ひこ・田中のレビュー一覧

  • ぼくは本を読んでいる。

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    ネタバレ

    ぼくの家には「本部屋」と呼んでいる部屋がある。
    その部屋で、ルカはカバーのかかった数冊の本を見つける。それは古い児童書だった。
    ルカはこっそりとその本を読むことにした。

    現代っ子のルカが淡々としながらも、揺れるお年頃を思わせる。
    そこに読んでいる本が微妙に絡んで、本を読むこと、考えること、感想を伝えることがジンワリと染み込んでくる。
    チビちゃん達に是非読ませたい。
    けど、「小公女」「あしながおじさん」は先に読ませてからがいいのかなー。
    最後のアンの本は手元にある本の方が古くて、ルカの両親は私より年下なのかも。
    この本は何と言っても、会話がいい。
    ちょっと、ハルキっぽいけど。

    「部屋のあちこ

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    2019年06月09日
  • ぼくは本を読んでいる。

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    家の本棚の一番上の段に、カバーのかかった本が4冊あった。なぜここだけカバーがかかっているのかな?不思議に思って1冊中を見ると、『小公女』という本だった。読み始めると、古い本なのに面白い。これはお父さんの本?それともお母さんの?
    「本を読む」から始まって、転校生と友だちになったり、スーパーマーケットを探検したり、少しずつ世界が広がっていく。本を読む楽しさが伝わってくる物語です。

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    2019年05月24日
  • ぼくは本を読んでいる。

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    改めて本の素晴らしさを感じられたストーリーでした。
    物語の構成も面白くて、読みながらワクワクしました。

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    2019年03月10日
  • ハルとカナ

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    小学2年生のハルとカナ。ハルはなんでも不思議に思う男の子。カナは数字好きな女の子。二人の日常と小さな恋。少々哲学的。気になること、寂しくなること、2年生もちゃんと考えている。ヨシタケさんの絵がぴったりで、子供だけでなく大人も読んで柔らかになります。

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    2018年03月02日
  • なりたて中学生 初級編

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    引っ越しの都合で、小学校からたった一人で超アウェイな感じで瀬谷中へ進学することになった成田鉄男くん。
    小学生から中学生になるって、自動的なんだけど、気持ちはそうじゃないのよね。
    でもみんな等身大?ないい子で読んでいてホッとする(笑)
    彼らが「中学生」になってく感じが楽しみです。
    やっぱり新中学1年生におすすめでしょう!
    タイトルの「なりたて」がナリタテツオ=成田鉄男なのに後で気付いて笑った。
    私は次も読みたい(笑)

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    2017年04月09日
  • ハルとカナ

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    ヨシタケシンスケさんの絵に惹かれ、息子(リアル2年2組で、クラスメートにほんわか初恋中)に夜寝る前少しずつ読み聞かせました。
    息子はハルの気持ちに共感し、カナの行動には興味津々でした。
    親の立場で言うと、小2の気持ちがリアルで丁寧に優しく描かれていて、ハルとカナの行動や気持ち一つ一つに沿って、息子と会話を交わしながら息子の心情に触れる事ができました。

    親子で楽しめる素敵な物語です。
    もちろんヨシタケシンスケさんの挿絵がなければ、ここまで楽しめなかったと思います。

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    2016年10月09日
  • なりたて中学生 初級編

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    小学生が中学生になるというのは、ものすごいことなんだと思うのだ。私は、早く中学校に行きたかったし、新しい友達を作りたかったので、ドキドキしながらも結構前向きだったように思う。でも、この主人公は、予定していた中学校ではない、完全アウェイな隣の中学校へ入学するはめになる。この環境ではそうそう、前向きにもなれない。
    彼が彼なりに、なんとかしていこうという、けなげな姿が読める。ほんと、入学前の6年生におすすめしたい。
    大人ではわからないものをわかってくれているかも。

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    2016年01月31日
  • ロックなハート モールランド・ストーリーII

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    ネタバレ

    シリーズ。小学生。友達。家族。夏。自由研究。ショッピングモール。ロック。GS。『トムは真夜中の庭で』。シュガーとファンの関係がイカす。私もかあさんのように子ども時代を過ぎてから『トム』を読んだので、コトのように子ども時代にこれに出会えた人が羨ましいな。

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    2016年01月14日
  • なりたて中学生 中級編

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    ネタバレ

    シリーズ。中学生。委員会。体育祭。周囲の観察に中学生活を見出すテツオ。テツオいいなぁ。周りの子らもいいなぁ。広報委員の2年生はアルフィーだ。

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    2016年01月09日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    借りたもの。
    児童文学からサブカルチャーにおいて、「子供の成長」を描かなくなった理由を、時系列からその変容を解説。
    ゲーム、アニメ、特撮の中で善悪二元論の矛盾とそれ故に多様になるスタイルの変容が様々な有名タイトルを例に上げ、丁寧かつ簡潔に書かれる。
    教訓や成長譚からアイデンティティの話へとシフトしてゆく過程を紹介。

