荒木源のレビュー一覧

  • オケ老人!

    Posted by ブクログ

    とんでもなく感動できるエンタメ文学であると思う。
    老人ばかりのオーケストラの活動を支えることになった主人公と、なぜかロシアのスパイとの話絡み合って、ハラハラとしながらもジーンとするエピソード万歳で一気に読んでしまった!

    0
    2024年12月05日
  • ちょんまげぷりん

    Posted by ブクログ

     江戸時代からタイムスリップしてきたお侍が巻き起こすドタバタスイーツコメディです。

     卒園を控えた男児を育てるシングルマザーの前に現れたのは180年前の江戸時代からタイムスリップしてきたお侍。ひょんなことから居候させることになったそのお侍は、恩返しにと申し出てくれた家事などを任せると意外な才能を発揮して、いつの間にかテレビで一躍時の人に。

     近頃目にする転生物や異世界転移物のご都合主義の多さに辟易していたため、気になっていたけれどなかなか手を出せないでいたお話でした。けれど、読んでみてびっくり。物語の作り込み、テンポ、やりとりが素晴らしく、オーディブルで聴いている間も何度も噴き出して笑って

    0
    2024年05月12日
  • PD 検察の犬たち

    Posted by ブクログ

    2023.07.14
    サイコー!
    登場人物がそれぞれ魅力的で引き込まれた。嬉しかったのは山のシーンである。
    「こうなるんじゃないかなー」と思ったとおりに展開した。
    そのことに限らず、この後どうなるのだろうと興味を惹きつけてやまない一冊。

    0
    2023年07月14日
  • 早期退職

    Posted by ブクログ

    50代の早期退職、経営者の不正、その時の対応について、分かりやすく感情移入して読み進められる面白い本だった。もし、自分だったらという自問自答を行うきっかけになる本。

    0
    2023年06月11日
  • ちょんまげぷりん 2

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    ちょんまげぷりんの続編となる本作では、前作よりも冒険要素が強められ、ハラハラドキドキ、次はどうなる、ページをめくる手が止まらない!

    でもちょんまげぷりんだからね。
    最後はハッピーエンドに収まることは分かっているから、遊園地のジェットコースターのように安心安全な読み心地。

    小学生の子も止められない止まらない。
    親子で楽しませてもらいました!

    あ、表紙誰やねん問題が勃発しました。
    内容からすると友也のはずなんだけど、女形に抜擢されるような線の細い14歳の少年に見えます?
    見えません、というのが親子で一致した見解です。
    そこがちょっと残念でした。

    0
    2023年02月12日
  • ちょんまげぷりん 2

    Posted by ブクログ

    より時代劇チックで、「ちょんまげぷりん」より更にライトに読めました。恐らく主人公がまだ子どもということもあったかと。面白かったです。

    0
    2022年11月28日
  • ちょんまげぷりん

    Posted by ブクログ

    子どもの頃に読んだことがあったが、視点が変わったのか全く新しいストーリーとして引き込まれていった。著者が「ござる」をつかった登場人物のセリフを創造しているところが良かった。

    0
    2022年05月18日
  • オケ老人!

    Posted by ブクログ

    アマチュア老人オケからロシアの国家問題へ。絶対に繋がらないと思っていた事象がつながり、最後は音楽によって登場人物の人生が幸福に導かれている。特に最終楽章では、ドヴォルザークの第四楽章の物語を鮮明に描きながら、曲が描く怪物と目的の為にコンサートを破滅に導く怪物(アリヨシ)を重ね合わせて描写している場面が印象的だった。この作品は2016年に映画化されているが、主人公の性別の違いからも設定も内容も異なることは容易に予想できる。その違いに驚きを隠せないかもしれないが、違いを見つける楽しみとして映画も見てみたい。

    0
    2021年10月20日
  • オケ老人!

    Posted by ブクログ

    音楽っていいなぁ。音楽じゃなくとも、一緒になって何かに向かって行ける仲間がいるっていいなぁ。と思えた作品。面白さも感動もあり、熱くもなった。
    小説内に出てくる楽曲を聴きながら、そのシーンを読み直してみたい。

    0
    2020年06月15日
  • 残業禁止

    Posted by ブクログ

    働き方改革のお話。
    無理やりの残業規制は破綻する。
    人任せ会社任せでなく
    新しい働き方を考え出さなければいけない。
    新しい生活様式のように。
    仕事は減らないんだし、残業なしなんて
    できっこないんだから自分は悪くないもん、
    では残業は減らず、断たれる命もある。

    0
    2020年06月05日
  • 残業禁止

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    次々に降りかかる難題の連続。でも、何度か書かれているように、使える時間は限られているのだから、品質を落とさずに作業量をこなすには、人を増やすか期限を伸ばすしかない。あるいは段階的納品とか?(建物の場合は無理か?)あるいは、月並みながら無駄を省くとか、過剰品質を避けるとか。併せて『わたし、定時で帰ります。』や『育休刑事」を読むと補完される部分もあるんじゃないかな。現実なら、あとは、(今回ちょっと出てきた程度だったけれど)介護問題とかも出てくるのかも。不足人材は、退職した女性やシニア世代で補う、これは手っ取り早く効果が期待できそう。現実世界にて、「働き方改革=残業を減らす」ということばかりが目立つ

