あらすじ
穏やかに愛を育むカップル・恭一とたまき。だが、恭一には男の恋人・今ケ瀬と暮らした過去があった…。大反響を呼んだ連載「梟」待望の続編!!
※本作品はデジタル配信専用商品です。
※本作品の内容は 『窮鼠はチーズの夢を見る【マイクロ】版』6巻~12巻に収録されています。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
他にはない一生持っていたいBL
単行本で発行された時に紙書籍で買いましたが、自宅以外でも、いつでもどこでも読めるようにと、電子書籍として買い直しました。それくらい、忘れられない、何度も読み返したくなる作品です。前作の''窮鼠はチーズ''でも感動しましたが、続編のこれは、もう、BLを超えたな。とすら感じました。恋愛と人間との深い部分をリアルに、でも綺麗に、そして何より今ヶ瀬という男のキャラクターが、とても印象に残ります。
会話の掛け合いが多いシーンは、普通ならばBLだと面倒になってしまう事が多いのに、むしろそこをメインとして読みたくなるのが不思議なほど。登場人物に感情が入り込んでしまいます。
BL漫画は相当な数を見てきていますがこの作品ほど心に残るものはありません。読み終わったあとに、暫くはそれぞれのシーンが頭から離れられなくなります。
作者さんがBL漫画をもう描く事があまりないようで、そこが残念..こんな素晴らしい漫画を描いているので、他にも新しく作品が生まれるのを願っています。
Posted by ブクログ
いまさらやっと手にしました。読んでよかった。なんでもっと早く読まなかったんだ!?
前作に出合ったときはもっと若かったこともあり、夏生先輩がかわいそうとか思っちゃったんですが、今作はもう「ああ、これが恋愛というものですよね、人生ですよね…」とただ括目して読むのみでした。
今ヶ瀬、受のがかわいい。あの面倒くささがたまらないですね。先輩の彼女もいい子で好きでした。あと、先輩の精神的な成長がすさまじい。
一番印象的だったのは綺麗なシーンよりも、恰好悪く長々口論してるシーン。何言われたって信じられない、納得できない瞬間って実際よくある。すごくリアルだと思いました。
ラストは現実的でなおかつハッピーエンド。あのまま二人で最後まで幸せに暮らしましたって妄想してもいいんじゃないかな。
てっきり後日談みたいなものだと思ってたけど、全然違った。前作からの印象がガラリと変わります。2冊読んで完結するお話でした。
Posted by ブクログ
ちょっとこれ落ち着いてからじゃないと書けないレベルだ……とんでもないやつだ……
こんなに濃いBL……ボーイズでもないけどさあ…同性愛を扱った話は初めてだなあ。まあ単純に話の長さもあるんだけど。
今ヶ瀬がどんどん最初の余裕なんかどっかいっちゃってダメな男になっていくところがもー、だめだよ引き返せよって思って。
再会して恭一の家で二人で口論する場面の恭一の目の冷たさがつらい。引き返せなくなった今ヶ瀬もつらい。なんだもーーーーほんとダメ人間二人じゃん…
でもその後普通……普通にじゃないな、抱き合って結局普通に喋ってるところで、エッさっきまであんなに冷たいやりとりしてたのにこんな会話してていいの?と思ったけど、実際はそんなもんかーと。
読み終わって思うことは、たまきちゃん本当にいい子だったんだな。っていうかこいつら本当に周りの人間に恵まれてるんじゃないの? 待ってますなんて言える子って、すごいんじゃないの。
逃げに逃げる今ヶ瀬のダメっぷりもどんどん磨きがかかっていくし、最後まで「最後まで幸せ」って描かないところが。いいな。まだ終わらないんだなこの人たちは。ずっと続いていくんだな。
