ひこ・田中のレビュー一覧

  • ぼくは本を読んでいる。

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    『小公女』、『あしながおじさん』の結末が出てくる。
    知ってて良かった。

    本に限らず、日常のあらゆることからどんどん色んなことを吸収していくルカ。子供ってすごいなあ。

    何か大きなことが起こるでもなく、どういう意図があるのかなと読み進めていくうちに、ルカが何をどう考えるのかに興味が湧いてきた。
    もっと読みたかったなあ。



    「If you wish your instructions to be obeyed, you must have your secretary transmit them in less than two weeks.」
    (Daddy-Long-Legs by Je

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    2025年10月12日
  • ぼくは本を読んでいる。

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    ネタバレ

    ぼくはぼくで考える。

    本の部屋にあった本をこっそり読んでいる。父親か母親が昔読んだ本らしい。『小公女』『あしながおじさん』わかるところもわからないところもある。幼馴染やクラスメイト、転校生とも話す。一緒に帰ったり、スーパーに買い物に行ったりする。そしてぼくは考える。

    大きな事件は起こらない。主人公は本を読みながら、毎日過ごす。両親とも話すし、管理人や友人たちとも話す。小学5年生というのは自分がはっきりしてきて、両親をひとつの大人として捉え直したり、時間の流れを意識したり、自分と他者を比べたりする。その時に本を読んで考えを深めるのはとてもよい。時代も国も超えて、同じところと違うところを見出す

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    2025年08月09日
  • レッツもよみます

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    絵がヨシタケ・シンスケさんということで読んでみる。シリーズ化されているらしい。字が読めるようになった子どもは本を読むとき、こんなことも考えたりするのかな。

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    2024年10月29日
  • あした、弁当を作る。

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    自分や家族の役割に疑問を持ち、向き合い成長していくたつきが誰よりも大人でした。
    傲慢な父親が「言うとおりにしないならお小遣いを止める」と言ったことを、たつきは子供みたいで笑えてきた。というシーンがすきだ。

    我が家にいる思春期終わりかけの息子。表向きは反抗期はなかったが、本人の中では複雑な心境のこともあったのだろうと改めて振り返ることになった作品。

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    2024年09月26日
  • レッツがおつかい

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    これはなかなかの大事件。レッツが一人で買い物に行ってしまう。5歳の子どもはひとたび町に出ると空気みたいに見過ごされてしまう、だからマンションの管理人のヤスさんがいちばん大事な砦だったけど、今回はいなくて、レッツは知らないおばさんやおじさんの後についてすいすい電車に乗って5つめの駅でおりてショッピングセンターに着く。子どもには親がついてるのが当たり前だと大人は思い込んでるので、レッツが適当に指した大人を保護者だと思って安心してレッツを放っておく。「まいご」に変身したレッツはかあさんととうさんを探してもらうことができた。最後の絵がいいね、心配して疲れたかあさんとうさんと川の字で寝ながら二人の頭をな

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    2024年07月12日
  • レッツはおなか

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    自分がかあさんのおなかにいたことを知ってちょっと怖くなるレッツ。お腹のギュルギュルと鳴る音も怖いし、食べ物が頭から降ってくるなんて!人の身体のなかに280日もいるのは、今(5歳)から考えるとやっぱり変だしあまり楽しくないよね。天から降ってきた方が良いと思うレッツ。でもかあさんとうさんと会話して、いろいろ考えたすえにひきつづきこの家にいることにする。レッツはなんでかあさんととうさんのところにいるかというと良く知っていて安心だからという。安心というキーワードがしみるなー。レッツシリーズはレッツの目線を通してかあさんとうさんの気持ちもわかるのがとても面白い。どちらの膝枕を選ぶのかワクワクする両親とか

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    2024年07月12日
  • レッツのふみだい

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    踏み台に乗ったとき乗らないときで景色が違う、こんなささやかなことを中心にお話がずっと展開する。わかるな、私も背が低い方だから、高い靴を履いたとき、高いところにあがったときで普段と見え方が全然変わってびっくりすることがある。写真のフレームも、背の高さが違うだけで位置取りが全然違うのだ。レッツは4歳から5歳にかけてにょきにょきと成長するので、洗面所の鏡に映る姿が1年で変わってしまう経験をする。背が伸びることで見えなくなる世界があることを知る。でもそうねそういうときはしゃがんでみるといいんだね。

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    2024年07月12日
  • ぼくは本を読んでいる。

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    特に大きなことが起こるわけではない
    読書が好きな女の子が転校してくる
    主人公のお父さん、お母さんとても良い
    こういう家庭が理想

    小公女
    あしながおじさん
    について主人公と読み進めることができる

    スーパーでたくさんの商品から一つを選んで家にある
    他人と他人がお互いの好みを確認し合って一緒に暮らしている

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    2024年04月18日
  • あした、弁当を作る。

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    学校に行く日には、「行ってらっしゃい。タッちゃん」と母親が背中を触る。
    それが、ゾクッとしてしまい…
    その日から母親が作ってくれたお弁当を目の前にして箸が動かない、隣りの女子は冷凍食品オンリーで自分で弁当を作っていると言う。

