深沢潮のレビュー一覧

  • 緑と赤

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    在日のお話。全6章、様々な立場の人から物語が紡がれている。
    繊細な話をわかりやすく、でも繊細に描いていて人にも薦めたくなる一冊。

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    2022年01月30日
  • ママたちの下剋上

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    小学校、中学校のお受験のお話。タイトルの下克上はあまり感じなかった。お受験を経験させることないまま子育ても終えた身としては、他人事ではあったけど、興味深く読みました。 近所にずっと塾三昧だったお子さんのママが、受験直前に塾をやめ、お受験もやめたんだと言っていたのを、舞花と逸美のストーリーで思い出しました。その家族にとって、何が最適かということだなと思います。子供は親の作品という怖い勘違い。 お受験がその家族に合う物であればいいと思いますが、間違った考え方だけは避けなければいけないと思います。

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    2021年11月02日
  • 足りないくらし

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    シェアハウスに住む、様々な事情を抱えた女性たちの物語。さらっと読める。今、私達が生きているこの社会。いつも見て見ぬ振りしている問題。登場人物たちは、フィクションではなく、何処かにいる誰かであるのだと、考えさせられる内容だった。

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    2021年02月16日
  • 緑と赤

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    「『嫌い』に巻き込まないで」ってその通り。

    在日の友だちはいないけど韓国人の友だちはいい子だし、韓国料理好き。
    でもいまの韓国の慰安婦訴にはうーんって思っちゃう。
    国同士の付き合いなんてそんなもんか。

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    2021年01月16日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚生活は甘いのか、辛いのか。

    私は黒の話の方が好きだったな。
    窪美澄さんの『水際の金魚』が特に。
    『かっぱーん』も、実際にありそうだなと。
    『愛の結晶』は少し不気味に思えたけど、面白い。
    一人目を妻が出産したら二人目は夫の番!
    いいじゃない!
    男性は妊娠出産育児を自分のこととして体験したほうがいい!つわりはものすごく辛いんだ!体調不良で仕事を休むのも、まわりに配慮しながらやってるんだー!

    白の方の『シュークリーム』は、白でいいのか?!
    私は黒じゃないかと思ってしまったよ。

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    2021年01月05日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    色々な作家の結婚にまつわる短編集。
    黒い結婚は怖すぎるし、中でも『かっぱーん』は主人公があまりに気の毒だし、そもそもかっぱーんて何なんだw
    逆に白い結婚は甘いお話ばかり。『いつか、二人で。』がとても良かった。

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    2020年09月14日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    黒も白も前途多難でハッピー結婚したい!と思う話はひとつもない。
    黒に関しては完全にホラー。かっぱーんと愛の結晶なんて恐る恐る読んだ。

    白は、シュークリームが好き。いるよねこういう人。一回相手の嫌なところを見るとそれに執着しちゃうけど、自分にぴったり合った人なんていない人と人生を共にするのが結婚であり夫婦なんだとしみじみ思う。最後は希望が持てるエンドでよかった。

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    2020年08月09日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚にまつわるアンソロジーですが、黒と白でわけたのは面白いです。
    黒の方が他人事と割り切って楽しむには良いかもしれません。
    まあ、結婚がゴールではないので白でも黒でもお好きな話を楽しめば良いのではと思います。
    木原さんの「愛の結晶」はぜひ読むことをお勧めします。これが黒なのかは私にはわからないです。

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    2020年07月21日
  • 緑と赤

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    タイトルの意味は序盤にわかる、
    けどそのタイトルの言葉の持つほんとの意味は
    物語の終盤に分かった。
    その重みを私は理解しきれていないし
    向き合えるのかも分からない。
    自分のアイデンティティ、
    様々な方面からの声、
    しばらくして再読したい本。

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    2019年10月29日
  • ひとかどの父へ

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    周囲に在日の人は予想以上にいると思うし、知らず知らずにかかわることも多いが、それぞれの人生で背負っているものの重さが伝わってきて、胸が痛む。

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    2019年05月19日
  • ランチに行きましょう

