深沢潮のレビュー一覧

  • わたしのアグアをさがして

    Posted by ブクログ

    そんな簡単に劇的なことは起こらず、ドラマチックな日常もそうそう訪れない、自分の本心の全部が全部は口に出せない、といったリアルさがありました。
    小説の主人公らしからぬほど、何者でもない私たちのうちの1人のお話という印象で、等身大という点に親近感が湧きました。

    装丁がとっても素敵で手に取りました。
    特にあお色が。

    0
    2025年02月03日
  • 足りないくらし

    Posted by ブクログ

    それぞれ問題を抱えた人達が集まるシェアハウスの話。全体的に救いがない感じでふわっと終わる。バッサリバッドエンドが見たい人やハッピーエンドが見たい人には向いてないというか、この微妙な感じ、ハマる人は少なそう…と思ってしまった。

    0
    2025年01月06日
  • ランチに行きましょう

    Posted by ブクログ

    怖いママ友関係のお話かと思ったけど、そうでもなく、読後感は良かった!なんだかんだあるけど、割と全員素直な性格。
    自分はママ友いないので、こういう関係が育めたら良いなぁ、羨ましいなぁとは思う。(成城に住んでて、夫の給与で暮らしていけてるのも!笑)もちろんお互い面倒に感じたり、子どものためにしょうがなく付き合っている部分もあるけど、実際の友達もそういうところあるしね!

    0
    2024年04月17日
  • 海を抱いて月に眠る

    Posted by ブクログ

    不勉強なため、韓国の近現代史をほとんど知らずに読んだので前半は聞きなれない韓国名や言葉に悪戦苦闘したり、父の横暴な態度にイライラしながら読み進めていくがだんだん夢中になって読んでいた。自分の本当の名前も歳も偽り異国の地で家族を思い、国を思い生涯をおくった在日の人の気持ちなど今まで考えたこともなかった。
    読書は娯楽と思っていて、歴史や政治ものはあまり読んでこなかったけれど時々はこういう本も読んでみるものだと感じた。

    0
    2024年04月11日
  • わたしのアグアをさがして

    Posted by ブクログ

    自分に嘘をつかず、自分の人生をきちんと生きる。

    恋愛、結婚、出産。未だにそれを女の幸せととらわれがちなのは否めないし、間違いではないのかもしれないけど、自分が情熱を持って打ち込めるものを持つ女性はやっぱり魅力的。私にとってのアグアって、なんだろう。

    0
    2023年11月21日
  • 李の花は散っても

    Posted by ブクログ

    戦前、大正の時代のこと、皇族である梨本宮家に生まれた方子が、朝鮮王家の李王家の妃として政略結婚され、その一生をまっとうする物語。そして、同時に、朝鮮半島から来た革命家の男とともに韓国に渡り朝鮮人として生き抜くマサ、二人の物語が交互に語られ、最後にはともに生きることになる。方子は史実をもとにした展開で、マサの方はフィクションか?
    どちらも、今の時代には考えられない壮絶な体験。ただ、どんな苦労があっても、信念を持って生きれば、悔いはない。朝鮮併合のための政略結婚として何人かの皇族が政略結婚させられ、戦後に離婚となった例もあるという。夫婦関係も心がけ次第、気の持ち方次第。自分の人生をどう生きるか、に

    0
    2023年10月17日
  • あいまい生活

    Posted by ブクログ

     日本はいつからこんなに貧困大国になってしまったのでしょう。虐待、DV、生活保護、技能研修生など、様々な困難を抱える女性たちが暮らすドミトリーが舞台です。
     ただ、もう少し一人ひとりを掘り下げてほしかったかな。一応知っていることをなぞっただけという感は否めない。
     今も助けを求めている人たちはたくさんいるのだということだけは忘れないでいたいです。

    0
    2023年09月22日
  • 海を抱いて月に眠る

    Posted by ブクログ

    韓国の近代史を知らなかった。祖国を離れて、身を偽って暮らす葛藤も想像を超えていた。とはいえ梨愛の父が家族に向ける言動には共感も理解もできないなぁ。

    0
    2023年08月06日
  • 李の花は散っても

    Posted by ブクログ

    「時代が」とは言え、それでは済まされない事実がある。
    「そう言う時代だった」かも知れないが、「日本だけじゃあ無い」かも知れないが、それでも赦せない事実が、許してはいけない事実がある。そして、忘れてはいけない事実でもある。
    隣国の朝鮮人に、中国人に、他のアジア人に行った「差別、迫害、暴行、惨殺」。
    それだけでなく、同じ日本人に対しても「社会主義者」や「共産主義者」そして「自由主義者」にさえも「アカ」と言うレッテルを張って行った「拷問」とそれに伴う「殺害」。
    第2次世界大戦が終結して、もうすぐ80年となり、日本ではこれ等の事実が歴史の一部として近代史、現代史の中に埋もれている。
    しかし、今でも世界

    0
    2023年06月14日
  • わたしのアグアをさがして

    Posted by ブクログ

    「人生で大切なことは、アグアを見つけ、アグアとともに自分の人生をしっかり生きること。自分が納得する道を行くこと。」
    30歳にして失業し恋人にも去られた莉子は、全てをやり直すためにフラメンコを学びに単身でスペインに渡る。最初の渡航では自分の無力さを痛感し志半ばに帰国するが、自分と向き合いフラメンコに情熱を注ぐことに決める。それからは何度も渡西しフラメンコにのめり込む中で出会った、トミコからの言葉。

