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甘いけど、ほろ苦い。まさにチョコレートのような恋愛模様を堪能できる作品です。
オンナの可愛さの裏にあるしたたかさ。それが分かっていても落とされるオトコの性。水城せとな先生は、ヒリヒリするような恋愛を描くのが本当に上手い!
人妻になったサエコを諦めきれずに、押したり引いたりして彼女の気を惹こうとする主人公・爽太に呆れることがありつつも、常識や理屈ではどうしようもないのが恋愛か…としみじみ(´-`) 一見幸せそうなサエコの満ち足りなさや、陰ながら爽太を想う薫子の踏み出せない気持ち、セレブ王子なオリヴィエでさえままならない恋…。その人が幸せか不幸かなんて、他人からは本当のところは分からないものですね。
片想いだらけのこのお話も、巻を追うごとにそれぞれの心境に変化が。最終巻まで一気読み間違いなしです。(書店員・鮭)
Posted by ブクログ
面白い、面白い。ドロドロした感情をサクサクと描き切っていく作者の力量に乗せられていく感覚が、気持ちいい。この切れ味はデスノ的ですらある。
一見生々しく見えるこのお話しだけど、純粋にファンタジーの世界であるという作者の主張が端々に感じられて、軽く絶望的な気分になる。残念ながら、現実の人間はこれほど我慢強くないもの。男も、女も。
女子的には薫子さんを何とかしてあげたくなるのだろうけど、僕が作者なら、いい感じに踏みにじって、あの人の中にある(であろう)本能的な部分を引きずりだしてやりたくなる。紗絵子はくだらない人工天然女子として描かれているが、徐々に人間的な奥行きが描かれていく。僕が思うに、薫子さんと紗絵子のバランスは最終的に逆転するんじゃないかと踏んでいる。僕の予想はよく外れるが。
それはともかく、このお話しのサイドにあるモテ女に対するある種の復讐的感情(?)は面白くて仕方ない。イラッときて、このクソ女…と思うか、その本能的な演技も含めて女であることを、冷めた目で愛でることができるかどうか、そのあたりの器量はもろ恋愛スキルに依存する部分。恋愛に勝者なし。不毛だ。あはは。
個人的には、素直に共感できることばかり描かれていて、不思議な気分になる。ただ、こういうお話しを描く人は意外に良識のある普通の人なので、きっと僕はお友だちにはなれない。
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