    弁当を自分で作ることから始まり、母親が学校へ行っている間に部屋を掃除していることも嫌になり、洗濯も自分ですることに…。

    父親が外で働き稼いで来ること、母親は家事をするのが仕事で中学生は勉強していればいいというのに反発を覚える中学生男子。
    さて、彼はどこまで納得して自分のやりたいようにやれるのか…。


    思春期男子には、あれこれと世話を焼く母親が重い、と感じるのかもしれ

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    2024年04月18日
  • あした、弁当を作る。

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    思春期なのになんてちゃんとしてるんだ。お弁当作ってえらい!こんな思春期もあるのか?と思ってしまった。
    お母さんの気持ちもわからないでもないが、子離れって必要だなと思った。

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    2024年02月24日
  • レッツもよみます

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    自分で読めるようになってきた子どもの感覚や気持ちが丁寧に描かれていて、はっとなってほっこりした。見守って「いつでも読むよ」の両親もいい。

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    2024年01月22日
  • あした、弁当を作る。

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    児童書に分類したけど、これは読んだ人の性別、年齢で感想がものすごく分かれそうなので、統計を取るとまでは言わないけど読者のバックボーンを踏まえたうえで感想を知りたい作品だった。
    私としては、彼の行動には賛成したいけれど、洗濯をする、という行動一つにしても洗剤・水道代は親が負担しているというところまで考えが及んでいないので行動は自立しているように見えるかもしれないけど、経済的には全然自立できるものではない、というところまで考えられるようになって欲しい、と思った。
    ただ、毎日食事が出てきて当然だ、と思うような子供よりははるかにしっかりしているし、応援したい。
    とにかく自我のない母親の態度が一番腹立た

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    2023年09月22日
  • あした、弁当を作る。

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    中学生男子が自身でお弁当を作るという工程を通して親からの自立を図る物語。父も母も子供を愛してはいるんだろうけど怖い……。がんばれ、少年!

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    2023年07月07日
  • あした、弁当を作る。

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    うちの親を思い出した…あー。自立をさせるって親にとっても重要な課題だなぁ。生きがいになってしまうと手放せなくなるものかやっぱり。それだけが生きる甲斐なんだもんな。でもそれは押し付けなんだと双方気づかないといけないんだ。

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    2023年06月12日
  • あした、弁当を作る。

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    中学生のタツキが、自立に向けて大人とは?家族とは?と色々悩みながら生きている姿が描かれている。稼げない子どもに対して、それを盾にねじ伏せる父親の姿勢は、大人の嫌な部分を良く捉えている。

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    2023年04月26日
  • あした、弁当を作る。

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    中学生のタツキは、母親が自分を世話する事が生き甲斐で、父親が偉そうに威圧的なのに、自分で弁当を作り洗濯をする事で意思表示しようと思ったのかな。淡々と流れる物語だが、タツキの両親は変わらない、それは頑なに。そんな中、タツキは自問自答しながら突き進む。この後のタツキを見たい。両親、いや母親だけでもタツキの変化をそっとサポートしてほしかったが、そうやってしか生きられなかったのかもしれない。いや、突然拒絶された事にただ傷ついただけなのかも。親が自分の気持ちだけを子供に押し付けてはいけないんだよなーと思った。

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    2023年03月28日
  • レッツはおなか

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    個人で読みました。

    また違った視点でのレッツシリーズ。
    たしかに自分も子どもの頃同じように考えたことがあったなと共感する作品でした。

    毎シリーズ感じるのは、レッツの両親も、レッツの考えに対して丁寧に、自分たちなりの考えを伝えていて、ほっとする家族だなと思って読んでいます。

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    2022年11月27日
  • レッツもよみます

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    個人で読みました。

    レッツシリーズは二冊目です。
    レッツが自分一人で絵本を読もうとするけれど、自分の成長と変化に様々な疑問を抱きます。
    そんな疑問一つひとつが面白く、
    自分にもきっとこんな時があったのかなと
    思うと笑えてきました。

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    2022年11月23日
  • レッツもよみます

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    5歳のレッツが、自分は字が読めるのに、どうして絵本を読んでもらうのか疑問を抱くお話。

    しかし、自分では読めると言う認識だけど、うまく読めない、おかしなところでくぎる、というところに、リアルを感じました。

    私の娘も、こんなふうに変なところで文章を区切って読んだり、読み間違えたりしていたなぁと、懐かしい気持ちにもなる本でした。

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    2022年09月26日
  • レッツはおなか

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    ヨシタケシンスケさんの絵本かと思って読み始めたら、ひこ・田中さんの本だと、後から気づく。でも、途中まで違和感ないくらい、ヨシタケシンスケさんのイラストとマッチしてる。
    お腹にいた頃のことや「もし頭の中にいたら」を想像するレッツの思考回路と、仲良しのお父さんお母さんの様子にほっこり。お腹の音が怖いと言うくだりも。
    シリーズの他の本も読んでみたいと思った。

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    2022年08月22日