大抵のBLって、30前後の設定だと、結婚っていうか同棲っていうか、何かしらのゴールがあって結ばれてよかったね!!!!おめでとう!!!!幸せに!!!!ってなるけど、これはならない。結ばれたのに正直素直に喜べない。色んな人巻き込んで自分らも傷ついて解決できてないこと多すぎ。でも結ばれたんだよな。あーーーー何とも言えないこの気分。
そんで描きおろし?なのかな?あとがきの後の漫画がものすごく好き。夏生さんこの漫画の中で一番かっこいい。くだらない女になり下がった今ヶ瀬もいいんじゃないかなー。
Posted by ブクログ
もう今更何も言うまでもない、名作ですが(笑)
前巻は流され侍恭一の優柔不断さや流されやすさに
イライラしましたが、今度はヒステリックで究極ネガティブな一之瀬にイライラ。
でも嫌にはならない。頼むーくっついてくれー!と願ってしまいます。
ヒステリックな一之瀬をまるごと包み込む恭一の男前っぷりに感服です。
かっこいい…。あの流され侍が(笑)
最後の決意も良かったです。最後、恭一はああ言ってますが
紆余曲折はあるでしょうがいつまでも一緒にいてほしいものです。
Posted by ブクログ
BLは好きでも嫌いでもなく、読めるけれど積極的に手は出さない。ただこの作品はすごいと思った。
ノンケの男と、その男をずっと好きな年下の男。
男同志だからこその葛藤や意地や関係。
人間らしい、醜くて必死な登場人物みんなが愛しくて泣けた。
Posted by ブクログ
普通の女好きを振り向かせた執念とストーリーが凄い。
パッピーENDでもあるが不安定、なんかコミック2冊でこの密度のある物語すごいと思う。
恋心って奥深い物なのだと知る。
Posted by ブクログ
こういうの好きだなぁと改めて思いました。自分を破滅させる恋愛ってこういう感じなのかな。相手のこと好きすぎて、狂いそうな感じが超越して切ないです。不安定で重くて、すっきりしたハッピーエンドにはなりませんが、当人が手探りに見つけた幸せは最良の答えだったのだとある意味納得させられました。これは大人がやるからいいんです。大人のくせにっていうのが良い。
Posted by ブクログ
「『わたしもすぐ行くから天使と浮気したりしないでね』とか言って、貴方の最期を看取るんだ」
「あんまりにも相手を好きになりすぎると、自分の形が保てなくなって壊れるんですよ」
「…それは……俺が思い上がって幸せに難癖つけたから…」
「お前の神様ってネガティヴでヒステリー持ちだろ? 信じるなよ ソレ」
Posted by ブクログ
『窮鼠~』の続編。
今度はこっちか!!ウジウジウジウジ鬱陶しい!!笑 でも分かる!分かっちゃうそのネガティブになるところ!でもうっt(ry
同属嫌悪?なのか、今ヶ瀬のネガティブっぷりに腹が立ちつつも、自分の分が悪いことを分かり過ぎているがゆえの自信の無さがあまりに理解できて、読んでいて辛かったのはこっちの続編の方でした。
今度の女性キャラは本当に良い子で、それゆえ「ノンケ相手じゃゲイは女に勝てない」みたいな今ヶ瀬の怖さが余計に引き立って、たまきはとても良いキャラだと思いました。最後のたまきの強がりというか、しゃんとしたところも良かった。
一応ハッピーエンドなんでしょうけど、この先のことを考えると決して安泰ではなくて、一抹の不安が拭えないまま、それでも二人には幸せになって欲しいと願ってしまう、そんな揺らぎのある終わり方も良かったです。
匿名
何度も読んでしまう
ヒューマンドラマですよ。もう。
ノンケでいつどの女とくっ付くか分からない恭一と一緒にいるのが苦しくて彼の愛の言葉が嬉しいのに100%信じられなくて逃げ出して、逃げ出したら空っぽでやっぱり恭一のそばに置いて欲しいって泣きすがって…
近寄ってきたらまた遠のいて…
今ケ瀬の人生ずっと苦しかったんだなと思います。与えられた愛を普通に享受した事がなかったのかな?