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    個人的に、「このテーマだと手に取ってしまう」という作品の傾向があるのですが、「ママ友」って、怖いもの見たさが半端ないです。
    特に幼稚園…いやだわ~

    一日中子供べったりだったのがやっと解放される、昼間の4時間くらい自由になれる!その嬉しさといったら、特に初めての子供の場合は!
    で、「ランチに行きましょう」ということになるのですが…
    このセリフがくせ者で。
    読んでみると分かるのですが、同じセリフでも含まれる意味が全然違う。

    だいいち、子供が同じ幼稚園じゃなかったら、この人とランチなんて行きたくないよね、この人だけは除きたいよね、あの人行くなら私はパスしたいんだけど…
    という自由な取捨選択ができないのが忌々しい。
    自分が仲間外れになるだけなら別にいいけれど、子供が一緒に遊ばせてもらえなくなったり、貴重な情報を教えてもらえなくなったりする。

    なんというか、戦時中の“隣組”と同じような相互監視システムでもある。
    ああ、日本独特。
    ディスカバージャパン!
    エキゾチックジャパン!
    (違う…)

    この、5人のママたちは、戦隊もののようにキャラの色がさまざまで分かりやすい。
    そして、作品の性質上毒を含むが、死に至るほどではないのが逆に薬でもある。
    その狭い世界に閉じこもる必然はない、というアドバイスであり、その世界から出ることを望まないなら、人との距離の適当な測り方を見つけてみよう、という問いかけでもある。
    自分のタイプは…恵子かなあ~

    第一章 幼稚園ママ
    一番平凡な、塚越恵子視点。いつも笑顔仮面を貼り付け、バランス良く、悪目立ちせずがモットー。
    真逆な綾子にうんざり。

    第二章 シングルママ
    唯一フルタイムで働く、女医・坂崎秋穂視点。離婚していることを隠しているので、しつこく家族のことを詮索してくるママ友たちが鬱陶しい。

    第三章 スピリチュアルママ
    国立大を出て頭脳明晰なはずなのにスピリチュアルにのめり込んでいる、大木千鶴視点。
    ほら、言わんこっちゃない、というオチがハマりすぎ。
    この人の発言はすべてスルーしたいなあ…

    第四章 ママブロガー
    巨乳でエロイの大好き、野口綾子視点。
    お触りはいけません。
    この人にも苦労がある。
    けど、苦手なタイプ。ツルみたくないなあ…

    第五章 ビューティフルママ
    元モデル、テレビ局勤めの夫を持つ田畑由美視点。
    うらやましいほどの美貌のセレブだが、内面では夫のモラハラに悩む。
    お金持ちはお友達に欲しいです(笑)

    第六章 チームママ友
    穏やかで安定していると皆に思われていた恵子の家庭が、ぐるっと一周して危機に見舞われる。
    少しずつプラーベートを明かし始め、ママ友たちの仕切りは薄くなっては来るが…どうも、マジックミラーも存在しているようだ。
    しかし、希望の持てる終わり方で良かった。
    結局、自分の家庭は自分で守るしかない。

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    2018年09月01日
  • あいまい生活

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    女性専用シェアハウス「ティラミスハウス」の住人ひとりひとりが主人公の連作ストーリー。住人みんなに、社会福祉士のテキストに登場しそうな事情があって、読んでて明るい気持ちになれる話ではないのに、一気に読み終えてしまった。雑然として掃除が行き届いていないハウスが描写されていて、生活に苦しい人たちのシェアハウスならモノが少ないのではと思いがちだけど、そういった取捨選択が難しくなるほど精神的に追い込まれているのだなとも感じた。

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    2018年05月10日
  • 緑と赤

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    緑と赤、それは韓国と日本のパスポートの色。

    パスポートの色の違いで、在日韓国人であることを意識せざるをえなくなった知英。
    K-POPアイドルファンの日本人、梓。
    友人に自分が在日だということを隠していた龍平。
    新大久保のヘイトスピーチを見て反対運動に参加しはじめた韓流好きな良美。
    日韓のデリケートな状態が、彼らの目を通して浮かび上がって来ます。

