新井紀子のレビュー一覧

  • ほんとうにいいの? デジタル教科書
    ICT技術を使った公教育がどう変化して、
    そのメリット、デメリットがわかりやすく書いてある。
    印象的なポイントは、
    教育ソフトが消費者用(バナー広告などのため)につくられる傾向があること。

    ネットワークを各地に張り巡らす光の道構想というものがあったこと。
  • ほんとうにいいの? デジタル教科書
    企業視点が如何に多いか、ネットワークの会社として考えなければならない点も多いと感じました。巷でもてはやされているよりも、道具としては効果が限定的なものだと理解しないと危ないですね。
  • ほんとうにいいの? デジタル教科書
    小中学校のデジタル教科書化についてまとめられた本。
    コスト面、性能面、学習の質等。あくまでも現実的で冷静な目で調査されている。

    現時点では最もわかりやすいハードルはコストである。
    義務教育の教科書予算は一人当たり4000円ほどだそうで、
    コンテンツ代としては同等もしくは印刷コストを抑えて安くなるか...続きを読む
  • コンピュータが仕事を奪う
    「一を聞いて十を知る」(演繹)ことを諦め、「一テラを聞いて十を知る」(帰納)に転換しているコンピュータ。
    その事実に驚く反面、確かにそんな気がしていたと思っていた気持ちもスッキリした。

    また、ホワイトカラーや第三次産業でも人がいらなくなる日を示唆しており、そのためにはコンピュータで何ができて何がで...続きを読む
  • コンピュータが仕事を奪う
    科学エッセイという感じで読める本だが、内容はとても深い。
    猫と犬を区別するには、何を比較したら良いか。毛は生えているし、目も口もある。人が見間違えることはないが、コンピュータはかつてうまく区別できなかった。それがなぜ区別できるようになったのか。帰納と演繹のうち、帰納はコンピュータが得意だが、演繹はで...続きを読む
  • 経済の考え方がわかる本
    高校経済教育の第1人者による本。インターネットのやり取りをまとめたもの。考えさせる教材であり、平易な表現ながら本格的な経済書という印象を持った。
  • 経済の考え方がわかる本
    お金と時間は有限です。
    これらをもっと有効に使いたい。
    どうしよう?

    分業により発展してきたわれわれ

    アインシュタインが秘書よりタイピングが得意でも研究に時間を割くべきだ

    その分野でのプロが仕事をするのが最善はモノカルチャーに繋がる。

    するとあまり儲けにならないプロも出てくる

    最適化された...続きを読む
  • 経済の考え方がわかる本
    [ 内容 ]
    1個のケーキを二人で分ける方法は?
    オーダーメイドの手芸店を開くには?
    ゴミにはどんな値段がつくのか?
    「こづかいの使い方こそ経済の原点」との立場から、身近なことがらを題材に、子どもたちが参加する経済教室がネット上で開かれた。
    そこに出てきた情報や意見を紹介しながら、経済とはどんなもの...続きを読む
  • 経済の考え方がわかる本
     「帰省ラッシュは解消できるか」「勇者のもちものは?」「無人島脱出大作戦」
    「ケーキの分け方・つくり方」など、身近な観点から経済について説明していく本だ。
     実際、経済を学ぼうとすると、全く意味が解らず、投げ出してしまいたくなる。
    だが、この本は、内容は簡単であるし、読む人の興味を引き付けるような書...続きを読む
  • こんどこそ! わかる数学
    20071008


    引用・ポイント
    (応用ができるためには何に注意すればいいのか?)


    それは、定義をしっかり理解することです。・・・なぜこんな定義がでてきたのか、この定義でどんなことを表現したいのか、を読み解くんです。・・・だから例題を解くんです。例題を解く、というのは、その定義が作った世界の...続きを読む
  • AIに負けない子どもを育てる
    半分以上はご本人が考案されたRSTのお話で、個々の家庭というより、学校教育の現場に対する提案が主。ただ、個人の家庭でも参考になることは多いです。
    ここまでの物を作り上げるのにかなりの労力をかけられたのだなと感心します。
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    話題になって随分経ってから読んだなぁと。
    そんな言うほどか?と思うけれど、考えてみれば今やAI関連本は数多く出ているけれど、出版された2018年当時としてはそうだったのかもな。
    こういう先んじて話題になる本があるからこそ、追随もあるからね。

    教科書が読めない子どもたちという部分だけでなくても、AI...続きを読む
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    高い知見をお持ちであり、また、これまでの活動などから生まれたであろう作者の考えや懸念はよく分かります。が、想いが強いのか、文章のせいなのか、他者の見解に対して排他的・否定的な主張に感じてしまって気持ちよく読める本ではありませんでした。
    AIによる大きな変革を受けて、明るい未来のために子供たちと前向き...続きを読む
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    人工知能の研究者である著者のチームによる、東大合格を目指す東ロボくんの研究開発の話からスタートする。ただAIの学力を上げるというコストをかけたお遊びに終わるのではなく、この先、AIが普及したら日本はどうなってしまうのか、とりわけ子どもの読解力に注目して、将来の労働状況に調査をつなげているのがよかった...続きを読む
  • ほんとうにいいの? デジタル教科書
    私にしてみれば珍しい岩波である。
    会社の同僚に「読んでみますか?」と薦められた本。
    ブログで仕事の事は書かないようにしているが、実は教育関係の仕事をしており、とあるデジタル教科書も手伝ったりしているのだ。

    もう3年前、当時の総務大臣であった原口氏が、原口ビジョンの中で、2015年までにデジタル教科...続きを読む
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち
    本書の著者はAI研究に取り組み、東京大学に合格できるAIが作れるのか、というチャレンジ(通称東ロボ)をされてきた方ですが、その過程でAIの得意なこと、苦手なことを学び、結論としてAIは神にはならず、シンギュラリティはこないことを断言しています。これは説得力がありました。そう聞くと、では人間の勝ちなの...続きを読む
  • 人工知能と友だちになれる?:もし、隣の席の子がロボットだったら…マンガでわかるAIと生きる未来
    分かりやすく書かれていてよくまとまっている良書。
    刊行が2018年なのでそれ以降の進化を反映していない点は注意が必要。
    1章はかなり情報量が多い。装丁は小学生向けに見えるが、やさしげな表紙に反して難易度が高いので、ついてこられる子どもとそうでない子に分かれそうだ。2章はまんが主体でハードルが低いのに...続きを読む
  • AIに負けない子どもを育てる
    基礎的な読む力は子供から大人まで必須のスキルだと思う。
    流し読みの癖を減らすなどできることをしていきたい。
  • AIに負けない子どもを育てる
    2022年の下半期は、お絵描きAIの「Midjourney」とチャットボットAIの「ChatGPT」が一般公開されて話題となった。「Midjourney」に描かせた絵画が芸術コンペ(米国コロンビア州)で1位となり、短編SFで有名な星新一の賞でもAIを活用した作品が一般部門で優秀賞となった。特定範囲に...続きを読む
  • AIに負けない子どもを育てる
    感想
    読書をしない子供達。読解できないならしたいわけがない。どうすれば読解力を向上させられるか。教育が槍玉に挙げられるがそれだけで十分か。