安心して2人が安らかに過ごしていたらいいなと思います。
Posted by ブクログ
ただただ、気づいたら読みながら泣いていた。
恋愛を描いているんだけど、その恋愛が一人一人の人間のうえに乗っかっているというのかな…恭平のほころびやすい大人らしさや流されやすさ=やさしさと、今ヶ瀬の迷いのなさや潔さ=強さが恭平に全乗っかりしてるからの弱さが、人生を積み重ねてきた人間の“らしさ”になっていて。その二人のやりとりがすごく今の自分に響いた。
たぶんそれは、今ヶ瀬が強くなれるのも振り回されるのも恭平さんのせい(おかげ)で、恋愛に踊らされる恋愛ではなく、相手ありきの愛を少しだけ自分がわかるようになったのかな…と思った。相手ありきだから途中でぼろぼろになっちゃうのも痛すぎるくらいにわかる。
恋に恋しない漫画。愛を抱える人たちに読んでほしいなと思いました。
Posted by ブクログ
BLですよね。
完璧なBLですよね。
よくある解決法ではなく、汚い所を隠さず、むしろお互い見せ合って、二人で二人の関係を築いていく、その過程がすばらしいです。
Posted by ブクログ
☆4.5
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編。
周り巻き込み型、くっついたり別れたりを繰り返すカップル・・・。
なんだけど、この2人にはこの過程が必要だったんだろうな。
前作だけでもいいけど、やっぱり本作がないと、この2人の関係は完結しないんだと思う。
水城先生ならではのドロドロが表現された。良い作品だった。
電子画像 画面外
Posted by ブクログ
妻と離婚した恭一。だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。
今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!?
デジタル少女まんが誌「モバフラ」で配信された、水城せとな大人気シリーズに、新作描きおろしを加えた完結編!!
今ヶ瀬との関係に溺れながらも、今ヶ瀬の気持ちに向き合うのを迷う恭一。
恭一から欲しい濃密な時間をもらいながらも、恭一の気持ちを信じきれない今ヶ瀬。
恭一を慕うたまきの想いに応える為、一度は今ヶ瀬を振るが、振り切れない恭一の葛藤がメインで描かれていて、今ヶ瀬が単に面倒くさい奴になっている嫌いはあるけど、若い情熱のまま相手を振り回していられない年頃に差し掛かるアラサーの男のラブストーリーとして読み応えがある完結編。
良いなんてもんじゃなく、良作
久々に読み返して、またも胸を抉られました。
初めて読んだのは2013年だったかな。
それから何度も読み返していますが、歳を重ねるごとに今ヶ瀬の気持ちより、恭一の気持ちがわかるようになりました。
歳を重ねてきたが故の葛藤や体面、流されるなら流されていたい気持ち、俎上に載せられたそれに無理に名前(理由)をつけなくてもいいのではないか?、今のまま夢から醒めたくない自分の何が悪いのか?
愛を一身に受けているようで、実際は片想いな恭一の気持ちの方に感情移入してしまいました。
若い頃は、追い詰めがちの今ヶ瀬の気持ちの方ばかりでしたが。
でも、今ヶ瀬は歳を重ねても不安になるし、自分のネガティブでヒステリー持ちな神様に祈っちゃうんだろうなぁ…。
作品が完結してから2021年で12年ですか。
二人が今もあーだこーだ言いながら喧嘩して仲直りして、今も一緒にいたらいいなと思います。
何度読み返しても色んな感情を抱く作品です。
続けて読もう!
