新井紀子のレビュー一覧

  • ほんとうにいいの? デジタル教科書
    デジタル教科書を議論する上での叩き台として、枠組みをきれいに整理してある。何より、(はっきりとは言わないが)反対派の筆者がデジタルデバイスを使い倒している側の人間であるところに説得力がある。”デジタルの弱みは「面積」”、”ハイパーリンクは理解を助けるか”など、具体的で説得力のある論旨が展開されるのは...続きを読む
  • コンピュータが仕事を奪う
    いい本だった。手に入らなかったので古本を探したカイがあった。文系な、確率を理解しようとしない家族にどうしても読んでもらいたい。
  • ネットコモンズ公式マニュアル|私にもできちゃった! NetCommons実例でわかるサイト構築
    ただ今取り組み中のNetCommons公式マニュアルのうち、実例を紹介しながら導入のメリットをよく伝えています。
    特に、東日本大震災に際して緊急構築して活用できたという報告は、教育・行政関係者にぜひ知ってほしい内容です。
  • ほんとうにいいの? デジタル教科書
    デジタル教科書について、教育の効果の面から今までの実証的な研究を踏まえたいい本である。さらに教育を経済成長の道具にしてはいけないと主張している。教員養成の学生にとっては必読の本である。
  • コンピュータが仕事を奪う
    「数学は言葉」等の著作をもつNIIの新井教授の本。本書では、数学史、科学技術史、コンピュータ史を紐解きつつ、人工知能の主な分野における技術解説をしている。さらにコンピュータが発達した場合、現在のホワイトカラーの半数近くが職を失うと主張し、そうならないために一般人はどのような能力を鍛えればいいのか、と...続きを読む
  • ネットコモンズ公式マニュアル|私にもできちゃった! NetCommonsで本格ウェブサイト 第2版
    NetCommonsは対話的にウェブの内容を作るための敷居を下げるためによいソフト。
    初心者の方は、どういうソフトを使うかで、悪戦苦闘されていることがある。 作り始めの敷居はものすごく下げている。
    色彩も統一感のある設定が既定値なので、悩まなくてよい。

    やりはじめる勇気を与えるための本。
    ...続きを読む
  • 木を植えた男を訪ねて ふたりで行く南仏プロヴァンスの旅
    名絵本「木を植えた男」の原作者、ジャン・ジオノの故郷を旅したエッセイ。
    二人が旅先でいろいろなものに触れていくにつれ、『木を植えた男』にどんどん生命が吹き込まれていくように感じました。
    こんな旅、いいな。
  • ネットコモンズ公式マニュアル|私にもできちゃった! NetCommons実践デザインカスタマイズ
    ウェブを簡単に作れるNetCommonsというソフトウェアの公式マニュアル。

    NetCommonsは。初心者が簡単に作れるという点は特筆できる。

    本書では,NetCommonsで利用していうrHTML, CSS, JavaScriptについての説明がある。

    本書は,初心者向けなので、技術...続きを読む
  • 経済の考え方がわかる本
    高校の社会と大学の経済学の間には,本書が指摘しているように,差が激しい。
    高校で社会が好きだった人も,大学でチンプンカンプンで嫌いになる人もいる。

    その間を埋めるのに,本書はとてもよいと思う。

    日常生活の中の現象を経済学の理論で考えてみるのに,
    個人の行動はミクロ経済学,
    社会での集計...続きを読む
  • こんどこそ! わかる数学
    数学についての興味をそそられる本です。

    数学の国語辞典という見出しがあります。
    この発想だけでも1冊の本になるかもしれません。

    数学の領域では,英語を漢字語に変換した伝統的な学問領域です。
    言葉と数学の対応付けがあると,立体的に考えられるようになるかもしれません。

    次回作として期待し...続きを読む
  • コンピュータが仕事を奪う
    非常におもしろかった。今までなんとなく考えていたけど言語化できていなかったことが書かれているように感じた。「第二言語としての数学」についてもこれから考えていきたい。
  • AIに負けない子どもを育てる
    前書も衝撃的でしたが、本書もまた面白く、考えさせられました。大変興味深く拝読した、と思っていますが、私はきちんと「読めて」いるんでしょうか?
    ははは。

    正確に説明する=プログラミング教育の基本。
    ほほぅ。
    今年度施行の共通テストから、情報が必須になるからレベルを落としてでも現役合格!と言い張って第...続きを読む
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    AIについてもっと理解をして、活用できるようになりたい。題名である「教科書が読めない」の意味がわかってゾッとした。
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    AIと教育というタイムリーな内容で興味深かった。AIとAI技術の違い、シンギュラリティーなど、知っていそうで実は知らないことを専門家がわかりやすく書いてくれている。AI技術の弱点をしっかりと理解でき、スッキリした。数学の専門家が国語・読解力を推すという皮肉な内容にもなかなか興味が持てた。簡単に読める...続きを読む
  • AIに負けない子どもを育てる
    前作の『教科書が読めない子どもたち』はセンセーショナルでしたが、今作は、大きく頷く内容でした。話し合いや協同学習やICT に舵を切った弊害について問題提起をしています。
    国語科の教員として深く考えさせられました。
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    AIとは何かを理解すること、そのAIにできないことが意味を理解すること、つまり読解力であるが、読解力がない子供達が多い事実があるということ、その上で今後どうしていくべきなのかについて学び考えさせられる本。
    AIはあくまでコンピュータに過ぎない、数値化できるものでしか判断できない。数学が歴史上証明して...続きを読む
  • 人工知能と友だちになれる?:もし、隣の席の子がロボットだったら…マンガでわかるAIと生きる未来
    良くわかる。Part2のマンガ、よく描かれてる。AIロボの愛田英知アイ君が学習していく様子が実にいい感じ。
    Part4のAIと友だちになるためには、『なぜを鍛えよう』だと。
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    読みやすかった。また筋の通ったストーリー展開で理解しやすかった。読解力の重要性とAIと今後の展望について理解することができた。個人的には「男の子と女の子の帽子とスニーカー」問題を解けなかったのが悔しい。
    また筋のとった文章を意識されてるのか、「だから(このだからは論理的ではない)」という表現が随所に...続きを読む
  • AIに負けない子どもを育てる
    前著「AIvs教科書が読めない子どもたち」で世間に大きな衝撃を与えた著者がAI共生時代の教育論を提案。
    日常生活における文章の流し読み・テスト対策としての暗記頼りへの慣れに警鐘を鳴らし、文章の構成・言葉の定義をしっかり読み解く読解力の涵養が重要。
    読解力を基礎とした論理的思考力の鍛錬・正確に説明する...続きを読む
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    【動機】
    「世の中には文書が読めない人がいる」という言説の参照元になるケースを何度か見たので、原著に当たりたかったため。

    【感想・メモ】
    ・中学生の1/3は、文書が読めていない(主語と述語、修飾語と被修飾語の関係などか読み取れない。
    ・高校卒業時点で、半数近くの人が、文章の内容を理解できていない。...続きを読む