飯田史彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思考することによって、自分が存在すると思っていた。思考が自分のアイデンティティ だとさえ 考えていた。でも 実は 思考は本当の自分ではない。
過去は記憶にすぎず 未来は妄想にすぎない。 どちらも存在していないものであり、思考の中のものでしかない。
でも、人はついつい 過去の記憶や未来の妄想の中で生きてしまう。未来を夢見ることは悪いことではない。しかし、自分が存在しているのは今という瞬間だけだということをわすれてはいけない。
自分たちは本当に今を生きてるのだろうか。そんなことを考えさせてくれる一冊であった。
実態のない世界に生きていることで、現実の出来事に対しても無意識の反応で生きてしま -
Posted by ブクログ
ネタバレ仏教の悟りを民営化した素晴らしい本
ストア派哲学の苦しみの少ないことを選ぶのが賢者の生き方というがそれを探求したのが仏教
仏教は悟りを開くことで苦しみの少ない生を得ることに成功したがその技術を敢えて難解に書いたりとその技法を権威化し隠匿し習得が難解な如く教えた
オショーラジニーシやエックハルト・トールらの運動はその悟りの民営化そのものだ
この本の成果は西洋哲学を完全に殺し、仏教の権威的な悟りについての糞というほど難解な記述からの悟り学習を必要なくさせた
道元の生活禅についてもブッダの今を生きろというあまりに抽象的な言葉に対しこの本では具体的な説明が書かれている
それだけでもこの本の成果は高い
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試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレ・愛するということは技術であり、受動ではなく能動的に与えていくもの
・豊かな人というのは、沢山持っているのではなく、与えるひと。失う事を恐れている人は、どんなに所有していても貧しい人である。
・与えるというのは、自分の中に息づいているもの=自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなどあらゆる表現を与える
・愛の定義の一つとして「愛とは、自分自身あるいは他者の精神的成長を培うために自己を拡げようとする意思である」。自他の成長という目的が明確であり、そのための「自己の拡大」という方法・手段が明示され、愛は意思である事を強調していることがこの定義の重要な点。
・愛する人のために生きる人生であれ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分の生き方、人生観を完全に変えてしまった一冊。
人生に意味はない、たまたま生まれて来ただけだ、という枯れていた人生観に水を注いでくれた一冊です。
精神宇宙と物質宇宙の下りは雷に打たれました。そりゃあこの世があるわけだ!と。
オカルト的な内容を受け付けない人は全然ダメだと思いますが、様々な事例が挙げられているので、私はすんなり面白く読むことができました。
何となく「死んでしまおうかな。楽になるかな」と考えていた時期に読みました。
読後は、「たとえ死んでも、壁を乗り越えるまでは来世でまた同じ壁が登場するなら、今死んでも全然楽にならないじゃん。」という事にがっかりしたのと同時に、「じゃあ今世で