チーズでは受けが優柔不断でしたが、本作ではラブラブで始まって今度は攻めが不安になって、と、読んでて辛くなりましたが、最後はハッピーエンドで良かったです。2人の葛藤が良く描かれててさすが名作!と思いました。この巻ではリバもありますが、「愛されたい」「愛したい」という気持ちがとても自然に表現されてました。
名作
BLを読み始めたばかりの頃に読んだ作品ですがこの作品は自分をBL沼に叩き落とした作品の一つです。それまではBL作品を読んでも男×男である必然性が曖昧だなぁと感じる作品に当たることが多かったのですがこの作品は男同士なればこそという作品だと思いました。尚且つ恋にはまってしまったときの苦しさや切なさといった普遍的な感情もありありと思い起こされます。
女性キャラクターの造詣も素晴らしくキャラクターを駒として扱っておらず、登場人物それぞれに感情移入できました。
恋愛作品として素晴らしすぎて、その後水城先生の他の作品も集めました。
この作品を初期に読んだせいかリバに全く抵抗感がありません。この作品ではむしろ必然。
男同士だからこそリバれて良いなぁとか思っちゃってるくらいです。
凄いの一言です
この作品を読み終わってから暫くずっと頭から離れず、何度も読み返してしまいました。BLなんて括りで縛れない程素晴らしいです。大勢の人にオススメしたいです。
いい
映画化されると聞いて、映画の前に原作を知っておきたいなと思って読んでみました。
よく感想で目にする、ただのBLじゃなくて人同士の恋愛って感じがしました。
何度も読んでしまいます。
この作家さんの話は基本好きで。
絵は特別好みでもないのに、毎回引き込まれる世界観がなんとも言えず。
この作品はその魅力が凄かった気がします。
狂うほどの相手に対する想いが、人をおかしくする。
情動が凄く描かれていて、普通の恋愛でも、その切なさを照らし合わせることができるくらい。
自分の恋愛観とかも思わず考えてしまいました。
深かったです。
色んなジャンルの漫画を描く作家さん。
失恋ショコラティエ(ドラマ)
脳内ポイズンベリー(映画)でそれぞれ見ていたので、BLも描いている事に驚きました。
好きな人を追い詰める言葉が刺さります。独特の世界観があると思います。
2人の存在感
普段あんまレビューとか書かないですけど。2人の存在がとてもリアルに感じられます。人が持つ仄暗さが端折られず書かれており、そういった作者さんなかなかいらっしゃらないので技量が素晴らしいと思いました。もっとハッピーな最後、みたかった気もしますが(本人側からしてみれば落ち着いたのかもしれないけど…)この確信がない感じも良いですね。
感動する
BLはよく読むけど、その中でもこれは神作品。
試し読みをしたのですが、読み返したくなる作品なので購入しちゃいました。
おすすめです。感動します。
苦手な人でも読めそう。
同性の恋愛で色々めんどくさい事考えちゃうし、相手を好きだからこそ葛藤して自分も傷付いて、相手が好きだからこそ離れなきゃいけないのに離れられない。
もう、大恋愛ですよ。
迷ってたら絶対買って!
切甘系が好きな方には絶対に読んで欲しい作品。
一途な男と、流される男。
言葉では語りきれない程素晴らしいです。
これ一冊でも読めますが、是非前編にあたる「窮鼠はチーズの夢を見る」から読んで頂きたいです。
前編にも切なさはありますがこちらの方が圧倒的に切ない!ちゃんとハッピーエンドだけどグッとくる切なさと多幸感。
購入して数年経ちますが、今だに中盤からラストにかけては何度読んでも泣けます。
作中ではチラッとしか出てきませんが、
NOKKOの「人魚」という曲の歌詞を知っていると中盤のシーンで更に泣けます…えぐい…
Posted by ブクログ
なんと重く、切なく、ロマンチックで、冷たくて、甘いのだろう。読んでいると胸に突き刺さる
ボーイズラブというよりは、ゲイとゲイでない人の物語だった。まあBL作品読んだのはこれと前作が初めてだけど
ぐちゃぐちゃのボロボロになってもそれでも相手が好きで好きでしょうがなくて幸せになんかなれなくてもそんなの関係なく求めてしまう。それが恋なのだろうか、それも恋なのかもしれない。
人の心ってままならないよねぇ〜
Posted by ブクログ
▼あらすじ
妻と離婚した恭一。だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。今ヶ瀬に抱かれることに慣らされいてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が二人の関係を大きく揺るがし始め…!?
ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!!
