新井紀子のレビュー一覧

  • ほんとうにいいの? デジタル教科書

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    デジタル教科書の導入に対して、否定的な考えをしっかり書いてある本です。
    (否定的な本であるという意味ではありません)
    今後は慎重に、そして積極的に導入を進めたいと思います。

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    2022年01月30日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    読んでて飽きなかった!

    本の掴みから読んでて面白かったです!

    #タメになる

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    2021年12月25日
  • ほんとうにいいの? デジタル教科書

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     約50年前に通っていた学習塾には、定年後の小学校の先生がいらっしゃった。丁寧に教えて下さった。国語の先生は、主語と述語、修飾語の見分けられるように、また算数の先生は文章題の文が誤解なく読み解けるように、時間をかけて教えて下さった。先生がたの教える技術と時間と根気、それらを支える熱意と愛情を今思い出します。
     新井紀子さんは、そういうことの重要性を、説得力のある文章で語っています。共感するところが多いです。

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    2020年11月28日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    AIというワードしか知らない人に読んでほしい 仕事上、AI技術を用いた分析等を行っているが、自分でもうまく言葉に落とし込めていないAIの概念を説明してくれている。
    さらに、単に技術を伝える本ではなく、未来のためになぜ読解力が必要なのか、どのようなことを子供世代中心に心がけて行くべきなのかのヒントを示している。
    IT系技術者、教育者、子供がいる方、起業したいと思っている方にオススメの本。

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    2025年12月06日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    AIにできること、できないことが明確に書かれていました。

    AIはコンピューターであり、数学で動いている。
    数学は、論理、確率、統計しかできない。
    この3つで規定されていないことはAIにはできない。
    もし、シンギュラリティが訪れるならば
    それは人間の脳のすべてが解明された後の話になる。

    これを別の言葉で置き換えると
    1. 係り受け
    2. 照応 → ここまではAIにもできる。
    3. 同義文判定 → まだまだAIには難しい
    4. 推論
    5. イメージ同定
    6. 具体例同定 → AIには歯が立たない

    意味を理解することはないAIと学生の理解力の間に
    あまり差がないというのは衝撃的でした。
    要す

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    2025年02月16日
  • コンピュータが仕事を奪う

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    論理的思考が重要である。
    いろいろなところで指摘されるが、いまいちピンとこない。
    この意味をコンピュータの得意不得意から解説されている本著は子どもたちの教育、大人の学び直しを考える人にも非常に有益な著述です。
    AIを極度に警戒する必要もなければ、楽観視しすぎてもいけない。
    その按分は、物事を観察して、その意味を捉えることを繰り返すことでしか、体得し得ない。
    面白い本でした。刊行から月日は経っても読まれるべき本です。古びません。

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    2019年03月07日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

    mac

    ネタバレ 購入済み

    人間にできること

    一部ご紹介します。
    ・詰め込み教育では、読解力と常識は身に付かない。読解力がなければ、教科書もマニュアルも読めないし内容も理解できない。
    ・人間の存在意義を保つために、まずは読解力。次に体を動かす。モノに頼らない遊び。
    ・コンピューターは計算機。入力に応じて計算をして答えを出しているだけ。コンピューター自身が「意味」を理解しているわけではない。
    ・数学は、論理と確率、統計で、人間の認識や現象を説明する。逆に言うと数学は論理的に言えることと、確率、統計で表現できることしか説明できない。それが科学の限界だ。
    ・「意味」は観測不能。論理や確率、統計に還元できない。
    ・機械に仕事を奪われな

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    2022年09月30日
  • コンピュータが仕事を奪う

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    コンピュータに仕事をさせる 基本的仕組みを理解することが必要

    チェス
     最適な一手を選ぶ 局面の価値を「数値化」 駒を1:2:3
     静的な評価
     選択肢の評価 指数爆発の壁
     
    抽象という能力 パスカル
     人間の能力でとりわけ高度、「イノベーション」の核
     コンピュータには不可能 フレームが与えられていない
     誰もが暗黙に知っているが、言語化されていない「何か」を「言語化」する作業が
     イノベーションの原点
     演繹と帰納の使い分け

    数学の時代 
     学問だけではなく、イノベーションには数学が不可欠
     日本だけが数学の評価に消極的

    国際化
     英語を使えることではなく
     数学的ロジックのコミュ

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    2018年11月10日
  • 経済の考え方がわかる本

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    「幸せの形は一つではありません。幸せになるために必要なものも一つではありません。
    でも、幸せになるために使うことができる資源には共通性があるのです。

     経済という科目が問題にするのは、幸せの中身ではありません。幸せになるために資源をどううまく使うかなのです。
     経済では、どうすれば幸せになるかは教えてくれません。
    だって、あなたの幸せは、あなた自身しか知らないでしょ?
     でも、あなたが幸せを実現するために、限りあるお金と時間をどう上手く使うかを考える方法を教えるのが『経済』という科目の仕事。

    -はじめに より-

    経済という漠然とした概念について、非常に分かりやすく解説をしてくれた。

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    2018年07月11日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    根拠を示した問題定義の本

    AI技術について、面白おかしく盛り上げるような、釣りを目的とした本ではありません。作者の「現在の日本の人間たちが抱える問題点はこれだと思います、ぜひ知ってください」という内容の本です。
    誤解しにくい文章で書いてあり、とても読みやすいです。数学者の本ですが、数学に苦手意識を持っている自分でも読めました。

