荒木源のレビュー一覧
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ネタバレ道端で行き倒れていた侍風の格好をした人は、江戸時代からタイムスリップした本物の侍だった
侍は介抱してもらったお礼に家事を引き受けることに
うち向きのことは女がするもの、という考えの侍がお礼のために家事をし始め、料理スキルが上がりすぎて連日引っ張りだこの超忙しいパティシエになっていく話
元旦那が仕事ばかりで休日ゴルフばかりで嫌、家事してくれ
→ひろこ自身仕事忙しくなってやりがい感じ始める、家事やってくれるのありがたい
→安兵衛の仕事忙しくなって寂しい、家政婦さんに任せてたけど自分でやりたくなる
の変遷とか、
現在と江戸時代の教育方法とか家事分担の考え方とかが面白くて意外と社会派なテーマだった
てっきり侍がプリン屋さんになるまでの話だとおもってたからケーキでバズっててびっくりした
と思って読んでたら最後の新事実でびっくりした
感想書くときに見つけたけど2巻目も出てるのね…?よみたい -
Posted by ブクログ
大手生命保険中堅の人事エキスパート加納vs定年間近の妖精と呼ばれるシニア社員。どちらかというと妖精社員に近い年代となっている自分だけれど前半は給料泥棒と呼ばれても仕方ない面々に同情もできなかった。終身雇用が当たり前でなくなった
現代では安月給でもよく働く若い社員にこそ高給をという業種もある。シニア社員達も居心地の悪さを感じながらもどうにか定年までやり過ごせないかと日々過ごすのも辛いはずで、、妖精を退職に追い込むというのが仕事になっているというのがなんとも悲哀を感じてしまう。それでもこの物語は終盤にテンポ良く妖精が立ち回るのは爽快な感じがして楽しめた。 -
Posted by ブクログ
舞台はおよそ180年前の江戸からタイムスリップしてきた安兵衛が江戸に戻った前作「ちょんまげぷりん」から8年後、今度は幼かった友也が14歳になって江戸にタイムスリップをしてしまう話です。
思春期の友也は、毎日がなんとなく面白みのないものに感じていて、母との仲もぎくしゃくしがち。安兵衛が教えてくれた剣術(剣道)もやめてしまって、その日は塾をサボって万引きまでしてしまう。そこから逃れたい一心だった友也は、安兵衛も通ったというタイムトンネルに落ち込んでしまった。辿り着いた先は、右も左もわからない場所。安兵衛の通ったものと同じトンネルだとしたら、それは180年前の江戸で、安兵衛は御菓子屋をしているはずだった。それを当てになんとかその御菓子屋を目指そうとするが、友也の前には困難と助けが交互のように現れていく。
前作の『ちょんまげぷりん』が面白かったので、続編もまた読んでみようと思っていたものでした。
前作以上にスピード感があり、ジェットコースターのようなアップダウンもあり、とてもエンターテイメント性にあふれた楽しい一冊でした。
前作のラストに登場した、安兵衛さんが興した店の名物ぷりんが出来上がるまでの道のりを、今作では知ることができます。江戸にタイムスリップした友也は、初めは随分と楽観的で、考えなしで、すぐ調子に乗るようなところもあって、安兵衛さんが来ても戻ることができたのだから、自分だって帰ろうと思えば現代に帰れる、と軽く考えていたところがありました。思春期特有の感覚もあったかもしれません。けれど、色々な人との出会いや、思いがけない場所での安兵衛さんとの再会、絶望的なところからの蜘蛛の糸と、様々に経験するうちにどんどんしゃっきりしてきて、ついに安兵衛さんのぷりんを完成させることに成功するに至っては、よくぞここまで成長したなと思わせてくれます。
江戸末期のオールスターとでも言う程、登場人物が豪勢だったこともあり、史実と合わせて物語の内容を咀嚼するのも楽しかったです。
試行錯誤する苦しみと楽しさを味わわせて頂きました。何かに真っすぐ向き合えることは、誰にでもできるようでとても貴重なことなのだろうと思います。できるまで諦めない、その気持ちを私も持っていたいものです。 -
Posted by ブクログ
原作は「ふしぎの国の安兵衛」という題名だが、文庫本化されたときに「ちょんまげぷりん」に改題された。
映画化の影響だろうな。
内容は、映画のCMもバンバン流れていたのでお解りであろう。
江戸時代の侍が現代にタイムスリップし、パティシエになるというお話。
この手のタイムスリップものは、いくらでもあるんだけど、やっぱり面白いよね。
マンガみたいでさ。
「王様のブランチ」だったか、この作者のインタビューを見た覚えがあるけど、実生活を小説にしたようなものだと。
奥様が仕事に出て、旦那が家事を勤める。
この小説も、江戸から着た侍、外でウロウロする訳にも行かず、仕事もなく、居候することになった母子家庭の家事を手伝う内にケーキ作りがもの凄く旨くなって、テレビ番組のコンテストに出場し、そのキャラ(侍言葉や考え方)がテレビ受けし人気者になる。
しかし、ケーキ作りは男のすることではないと基本的には思っているあたりが良いねぇ。
結末も、たいしたカラクリがあるわけではないけど楽しめる本でした。
早速、「ちょんまげぷりん2」の読書開始でござる。(笑)