あらすじ
何事も悪いほうにばかり考えてしまう。どうせ無理だとすぐに諦めてしまう。そんなしがらみに囚われている人は多い。本書は、『生きがいの創造』『生きがいの本質』などのベストセラーで知られる著者が、マイナス思考でもプラス思考でもない「ブレイクスルー思考」を提案し、人生を前向きに生きるための発想法について、わかりやすく解説する。まず第一章で、私たちをとりまく家族関係や仕事でのトラブル、病気の悩みなどを例示。続いて第二章で、それらの問題をブレイクスルーするための11の発想法を提案する。そして第三章では、その提案に基づいて第一章に掲げた人生問題の模範解答を示す。このような三部構成を読み進めることで、家族関係・勉強・仕事などで行き詰まった時、目の前の壁をぶち破る思考を身につけることができる。思い通りにならない人生を、希望を持って送れるようになるヒントが満載。心のもやを晴らし、抱え込んでいる問題を解決できる本。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人生で起こる全ての事柄は、自分が魂であるときにあらかじめ予定しておいたこと。
困難なことに直面したとしたら、それはそんな困難なことを予め設定した自分はなんてチャレンジャーで、その困難を乗り越える価値のある人間なんだということ。
Posted by ブクログ
ブレイクスルー思考について知りたくて読書。
人生に起こることには全て意味がある。
人間は目に見えない大きな宇宙の法則、サムシンググレートによって動かされている。
内なる声は、無意識化でつながっている。
今時、珍しいかもしれないが、唯物論者や受け付けない人には1ミリも響かないと思われる。
学生時代に影響を受けた著者の本。現在はどうしているのかと思ったら、福島大学を退職して独立して活動しているようだ。
本書は、就職活動に入っていたためか未読だったので、15年を経てようやく3部作を読み終えることができた。
本書のような考えかたを全面的に信じる必要はないが、信じられる部分だけでも信じると生きる意味、自分という存在について違った視点が生まれると思う。
読書時間:約1時間20分
(10月18日完読)
Posted by ブクログ
プラス思考でもマイナス思考でもない「ブレイクスルー思考」。ニュートラルな考え方ができなくなったときにオススメ。「生きがい」シリーズの続編なので、ベースは同じ内容です。
Posted by ブクログ
提案まではおそらく読めると思う。模範解答の部分はさすがに少し素直には頷けない。結果としていい方に働くとは思うけど。東洋思想の感覚を用語を使わずに説明した感じ。なので、一応、理解は難しくない。ただ、それはとても慎重にという感じ。
Posted by ブクログ
読み方によっては賛同できない部分もあるが、十分な価値ある本であると思う。折にふれて軌道修正させてくれる本だ。いろいろな批判はできるだろう。特に宗教的だとかスピリチュアルだと思う内容があることも事実だ。
私はこの本に載っている体験談と同じような経験をしている。しかも大学院留学前というただでさえ不安な時期にであった。その時にこの本を手に入れた。読んだのは今日になってしまったが…
ブレイクスルーは何も革新的な意思改革ではなく、むしろ、いかに苦難を乗り越えるために意識を変えていくかに近い。本当に悩んでいる人からすれば、これができたら困らないよなということも多いし、精神論になってしまう部分もあった。しかし、示唆に富む記述が多いのもこの本の特徴である。かなり主観的な内容も含みながら、一方でリアリズムも追求している。
例えば、人から怒られる・嫌われる・裏切られる・笑われるのを恐れる人は、その人が人を怒り・嫌い・裏切り・笑いやすい人であるという指摘は鋭い。自分がこの傾向にまさに陥っていることにも気づくことができた。他にも、困ったときには心地よさを優先するべきという記述もある。楽を意味するのではなく、自分の心の奥底にある本当に求めている価値にしたがって行動することこそが長期的には心地よいということでこれも核心をついている。
一番本書で心に響いたのは(そして本書の核心部分であろう部分は)、”人生は思い通りにならないからこそ価値がある。人生の苦難に解けないものはなく、苦難が大きければ大きいほど自分はこれに挑戦するに値する人間だという誇りを持って挑んでいくべきであるということである。そしてそれは自分がどうしても経験しておくべき試練であって、それを乗り越えれないようでは先に進めないまま終わる”という部分だ。無意識のうちに自分はこれを思いながらこれまで人生を歩んできたと思うと同時に、時にこれができないことがあったなと思った。