飯田史彦のレビュー一覧
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ネタバレ過去と未来への思考を絶ち、「今」に意識を向けること。
人生には「今」しかない。過去も未来も想像の中にしか存在しない。
「今」をあるがままに受け入れることで、心の平安に至る。
ごく大雑把に言えばそれが【さとり】だ。
「今」私を取り巻く状況自体は、よく観察すると何の問題もない。
問題があると感じられるのは、過去や未来に思考を巡らせて
難点を引っ張り出しているからに過ぎない。
さとることによって、心の平安、内から湧き上がる喜び、
判断の明晰さ、身体が軽いかつエネルギーに満ちた感覚、などが得られる。
生きることの素晴らしさが日々実感できるのである。
そして、そのように生きていると、不思議と自分を取り巻くあらゆる
状況が好ましいものになっていく。
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『ニュー・アース』に続いて読んだ本だが、主張は共通している。
それは、「今に在れ」ということ。
これまで、やりたいことも見つからず、自分を信頼しきれず
長いことやってきた私に足りないものは、それだと思った。
「今」に全力を注げないから、何に取り組んでも中々楽しみを見出せない。
楽しいから全力を注ぐのではない。順序が逆。
また、自分を常に過去の行動・思考パターンから評価している。
自分が生きているのはあくまで「今」。
自分を過去に照らし合わせて評価する必要はない。
そう評価したくなるのは、どんな評価であれ
それにアイデンティティを見出しており、そしてそのアイデンティティを
手放したくないから。
なぜ「今に在る」ことができていなかったのか。
それは、不平不満を述べる自分と、「本来の自分」を同一化しており、
そのアイデンティティが最も心地よいと錯覚していたからではないか。
また、それを手放すことが怖かったのだろう。
多分それは、他人から受ける評価が変わることに対する恐れでもあるだろう。
長々と述べてきたが、実際は「本来の自分」でいることの
喜びを味わえる瞬間が増えてきている。もっと持続させたい。
筆者が言うように、どんな生物やものにも「大いなる存在」が宿っているから、
「すべては一つである」ということがもっと強く実感できるようになればと思う。 -
Posted by ブクログ
この本ではじめて、「ソウルメイト」という言葉を知りました。
何度もの人生でわざと身近に生まれ変わり、お互いに切磋琢磨している「ソウルメイト」。その存在が本当かどうかよりも、そういう考え方を取り入れることで新たなものの見方ができるようになりました。
いろんなことがすうっと自分の中で受け入れられた気がします。読み終わってから「確かにそうかもしれない」と、深く納得した本です。
・「思い通りにならない」という「価値のある現実」から出発して、「思い通りにならない人生」をいかに正しく苦悩しながら生き、普段は思い通りにならないからこそ出会うことのできる「願いがかなうという喜び」を、いかに正しく味わって感謝するかということを、日々学んでいる。
・試練とは、「困難だとわかっているからこそ挑戦する価値があり、それを通じて大きな学びを得ることができるような課題」
・未来志向の医療を追求するためには、「患者さんやご家族にとってもっと有意義な死生観・人生観・家族観を確立させること」
・誰のせいにもできないという状態は、一見するとつらいことのように思えますが、実は、これほど精神的に楽なことはありません。その理由は、「これで、誰も恨まなくてすむ」という、これ以上ない安心感に支えられるためであり、少なくとも「誰かを恨む」という最悪の状況は回避できるからです。
・子どもが先立つという、人生において最大の試練は、私にとって、命を絶つか、生き抜くかというほどの選択だったのです。 -
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飯田史彦著「人生の価値」PHP文庫(2003)
この人の本はかなりはまっている。2回とか読み直したことも多々ある。「生きがいの・・・」シリーズで本を出している。自分の人生を考えたいとき、落ち込んだとき、進むべき方向がわからなくなったとき、よくこの人の本を読む。インドにいくカバンの中にも常に1冊は忍ばせていた本だ。
私達はどのように生きるべきか。。。この難しい問いかけに対して筆者の明快な説明がされている。しかしながら筆者が一方的に答えを出すようなことではなく、常に我々に考えるように促している。人生の出来事は本当に偶然の積み重ねに過ぎないのか?人生に新しい価値を見出した読者からの手紙や、海外の事例・報告・研究を元に、「人生とは自ら計画した学びの機会である」という核心を探っていく。生きる事に希望がわいてくる本である。
<ポイント(自分の観点ですからね)>
*ブレイクスルー思考とは、「すべてのものごとには意味と価値があり表面的には失敗・挫折・不運のように見えることもすべて自分の成長のために用意されている順調な試練である」という信念を持つことで、「その試練に挑戦するだけで、もう乗り越えたのと同じくらいの価値がある」と考えながら、人生のあらゆる試練を楽しみながら乗り越えていこうとする思考である。
*人生を前向きに生きる為の道具として活用すれば、すべての責任は自分に求める事によって、かえって「誰のせいでもないのだ」「自分は他人から被害をうけているわけではないんだ」「すべてのことは自分のために起きている、順調な出来事なんだ」という納得・安堵感をえることができる。
*人生では「自分が発した感情や言動がめぐりめぐって自分に帰ってくる」という因果関係の法則が働いている。この法則を活用して愛のある創造的な言動を心がければ、自分の未来は自分の意思と努力によって変える事ができる。
*宇宙には因果関係の法則が働い手いるというのを知り、すべては自分自身に原因があるということを正しく理解していれば、「どうせ自分にはどうにもできない」という運命的な無力感にとらわれないようになる。このような概念ははじめは恐ろしいと感じるかもしれない。すべてが自分の責任になってしまうためだ。しかし、その概念を受け入れれば『自分は運目に翻弄される弱い存在ではなく、望み通りの人生を好きなように創造できる』と自覚することができ、心が開放される。
*「思い通りにならないこと」こそが、この物質世界が生み出す価値の源である。「思い通りにならない」という価値ある現実の中で、いかに正しく苦悩しながら行き、普段は思い通りにならないからこそ時折出会う事ができる「願いがかなうという喜び」をいかに正しく味わって感謝するかということを、日々の生活の中で学んでいるのではないのでしょうか。
特にこの著者の本で、自分のバイブルとなっているのは「生きがいの本質」だ。時間があったらまた紹介していきたい。
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Posted by ブクログ
平易さと説得力をかねそなえた新しいさとりの書だ。
さとりについてこれまで多く語られてきた。本書も、言葉にしえないそれを指し示すのだが、何かが一味違う。とても新鮮に響き、しかも得心がいく言葉の連続だ。ページのほとんどをマーカーで塗りつぶしてしまうほど。この本に出逢えたことの喜びを、読んでいて何度もかみしめた。
本書の新鮮さのひとつは、その普遍性、統合性にある。聖書の言葉や仏教、とりわけ禅への言及も多いが、序章にあるようにまさしく「普遍的な魂の教え、あらゆる宗教のエッセンスを統合し、現代向けに書き改めた書」といえよう。「大いなる存在が、自分とともにある」ことがどんなことなのか、どうすればそうなるのか、とても分かりやすい言葉で、説得力をもって語られている。永く読み継がれていく名著だと思う。私自身、4回、5回と読み返していきたい。