木内昇のレビュー一覧

  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    ネタバレ

    斎藤さん、渋い。かっこいい。情にほだされる斎藤さんかっこいい。
    山崎さんと尾形さんの監察コンビがいい味わい。

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    2017年04月24日
  • 櫛挽道守

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    なんでこの人のかく話はこんなに心揺さぶられるんだろう

    時代も価値観も今と全く異なるようで
    でもどこか根底にあるような
    一番揺れ動く、揺さぶられる時代を
    なんでここまで鮮やかに描けるのか

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    2017年03月11日
  • 漂砂のうたう

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    ここ最近、読む本にハズレがなく充実した読書ライフを過ごしてます。

    面白かった。
    それほどページ数が多くもないのに、ボリュームがありました。
    いろいろな謎がラストで解決し、すっきりした読後感です。
    遊女達の暮らしも、暗い描き方ではありませんでした。

    題名の意味と、内容との関係が最後までよく分かりませんでした…。

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    2015年07月19日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    新撰組について書かれたものは多くあると思いますが、「地虫鳴く」は、阿部十郎の、実際の談話録のさわりを皮切りに、物語は始まります。阿部十郎、篠原泰之進、尾形俊太郎の3人が語り手です。

    描かれている時期は、池田屋事件などで新撰組が有名になった後から始まっていて、鳥羽・伏見の戦いの前くらいまでなので、短い期間を、じっくり描いているという感じです。

    他のレビューを見て、「幕末の青嵐」を先に読みましたが、正解でした。この順だと、すごく自然にしっくりきます。「地虫鳴く」は、「幕末の青嵐」を読んでもなお、新撰組のことを知りたい人向けです。

    語り手3人の立場が全く異なる上、篠原視点では薩長側、尾形視点で

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    2015年04月26日
  • 新選組 幕末の青嵐

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    新撰組の人物の視点を変えながら、物語を追っていく歴史・時代小説。

    ひとりひとりの心情が鮮やかに描かれ、登場人物に命が吹き込まれていくようだった。これが処女作なんてすごい!
    特に「覇者の風招きの項」山南の所、「油小路」永倉新八の所なんかは悲しかった。
    青嵐の如く若い隊士たちが駆け抜けていった爽やかさ・切なさを感じる。一番好きな新撰組小説かもしれない。
    普段は平行読みしてるけど、今回は1冊に集中して読んだ。新撰組小説はのめり込んで読むのが楽しい。

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    2015年02月05日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    新選組の話では当たり前の様に近藤、土方、沖田は中心人物として描かれるものだと思っていたから、本作で主人公に対局する立場として描かれているのは新鮮だった。
    後半へいくに連れ追い詰められていく主人公の心理描写に引き込まれた。
    著者の別の新選組作品には物足りなさを感じたけれど、こちらは夢中になって読み切った。

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    2014年10月19日
  • 漂砂のうたう

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    さすが木内さんと思える作品です。明治初期の世の中の急変と、そのなkでどこか江戸の雰囲気を残しながらも変わって行く遊郭の雰囲気がしっかり伝わってきます。ですが、好きかと言われれば左程でもなく。
    『漂砂のうたう』と言うのは妙なタイトルだと思っていたのですが、読んでみれば納得。まさしく時代の激変の中で漂砂の如く漂う主人公達。特に
    主人公の定九郎の諦念(というより逃避かも知れません)が精緻に描かれます。その姿が何とももどかしく。一方で時代に流されずしっかり根ざした妓夫の龍造や花魁の小野菊。むしろこ

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    2016年06月19日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    とても人間的に描かれています。
    読んでいて、端から少しずつ焼かれていくような苦しさ、切なさを覚えるような

    苛立ちや葛藤を覚えながら読みました。
    読み終わって、この人たちは形はどうであれ、生き抜いたのだなあと言う当たり前のようなことが思い浮かんだ。

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    2013年11月18日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    ネタバレ

     主人公は、阿部十郎、篠原泰之進、尾形俊太郎。
     新撰組のいわば負の部分が、彼らをとおして描かれていると思います。
     近藤、土方、沖田、斎藤あたりはこの作品では脇役なんですけど、それぞれの濃さがいい具合に出ています。尾形さんが監察方なだけに、山崎さんの出番がかなり多いです。ピリリとした美味しいところをもっていきます、山崎さん面白い人です。

     土方さんがやっぱりカッコいいです。そして、いいひとなんです。これは尾形目線の土方さんという描かれ方で「いいひと」なんですけど。鬼の副長の「苦労」をね、尾形さんと一緒に垣間見る感じです(笑)。伊東さん離脱の後、伊東さんについた隊士が案外少なかったことを指し

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    2013年07月05日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    歴史ではあまり語られることはない三人を中心とした新選組。
    篠原泰之進が好きなので読み始めたのですが、そのうち阿部十郎のふるまいや感情に共感してしまい、わずかな後ろめたさのようなものを持ちながら読んでいました。
    同じ作者の「幕末の青嵐」と合わせて読むと新選組が立体的に捉えられ、まるで自分がその場にいて見たかのような生々しさが味わえると思います。

