり前の流れだが、分かる人は直ぐ答え合わせしたいし、分からない人は、定義を聞いても辛いのでは、と。

    牛乳パック問題。1リットル牛乳パックは70mm×70mm×194mmで、容積を計算すると950.6mlになり1000mlには足りない。しかし、表示

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    2024年07月24日
  • AIに負けない子どもを育てる

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    半分以上はご本人が考案されたRSTのお話で、個々の家庭というより、学校教育の現場に対する提案が主。ただ、個人の家庭でも参考になることは多いです。
    ここまでの物を作り上げるのにかなりの労力をかけられたのだなと感心します。

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    2024年03月18日
  • ほんとうにいいの? デジタル教科書

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    私にしてみれば珍しい岩波である。
    会社の同僚に「読んでみますか?」と薦められた本。
    ブログで仕事の事は書かないようにしているが、実は教育関係の仕事をしており、とあるデジタル教科書も手伝ったりしているのだ。

    もう3年前、当時の総務大臣であった原口氏が、原口ビジョンの中で、2015年までにデジタル教科書を全ての小中学校全生徒に配備するなどとブチあげたものだから、一気に「デジタル教科書」に注目が集まった。
    この本は、というか新井紀子氏はどちらかというと懐疑的なスタンスで、この本をまとめている。

    デジタル教科書って一口に言っても、子供たちが使う「児童生徒用」と、教師が使う「指導者用」が有ります。

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    2023年05月01日
  • 人工知能と友だちになれる?:もし、隣の席の子がロボットだったら…マンガでわかるAIと生きる未来

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    分かりやすく書かれていてよくまとまっている良書。
    刊行が2018年なのでそれ以降の進化を反映していない点は注意が必要。
    1章はかなり情報量が多い。装丁は小学生向けに見えるが、やさしげな表紙に反して難易度が高いので、ついてこられる子どもとそうでない子に分かれそうだ。2章はまんが主体でハードルが低いのになぜ冒頭に難しい内容をもってきたのか。興味を持っている子にはよいが、一般の子は1章で早々に脱落する。取捨選択することを前提とするならば、使いやすい本。用語紹介ページは事前知識がなければ理解できない。

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    2023年04月27日
  • AIに負けない子どもを育てる

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    基礎的な読む力は子供から大人まで必須のスキルだと思う。
    流し読みの癖を減らすなどできることをしていきたい。

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    2023年04月18日
  • AIに負けない子どもを育てる

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    2022年の下半期は、お絵描きAIの「Midjourney」とチャットボットAIの「ChatGPT」が一般公開されて話題となった。「Midjourney」に描かせた絵画が芸術コンペ(米国コロンビア州)で1位となり、短編SFで有名な星新一の賞でもAIを活用した作品が一般部門で優秀賞となった。特定範囲におけるAIの能力(「弱いAI」とも呼ぶ)は人間を超え始めたと言えそうだ。そんなタイミングだからこそ、積読だった本書を手にとった。

    本書は「東大ロボ・プロジェクト」で「出題者の意図を理解できない東ロボ君(偏差値57.1)に8割の学生が負けた」という問題に対処するために開発したRSTという30分程の読

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    2022年12月24日
  • AIに負けない子どもを育てる

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    感想
    読書をしない子供達。読解できないならしたいわけがない。どうすれば読解力を向上させられるか。教育が槍玉に挙げられるがそれだけで十分か。

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    2022年11月28日
  • AIに負けない子どもを育てる

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    前著の続きで、RSTについて詳しく書かれた本。
    AIに負けず、人間が人間らしく成長していけるように、自分自身の学びや、子供の学びを工夫していきたい。

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    2022年06月15日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    読解力が低くなっている、と。本当にそうなのかどうか、正直よくわからないけど、たまにネットで見かけるよくわからん言いがかりとか、真に受けたテイで炎上ネタか? ていうのは、本当に読めてない可能性があるのかも、と。ううむ、それは困るかも…。

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    2024年10月18日
  • 経済の考え方がわかる本

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    1個のケーキを二人で分ける方法は? オーダーメイドの手芸店を開くには? ゴミにはどんな値段がつくのか? 「こずかいの使い方こそ経済の原点」との立場から、身近なことがらを題材に、子どもたちが参加する経済教室がネットで開かれた。そこに出てきた情報や意見を紹介しながら、経済とはどんなものかを考え、身につけていける一冊。
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    子供向けの本だと、侮っていたのですが、どうしてどうして、本質をついた話に発展していきます。経済の入り口としては、非常に良い本だと思いました。

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    2020年12月15日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    AIは人間を超えるのか?国立情報学研究所の新井紀子氏が率いた「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトの成果をもとに、AIの限界と、日本の子どもたちの読解力の危機に迫る一冊。AIが難関大学の入試問題を解けるようになる一方で、人間の子どもたちは教科書レベルの文章を理解できていないという現実を明かす。読解力の重要性を問い直す、衝撃の教育・社会ドキュメント。

    本書を読んで改めて思ったのは、「AIが人間を超える未来=シンギュラリティ」は絶対に来ない、ということ。AIには明確な限界がある。たとえば「この近くのイタリア料理以外の店」と検索しても、イタリア料理店がずらっと並ぶように、AIは“意味”ではなく“

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    2025年07月20日
  • 人工知能と友だちになれる?:もし、隣の席の子がロボットだったら…マンガでわかるAIと生きる未来

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    以前読んだ『AI vs.教科書が読めない子どもたち』のAIパートを子ども向けにまとめ直した感じ。対象年齢は小学校高学年以上かな? 半分くらいマンガなのでスルスル読めてしまうし、基本的なことから最新情報までポイントを抑えて分かりやすく説明されている。子どもから、この分野のとっかかりとして読む大人にとってもおすすめ。本書を読んだあと巻末の参考文献など次のステップに進む子どもがいたらいいなと、無関係者ながら思う。

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    2018年09月05日