    中高生が受けたという、文章読解力を調べるためのテストの例題が数点載っていました。どんな問題で「教科書が読めない子どもたち」だと言っているのか、イメージしやすいです。正解率を見て、愕然・・・。頭が悪いという問題じゃないですね。障害があるごく一部の人以外は、語彙力の問題だったり、教えれば向上

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    2018年05月25日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    アメリカに暮らす日本の中学生に

    とても興味深い内容だった。考えさせられる点が多くあったと思う。
    現在、アメリカの日本語補習校で中学生に国語を教えている。国語のワークの宿題にどんな意味があるのか。授業で触れていないことは出題されるべきではないのではないか。といった生徒の疑問に答えるのにこの本を紹介した。
    AIがどのように問題を解くかを説明した上で、現行の限界を示し、実際のワークの中から誤答が出そうな問題を選んで、生徒たちに解かせてみた。AIにライバル意識を持つことで、いつもより、丁寧に問題を読み、機能語を意識し、文章全体から意味を取ろうとする生徒が多く出た。また「AIなら、こう間違えるよね。」といった声も聞こえてきた。AI

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    2018年04月13日
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

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    少し難しい

    面白いが少し難しい。興味のあるところをかいつまんで読むなら問題はない。

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    2018年03月13日
  • コンピュータが仕事を奪う

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    すごく勉強になった。(こう言うと非常に軽く聞こえてしまうが)
    タイトルどおりの本来のターゲット読者以外に、ソフトウェアやシステムに関わる者やこれらを学ぶ学生も読むべきものかも知れない。
    私もたぶんその端くれだが、今更ながら目から鱗のようなところが多数あった。
    そういうつもりで読んだ訳ではないのに、なんだか得した気分である。

    (2回目)
    東ロボ君関連の書籍を一通り読んでから再度読んでみたら新たな発見や気づきが多数あった。
    あと、新井先生の考え方の首尾一貫にも驚かされた。

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    2014年11月09日
  • ほんとうにいいの? デジタル教科書

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    デジタル教科書を議論する上での叩き台として、枠組みをきれいに整理してある。何より、(はっきりとは言わないが)反対派の筆者がデジタルデバイスを使い倒している側の人間であるところに説得力がある。”デジタルの弱みは「面積」”、”ハイパーリンクは理解を助けるか”など、具体的で説得力のある論旨が展開されるのは気持ちがいい。引用文献にもおもしろそうなものが多く、うすいうすい岩波ブックレットの中では、濃密でかなりお買い得の本である。

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    2013年10月14日
  • コンピュータが仕事を奪う

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    いい本だった。手に入らなかったので古本を探したカイがあった。文系な、確率を理解しようとしない家族にどうしても読んでもらいたい。

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    2013年09月06日
  • ネットコモンズ公式マニュアル|私にもできちゃった! NetCommons実例でわかるサイト構築

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    ただ今取り組み中のNetCommons公式マニュアルのうち、実例を紹介しながら導入のメリットをよく伝えています。
    特に、東日本大震災に際して緊急構築して活用できたという報告は、教育・行政関係者にぜひ知ってほしい内容です。

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    2013年04月14日
  • ほんとうにいいの? デジタル教科書

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    デジタル教科書について、教育の効果の面から今までの実証的な研究を踏まえたいい本である。さらに教育を経済成長の道具にしてはいけないと主張している。教員養成の学生にとっては必読の本である。

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    2013年03月02日
  • コンピュータが仕事を奪う

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    「数学は言葉」等の著作をもつNIIの新井教授の本。本書では、数学史、科学技術史、コンピュータ史を紐解きつつ、人工知能の主な分野における技術解説をしている。さらにコンピュータが発達した場合、現在のホワイトカラーの半数近くが職を失うと主張し、そうならないために一般人はどのような能力を鍛えればいいのか、ということについて持論を述べている。著者の結論は、一言で言うと、「もっと演繹の能力をつけるべく訓練しましょう」ということ。これにより、数学者やコンピュータ科学者と会話ができるようになり、自分のアイデアを実現することができるようになるとしている。
    著者は、米国の大学院で数学と論理学を専攻していたこともあ

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    2013年07月08日
  • ネットコモンズ公式マニュアル|私にもできちゃった! NetCommonsで本格ウェブサイト 第2版

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    ネタバレ

    NetCommonsは対話的にウェブの内容を作るための敷居を下げるためによいソフト。
    初心者の方は、どういうソフトを使うかで、悪戦苦闘されていることがある。 作り始めの敷居はものすごく下げている。
    色彩も統一感のある設定が既定値なので、悩まなくてよい。

    やりはじめる勇気を与えるための本。

    課題は、どういうエラーに出会ったら、何をすればいいか分からなくなることがあることかもしれない。
    版によって異なる可能性があるため、どういうエラーがでたらどうすればいいかはこれからの課題なのかもしれない。

    プログラマ用の改良の手引きがあるといいかもしれない。
    プログラマなら自分でつくるべきなのだ

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    2012年10月14日
  • 木を植えた男を訪ねて ふたりで行く南仏プロヴァンスの旅

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    名絵本「木を植えた男」の原作者、ジャン・ジオノの故郷を旅したエッセイ。
    二人が旅先でいろいろなものに触れていくにつれ、『木を植えた男』にどんどん生命が吹き込まれていくように感じました。
    こんな旅、いいな。

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    2012年04月30日