***
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編です。
内容は重くてシリアス。そしてかなりリアルです。
BLというにはキャラクターの生き様や考え方が余りにも生々しく、
映画にしても違和感がないくらい厚みのあるお話です。
だからこれはきっと"BL"というよりは"同性愛"に近い作品なんだと思う。
読んでいる最中はとにかくずっとハラハラしっぱなしでした。
どうなるの!?どうなるの!?ってページを捲る手が止まらなくて、
何度もテンションが上がったり下がったりを繰り返して…。
読み終わった後の脱力感と言ったらもう半端ないです。
暫く何も考えずにぼーっとしてしまうくらい作品にのめり込んでいました。
本当にジェットコースターみたいな漫画だと思います。
暗くて切なくて悲しくて。何処か仄暗いハッピーエンドに
モヤモヤしながらも実際、同性同士で付き合うって
こういうものなんだろうなと思える辺りがこの作品の凄いところだと思う。
是非、色んな方に手に取って読んでいただきたい作品の一つです。
Posted by ブクログ
妻と離婚した恭一。だが今ヶ瀬との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。今ヶ瀬に抱かれることに慣らされいてゆく日々。
ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が二人の関係を大きく揺るがし始め…!?
ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!!
Posted by ブクログ
R::
シリーズ2[窮鼠はチーズの夢を見る]
[俎上の鯉は二度跳ねる]
---
続編、ただの続編で、仲良し話なんかじゃないのが...また素敵。
この作品はリアルだからこそリアルな感情移入が出来て切なくなれます、実際にこんな組み合わせがあったらまた違うのかもしれないですが、リアル系コンビが好きな人にとってはたまらない作品です。
いつかの終わりが見えながらも寄り添う二人が切ないです...。
なんだかんだでいつまでも支え合っていて欲しいです。
それまでにお互い性格がまた変わってると思うし!
M::
-CD:○
-棚:○
Posted by ブクログ
窮鼠は~の続き。とにかく止まらない止まらない!2冊で合計3時間、没頭して読みふけりました。
コミックは結構分厚いんですけど、早く次!どうなるの!でも読み終わるのが勿体ない!っていう妙な感覚になります。こんな名作が2冊で1000円以下で読めるなんて。。。
読み終わったら、いろんなその後を妄想してしまいました。ちなみに題名が読めなかった…
Posted by ブクログ
せとなさんがBL作家じゃないからこそ描けるのか。このストーリーの厚さは秀逸です。前作からぶっ通しで読むとさらに…とにかく泣けます。今ヶ瀬が女々しくていらっとするとこはあるけど、恭一の葛藤がずっしりと切ない。そして何より…たまきちゃんがかわいそう。彼女の器はでかすぎる。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
びっくりするほどおもしろかった。
BLというジャンルの作品は嫌いではないのだけれど、
底が浅いという偏見が拭えず敬遠していた。
だが、この作品は男同士の恋愛というフィルターを通して
人間を描いているのが伝わってきた。
恋愛なんて実際は全然綺麗なものじゃなくて、
これくらいどろどろしていて、周りも自分も相手も
傷つけながらしていくものなのだ。消耗するしすごく疲れる行為なのだ。
それでも、本当はこれくらいしないとダメなのかもしれない。
どろどろのぐちゃぐちゃでぶつかりあったからこそ
見えてくるもの、築ける関係があるかもしれない。
そんな関係だってありかもしれない。
そんなふうに思わせてくれる作品でした。
人生の選択
フラフラ流されやすく自己もあんまりなさそうな(正確には押し殺す習慣がついてる)恭一、主人公ですが私としてはかなりイライラさせられるタイプで個人的趣向も手伝って?相当今ヶ瀬贔屓で読んでましたが、、ヘタレと思っていた恭一、間違いでした。腹を括るまでに時間がかかるだけで括ったらいっそ潔く読み終わり頃にはずいぶんキラキラして見えました
(笑)BLにありがちな異性愛が常識とゆーリアルな世界観を都合よく塗り潰しラブラブハッピーエンド、的な展開ではありません、息苦しいよーなやり切れなさがつきまといますが一読の価値あり。あ、一応ハピエンではありますよ。