    0
    2020年01月25日
  • ちょんまげぷりん

    Posted by ブクログ

    奇をてらうのが小説ではない。読者が想像する通りに展開すると、「ヤッパリ・・・・」としたり顔になる。田中君とひろ子は結婚します。
    「男は外、女は内」。解説の末國さんとは意を異にするが、私は、若いやつらよ今一度男女の「分」を考え直してごらんと提案してるのです。ひろ子が役職を辞したのはなぜだと思いますか?キャリア追求では家庭の平和は守れない、と考えたのでは無いでしょうか。
    源さん、一所懸命(一生懸命でなく)に頑なに拘るのを止めたらいい作家になれるよ。最後に「江戸阜凛」、ホロリとしました。

    0
    2018年11月05日
  • オケ老人!

    Posted by ブクログ

    アマオケそれも老人ばかり! 歌や楽器をかじっている素人にとってうなずけること沢山。反省することも沢山。それでも音楽って楽しい ♪ 良くわからなかったけど、ロシアのエージェントの存在はちょっとした薬味と言うか、不協和音かも。

    0
    2016年09月29日
  • ちょんまげぷりん 2

    Posted by ブクログ

    ちょんまげ1が面白かったので続けて2を。逆に江戸時代に友也が行く事になり、そこで巻き起こる数々の出来事にワクワクして、ほぼ一気に読んだ。続編って期待薄かなと思っていたので、大満足のストーリー展開だった。

    0
    2016年08月17日
  • 探検隊の栄光

    Posted by ブクログ

    かつて大人気を博した川口浩探検隊のような探検隊が南の国を探検する番組を制作する物語。ヤラセが受け入れられていた時代は過去になってしまったが、そこには今は無くなってしまった心の豊かさがあるように思える。
    この物語hゲリラとの遭遇、人質、戦いと急激な展開をみせるが、それそれで面白い。

    0
    2015年12月04日
  • ヘビメタ中年!

    Posted by ブクログ

    3.7くらいかな。
    魅力的な4人+1人だった。
    前に読んでいた、オケ老人の方達が出て来て嬉しかった。でも忘れてしまっているので、もう一度読んでみたくなった。

    0
    2025年11月17日
  • 早期退職

    Posted by ブクログ

    お仕事もの。タイトルは早期退職となっているが、どちらかというと「不祥事」のほうが似合いそうな内容でした。
    中盤で主人公が迷走する場面が長すぎ、主人公に共感を感じなくなりつつあったが、終盤で会社の不祥事を処理して昇進する所はやはりお仕事ものの王道的展開ではないかと思う。不正の構図はありきたりだが納得のいくのもであるし、そのための伏線も張ってあります。不祥事処理パートをもっと膨らませてくれるとより楽しめたのにと思う。お仕事ものは主人公なりが頭脳明晰で行動力があるヒーローであるとうれしい。

    0
    2025年10月18日
  • タクシードライバー美食日誌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    仕事上の敗北感が消えない主人公。今も一発逆転を諦めていないのですが、それもなかなか上手くいかずにいます。

    そんな主人公が生き生きと取り組むのが料理です。

    自分の生きがいになる趣味を持つことは、たとえ他が上手くいかなくても自分を保つに力になるのだと思いました。

    まだ解決していない問題が残されているので、続編を期待しようと思います。

    0
    2025年09月05日
  • ちょんまげぷりん

    Posted by ブクログ

    現代では当たり前な事が、時代が変わると当たり前ではなくなる…と当たり前の事を再認識。
    ただ、誰かが誰かを思う気持ちであったり、自分が相手の事を考えるように相手にも自分の事を考えてもらえたら…と願う気持ちは、いつの時代も変わらないのかもしれない。
    読み終わったら高確率でプリンが食べたくなる作品。

    0
    2025年08月26日
  • ちょんまげぷりん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    道端で行き倒れていた侍風の格好をした人は、江戸時代からタイムスリップした本物の侍だった
    侍は介抱してもらったお礼に家事を引き受けることに

    うち向きのことは女がするもの、という考えの侍がお礼のために家事をし始め、料理スキルが上がりすぎて連日引っ張りだこの超忙しいパティシエになっていく話

    元旦那が仕事ばかりで休日ゴルフばかりで嫌、家事してくれ
    →ひろこ自身仕事忙しくなってやりがい感じ始める、家事やってくれるのありがたい
    →安兵衛の仕事忙しくなって寂しい、家政婦さんに任せてたけど自分でやりたくなる
    の変遷とか、
    現在と江戸時代の教育方法とか家事分担の考え方とかが面白くて意外と社会派なテーマだった

    0
    2025年06月25日