あらすじ
同じ小学校からの進学組が0人で、超アウェイの状況でスタートしたテツオの中学校生活。広報委員として、いろいろな部活をデジカメを回しながら視察し、記事を書くという大役をおおせつかるが、「肝心のお前はどうすんねん!」とツッコまれても仕方ない、変わらぬヘタレっぷりで、いっしょに制服を採寸した仲の杏里も、あきれ顔。初めて数学、英語という「学問」に触れたり、初めて尽くしの「中学生」稼業を、よろよろと進行中!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なりたて中学生三部作2冊目。
中学での”自分の立ち位置”を探ってゆく成田鉄男。
広報委員に入り学校の紹介をすることになった鉄男は、インタビューに持ち歩いたデジカメと録音セットの自分の考えも吹き込んでいく。みんなが部活動を決める中自分は決められなくて、とりあえずは中学ってものを考えてみる。
先生が授業ごとに違う意味は?社会科って何をするの?苦手教科を克服するか得意教科を伸ばすか?
悩める鉄男の目線で、中学校ってなんだろう?をわかりやすく書かれている本。
先生たちもわかりやすく”中学”を教えてくれるし、生徒たちは入御中にも遠慮なく先生にツッコミまくる、先輩たちは学校でやりたいことをみつけている。
鉄男は広報委員に入るのだけれど、広報委員と新聞部の違いはなんだろうとか、委員の意見ってどこまで入れていいのかとか、どのくらいの人が読んでくれているのか、読者が知りたいのはなにかなどを先生や保護者たちとも一緒に会議したり、かなり積極的な委員会活動をしていますね。
中学生ってこんなにしっかり”自分の立ち位置”を考えるのかーと思いながら読みました。
Posted by ブクログ
シリーズ。中学生。委員会。体育祭。周囲の観察に中学生活を見出すテツオ。テツオいいなぁ。周りの子らもいいなぁ。広報委員の2年生はアルフィーだ。