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    2013年02月18日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    新撰組の中でも、英雄的な有名どころの面々を眩しく見つめるしかないいわば凡人隊士の視点から、時代の激動を、、、というよりは心の葛藤を描いた作品。面白かった。作者は、優しい人なんだろなあと思う。
    ある程度新撰組について知っていた方がきっと読みやすい。同じ作者の「幕末の青嵐」がおすすめ。

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    2012年12月29日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    解説にもあったけれど、新撰組の中でも「裏」や「脇」を描いた作品。
    更に、誰かひとりの隊士に主役を絞らず何人もが入れ替わり立ち替わりそれぞれの視点から描くから
    その雑多な感じが却って集団らしさを演出していて、とてもいい。

    かと言って描かれている事自体は決して「いい」などと悠長に言えない物悲しさと慌ただしさに塗れているのだけれど、
    幕末ものを読むとき、薩長土より新撰組や会津を選んでしまう。
    時代の上での勝ち負けではない何か琴線に来るものがあるんだろう。

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    2012年07月10日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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     同著者の「新選組 幕末の青嵐」と表裏を成す一冊。
     こちらは裏。

     伊東甲子太郎を中心に据え、阿部十郎、篠原泰之進、三木三郎、尾形俊太郎といった、新選組の中の名の知られぬ隊士たちの視点から、物語が書かれています。
     大志に向けて盲目的なまでに邁進する伊東や上層部に対し、さしたる意志も力も持たない彼らの劣等感や、中心からやや距離を置いて当時のものごとを観た、どこか冷めた感じが今までになく珍しく、とても面白かったです。
     伊東と三木の兄弟関係や阿部と浅野薫の友情、尾形と山崎のやりとりなどが印象に残ります。
     そして、山崎がこってこての大阪弁で常に飄々と冗談飛ばします。すごくわたしの理想の山崎で

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    2012年02月06日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    今まで読んだ新撰組小説の中で一番好きです。
    伊東さんが好きなので興味を持ったというのもあるのですがとても良かった。
    彼を支える篠原さん、阿部さん、そして弟の三木三郎から見た伊東さんの姿がただただ儚くて切ない。
    そして木内さんの書かれる斎藤さんがかっこよくて大好きです!

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    2011年11月19日
  • 新選組 幕末の青嵐

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    中学生の頃に司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」を読んで以来の新選組好きですが、本書は新選組初心者(?)の方にもおすすめの一冊かと思います。

    各章(?)ごとに主体を変えて、物語が進んでいくのですが、それぞれの視点での思惑や、人に対しての評価が異なるのが面白いです。
    読みやすく、不器用な彼らと、一つの時代を共に駆け抜けたような読後感です。

    本書の中では、個人的に斎藤が良かったです。特に最後の方での土方との場面はグッときました。

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    2020年05月24日
  • きみがなきあと

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    夫が死んでから野村モトが望東尼として勤王家を支援し強くそして自然体で生きていく様子が描かれている。特に平野国臣と高杉晋作との交流が美しい。
    また時々挿入されている歌がしみじみと心に響く。

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    2026年08月24日
  • かたばみ

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    600ページを越える大作だが、ページをめくる手が止まらない。云ってみれば小説にはよくあるような話なんだけど、文章や構成がうまくて読ませる。権蔵がええわ~

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    2026年08月21日
  • きみがなきあと

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    めちゃくちゃ良い!けど、やっぱり歴史小説は苦手。漢字読めない、言葉の意味がわからない、時代背景があたまに入ってない。自分が無知すぎて嫌になる。

    高杉晋作とソウルメイトだった女性の話。
    しかも年齢は親子以上に離れている。

    しかも、夫を亡くして尼になり、54歳から
    社会とのつながりがスタート。

    職場で若い社員とうまくやれない私は、
    やっぱりダメね。

    とばし読みして、最初と最後の方だけしっかり読み。
    人として好きだって最高だ!

    分厚くて、全然進まず、読みながら寝ちゃったり。
    あー、ギブアップでした。
    面白いのに!
    すごく文章も会話も良いのに!
    読み応えあるのに!

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    2026年08月15日
  • 新選組裏表録 地虫鳴く

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    ネタバレ

    新選組が京に上り、壬生浪と蔑まれながら地歩を固め、勤王の嵐が吹きすさび、激動の御一新へと進んでいく。そんな渦中に、新選組、御陵衛士それぞれから(名を知られぬ)語り手を選んで、あの時代の狂気を紡ぎだした良い作品。大政奉還後、徳川慶喜が政の中心であろうとしたならば、薩長が武力討幕を止めようとしなかったのも肯ける。鳥羽伏見の戦い後、冒頭で史談会の取材を受けた阿部が、会津に立ち寄ったシーンで、元新選組監察の尾形が私塾を開いたらしいことを知り、彼が生き残ったことを喜ばずにはいられなかった。

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    2026年08月06日
  • 奇のくに風土記

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    本草(薬になる植物)学者、畔田翠山の物語。誰とも交れぬ子供の頃から、大人になって立派な学者になっていくまでを淡々と描く。
    ドラマが全くないのに、どんどん読ませる。師匠とその孫との絡みが本人を少しずつ成長させていったのだろう。不思議に心温まる物語だ。

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    2026年07月17日