荒木源のレビュー一覧
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ちょっとした勘違いから、老人たちのオーケストラの指揮者になってしまった高校教師のお話
それと同時並行でスパイのあれやこれやも絡んでくる
僕のオケに関する知識はのだめとユーフォくらい
なので、ちっと専門的な描写になってくるとまったくわけわからん
そもそも楽器が弾けないので、酷いと言われる老人達ですら楽器弾けるなんてすごいなぁという印象
新世界も前にコンサートで聞いた事があるけど、難易度が低いとは思えなかったけどなぁ
読んでる途中までは、スパイパートいるか?と思ってた
何かのトラブルや有名人との幸運な邂逅なんてフィクションでは珍しくもないし
でも、演奏会の最後のところを読んで、このシーンのために描いてきたのかと納得
まぁ、荒木源だしなぁ
映画も気にはなってたので、機会があったら見てみるかな -
Posted by ブクログ
川口浩探検隊を知っている人にとっては、この作品がオマージュであることはすぐわかる。
仕込みややらせは当たり前、学術的な価値を捏造し、生態系を破壊する。ドキュメンタリーという名のファンタジー。過剰な演出でもネットがない時代は炎上することもなかったので、いいかげんな番組でもゴールデンで高視聴率を獲得していた。
かく言う自分も当然のことながら、毎週欠かさず見ていた。手に汗握って真剣に。だって見ないと翌日の学校で仲間外れにされちゃうじゃん!
映画を先に見た。藤原竜也が真顔で、ふざけた演技をしているし、ユースケ・サンタマリアが役作りもせず、素のままで演じているのがあまりにおかしくておかしくて。
なんて素晴らしく、なんてくだらないのだろう。
藤原竜也は名優だとあらためて感じた。
地上波でやったら(もうやったのかな?)はまるひと続出すると思うけどなぁ。
さて、原作は。
ぶっちゃけ映画とはだいぶ違う。
前半部分は同じ。悪ふざけで話は進む。でも中盤から反政府ゲリラとの友情話になってきて、なにやらシリアスな展開に。中年テレビクルーの家庭問題や、落ち目役者の葛藤など、せっかく現実を忘れられる愉快なコメディだったのに、後半ではNHKスペシャル的な流れになっていってしまった。
う~ん、違うんだよな。そんなの期待していないんだよな。その展開に持っていきたいなら、前半でもうちょっと匂わせてほしいんだよな。そしたら読まなかったのに。
映画はぜひ見てほしい。 -
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ネタバレ続編としては、楽しめた。また安兵衛さんの話が読めて嬉しい。
しかし、あんなにも心厚く安兵衛さんに躾けられ、子どもらしく素直だった友也が高校生になり万引きする場面から始まるとは。母子家庭とはいえ、本人も身の回りの環境に特に不満を言っているわけでもないのに、何にも夢中になれず一生懸命になれないといういわゆる現代病的な理由で身を堕としているとは。前作での安兵衛さんの教育論が素晴らしかっただけに、友也の8年後があまりにも残念だった。つまりは、母の子育てにも問題があったのでは、と思えてしまう。
タイムスリップは措くとしても、相変わらず、なんとも突拍子もないことが起きる。ありえない展開のオンパレード、ただ、それがこの作品の良さなのだろう。
でもやっぱり安兵衛さんという江戸時代の人物の良さが生きた一作目が好きだな。
この物語の舞台になっている江戸時代から、まだ180年しか経っていないのだということにも少し驚いた。人2人分の人生くらいじゃん…。人間はすごいスピードで様々な技術を開発している。江戸時代の人たちが時計や携帯電話に驚いたように、これから180年後なんて、全く想像もつかないな。 -
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安兵衛が江戸に戻ってから8年。
14歳になった友也は、8年まえ安兵衛に出会った頃の素直で真っすぐな少年ではなくなっていた。
欲しかったわけでもないのにコンビニで万引きをし、捕まりそうになったので学生証をその場に落としたまま逃げてしまう。
家にも帰れず途方にくれた友也は、安兵衛が昔通ってきた水たまりに吸い込まれ、江戸時代へとタイム・スリップしてしまった。
続編の主人公は14歳の友也だ。
根気がなく、何事も投げやりで、何かと理由をつけてはやり遂げるということがない。
どこかで社会なのか大人なのかわからないが舐めているところがある、極普通の少年だ。
現代まで続いていた安兵衛の菓子屋「時翔庵」を目指すが、すでに店はつぶれていて肝心の安兵衛は行方知れずになっていた。
江戸時代に徐々に慣れていく友也だが、いまひとつ実感がないために、無用のトラブルを起こしてしまう。
牢に入れられた友也はそこで安兵衛と劇的な再会を果たす。
人との出会い。それは人として生きていくうえで、大きな影響を及ぼす。
けっして諦めないこと、信じること、前向きに生きていくことの大切さを現代で学んだ安兵衛。
友也もまた、江戸時代で多くのことを学んでいく。
友也なりに出したタイム・スリップのからくりが面白い。
江戸で知り合った人たちのその後の人生がどんなものであったのか。
知ることができたことも、友也にとっては良い方向へ向かうために必要なことだったのかもしれない。
すぐに結果が見えるわけではないけれど、日々の何気ない小さな頑張りが、人を成長させていくのかなと。
もしかしたら今日このときの小さな努力が、いつか気づかないうちに大きな花を咲かせるのかもしれない。
そう思えば、何となく頑張る気力もわいてくる。
ひろ子編は読みたくないような気もする。
結局好きあったふたりは同じ時間を生きていくことは出来ないのだし、哀しい気持ちが残ってしまう気がするので。 -
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ほのぼのしながらも、自分の仕事・人生について考えられた。
江戸阜凛は本当に広尾にあるのだろうか。
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シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。男は一八〇年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。半信半疑のうちにも情が移り、ひろ子は安兵衛を家に置くことに。安兵衛も恩義を感じて、家事の手伝いなどを申し出る。その所作は見事なもので、炊事・洗濯・家事などすべて完璧。仕事で疲れて家に帰ってくるひろ子にとって、それは理想の「主夫」であることに気付く。
安兵衛は料理のレパートリーを増やし、菓子づくりに挑戦。これが評判を呼び、「ござる」口調の天才パティシエとして時の人となるがーー。 -
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老人ばかりのオーケストラと、
大きな勘違いからオケに入団〜指揮者を任されることになってしまう数学教師のお話。
自分がオケでティンパニを叩いていることから、
梅響のティンパニスト・棟梁の
「他の楽器の陰になってほとんど聞こえないようなところでも、俺には俺の役割があって、それをきちんと叩けるのがイカしたこと」
というセリフに激しく共感!
しかし、この物語はただの仲良しオーケストラのお話ではない。
人生における大切なメッセージも含まれた物語だと思う。
指揮者である数学教師が、
音楽の才能ある年下君に嫉妬を感じて大人気ない態度をとってしまうところなど、
会社勤めしてる私が、日々味わうような感覚。
そんな年下君から教わったことをそのまま練習で使うのを
「プライドが邪魔をする」
状態から、
「使えるものは使わないと損だと、シンプルに考えられるように」
なるなど、
物語の中で彼は確実に成長する。
人は大人になっても、なお成長し続けるのだな。
オーケストラメンバーの生き様、
オーケストラメンバーの音楽に対する真っ直ぐな愛、
そして、このオーケストラメンバーだからこそ奏でられる音楽。
読後、心地よい感動を感じられる物語です。
「新世界」、久しぶりに聞いてみよう。