福永武彦のレビュー一覧

  • 現代語訳 古事記

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    高校生のときにすごく嫌いだった分野w
    今となってはボクたちのルーツを見つける貴重な一冊だと思います^^日本人のための子守唄♪

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    2010年01月22日
  • 古事記物語

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    奈良や九州へ行くにあたってこういうものは読んどいたほうがいいかなと。
    まずは子供向け。
    わかりやすいし面白い。
    次は大人向けや訓読文あたりを呼んでみたい。

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    2009年11月30日
  • 草の花

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    汐見も藤木も千枝子も「愛」「理念」哲学めいた物を持っていて、誰しも譲らず迎合できない。
    その怒りすら生み出さない、ゆったりとした摩擦がいじらしく虚しい。

    結末を知ってから
    再度千枝子と林の中で戯れ合うシーンを読み返すと
    情景や心理描写が美しく、また涙が出そうになる。
    戦争と最愛の人の笑顔や温もり、という非常に対照的な描写に心が抉られた。

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    2025年11月30日
  • 現代語訳 古事記

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    古事記の現代語訳で書かれた本。
    日本の神々や天皇の系譜、伝説などが載っており、面白いというより興味深い一冊。
    面白くはないけれど、逸話についていろいろと考えられると思います。

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    2025年07月24日
  • P+D BOOKS 廃市

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    最終的に心中を選ぶのはどうなんだろうと思いつつ、
    目の前の現実を受け入れた秀には、確かに小さな幸せがあった気がする。
    読んだ方、どう感じましたか?

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    2025年05月03日
  • 現代語訳 古事記

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    長すぎる、日本人なら一回は読んでおきたいところ

    久々に本読み終わりました。いやー長すぎる。中には誰もが知る有名なお話や、あれ?これって日本昔話じゃね?って話もたくさんあります。
    日本神話ってイメージでしたが、日本版旧約聖書って感じでめっちゃ奥が深い物語でした。というか家系図複雑すぎてよくわかってません。
    とにかく日本の地名もたくさん出てきてその由来も知れるところは面白いところです。
    神様多すぎ日本、だから神社あんなに多いのかと納得しますよ

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    2025年04月13日
  • 古事記物語

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    子供でもわかるような訳+詩の形式にした和歌が載っていて読みやすい。神話から天皇史にぬるっと移行しててウケたし、神はすぐ生まれて天皇家の人はすぐ殺される

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    2025年02月15日
  • 草の花

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    ネタバレ

    サナトリウムでの汐見の振る舞い。彼が遺した2冊のノオトには、純粋な愛と頑然な孤独が記されていた。
    藤木が汐見を遠ざけていたように見えたが、違うのだろうか。藤木との別れが千枝子への愛にも影響を及ぼす。更に基督教の考え方の違いと戦争によって汐見の孤独は増す。
    愛するが故に結ばれない愛。自分に厳しすぎる人達だったなあ。

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    2024年03月09日
  • 告別

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    表題作含む中篇2本。
    『告別』は、告別式の話から始まり、少しずつ時系列を遡っていくトリッキーな構成で、死んだ友人が抱えていた孤独、愛についてを絡めて踏み込んでいく。作者のこういった先鋭的な物語手法は、今や巷に溢れながらも、非常に有効的で知性を感じる。個人的大傑作『死の島』の習作とも捉えれる本作、ボリュームもライトで是非多くの人に手に取って貰いたい。

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    2024年02月22日
  • 草の花

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    現代の恋愛小説と比べると純潔さが際立つ。人によっては変化に乏しく退屈と感じるかもしれないが、実直に自身と向き合って苦悩する姿が清々しく感じた。
    村上春樹さんの「ノルウェイの森」と似た空気感を感じたのは、「私」と汐見が出会ったサナトリウムの印象が、直子がいた療養所と重なったせいかな。

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    2023年05月05日
  • 草の花

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    感想
    矛盾した気持ち。人に近づきたいがわからない。自ら孤独を選んでしまい人から離れる。もし生活が続いていれば。人生の曖昧さを受け入れられたかも。

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    2022年12月21日
  • 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集

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    町田康のこぶとり爺さんを何かで目にして購入したもの。町田康のは原文と見比べると適当に盛っているところも多々あるが、意外なところが原文のままであったりする。

    古代のパワーを感じる日本霊異記、ちと抹香臭い発心集もそれぞれの魅力がある。

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    2022年12月17日
  • 忘却の河

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    高校生の時に出会って情景を気にいってしまい購入した。話の起伏としては普通だが印象的な描写が多く、お気に入り。

