ひこ・田中のレビュー一覧

  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    子どもの物語について読んでいながら、大人とか成長って、何なんだろうなぁ〜、と考えてしまう。思春期の子どもを持つ立場として、子どもに成長を願っているけれど、そもそも、私は何を願い、何を期待しているのか。そんなこと考えること自体が、近代、なんだろうなぁ。

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    2012年03月10日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    ネタバレ

    ≪目次≫
    1章  テレビゲーム
    2章  テレビヒーロー
    3章  アニメ(男の子編)
    4章  アニメ(女の子編)
    5章  世界名作劇場
    6章  マンガ
    7章  児童文学
    8章  子どもの物語が示すもの

    ≪内容≫
    様々なメディアを通して、子どもの物語の世界に起こっている変化を読み解こうとするもの。
    著者は、従来の物語は、”子どもが大人になっていく”物語だったというが、社会の変化(というのが一番ラクか)の中で、ヒーロー(ヒロイン)はその立ち位置を見失っている。それは、大人が「大人」ではなくなったから?大人と現代の子供の差異が減ったから、と著者は言います。だから、子どもの物語が、王道を走れなくなった

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    2012年03月06日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    年代・ジャンルを問わず調べ上げ鑑賞し遊んでいる、その点には感服である。

    ゲームの分野に関しては、「こども」という点に強調をおく一冊であるならば任天堂のポケモンシリーズやカードゲームにも触れるべきだったと思う。初代ポケモンの登場から2000年代をリードしてきた、子供にとってのゲームといえばポケモンは外すことはできないだろう。あと強いて言うならモンハンぐらいか?

    本当に低年齢層向けの作品か、かkつてアニメやマンガ・ゲームに慣れ親しんだ人間がつくったオタク向けの作品かどうかもよくよく区別して書かないとそのへんがごっちゃになって混乱するだけの気がする。


    問題提起と問題解決の道筋が弱い一冊なので

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    2012年02月14日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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     日経BPネットで著者のインタビューを読んだ。DQやFFに比べてメジャーとは言えない「ペルソナ2」を本書で取り上げていることを知って購入した。
     著者の主張を理解するだけなら、最後の第8章だけ読めば事足ります。誤解を承知でざっくり言ってしまうと、今の子どもはすれているということ。「ペルソナ2」に端的ですが、ちょっと牽強付会なところがあります。

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    2012年01月08日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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     仮面ライダー、ウルトラマン、ガンダムの話は面白かった。それぞれ、他にもっと詳しく書いてる本があるのだと思うけど、それだと重すぎなので、このくらいの裏話がちょうどいい。

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    2011年12月25日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    8章に全てが書いてある。筆者は否定してるが何だか意地悪な表現が気になりなかなか読みすすめられなかった。でもヒーロー物やドラクエなんかの歴史を体系だてて知るには良かった。

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    2011年12月14日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    タイトルの「なぜ」に対する答えとしてはつまり、大人と子供の境界線があいまいになったから、ということなのだろうか。
    著者の言っていることは、「なぜ成長しなければならないのかではなく、なぜ成長しなければならないと思いこんでしまったのか、必ずしもその必要はないのに」ということのようだ。時代がそういう風に変わって来たのだから、それはそれで受け入れてもいいはずだと…。
    あれ?本当にそれでいいのかな??

    著者が、非常に細かく丁寧に、様々なゲームやアニメ、テレビ、児童文学など、それぞれの内容とその意義、時代の流れを照らし合わせ分析しているのには驚かされたし、またそれぞれが時代の潮流に敏感に反応し、それが作

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    2011年12月10日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    テレビゲーム、テレビヒーロー、アニメ(男の子編)、アニメ(女の子編)、世界名作劇場、マンガ、児童文学、そしてまとめにあたる章という構成。

    まずそれらの歴史や変遷、意義に、よくこれだけ丁寧に寄り添っているな、ということに驚く。

    このように時系列で並べて分析して見せられると、子どもの(或いは親の)立場で、ただ面白おかしく見たり体験したりしていただけのそれらに、こんな意味や意図があったのか、と気付かされる。
    歌は世につれ…などというけれど、子どもをとりまくゲームやアニメも世につれ、世はそれらにつれて変遷してきたということである。

    中でも、世界名作劇場の「若草物語」が単身赴任の増加とリンクしてい

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    2011年11月01日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    児童書だけでなくゲーム、アニメ、コミックなど、子どもを取り巻くメディア全般を概観した上で、今の物語はあえて成長しない子どもの姿を描いているとしている。それは社会状況をそのまま反映しているという見解で、その点はまったく同意だけど、ただ、ガンダムの読み方とか、女の子向けアニメの解説とかは「それはちょっとずれてるんじゃないか」と感じる箇所多数。結局は男性の年長者視点なんだよね。

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    2011年10月27日
  • ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?

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    TVゲーム、テレビヒーロー、アニメ、まんが、児童などについて。大人と子どもに関する関係で昔と現代の違いは、情報量。子どもがかなり情報を得られる社会になっているので、昔は多くを知っている「大人」に成長することが目標だったのだけれど、差異が少なくなってきた現代は目標となりにくくなっている。子どもが情報に接する機会が増えるにつれ、アニメや漫画などで子どもの成長が描かれる作品が少なくなっていく。それが悪いというわけではないということも著者は書いてある。
    ところでドラクエってそんな成長過程のあるゲームだったのか~。一回も遊んだことのない自分。

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    2011年10月22日