    人の生き方はそれぞれで、どんな生き方をしようと誰に批判されるものではない。トミコのように自分に嘘をつくことなく、自分が求めるものを追求する生き方もある。
    …私はどうだろう。自分と向き合い追求したとこ

    0
    2023年05月06日
  • 黒い結婚 白い結婚

    Posted by ブクログ

    結婚をテーマに7人の作家が描いた作品の作品集。「黒い結婚」「白い結婚」と分かれていて、闇っぽい話の黒と、ポジティブな感じがしないでもない白。私は順番に黒から読んでいたが、もうずっとなんだか重たいもやがかかっているみたいな感覚だった。いわゆる理想形みたいな夢見る結婚、みたいなのが出てこなくて、結婚って碌なことないなと思いつつ、色々なことがありうるんだなぁとも思った。最後の「いつか、二人で。」でそれまでのどろっとしたもやもや感が救われた感じがする。

    0
    2023年03月26日
  • わたしのアグアをさがして

    Posted by ブクログ

    スペインの観光旅情に近い話だな。
    スペイン人の人物像、固定しそう。
    フラメンコの奥深い熱い思いが伝わって来た。

    0
    2023年03月19日
  • わたしのアグアをさがして

    Posted by ブクログ

    会社の倒産、恋人との破局、心機一転趣味のフラメンコを勉強するためスペインへ。
    フラメンコ、恋愛と経験を積みながら成長していく莉子。最初頼りなく恋愛体質の莉子に呆れるもフラメンコにのめり込む姿はカッコ良かった。

    0
    2023年03月03日
  • わたしのアグアをさがして

    Posted by ブクログ

    男運がないというか、そういう男を選んで寄せ付けてしまうのか、懲りてないというか、でもそれでも恋愛は楽しいし、恋愛以外の何かを見つけてる主人公が羨ましかった。フラメンコがすごく観たくなったし、スペインはやはり憧れる。
    これ2015-16年に連載されたものなんだね、随分時間かかったな

    0
    2023年01月28日
  • 海を抱いて月に眠る

    Posted by ブクログ

    朝鮮半島の近現代史や、「在日」への知識が無いと少し理解しづらいかも知れないが、歴史に翻弄された一世の壮絶な生涯を垣間見れる。
    私も見たことがある、ふと遠くを見るような、一世の姿が思い浮かぶ。

    しかし思うに、「翻弄された」で終わらせてはいけない。その中でも誰よりも力強く生き抜き、我々後代に大切な財産を遺してくれた一世の生き様を記憶したい。

    0
    2022年10月17日
  • ランチに行きましょう

    Posted by ブクログ

    よくあるママ友のドロドロ話かと思ったら少し違った。(そういうシーンも満載ではある)(あるんかい)
    救いはあるようでないようである(どっち)感じで
    読後感も悪くなかった。

    100%人の幸せを純粋に願える人っているんだろうか。
    私はNOだと思う。
    自分と同じように不幸になってほしい、みたいな感情ってママ友じゃなくても、同僚、普通の友だち、同性異性関わらずあるんじゃないんだろうか。

    あとママ友は友だちなんだろうかというよくある問いだが、私はNO派、なんだけど、でも、ママ友から始まって普通の友だちになれる人もいる。
    ただどっちがいいのかはわからない。

    悪くない読後感でありながら、ここに出てくる「

    0
    2022年05月27日
  • 緑と赤

    Posted by ブクログ

    タイトルの「緑と赤」は韓国と日本のパスポートの色にちなんでいるんだろうけど、WEBマガジンなどで連載されていたときは「ここではない」というタイトルだったらしい。「ここではない」も何がここではないのか、内容とのシンクロ感がいまいちという感じがしてしまうけど少なくとも葛藤や焦燥のにおいがある。それに比べると「緑と赤」はだいぶわけわかんない程度にマイルド化されたなあという印象。
    いつのまにか表立ってはずいぶん下火になった感じがするけど、連載されていた時期は新大久保などでのヘイトスピーチが盛んだった頃だろう。それに触発されて書かれた作品なのではないかと思う。自分が在日韓国人であることに戸惑い、葛藤する

    0
    2022年05月08日
  • 海を抱いて月に眠る

    Posted by ブクログ

    在日の父。見知らぬ女性。涙。
    自分の知らない父。
    知らない人生。
    親の人生って?知っていますか?
    考えてしまいました。

    0
    2022年02月19日
  • 黒い結婚 白い結婚

    Posted by ブクログ

    可愛らしいジャケットデザインに惹かれて読みました。

    黒い結婚と白い結婚、
    それぞれ上下逆になっていて
    どちらからでも読めるのが斬新で面白い。

    『結婚』をテーマに
    様々なテイストの作品を読むことができる。

    特に印象に残っているのは
    白い結婚『いつか、二人で。』。
    ちょっと世にも奇妙な物語っぽさがありつつ
    あたたかい気持ちになる作品。

    これで終わり〜!?と思わず
    突っ込みたくなる作品もあり
    登場人物のこれからを
    勝手にイメージせずにはいられなくなる。 

    0
    2022年01月27日
  • ひとかどの父へ

    Posted by ブクログ

    母清子と暮らす朋子が、疾走した自分の父親が朝鮮人であると知ってショックを受け、在日の親友とも交流を絶つが、やがて大阪に住む父を訪ねて乗り越えていくまでを、年代別に朋子の視点、母清子の視点など変えながら描いていく。比較的すらっと読めたが、ストーリー的には今ひとつかな。

    0
    2021年09月08日