Posted by ブクログ
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編。
今ヶ瀬が去ってしまって、恭一は会社の女の子、たまきと付き合い始める。
たまきはすごくいい子で、恭一はこのまま彼女と再婚をするんだろうと思い始めるが、
やはり心の中に今ヶ瀬がずっと残っていて、今ヶ瀬がおいていった灰皿を捨てられない。
たまきはストーカーされるようになり、探偵に依頼したら、それが今ヶ瀬だった。
そして二人は再会して・・・
って話。
原作と映画とは違うエンディングになるんですが、
正直、どっちもめっちゃ好き。
ずっと好き好きいわれていた恭一が、急に今ヶ瀬がいなくなって今度は追うようになるのもいい。
「窮鼠~~」も「俎上の~~」も、BLレーベルから出版されてはいないけど、エロはかなり強め。BL慣れしてない友人は途中で断念してました。
匿名
『窮鼠……』の続編。
窮鼠より展開が二転三転してドロドロ感満載だがグイグイ読ませる。
ふたりとも面倒くさいけれどそんなすんなり行かないところが人間味が出ているとも取れる。
最後の終わり方、恭一が腹をくくったところがかっこよかった。
おまけ話も可愛くてよかった。
恋のバブル期、わたしにはなかったな。
続編
続編です。前作以上にセリフコマ多くて少し読みづらかった気がします。二人の別れる場面はこんなんで別れる?と思ってしまったとこが残念だったかな。それでもやっぱり最後まで楽しませて頂きました
人間のズルさや弱さ、気持ちの揺れ動きが繊細に丁寧に描かれています。
重苦しさもありますが最後まで夢中になって読み進めてしまいました。手放しでハッピーエンドとは言えないのでしょうが、2人が悩みぬいて出した結果に納得です。
こいつら添い遂げてほしい度★8
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編なんだけどさ
女が嫌だ。いや、あいつがいけないんだけどさ
前作の方がかしわもち的には良かった。
何度読み返しても女が嫌だったな~。
Posted by ブクログ
遡上〜続編。
何処に向かってどう落ち着くのか、2人にとっての幸せの形が問われる。
こういう話に出てくる女性は嫌なタイプが多いけど、この作品の女性のそれがリアルだと思う。
CD聴いて更にエネルギー消費ww
Posted by ブクログ
最後の展開、結構好きです。
ちょっとせつないけど。
ずっと一緒にいてもらいたいですね。
両者の思いに同調する箇所があって考えさせられました。
絵もきれいです。
どーでもいいですが個人的にキスシーン・・シーンというか、
口の書き方が好みではなかったです。
Posted by ブクログ
作者さんが書いていたように「もし同性の人が自分の事を好きだと言ってきたら」どうなるのか。恭一のようにおさまるパターンはなかなか無いとは思うけど、素敵な恋愛漫画です。私はこの漫画を読んでリバに目覚めました。
Posted by ブクログ
待ちに待った完結!
怒濤の展開に驚いたけど、余裕のない今ヶ瀬は確かに可愛かったな。
恭一も腹くくったら男前になった!
こういうBLなら大歓迎だ(笑)。
映画化された作品
映画を見た影響で原作読みました。
映画も良かったけれど、やはり原作の感じの方がストーリーが丁寧な感じが
好きでした。
絵の感じが好みでは無かったので、作家買いは無いかな。。。
Posted by ブクログ
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編・・・後日譚というよりは続編であろう。
自分を心底愛してくれるゲイ。
迷い揺れるノンケの心。
あ、勿論BLです。
一応、ストレートな男子目線で読むと、普通に女性エンドでみんな幸せでよかったと思ってしまうんだが、BL作品である以上・・・イケメン二人の結末が幸せな方がよいのであろう。
前作より、男の絡みが増量され、直接表現がお好みの層の需要に応える仕様。
男の純愛、受け入れる愛。
内容に関してあまり語っていないが、前作を突き進めた形。
喧嘩して愛を深める。
女性の影、男性の影。
Posted by ブクログ
窮鼠から思っていたことだけど、どっちがタチでネコなんだ…両方か?今ヶ瀬さんの方がネコなのか?
双方とも現実にいたら確実に面倒なタイプだけど今ヶ瀬さんのような粘着質な人に愛されてみたいと思ってしまった