    それはマスメディアの発達により、大人と子供の情報量格差が無くなったことを指摘。
    子供向け番組と言えど、作っているのは大人であること、“子供”が何故“大人”にならなければならないかを説明できなくなっている事や、“子供”が目指す理想の“大人”の不在、社会的な世相の反映も含めて、その世

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    2015年09月02日
  • お引越し

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    図書ボラさんの紹介で。

    離婚が今ほどメジャーじゃなかった時代の少女とその家族の話。
    なーんか、90年代の懐かしい雰囲気が漂ってきてサクサク読み進めた。2日間くらい。
    ゲームボーイという言葉、懐かしい(*´▽`*)

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    2014年08月30日
  • メランコリー・サガ モールランド・ストーリーI

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    都会の真ん中で暮らすコト、パル、700。
    クラスのあまりもの3人による、マイペースな会話が面白く微笑ましい。

    コトの両親の“子育て観”好きだな。

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    2014年07月31日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    仮面ライダー、ウルトラマン、魔法少女にRPGゲームなど
    どのように変化していったのか?
    ドラクエだけでも様々な物語があることをはじめて知った。
    児童文学というジャンル意外と侮れない。

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    2013年01月05日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    ネタバレ

    児童文学だけではなく、テレビゲーム、テレビヒーロー(特撮)、アニメ、漫画も射程にいれて、子どもを描く物語が成長を語らなくなったのはなぜかを解き明かしていく。
    膨大な数のメディアの中で、流布したもの、人気を博したものをピックアップして、近代社会が内包していた、大人と子どもの差異の現象が、情報の肥大化の中で、進んでいった結果であると分析する。その差異がなくなったとき、子どもの物語は全く別の物語となり、もしかしたら必要がなくなってしまうのかもしれない、とする。

    児童文学作家でもある筆者が出した分析である。価値の変質に気づいている作り手がおり、それを問題提起していることが重要なのかもしれない。

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    2012年06月20日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    駆け足で読み解くこども文化近代史。大人と子供の線引きが限界になっているとゆー説には激しく同意。そう、このトシになるまでずーっとこじらせていたもんだいもすっきり氷解。そもそも質問の立て方が間違っていたのだなぁ、と。ああ、これからも大手を振って生きてゆけそうでござる。

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    2012年01月07日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    なぜ子供向けの本(文学、マンガ、アニメ、ゲーム、映画)は成長を描かなくなったのか。
    結論には賛成できないけど、過程には傾聴に値する分析がたくさん含まれている。
    著者の答えは、「そもそも子供という概念が近代に特有のものであり、大人という概念の合わせ鏡として生み出されたものにすぎない」「大人と子供の差は経済力と情報量の差であり、後者がなくなってきた以上、成長もなくなった」というもの。
    前半はアリエスの『<子供>の誕生』だからいいとして、後半には賛成できない。むしろ、そういう、薄っぺらい大人観子供観に由来する成長観が病巣。
    (もちろん、著者がこれを「そうあって欲しくはないが、事実として、歴史的経緯と

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    2011年10月25日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    はっはぁ~
    と納得するとこが多く
    自分の知らない世代のアニメや漫画の移り変わり
    また、世界名作劇場から
    最近のアニメや漫画のこと
    日本と海外の児童文学についての視点の違いなど
    結構細かく書かれてるなぁと思いました。
    うん、まぁこういう意見もあるのかな、と。

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    2011年08月27日
  • TRUE Colors 境界線の上で

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    ジェンダーを切り口にした5人の作家のアンソロジー。日常生活の中の題材ばかりで読みやすく感情移入しやすい。「ダイニングテーブル」が好きだった。

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    2025年12月09日
  • あした、弁当を作る。

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    親父の理不尽さよ!ムカつくーーー。
    その影で物分かりいいフリしてることなかれ主義の母親は過保護タイプの毒親で、それはそれでまたキモイ。
    その両親のもとでボケっと生きてきた主人公がだんだん覚醒していくお話でした。

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    2025年12月03日
  • TRUE Colors 境界線の上で

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    生理がきたら赤ちゃんを迎えるため
    将来はママになって女の子はそのために家事を覚えなきゃいけないのか

    甲子園に出たいでも甲子園だけは男子だけ

    元彼と友達になって好きな人ができたと打ち明けられた相手は男子
    男子が好きだと知って冷やかす周り黙ってる相手

    家族の形はそれぞれ

    痴漢に会うのは女子だけじゃない
    だけど男子で痴漢に会えば声があげづらいけど勇気を出す

    日常の生活の思いの違い考えたかの違いジェンダーと言われていても声を上げづらい言いづらいことはたくさんある

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    2025年10月18日