水城せとなのレビュー一覧
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購入済み
壮絶。
あまりに壮絶すぎて、
こんな出来事が身近で起こっていたら絶対に巻き込まれたくないけど、
物語として読む分にはぐいぐい引き込まれる。
心の動きを深堀していて圧倒されます。
「失恋ショコラティエ」が好きな人でBLに抵抗がないならぜひ読んでみてほしいな。 -
Posted by ブクログ
前巻から、これの続きが読みたくて、ついついフラワーズを購入しちゃってました。
1巻読んだとき、なんていけ好かない女を描くんだろうと思ったものですが、
サエコさんの天性の小悪魔っぷりには最近もうほれぼれするというか。。
なんて自然に誘惑して、当たり前のように店の2階に住み込んでしまうのかしら。
実生活では断然薫子になってしまうであろう私だけど、
残念なことに、サエコの言うことは正しいのかも。
ありのままの自分を好きになってくれたらいいけれど、
恋愛市場もひとつの市場。
実際はきれいにデコレーションされて、ラッピングされたものが
選ばれるわけで、
そういう努力をした人、
つまりはずるくて図々しくて計算高い人が勝つ、
それには特に反論できないなぁと思った。
どこに行きつくのやら、長続きするとも思えない二人の関係だけど、
目が離せなくなってしまいました。
11月号から再開だと思ってたのに、こないだフラワーズ最新号見たら
まだ再開されてないみたい…
続きが気になるー。 -
Posted by ブクログ
正しくて綺麗なだけが恋愛じゃない…せとなさんの漫画を読むといつもそう思う。やっと主人公が想い続けていた人と結ばれて…なのに、これほど祝福出来ない漫画も珍しい(笑)
それぞれのキャラクターに感情移入は出来ないけれど何処か共感してしまう負の部分…計算高さや優柔不断や嫉妬。普通は綺麗に蓋をして誰にも見せたくない部分、特に少女漫画の分野ではあり得ない人間らしい醜い感情描写にイライラしながらも、時々放たれる恋愛文句や定義にハート撃ち抜かれながら夢中になって読みました。
今の爽太は恋に舞い上がっていて何が起こってるのか理解出来ないみたいで…実際サエコ以外頭に入ってない様子(-_-) 一方サエコは今幸せなのだろうか。サエコの気持ちがいまいちよく分からない。
多分これでハッピーエンドになるほどせとなさんは甘くないだろう。きっと何個も爆弾仕掛けていそうだし今後も目が離せない展開になりそうだ。 -
Posted by ブクログ
爽太が最低という意見もたくさんあるだろうけど、
えれなをキープしようとしなかったあたりむしろ誠実に見える。
サエコさんはずっと好きだった人なわけであんな据え膳食わないなんてことはできないと思う。
ただ、既婚者とうまくいくなんて爽太も考えてないだろうし、一時的な関係だと思ってるだろう。
その上で、えれなにちゃんと後ろめたさを感じてるあたり、爽太はえれなのこと好きだったんだなあと思わされた。
打算的に考えれば、サエコさんのことを徹底的に隠して、えれなと付き合うほうが現実的じゃないだろうか。
サエコさんは束の間の夢として楽しんで、サエコさんが離れていったらえれな一本にしぼる。
最低だけど、こういう人普通にいそうだなとも思う。
しかもえれなはモデルやってるくらい美人で性格もよくて気も合って……離さない手はない……
えれなを「モデル」だとかそういう価値で判断してないことが伝わった気がしたよ。
爽太は嫌いになれないなー
と言っても普通に爽太は最低だと思うけど。笑
今巻でいちばん共感したのはえれなの友達ですね。彼女とてもいい。
えれなが幸せになるルートが確立されてほしいですね。
薫子さんすら関谷という希望があるのに……
はやく薫子さんも浮上してください。痛々しくて直視できない。
続き気になる! -
Posted by ブクログ
ただただ、気づいたら読みながら泣いていた。
恋愛を描いているんだけど、その恋愛が一人一人の人間のうえに乗っかっているというのかな…恭平のほころびやすい大人らしさや流されやすさ=やさしさと、今ヶ瀬の迷いのなさや潔さ=強さが恭平に全乗っかりしてるからの弱さが、人生を積み重ねてきた人間の“らしさ”になっていて。その二人のやりとりがすごく今の自分に響いた。
たぶんそれは、今ヶ瀬が強くなれるのも振り回されるのも恭平さんのせい(おかげ)で、恋愛に踊らされる恋愛ではなく、相手ありきの愛を少しだけ自分がわかるようになったのかな…と思った。相手ありきだから途中でぼろぼろになっちゃうのも痛すぎるくらいにわかる。
恋に恋しない漫画。愛を抱える人たちに読んでほしいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
6巻も凄かったけど、7巻はもっと凄かった‼
ここに来てようやく、サエコさんの事が好きになった。共感度では圧倒的に薫子さんだけど、私もサエコさんに「本気で好きってどういうことですか?」って、問われた気分になったよ…。
そして、爽太のダメっぷりに磨きがかかってる。いいぞ、もっとやれ!