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    2022年07月08日
  • 草の花

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    小学生の時に初めて読んだ記憶。最初の聖書の引用から刺さった。ピュアな、でも生きるのには真面目過ぎるとしんどいね。

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    2022年05月07日
  • 現代語訳 古事記

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    「撃ちてやましむ」が「撃つぞ 撃つぞ 撃つぞ」に訳出されてて、大分ゴキゲン現代語訳になってた
    あと大国主命の別名が葦原醜男なのを初めて知った ストレートに悪口

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    2022年02月22日
  • 忘却の河

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    『草の花』『海市』につづいて福永先生の作品を読むのは三冊目。
    連作短編集で、父の語りに始まり娘二人、娘の知り合い、妻など家族それぞれの立場からそれぞれの悩みを描き、ラストはまた父の語り。語り手は変わるが物語は進行しています。

    一読しただけでは語るのが難しくて、読後もなかなか感想を書けずにいたので、また再読したいとおもいますが、冒頭とラストの父の章が最も印象的でした。これ昭和39年に書かれたんですよね、始まり方が斬新でした。戦死した友人の雨天下の瞳の描写や、賽の河原を訪れる場面等々、福永先生ならではの美しい描写。
    一言では語れないので、何度も読み込んで理解したい作品です。

    個人的には『草の花

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    2022年01月02日
  • P+D BOOKS 海市

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    『草の花』が好きすぎて、氏の他の作品も読んでみようと手にとった2作目。
    文章がとにかく好きなので、蜃気楼を見に行く冒頭から世界観に浸らされて酔いました。
    「私」こと画家の渋の視点で語られる一人称の合間に、「彼」「彼女」の三人称視点をはさむことによって、物語の全体像が少しずつ明らかになっていきます。『草の花』しか読んだことがなかったので、福永さんってわりと構成にこだわるんだな〜というのが新鮮でした。『草の花』のノートという構成もすごく好きですが。

    さて、内容ですが。
    安見子さんと接近してからは、やたらとホテルでいちゃこく渋さん‥‥‥。彼の悩ましい語り口と、そのいちゃこきっぷりのギャップに「うー

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    2021年11月28日
  • 草の花

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    美しい筆運び、とぎすまされたみずみずしい感性の文章がいい。特に「第一の手帳」が好きだ。青春の輝き、うつろいをかくも美しく書けたらいいなーと思わされた。三島由紀夫もその美少年「藤木忍」にいたく魅せられたと書いている。

    サナトリウムで知りあった主人公汐見茂思(しおみしげし)は、無謀とも思える手術を進んで受け死んでしまった。雪の朝、語り手に残された手記を読んでいくと、戦争の影におびえる青春の悲劇があり、孤独な一人の青年の魂の鎮魂歌がせつせつと語ってあった。

    『生きるということは、その人間の固有の表現だからね。』
    『思い出すことは生きることなのだ。』

    芸術家は作品を残すことによって未来を持つかも

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    2021年09月12日
  • 廃市・飛ぶ男

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    短編八編を収録しています。

    「未来都市」は、人間の非理性的な性格を消し去ることが可能になった都市にやってきた一人の芸術家を主人公とする、寓話的な作品です。時代背景を考えると、マルクス主義の芸術観に対する抵抗の意味が込められているのかもしれません。

    「廃市」は、ひと夏のあいだ田舎の旧家ですごすことになった大学生の男が、その家に暮らす姉夫婦と妹とのあいだの愛憎劇を目撃することになる話です。

    「退屈な少年」は、ひとりで心のなかに思いえがいた「賭け」に熱中する中学二年生の謙二を中心に、彼を取り巻く家族たちをえがいた作品です。端正な文体で、少年から青年になろうとする不安定な時代の心をえがいており、

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    2021年08月29日
  • 草の花

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    サナトリウムで療養生活を送ることを余儀なくされた「私」は、おなじ部屋の汐見茂思という男と知りあいます。彼は、周囲の反対を押し切って危険な手術を受けることをきめますが、その結果は彼に死をもたらすことになります。

    「私」は汐見から託された二冊のノートを読み、彼がそれまで歩んできた道について知ることになります。そこには、弓道部の後輩である藤木忍と、その妹の藤木千枝子への愛と挫折がつづられていました。

    プラトンの説く愛を信じ、それにしたがって藤木を求めた汐見は、そのために藤木を孤独へ追い込んでしまいます。一方、汐見の信じるようなプラトンの愛が現実において成立することを受け入れられない千枝子は、神へ

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    2021年08月29日