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辻本壮平、52歳。「エンゼル製菓」営業3課長。妻子あり、住宅ローンは完済ずみ。 ある日突然、早期退職募集が開始される。辞めるべきか、会社にとどまるか、どちらが得かで悩む辻本課長の選択は――。
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Posted by ブクログ
50代の早期退職、経営者の不正、その時の対応について、分かりやすく感情移入して読み進められる面白い本だった。もし、自分だったらという自問自答を行うきっかけになる本。
お仕事もの。タイトルは早期退職となっているが、どちらかというと「不祥事」のほうが似合いそうな内容でした。 中盤で主人公が迷走する場面が長すぎ、主人公に共感を感じなくなりつつあったが、終盤で会社の不祥事を処理して昇進する所はやはりお仕事ものの王道的展開ではないかと思う。不正の構図はありきたりだが納得の...続きを読むいくのもであるし、そのための伏線も張ってあります。不祥事処理パートをもっと膨らませてくれるとより楽しめたのにと思う。お仕事ものは主人公なりが頭脳明晰で行動力があるヒーローであるとうれしい。
辞めるか、残るか――メーカー勤続30年、52歳課長の決断は――。 辻本壮平、52歳。菓子メーカー営業課長。妻子あり、住宅ローンはほぼ完済ずみ。 ある日突然、早期退職募集が開始される。辞めるべきか、会社にとどまるか、どちらが得かで悩む辻本課長の選択は――。
バリバリ働く50代の管理職 ある日突然リストラ勧告を受けるわけだが、そこで辞めるののか辞めないのか。 悩む気持ちがよく表されている小説
早期退職という今っぽいテーマを扱いながら、引き込ませるエンタメ小説になっている。早期退職の肩たたきをされてからの心理のめまぐるしい動きがとてもリアルで引き込まれた。
ストーリーに意外性は無いけれども、手堅くまとまっているという感じかな。こんな真面目なサラリーマンはいるだろうか?という気もする。
菓子メーカーの50代営業課長が、社内募集の早期退職者に手を上げるか悩みながら自分のやりたいことを改めて考える話。 定年も年々年齢が上がり、終身雇用や年功序列も関係なく、働き方がどんどん変化していく昨今。そのうち定年という概念さえなくなりそう。
50代の課長が早期退職をするかしないか悩むお話 タイトルから想像するに、早期退職を迫られて応じたその後な感じがしたけど、実際に描かれてあるのは、早期退職するかしないかを延々を考える過程 お菓子メーカーの営業課長に打診された早期退職 リストラなのか、セカンドライフをスタートする転機なのか、会社にし...続きを読むがみついても仕事をするか、会社もろとも倒れるくらいならいっそこの機会に退職したほうが…… といった感じで悩みは堂々巡り 主人公の辻本壮平は4人家族の大黒柱 家のローンは払い終わっているし、上の子は働いていて下の子は大学生で就職先が決まっている 妻と二人だけなら年収が低くなってもまだなんとかやっていけそうな感じではあるが、真面目に仕事に打ち込んできた自分とリストラめいた早期退職の募集にショックを受ける 僕の10年後はどうなってるのかね? 家のローンは払い終わってないだろうけど、子供の養育費はもう少しって感じ 今より年収が上がっていればいいけど、この人の下る年収と同じくらいしか貰ってないからなぁ ま、課長なんてそんな地位にはなれないんだけどね なので、同期の澤の方が考え方は近いだろうか 多分会社にしがみつくと思う あと、倉橋についてはちょっとなぁ どちらにしろ受け入れられないなぁ 辻本が倉橋の行動を把握していないというのが問題だし 倉橋にしても上司への報告は最低限しなきゃいけないでしょうに ってか、それで上手くいっているんだったらそれなりの数字として上がってきてると思うけど、それがないって事は効果がないんじゃないの? と思わないでもない 営業の1課と2課の違いにしても、規模が違うんだったらそれぞれ違う評価基準が必要だろうに 組織としての評価方法に問題があるのではなかろうかと そんな会社だから終盤のアレにつながってるのではなかろうか?
新聞広告で見かけたので購入。ある日突然、会社で早期退職者を募りはじめる。会社はやばいのか。上司や同僚の一言一言に疑心暗鬼になる主人公の心理がよくわかる。転職するときなど「本当にこの会社でいいのか」と自問自答するあの心理に似ている。
荒木源『早期退職』角川文庫。 初読みの作家。リストラをテーマにした企業小説なのだが、つまらなかった。主人公の思い切りの無さ、山も無ければ谷も無く、結局は何も変わらずというストーリーの陳腐さばかりが目立つ。 主人公は製菓会社に営業課長として勤務する辻本壮平、52歳。ある日突然、早期退職募集が始まり...続きを読む、辻本も対象となるのだが……
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