エレナが本当に可哀想だけど、彼女には幸せになって欲しいから、爽太とはさっさと縁を切って、真っ当な幸せを掴んで欲しい!
薫子さんはサエコさんの的確なアドバイスに従って、素直な自分で関谷くんと付き合えば良いと思う!
そして、爽太はとっとと不幸になってしまえ(笑)
そして、水城先生、漫画家歴20周年素晴らしい!これからも身体に気をつけて、力のある作品を作り続けて欲しいです! -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
妻と離婚した恭一。だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。今ヶ瀬に抱かれることに慣らされいてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が二人の関係を大きく揺るがし始め…!?
ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!!
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「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編です。
内容は重くてシリアス。そしてかなりリアルです。
BLというにはキャラクターの生き様や考え方が余りにも生々しく、
映画にしても違和感がないくらい厚みのあるお話です。
だからこれはきっと"BL"というよりは"同性愛"に近い作品なんだと思う。
読んでいる最中はとにかくずっとハラハラしっぱなしでした。
どうなるの!?どうなるの!?ってページを捲る手が止まらなくて、
何度もテンションが上がったり下がったりを繰り返して…。
読み終わった後の脱力感と言ったらもう半端ないです。
暫く何も考えずにぼーっとしてしまうくらい作品にのめり込んでいました。
本当にジェットコースターみたいな漫画だと思います。
暗くて切なくて悲しくて。何処か仄暗いハッピーエンドに
モヤモヤしながらも実際、同性同士で付き合うって
こういうものなんだろうなと思える辺りがこの作品の凄いところだと思う。
是非、色んな方に手に取って読んでいただきたい作品の一つです。 -
Posted by ブクログ
水城せとなは本作で完成した、とたいした根拠もないことを偉そうに思いました。
『放課後保健室』が今まで一番スキだったのだけど、そこでは舞台が学校で登場人物たちが制服を着ていたのでギャーギャー騒いでいても共感というよりは見守る気持ちのほうが大きくなってしまったしあんまり悟ったこというのも可愛げなくて或は可愛らしくてまとも取り合えない部分も多かった。その上、世界観の神秘性に気を取られて心理描写についてはその激しさと勢いにばかり意識が向いてしまった。その後の作品もファンタジックな世界観が多くて、その為てっきり水城せとなの描く、自分の心の中の乙女を飼いならせない女臭い美形男も、またそれと最も相性が悪そうな誰もが放って置けない可愛らしさと自身の地雷性を隠そうともしないヒステリックな小動物女もファンタジーの世界観だからこそ活きてくるのだと思い込んでいた。だけど意外にも、その男女両方が本作のような現代日本の設定の中でなんとまあ生々しく動くのだろうか。
前作までとの一番の違いはその親しみやすさだ。今までの作品に出てきた男の子達の王子様やお貴族様ぶりとは代わってまあ出てくる登場人物たちが皆話しかけやすいこと親しみやすいこと。社交性もあるしちゃんと抜けてるし、主人公にいたっては態々「親しみやすいのがあなたの長所」といわれる場面まで出てくる。これは相当意識してのことなんじゃないかとおもってしまった。
相変わらず会話の下手な人たちが不器用さと真剣だという免罪符を見せ付けながら自分の意見を押し付けあうエゴイスティックで歪な恋愛っぽい独り相撲をを鬱陶しく繰り広げているのだが、これがあっちでもこっちでも同時進行しているのがまたいいね。適度に気が散って。すごい向いてる。こんな正論でさえあればボンボン言えちゃう自己愛ばっかり強い人たちの話まともに聞いてたくない。
絵柄もいい。こうやって描かれてみるとこの絵柄は間違いなく「ショコラ」である。つめたくて硬くてたくさん詰まったショコラブラウン色の世界は少しの違和感もなくイメージぴったりで気持ちがいい。
しかしセリフの量が多くなるとキャラクターの表情と微妙にズレが出るのもところどころ少女マンガトーンが古いのもあんま変わんないから、やっぱり完成形ってのとも違うか。でもすごい、すごい良い。