    著者の本は、何冊か読んでいますが、
    その時も感じた事は、在日という日本と韓国の間に存在する人々の、
    日本人とも、韓国人ともいえない苦悩でした。

    当時はそのことを、特に意識した記憶はないけれど、
    中学時代、在日のクラスメイトがいました。
    優しくて聡明で、同級生の誰より大人っぽくて…
    私はそんな彼女のことが大好きでした。

    両国の歴史に根強く残る負の感情。
    そう簡単には解決できない難しい問題なのだと思います。
    もちろん、過去を知ることは大切。
    でもそれを知らない世代だから、できることはあるはず。
    国と国の問題によって、友人関係が壊れてしまうのは哀しい。
    本書を読んで、そう感じました。

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    2016年10月07日
  • 緑と赤

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    パスポートの色
    緑と赤
    同じ日本で育っても、日本人と韓国人
    だだ、それだけの違いなのにね
    2016.03

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    2016年03月22日
  • 緑と赤

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    ネタバレ

    中学三年生のとき私が運転して、そのとき一番仲の良かった友達が後ろ自転車の二人乗りー新長田のサンリオショップに行く途中『私な在日韓国人やねん』と告白してきた友達
    あの時私何て答えたんだろ?
    それからもずーと仲良くて
    一緒に飲みに行ったり恋話もたくさんしたし

    私が北海道に来ても、新婚旅行で北海道まで来てくれた
    『うちら在日やねん』て、とてもキラキラしてたよ
    その頃の匂いとか二人乗りの風景とか思い出したら胸がギュとなる

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    2016年01月19日
  • 緑と赤

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    傑作。題材は在日だが、描かれているのは日常で感じていることばかりだ。極端な人間の言動、一方的な仲間意識。そういうのに疲れている、あの虚無感。こういう本こそ、広く読まれてほしいんだが。

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    2016年01月17日
  • 翡翠色の海へうたう

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    冒頭が現代の女性の目線なので、もう少しソフトに描かれるのかと思ったら、重いテーマが容赦なく重く、赤裸々に描かれていました。騙されて半島から連れてこられて慰安婦にされた女性のリアルなノンフィクションのよう。
    知らなきゃいけないテーマだと思う。けど今は読むのがちょっときつかった。

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    2026年09月08日
  • 李の花は散っても

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    ネタバレ

    3.8
    日本も朝鮮も最悪としか思えない
    そして何か終始イライラするのは何故か。
    とにかく戦争が全てをかえて、もろに影響をうけた人達がいる。
    政略結婚させたものの、どちらの国からも認められず悲しい人生を歩んだ元皇族。
    ただ、たまに「え?」ってなる。
    庭先にささやかな平屋を建てて………
    とか、ニューヨークで4カ月ホテルに泊まる………とか。どこからそんなお金が?と不思議に思う事もあったが面白かった。やっぱり実話が絡んでくると面白い。皇族からいきなり民間人になるのはかなり厳しい…通常の社会人がホームレスになるより厳しい。
    肯定的と否定的な感想があり何ともいえない。ただ、そういう戦争の背景もあった事を知るにはいい本だった。マサと方子、マサが姉妹と知ったらどうなっただろう。

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    2026年07月04日
  • ランチに行きましょう

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    つい昨年度まで幼稚園ママをやっていたので、あらすじに惹かれた。

    あの人はいいな、それに比べて私は…と何度思ったかわからないけど、隣の芝生は青いものだよなーと思いながら読んだ。

    私も最初はママ友なんて本当の友だちではないのだからと一歩引いて猫も被っていたが、いまでは母だけで遊んだり飲んだりするほどの仲になったので小説には共感できる部分もあった。

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    2026年04月29日
  • ランチに行きましょう

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    ママ友を題材にしたドラマが好きなため、読めた作品かと思う。それぞれの家庭にそれぞれの事情があること、何かの負い目を背負っていること、ママ友という関係の独特さなどいろいろな面に気付かされました。意外と入り込むことができ、最後まで飽きずに読めましたが、小説というよりかは昼ドラ感が強いです。

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    2026年01月02日